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この世の春(上) (新潮文庫) 文庫 – 2019/11/28
宮部 みゆき
(著)
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購入オプションとあわせ買い
ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。応対した各務多紀は、女が連れていた赤子に驚愕する。それは藩内で権勢をほしいままにする御用人頭・伊東成孝の嫡男であった。なぜ、一介の上士に過ぎない父が頼られたのか。藩中枢で何が起きているのか。一夜の出来事はやがて、北関東の小国を揺るがす大事件へと発展していく。作家生活三十周年記念作。
- 本の長さ329ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2019/11/28
- 寸法10.6 x 1.1 x 15.1 cm
- ISBN-104101369453
- ISBN-13978-4101369457
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2019/11/28)
- 発売日 : 2019/11/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 329ページ
- ISBN-10 : 4101369453
- ISBN-13 : 978-4101369457
- 寸法 : 10.6 x 1.1 x 15.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 89,179位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。
法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。
1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。
イメージ付きのレビュー

2 星
スピード感がない
今でいう多重人格を扱った作品か。藩主が息子に殺害され新藩主になったものの乱心などで押込みにされる。藩主別荘である五香苑に軟禁され回復に医師、筆頭家老、館守、そして作事方の娘多紀らがこの難事に取り組む。展開が遅くイラつく場面が多い。下巻の展開に期待したい。一般文学通算2589作品目の感想。2021/11/08 16:40
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年4月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
想像以上におもしろいストーリーに驚きます
2024年2月26日に日本でレビュー済み
江戸時代のミステリー。藩主が何者かに取り憑かれ、その背景を探る。構成は面白いが途中やや読みにくく長い。
2017年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮部みゆきさんの本は読みやすかったのだが、今回のは読みにくかった。
もう少し噛み砕いて書いて欲しかったかな。
大好きな作家さんだけに、期待が大きすぎてちょっとがっかりしました。
次回作に期待します。
もう少し噛み砕いて書いて欲しかったかな。
大好きな作家さんだけに、期待が大きすぎてちょっとがっかりしました。
次回作に期待します。
2022年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の時代作で有りながら、アメリカのサスペンス作を感させる作品に出会えて感動。
2021年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
関東の小藩北見藩で藩主が「押込」される。「押込」とは、臣下のものによって無理やり隠居させられること。藩主北見重興は、名君と呼ばれた父成興の跡継ぎとして周りにも期待されて藩主になった明るい
聡明な若者であった。だが、時折発症する精神的な病、今でいう多重人格者としてその任にあらずとされ
てしまう。彼に取り立てられた御用人頭伊東成孝は権勢を欲しいままにしていたが捕らわれ獄門に繋がれ
る。なぜこの聡明なはずの藩主が、気の病になったのか。それを探ることになったのが、同じ藩で働いて
いた父を持つ各務多紀。老家臣の石野織部や従弟の半十郎などの助けを借りながら、真実に迫っていく。
昔起きた少年たちの失踪事件など謎はどんどん深まっていく。わくわくするオープニングと展開だ。宮部ら
しく人物描写も巧みである。時代物には珍しくサイコミステリーという分野に取り組み、多重人格者や性的幼児虐
待などという現代的なテーマを掘り下げていく。ここらへんの展開の巧さは流石である。ただ、特に終盤近く
になると話がやや冗長になり、くどくなる。北見重興と父の関係などを掘り下げるのはもちろん重要な展
開だが、ちょっとくどすぎて面白味がなくなってくる。文庫3冊のボリュームではあるが、この冗長さを省くこ
とで上下2巻ほどにおさまるようにも思う。面白い題材だけに、後半の「たるみ」(と私には思える)がや
や残念ではある。
聡明な若者であった。だが、時折発症する精神的な病、今でいう多重人格者としてその任にあらずとされ
てしまう。彼に取り立てられた御用人頭伊東成孝は権勢を欲しいままにしていたが捕らわれ獄門に繋がれ
る。なぜこの聡明なはずの藩主が、気の病になったのか。それを探ることになったのが、同じ藩で働いて
いた父を持つ各務多紀。老家臣の石野織部や従弟の半十郎などの助けを借りながら、真実に迫っていく。
昔起きた少年たちの失踪事件など謎はどんどん深まっていく。わくわくするオープニングと展開だ。宮部ら
しく人物描写も巧みである。時代物には珍しくサイコミステリーという分野に取り組み、多重人格者や性的幼児虐
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になると話がやや冗長になり、くどくなる。北見重興と父の関係などを掘り下げるのはもちろん重要な展
開だが、ちょっとくどすぎて面白味がなくなってくる。文庫3冊のボリュームではあるが、この冗長さを省くこ
とで上下2巻ほどにおさまるようにも思う。面白い題材だけに、後半の「たるみ」(と私には思える)がや
や残念ではある。
2020年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
文句なしでした。途中で休むことなく上中下を一気読みです。
2021年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
早いご対応でした。
気に入った作家の本は新品を購入していましたが、思いきって中古品を購入してみました。思っていたより綺麗な状態でかつ、お安く購入して良かったです。ただ、送料の方が高く微妙な気分になりました。
気に入った作家の本は新品を購入していましたが、思いきって中古品を購入してみました。思っていたより綺麗な状態でかつ、お安く購入して良かったです。ただ、送料の方が高く微妙な気分になりました。