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この世をば 上巻 (新潮文庫 な 13-6) 文庫 – 1986/9/1

4.5 5つ星のうち4.5 32個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (1986/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1986/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 491ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 410129206X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4101292069
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 32個の評価

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永井 路子
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カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政権奪取には、ある意味で運任せのような部分も多く、当時の公家たちの思考がよくえがかれていて、面白いです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んでいて面白くて面白くてしょうがなかった。このような、楽しめて歴史や古文へのきっかけとなる良書が古本でしか入手できないというのはどこか間違っています。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
摂関政治全盛の世を謳歌したとされる藤原道長の生涯を描いた作品。道長と言えば、
「この世をば〜」ではじまる例の和歌によって、傲岸な独裁者のように語られることが
多いが、本作では"幸運な平凡児"として描写されている。長兄・道隆は権力を縦横に
駆使しながらも、陽気で冗談を好むリア充キャラ。次兄・道兼は陰険な野心家で、鋭い
政治的センスを持っている策略家である。政治氏族・藤原北家の血を受け継いている
ふたりの兄と比べて道長はいたって凡庸で、権力の座を得ることはないと思われた。
兄ふたりが次々と早世してしまうことで、権力が向こうから転がり込んできたのである。

永井作品の特徴に、庶民を描かないというのがある。本作も純粋な政治歴史小説と
なっている。浮き世離れした王朝社会の実像を描き出しているが、出世競争と虚栄と
迷信に明け暮れている様は空虚としか言いようがない。我が娘を入内させるために
陰湿な権力闘争が日々繰り広げられ、生まれる子が男であるかどうかで家の浮沈が
決定されるのである。日本史の中でも特殊な時代であったと言えよう。(下巻に続く)
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良品で気に入りました。表紙の焼もなく加山又造の美しい表紙が味わえます
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年7月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新聞の連載小説でした。30年位まえです。天皇と摂関の力関係が良くわかります。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年11月4日に日本でレビュー済み
初めて読んだのは中2の頃だったような…姉の本棚で見つけて1時間半の通学を持てあます私はバスと電車でずっと読んでいたら上下巻なのに3日で読み上げました。

その当時はまだ歴史好きでも言葉や漢字が難しくて辞書を引き引きでした。
懐かしくなって最近読み直すとあの時に感じた高揚感とは違う解釈がありました。

歴史小説は史実をきちんと踏んでいながらどこか勧善懲悪であったり、硬質な感じで終わるのですが永井先生の小説には人間の感情が豊かに織り込まれているので女性として求めているドラマ性というのでしょうか、人間臭さが余韻に残ります。

道長=成金趣味の平安デブのイメージでいた私が道長って何だか可愛いわって思えました。
でも道長は単なる棚ボタ出世では無い才能があったと再読すると一層に思えます。
脇を支える登場人物にも手を抜かず多角的に道長を観た文章はお見事の一言です。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年11月20日に日本でレビュー済み
大抵の人が持っているだろう独裁的なイメージを裏切り、「彼も人の子、人間なのだな」と思わせる物語だった。
あの有名な「この世をば〜」の歌が生まれる場面は、これまでのイメージからは全く思いつかないだろう。

道長の青年期からの歩みとその時々の心境が、緻密に、かつ人間味豊かに描かれている。
帝や女御、殿上人も登場するが、平安王朝絵巻とは一味違う、政治家藤原道長とその一家の成長ドラマといった趣で、著者の明快で軽快な歴史講義も面白く読みやすい。
人間、道長が存外に可愛らしい(?)のも印象的だが、それ以上に際立つのは姉の詮子。
道長を導いた彼女の存在はとても大きい。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年8月28日に日本でレビュー済み
この作者は短編エッセイは良い文章を書くが、長編となるとどれも登場人物を退屈な人物にしてしまう。
他の長編作品も悉く失敗している。

史実と違う部分も多いだけでなく、作者の味付けがされていて、失敗しているパターンだが、
当時はあまり平安時代を書く作家がいなかったため、それなりに読者はいるようである。

数本の史書を元にしているが、どうしてもだらだらとした記述となり、歴史本を書く難しさを考えさせられる。

まだ杉本苑子の方が文章力もあり、また田辺聖子の「むかし、あけぼの」の方がずっと上である。

歴史や文学に精通している方々にとっては、ありえない内容である。
高評価が多いのは、最初に平安文学に触れる方々にとって、とっかかりとしてはいいのかもしれない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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