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煉獄の使徒〈上〉 (新潮文庫) 文庫 – 2011/12/24

3.7 5つ星のうち3.7 60個の評価

ダブルポイント 詳細
“カリスマ教祖"十文字源皇率いる、〈真言(マントラ)の法〉。弁護士・幸田は侍従長の高位にあり、外界との交渉を担っている。組織に罪を背負わされ失脚した児玉警部補は、この新興教団に目をつけた。ここは金のなる木だ、と。両者の間に奇怪な盟約が結ばれる。教祖が敵対する弁護士の殺害を命じたとき、黙示録の扉は静かに開かれた――。欲望と狂気に憑かれた男たちを描き切る、群像サスペンス。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社; 文庫版 (2011/12/24)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/12/24
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 827ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4101369615
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101369617
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 2.5 x 15.1 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 60個の評価

著者について

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馳 星周
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1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒。96年デビュー作『不夜城』で第18回吉川英治文学新人賞、98年『鎮魂歌』で第51回日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 約束の地で (ISBN-13: 978-4087465662 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

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60グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年9月4日に日本でレビュー済み
あの事件のさなかにいた人とそうでない人では読後感か違ってくるかもしれません。私はあの宗教団体が選挙活動をしている姿を渋谷で見て、もしかしたら大学の先輩がサリンの撒かれた電車に乗っていたかもしれないという当事者感が有ります。

しかしながら、宗教団体が地下鉄でサロンを撒いて、警察庁長官を銃撃し、反対する弁護士一家を殺害するなんてどう考えても現実の事とは思えません。だからこそそれを小説化するのはどんなに難しいんだろうと思いながら読み始めましたが、流石の馳星周さん、私のそんな心配は全くの杞憂でした。

オウムと言う素材を馳星周さんが調理するとこんなにも素晴らしい料理が出来るんだなというお手本のような作品です。

どうしてあんな頭が良い人たちが、あんな俗物な教祖を信奉するのか?

どうして人を殺すことも厭わないのか?

どうしてあんな怪しげな宗教に入信するのか?

答えは本書の中にあります。悪人、悪人、またまた悪人。出てくるのは悪人ばかりです。そんな悪人たちが翻弄されながらも織りなす物語は正直信じがたい現実を超えています。

長い長い作品で、体力も精神力も必要になります。でもやっぱり面白い。馳作品はやはり面白い。心からそう思います。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
馳 星周のどれかが面白かった人はたっぷり楽しめる長編。古本が安いし。
オーム事件のノンフィクションじゃないのでその方向を期待するのは的外れでしょう。

2001-2002の連載後7年もして出されている理由は不明。単に営業の理由か、それとも加筆に時間がかかったのか?

連載時に読んだのだが殆ど内容を忘れていた。加筆が多いのかもしれない。

しかしオーム関連はこの作品に使われた事件以外にも多数の事件があったので、その規模の大きさに驚かされる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
直木賞受賞前後の「いいひと」路線をとる前の「全員悪人」小説です。とにかく上巻だけでおよそ800ページに及ぶ大著なので、通勤電車で読むにも手首が痛くなる重さと厚さです。

しかも救いようのない宗教関係者と警察組織の官僚、政治家がカネのためにお互いだましあってなんでもやる、というある意味潔い内容でした。

でもやはりこの作者はこちらの悪人犯罪暗黒モノのほうが読み応えがあるのも事実です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いつもの筋道通りのイメージしていたら外さないと・・。ていったらネタバレになるかなぁ・・。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
クソ面白い。800ページもあるのに一気に読んだ。オウムをモデルにしてるわけだけど群像劇としてしっかり読ませてくれる。特に児玉がクソ野郎で良い。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年5月9日に日本でレビュー済み
オウム真理教モデルのフィクションであるか、ノンフイションであるか、読む人に想像させる内容、とにかく長い、退屈する人もいるのでは、物語の先行きを想像できるので、退屈して、話の中には入りこんではいるのだがうーんこれを傑作と思うか、凡作と思うかは、人によつて別れると思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年7月14日に日本でレビュー済み
 ドロドロしたイメージのある馳氏の著作。なのでしばらく敬遠していた。しかしながら題材がオウム真理教をベースにしたものだろうと感じたので、勇気をもって読んでみた。
 予想以上にドロドロしているが、ストーリーがおもしろいので、ドロドロ感が気にならない。実に上手くできていて、下巻ではさらにぶっ飛びそうな展開なのでワクワクしている。自分の無知を悟る。馳氏の著作をこれから読み進めていこうと感じた。本書は面白い!
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年11月17日に日本でレビュー済み
馳星周さんの本です。
馳さんの本って、「読まず嫌い」だったのですが、ちょっと読んでみたら、意外と面白いですね。
ネタはオウムのサリン事件ですね。
オウム=真言(マントラ)の法という、カリスマ教祖の十文字源皇=麻原彰晃が率いる宗教団体。
弁護士の幸田=青山弁護士は侍従長にして、グルからは解脱認定されている。
一方、公安警察の児玉は、内部抗争で敗れ、その復讐を果たそうとする。
そのために、金蔓として、真言の法に目をつける。
幸田を通して、教団の覚醒剤作成を仲介し、それにより莫大な金を生む。その金は、児玉を経由し、政治家の緒方に回る、という流れ。
児玉は、真言の法による、弁護士殺害事件(=坂本弁護士殺人事件)を見逃し、それをネタに幸田を脅す。
教祖の十文字はシャブ中で、正常な判断ができなくなっている。
細菌兵器で反対組織を攻撃しようとする。なんとか阻止しようとする幸田と、その意を受けた田中。
はたして…。

上巻は教団が武装化するまでの流れでしたね。
ほとんど、現実のオウムの事件と流れが同じで、展開についての面白さはないですが、
ただ、ちょいちょい現実の事件とズレがあって、それが面白いといえば、面白いですね。
また、公安警察が、オウムの初動ですでにガッツリと食い込んでいて…というのが、この本の面白い視点なのでしょうね。
とはいえ、おおむね、オウム事件の流れを追っているだけ、というところがあり、そこが、ちょっと違和感があります。
というのも、文学って、現実を軽々と越えちゃう想像力があるからこそ、の面白さがあって。だから、文学って面白いのですよ。だけど、このように、基本ベースを現実の事件にしていく、というのは、現実に従属している文学という、文学の面白さがないようにも感じられるのです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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