過去にビジネス研修でユニクロの成長とビジネスモデルについて勉強したことがありましたが、
この内容は、創業者である柳井社長自らがビジネスを語っています。
読んでいて、頭の先からつま先まで電撃が走ったような衝撃を感じました。
どんな会社でも取り組み次第で成長することができるはずと思いました。
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成功は一日で捨て去れ (新潮文庫) 文庫 – 2012/3/28
柳井 正
(著)
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購入オプションとあわせ買い
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」新たな信念のもと、フリース、スキニージーンズ、ヒートテック、ブラトップなど数々のヒット商品を生み出し、グローバルな挑戦を続けるユニクロ。しかしそれは大企業病の阻止、後継者の育成、海外展開、社内構造改革などへの弛まぬ努力の連続であった――世界一を目指す組織はいかにして作られたのか? 経営トップが明かす変革の記録。
- ISBN-104101284520
- ISBN-13978-4101284521
- 版文庫
- 出版社新潮社
- 発売日2012/3/28
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ314ページ
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一勝九敗 | 成功は一日で捨て去れ | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.2
495
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5つ星のうち4.0
159
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価格 | ¥693¥693 | ¥649¥649 |
【新潮文庫】柳井正 作品 | 個人経営の紳士服店が、大企業ユニクロへと急成長した原動力は、「失敗を恐れないこと」だった。意欲ある、働く若い人たちへ! | 大企業病阻止、新商品開発、海外展開。常に挑戦者として世界一を目指す組織はいかに作られたのか?経営トップが明かす格闘の記録。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2012/3/28)
- 発売日 : 2012/3/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 314ページ
- ISBN-10 : 4101284520
- ISBN-13 : 978-4101284521
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 39,257位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 901位新潮文庫
- - 9,126位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1949年山口県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、ジャスコを経て、72年に父親の経営する小郡商事に入社。84年にカジュアルウェアの小売 店「ユニクロ」第1号店を広島市内に出店。同年社長に就任。91年、社名をファーストリテイリングに変更。94年、広島証券取引所に上場。97年には東京 証券取引所2部に上場し、99年に東証1部に上場。2002年、代表取締役会長に就任。いったん社長を退くも、05年に社長に復帰。ファーストリテイリン グは「2020年に売上高5兆円」という目標を打ち出し、01年のロンドンを皮切りに、グローバル化に乗り出す(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『この国を出よ』(ISBN-10:4093897298)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファーストリテイリングの成長と挑戦の歴史が学べる。
創業期の話はほとんどなく、2000年頃からの話が中心である。
内容は、顧客第一主義や脱官僚組織・脱サラリーマン体質、そして多少の成功や失敗に左右されず
多くを学び続け、挑戦し続けることが大切という感じである。
特に最後の章(5章)では、ドラッカーの言葉を引用し経営で大切なことは何かが
学べるのではないかと思う。
「企業の目的として有効な定義は1つしかない。すなわち、顧客の想像である」
「あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。弱みによってではない。
したがって、つねに最初に問うべきは、『われわれの強みは何か』である」
もし途中で飽きてしまっても、5章だけは読んでみると良いと思う。
個人的には前作の方が好きです。
一勝九敗 (新潮文庫)
創業期の話はほとんどなく、2000年頃からの話が中心である。
内容は、顧客第一主義や脱官僚組織・脱サラリーマン体質、そして多少の成功や失敗に左右されず
多くを学び続け、挑戦し続けることが大切という感じである。
特に最後の章(5章)では、ドラッカーの言葉を引用し経営で大切なことは何かが
学べるのではないかと思う。
「企業の目的として有効な定義は1つしかない。すなわち、顧客の想像である」
「あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。弱みによってではない。
したがって、つねに最初に問うべきは、『われわれの強みは何か』である」
もし途中で飽きてしまっても、5章だけは読んでみると良いと思う。
個人的には前作の方が好きです。
一勝九敗 (新潮文庫)
2015年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ユニクロの社長、柳井正氏の「成功は一日で捨て去れ」を読んだ。前著「一勝九敗」から約6年。
本の内容は「安定成長志向という病との闘い」「第二創業の悪戦苦闘」「グローバル進出」など挑戦の泥臭い記録。とても読み応えがある。
安定成長志向は大企業病とも言うけど、事業を長年続けていれば仕事も事務的になり、やがて熱意もなくなり市場の変化と共に脱落していく病気だ。名前は大企業病だけど、中小零細企業でも事業を長年続けていれば同じ症状になる。
だから柳井氏は大企業病と闘うために第二創業を掲げ、事業の構造改革を行った。構造改革の中身は組織開発、立地・業態開発、商品開発の3つである。現状を否定し、常に改革し続けなければならないのだ。
タイトルにある「成功は一日で捨て去れ」とは、成功という名の失敗を回避せよという意味。つまり小さな成功をさも大きな事を成し遂げたかのように錯覚し努力を怠ることは、成功のように見えても明らかな失敗だということだ。
個人的にはヒートテックやストレッチジーンズなど付加価値の高い商品の提供を優先し、低価格路線をやめたくだりが面白かった。あと柳井氏が引用したドラッカーの次の言葉が心に刺さった。肝に銘じたい。
「企業の目的として有効な定義は一つしかない。すなわち、顧客の創造である」
「(顧客の創造に関して)企業の目的は、それぞれの企業の外にある」
「あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。弱みによってではない」
本の内容は「安定成長志向という病との闘い」「第二創業の悪戦苦闘」「グローバル進出」など挑戦の泥臭い記録。とても読み応えがある。
安定成長志向は大企業病とも言うけど、事業を長年続けていれば仕事も事務的になり、やがて熱意もなくなり市場の変化と共に脱落していく病気だ。名前は大企業病だけど、中小零細企業でも事業を長年続けていれば同じ症状になる。
だから柳井氏は大企業病と闘うために第二創業を掲げ、事業の構造改革を行った。構造改革の中身は組織開発、立地・業態開発、商品開発の3つである。現状を否定し、常に改革し続けなければならないのだ。
タイトルにある「成功は一日で捨て去れ」とは、成功という名の失敗を回避せよという意味。つまり小さな成功をさも大きな事を成し遂げたかのように錯覚し努力を怠ることは、成功のように見えても明らかな失敗だということだ。
個人的にはヒートテックやストレッチジーンズなど付加価値の高い商品の提供を優先し、低価格路線をやめたくだりが面白かった。あと柳井氏が引用したドラッカーの次の言葉が心に刺さった。肝に銘じたい。
「企業の目的として有効な定義は一つしかない。すなわち、顧客の創造である」
「(顧客の創造に関して)企業の目的は、それぞれの企業の外にある」
「あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。弱みによってではない」
2023年1月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書いている内容は新しいわけではなく、当たり前のことを愚直にやっているという感じがする。それを言葉にして、実際の実業でどう活かしてきたのかを書いている。アパレルだと、現場はそうはいかないこともあるだろうが、理想は重要と思える良い内容だと思います。
2017年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ファーストリテイリンググループの柳井社長が、ユニクロの創業から今日に至る足取りを赤裸々に綴った2冊の本。『一勝九敗』は1984~2003年までを、『成功は一日で捨て去れ』は2004~2009年までを対象としたものだが、ここでは両書についてまとめてレビューする。
『一勝九敗』の巻末には「二十三条の経営理念」の全文とその詳しい解説文が、そして『成功は一日で捨て去れ』には「FAST RETAILING WAY (FRグループ企業理念)」の全文とその詳しい解説文が、それぞれ収録されている。
「二十三条の経営理念」。その原型が作られたのは、柳井氏が父親の会社に入って全部を任されるようになってなってしばらくした30歳の頃。「いい会社とは、どんな会社か」「いい会社にするためには何が必要か」を真剣に考えて一つずつ書き出していき、最初は7つぐらいから始まり、毎年次々と追加して二十三条に至ったものだ。一方、「FR WAY」は2008年、「二十三条の経営理念」をベースに、当時本格展開を始めたグループ経営ならびにグローバル経営に対応する形で改訂したもので、現在はこの「FR WAY」がFRグループの企業理念として掲げられている。
「ユニクロの急成長は、あくまで企業理念を実現しようとして、全社一丸となって精一杯努力した結果であり、ブームは会社側でコントロールできるものではない」
「(経営コンサルタントの)安本先生の指導で、譲らなかったのは経営理念だ。…先生は『社員が覚えないと意味がない。十七では覚えにくい。五つくらいにまとめるべきだ』というが、絶対に必要な理念なので、一つが欠けてもダメ、他社が少ないのは当社とは関係ないと反論し、納得してもらった。会社で働く社員全員がこの理念に心底共感し、共通認識として持って欲しい考え方だ。これは譲れなかった」
「会社というのは企業理念に示された価値観に賛同する人々が集まってきて、経営したり仕事をするという機関、あるいは組織である」
といった言葉にも明らかなように、柳井氏の経営のど真ん中には「経営理念」が、決して揺らぐことなくデンと据わっている。そしてそれは、役職員らに向けて発せられたものというよりも、むしろ柳井氏が自らに向けて課したコミットメントとしての性格をより強く持っているように思われる。そのことは「二十三条の経営理念」の各条が、「顧客の要望に応え、顧客を創造する経営」「良いアイデアを実行し、世の中を動かし、社会を変革し、社会に貢献する経営」といった具合に、すべて「〇〇〇〇な経営」という言葉で結ばれていることにも表れている。
「経営理念が経営者を縛る」というのは、喩えていえば、国の「憲法」が国民一人ひとりの自由を保障すると同時に国家権力を制限するための法でもあることと似ている。柳井氏は、「二十三条の経営理念」に即した経営を実現することをこそ自らの課題と考え、経営を推し進めてきたのである。
事実、柳井氏は社内会議の席上などでも、個々の検討課題の是非を逐一、経営理念と照らし合わせながら判断したという。社員の提案に対し「その案は、経営理念〇〇条の考え方に反しているから練り直せ」といった具合にだ。
ただ柳井氏は、経営理念だけをひたすら妄信する原理主義者ではない。経営理念という「原理原則」を頑なに守る一方、同時に、誰よりも「現場、現物、現実」を大切に考えるリアリストでもある。「木と森」の関係に喩えて言えば、「木を見て森を見ず」ではなく「木を見て森も見る」。より正確にいえば「木を見て、すぐ森を見る。そしてまたすぐ木を見て、森を見る…」。こうした視点間移動を猛烈なスピードで、しかも大きな振幅をもって繰り返すというのが柳井氏の思考スタイル、実践スタイルだといえよう。
それはまたマクロとミクロ、理論と実践、理想と現実、理屈と感情、大局と小局、全体と部分、組織と個人といった対立する概念における関係性にも相通ずるもの。木を見る目だけでなく、木を見る目と森を見る目の両方の目を持つ。俗にいう「虫の眼と鳥の眼」の双方を持つことにより、A or Bという二者択一ではなく、A もBも同時に成り立たせる弁証法的な解を見出していく。それを衆知を集めて実践していく――それこそが経営の要諦だ、というのが柳井流経営論の核心といえよう。
「経営とは、人間の創意工夫で矛盾の解決をすることです」。柳井は「2007年 新年の抱負」で、社員に向かってそう語り掛けた。
また「2009年 新年の抱負」では、「虫の眼と鳥の眼」の双方を持ち、かつそれを実践することの大切さを次のように訴えている。
「我々全社員は1枚1枚の服の企画、生産、販売を通じてお客様の満足の最大化を図ります」
「反対に世の中を変えるような大ホームランを狙います。1000万枚単位のホームランを狙います」
「本当に真剣に、真剣に、真剣に1枚、1枚をお届けします。それと同時に1000万枚単位で売ることをいつも、いつも、いつも考えています」
『一勝九敗』の巻末には「二十三条の経営理念」の全文とその詳しい解説文が、そして『成功は一日で捨て去れ』には「FAST RETAILING WAY (FRグループ企業理念)」の全文とその詳しい解説文が、それぞれ収録されている。
「二十三条の経営理念」。その原型が作られたのは、柳井氏が父親の会社に入って全部を任されるようになってなってしばらくした30歳の頃。「いい会社とは、どんな会社か」「いい会社にするためには何が必要か」を真剣に考えて一つずつ書き出していき、最初は7つぐらいから始まり、毎年次々と追加して二十三条に至ったものだ。一方、「FR WAY」は2008年、「二十三条の経営理念」をベースに、当時本格展開を始めたグループ経営ならびにグローバル経営に対応する形で改訂したもので、現在はこの「FR WAY」がFRグループの企業理念として掲げられている。
「ユニクロの急成長は、あくまで企業理念を実現しようとして、全社一丸となって精一杯努力した結果であり、ブームは会社側でコントロールできるものではない」
「(経営コンサルタントの)安本先生の指導で、譲らなかったのは経営理念だ。…先生は『社員が覚えないと意味がない。十七では覚えにくい。五つくらいにまとめるべきだ』というが、絶対に必要な理念なので、一つが欠けてもダメ、他社が少ないのは当社とは関係ないと反論し、納得してもらった。会社で働く社員全員がこの理念に心底共感し、共通認識として持って欲しい考え方だ。これは譲れなかった」
「会社というのは企業理念に示された価値観に賛同する人々が集まってきて、経営したり仕事をするという機関、あるいは組織である」
といった言葉にも明らかなように、柳井氏の経営のど真ん中には「経営理念」が、決して揺らぐことなくデンと据わっている。そしてそれは、役職員らに向けて発せられたものというよりも、むしろ柳井氏が自らに向けて課したコミットメントとしての性格をより強く持っているように思われる。そのことは「二十三条の経営理念」の各条が、「顧客の要望に応え、顧客を創造する経営」「良いアイデアを実行し、世の中を動かし、社会を変革し、社会に貢献する経営」といった具合に、すべて「〇〇〇〇な経営」という言葉で結ばれていることにも表れている。
「経営理念が経営者を縛る」というのは、喩えていえば、国の「憲法」が国民一人ひとりの自由を保障すると同時に国家権力を制限するための法でもあることと似ている。柳井氏は、「二十三条の経営理念」に即した経営を実現することをこそ自らの課題と考え、経営を推し進めてきたのである。
事実、柳井氏は社内会議の席上などでも、個々の検討課題の是非を逐一、経営理念と照らし合わせながら判断したという。社員の提案に対し「その案は、経営理念〇〇条の考え方に反しているから練り直せ」といった具合にだ。
ただ柳井氏は、経営理念だけをひたすら妄信する原理主義者ではない。経営理念という「原理原則」を頑なに守る一方、同時に、誰よりも「現場、現物、現実」を大切に考えるリアリストでもある。「木と森」の関係に喩えて言えば、「木を見て森を見ず」ではなく「木を見て森も見る」。より正確にいえば「木を見て、すぐ森を見る。そしてまたすぐ木を見て、森を見る…」。こうした視点間移動を猛烈なスピードで、しかも大きな振幅をもって繰り返すというのが柳井氏の思考スタイル、実践スタイルだといえよう。
それはまたマクロとミクロ、理論と実践、理想と現実、理屈と感情、大局と小局、全体と部分、組織と個人といった対立する概念における関係性にも相通ずるもの。木を見る目だけでなく、木を見る目と森を見る目の両方の目を持つ。俗にいう「虫の眼と鳥の眼」の双方を持つことにより、A or Bという二者択一ではなく、A もBも同時に成り立たせる弁証法的な解を見出していく。それを衆知を集めて実践していく――それこそが経営の要諦だ、というのが柳井流経営論の核心といえよう。
「経営とは、人間の創意工夫で矛盾の解決をすることです」。柳井は「2007年 新年の抱負」で、社員に向かってそう語り掛けた。
また「2009年 新年の抱負」では、「虫の眼と鳥の眼」の双方を持ち、かつそれを実践することの大切さを次のように訴えている。
「我々全社員は1枚1枚の服の企画、生産、販売を通じてお客様の満足の最大化を図ります」
「反対に世の中を変えるような大ホームランを狙います。1000万枚単位のホームランを狙います」
「本当に真剣に、真剣に、真剣に1枚、1枚をお届けします。それと同時に1000万枚単位で売ることをいつも、いつも、いつも考えています」
2015年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ありきたりかな、少し読んでる間に眠くなりました。色々なビジネス書がある中で見切り出版した無難なイメージがあります。読みやすいですがインパクトがなかったです。
2020年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ユニクロ創業者の柳井さんの本。ユニクロが店舗を増やす中で、大企業病にかかりつつあるため、それを払拭するために柳井さんが再び舵を取ることになる。やはり経営は難しいし、経営者は大変、経営者を育てることはもっと難しい、ということが分かる本。ドキュメンタリーなので、緊迫感がひしひしと伝わってきます。一旗揚げたいと思っている人は読んでみてもいいのでは。
2016年3月8日に日本でレビュー済み
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ふと思い立って購入。
あまり推敲された文章とは思えないが、逆にそれがいい。
稀代の経営者の思考の過程をトレースできる。年頭所感がセットになって文字数を稼いでいるのはどうかと思うが、
それも逆に稀代の経営者が推敲して前者に発信したメッセージとして確かに出版の価値があるだろう。
一読の価値あり。
あまり推敲された文章とは思えないが、逆にそれがいい。
稀代の経営者の思考の過程をトレースできる。年頭所感がセットになって文字数を稼いでいるのはどうかと思うが、
それも逆に稀代の経営者が推敲して前者に発信したメッセージとして確かに出版の価値があるだろう。
一読の価値あり。