プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
アフター・ビットコイン2 仮想通貨vs.中央銀行 :「デジタル通貨」の次なる覇者 単行本(ソフトカバー) – 2020/6/23
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2020/6/23
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104103512822
- ISBN-13978-4103512820
よく一緒に購入されている商品

この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
出版社からのコメント
先行する「デジタル人民元」。
動き始めた「デジタル円」――。
コロナ禍の裏で「デジタル通貨」の覇権争いが激化している!
デジタル通貨の実用化をめぐるIT企業・民間銀行・中央銀行の三つ巴の争いを、第一人者が鮮やかに描く。
「デジタル通貨」覇権を狙う多様なプレーヤーたち!
● リブラ:「フェイスブックの野望」は実現するのか。
● テザー:「疑惑のステーブルコイン」の奇妙な人気。
● JPMコイン:「大手米銀」初の実用化へ邁進中。
● デジタル人民元:「発行秒読み」に世界中が震撼。
● eクローナ: スウェーデンの「一発逆転」はなるか。
● デジタル・ユーロ: アクセルを踏み始めた「EU」。
● バコン:「日本企業」が開発したカンボジア版CBDC。
● サンド・ダラー: カリブ海で誕生した「ダークホース」。
「デジタル円」実現に向けてのポイントを学べる一冊!
中島真志(なかじま・まさし)
1958年生まれ。81年一橋大学法学部卒業。同年日本銀行入行。金融研究所、国際局、国際決済銀行(BIS)などを経て、麗澤大学経済学部教授。早稲田大学非常勤講師。博士(経済学)。単著に『アフター・ビットコイン:仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者』『外為決済とCLS銀行』、『SWIFTのすべて』、『入門 企業金融論』、共著に『決済システムのすべて』『金融読本』など。決済分野を代表する有識者として、金融庁や全銀ネットの審議会等にも数多く参加。
著者について
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2020/6/23)
- 発売日 : 2020/6/23
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 288ページ
- ISBN-10 : 4103512822
- ISBN-13 : 978-4103512820
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 58,197位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 221位一般・投資読み物 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

1958年生まれ。
1981年に一橋大学法学部を卒業後、日本銀行に入行。
日本銀行では、調査統計局、金融研究所、国際局、金融機構局などで要職を歴任。
この間、金融情報システムセンター(FISC)調査企画部長、国際決済銀行(BIS)金融経済局にも勤務。
現在は、麗澤大学経済学部教授 早稲田大学、立教大学で非常勤講師、博士(経済学)
決済システム関係の著作である『決済システムのすべて』『証券決済システムのすべて』『SWIFTのすべて』は、「すべて3部作」とも呼ばれ、決済業界では必読の書とされている。
また、『外為決済とCLS銀行』は、本邦では初のCLS銀行に関する書籍である。
島村高嘉氏との共著による『金融読本』は、日銀関係者が70年以上(!)にもわたって書き継いでいる本である。金融論の「定番の教科書」として名高く、国内の最も多くの大学で使われており、累計44万部のロングセラーとなっている。
『アフター・ビットコイン』は、ビットコインとブロックチェーンを扱った1冊として、ベストセラーとなった。
『入門 企業金融論』は、米国流のコーポレートファイナンス系の書籍が多い中で、わが国の実態に合った資金調達について学べる1冊とされている。
英文の著作である"Payment System Technologies and Functions"は、決済システムの発展の経緯やバックグラウンドを解説しているほか、日本の決済システムに関する数少ない英文の情報源として、海外中銀関係者などから好評を得ている。
わが国における数少ない「決済システム」の有識者として、各種審議会の委員のほか、金融庁や財務省での研修の講師も務める。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2.ブロックチェーン・システムの構成員による相互牽制及びバックアップ機能に信用の源泉
を求めるリブラ、ビットコイン等の暗号資産の特性、特にビットコイン等とステーブルコイン
であるテザーを巡るテザー社とその親会社の不可解な動きの説明は出色である。
3.カンボジア バコン等の導入済み、あるいは検討中の中銀デジタル通貨等について図解を駆使
した的確な説明により、中銀デジタル通貨の社会・経済において期待される役割・位置付け
につき深く理解できる。
4.貨幣・通貨は、その歴史を俯瞰的に見れば、目に見えない信用・信頼が目に見える形に
結晶化・具現化し、さらに数量の概念を兼ね備える形に進化してきたと言える。
5.人々・社会は、これらを活用して財貨・サービスの円滑な交換を行い、経済・社会生活を
営なみ、トラストチェーン(信頼の輪)を形成してきた。それらは社会において必須の
インフラとして大変重要な役割を果たしており、先人達の偉大な発明の1つと言える。
6.貨幣・通貨は信用・信頼が具現化したものであり、そこには道徳性・規範性、
即ち約束を守る、人に迷惑をかけない、悪いことには使わない、等が本質的に内在している。
7.しかし、世の中は善人ばかりではなく、転々流通に伴い抗弁が完全に切断される現金通貨
においては、その本質から外れた使い方、例えば麻薬取引、闇武器取引等の道徳・社会規範
に抵触する使われ方を排除することは難しい。
8.一方、現在検討されている中銀デジタル通貨は、ブロックチェーンのプラットフォーム上で
クローズド型であり、転々流通しても理論上はどこまでも追跡可能であり、マネロン対策を
きっちり行えば上記のような本質から外れた使い方を阻止することは可能と思われる。
9.但し、政治的な観点から人々の動きを全て把握し、不都合な意見を封殺する目的で
資金の流れを完璧に捕捉するため、全資金決済を中銀デジタル通貨に置き換えよう
との意図が感じられる、一部の国の動きもあるようであり、気を付けなくてはならない。
10.個人情報保護と資金洗浄防止とのバランスを如何にとっていくかは、サイバー攻撃への
対処、非常電源設備を含む必要電力の継続的・安定的確保等とともに中銀デジタル通貨導入時
の大きな課題の1つであり、社会的に許容・信頼されるシステム構築に向け各国中銀が
知恵を絞っている状況である。
以上
民間企業によるものとしては、フェイスブックによる「リブラ」が代表的だ。その特徴は、発行主体や裏付け資産がある、通貨価値にペッグするなど、ビットコインとは異なる優れた仕組みにある。著者はこれを評価する一方で、一民間企業による通貨発行の是非や通貨主権に対する侵害の可能性、さらには各国通貨の信認にフリーライドする行為を指摘し、元日銀マンらしい痛烈な批判を展開する。リブラの「真の目的」に切り込んだこの指摘はなかなか興味深い。
民間銀行もデジタル通貨の発行を模索しているが、裏付け資産を持つデジタル通貨の前提として、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)やステーブルコイン(価格を安定させた仮想通貨)の存在がある。JPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴが個別に構想を進めているが、いずれもドルに価値をリンクしているデジタル・キャッシュを、ブロックチェーン上で移動させる仕組みのものだ。
そして中央銀行が発行し、デジタルの形式をとる法定通貨が、中銀デジタル通貨(CBDC)である。特に一般の人向けに、現金のデジタル化を目的とする「小口決済用CBDC」は、既にいくつかの中央銀行がテスト運用の段階にこぎ着けており、中でも先頭を走っているのが中国だ。(深圳での実証実験開始がつい最近報道されたばかりだ)中国のデジタル人民元についても、その仕組みや導入に向けての動きが本書で詳細に解説されるが、よく言われる「人民元の国際化」が狙いとの指摘に対しては、そもそも国内のリテール決済を目的としていることを理由に、直接的には関係ないことだと著者は解説する。
デジタル通貨は、マネロン対策と匿名性ニーズの両立が求められるが、例えばECBのデジタル・ユーロでは、一定額までの小口取引を匿名とすることでプライバシーを確保する仕組みを検討しており、この点はなかなか実用的なアイデアである。(対してデジタル人民元は、おそらくこのような発想は持ち得ないのだろうが)
通貨のデジタル化はやがて世界の多くの国に広がっていき、歴史的に見れば避けることはできないものであると、著者は結論付ける。日本でCBDCが普及するとすれば、Suicaのように使えることを個人的には願いたい。
でも,2020(令和2)年の半ばの時点において,この本があることで漸く分かる部分がかなりある。
日本語の本で中央銀行デジタル通貨まで含めてこれだけ分かり易くもしっかり書いてある本はかなり少ない。
前著もかなり奥深く突っ込んだ有難い本ではあったが,この3年での進展は大きい。
2019(令和元)年のリブラ構想1.0の発表とその挫折,その後や,デジタル人民元やカンボジアのバコンなどを初めとするCBDC(中央銀行デジタル通貨)の動きは1冊出る必要があるだけの進展といえるだろう。前著が出た2017(平成29)年の時点であれば,政府発行などを想定したCBDCはそこまで危機感を持って広がり始めるとはまだ思われていなかった。
特に,(CBDCの前に)ちゃんとテザーについて踏み込み,リブラ構想1.0とその後(2.0)に踏み込み,CBDCについて銀行の役割なども含めてしっかり踏み込んであって分かり易いのは有難い。デジタル通貨の1つにCBDCがあり,民間のデジタル通貨などもある点などは整理する上で非常に助かる。
ひとこと言うなら,中島先生なりの整理がされている部分があり,一般的な説明とは必ずしも言えない部分はある。これはこの本ならではの特性であり,これがすべてと思わないで欲しい,という部分はある。
例を挙げると「ビットコイン⇒アルトコイン⇒ステーブルコイン⇒デジタル通貨」という流れの説明がある。ここまで1本で書いてしまうと「えっ!?」とお感じの方も多いとは思うが,ある視点から見るとこういう流れにはなる。そうした所を適当に読んでしまうと,一般的な理解とは違うものを認識してしまう可能性がある。これとかはかなり考え抜いて出してきた,一般とは違う説明と理解すべき所である。
(ゼミ生にここ輪読でやらせたときに,この図だけ持ってきて上っ面の説明をしていて焦った記憶がある。)
ちなみにうちのゼミ生に聞いた所,この本と井上(2020)「デジタル円」日本経済新聞出版で決め切れなかった。
この分野を学ぶ上では2冊とも持っておきたい所。
購読中、「中銀」「民間」「仮想通貨」という言葉が新聞をにぎあわせる毎日。
リブラと中銀の関係は本書で理解しました。
漠然と興味本位で新聞の情報を眺めるだけでは、現状の理解・今後の国内世界動向の予測はやや難かと…
現状をより深く的確に(新聞の紙面だけより)理解されたい方にはお薦めです。
また、どれくらい読んだか、%表示され分かり易いですね。
書籍の内容は、分かり易くて良かったです。
貨幣システムの学問的な側面から書かれている点が,
とても素晴らしい特徴だと思いました。
この分野の書籍は,
テクニカルな説明に傾斜するものが多くみられる中,
それらとは対照的に輝いています。
前作『アフター・ビットコイン』の解説が活かされてましたので,
読むのにとても助かりました。
ブロックチェーンの活用を社会的に考える,
その意味では,将来的におおいに役立つ書籍だと思いました。