シリアでなくなったジャーナリストの山本さんのご主人からのインタビューと山本さん「中継されなかったバグダッド」の再録本。
既出の本をそのまま再録という姿勢はどうかと思うが、初めて読む本なので、全体としては面白かった。
なぜ危険な場所に取材に行くのか、ジャーナリストとしての誇りや苦悩など、とても良い本だった。
ジャーナリストに興味のある学生や、戦争に苦しむ市井の人々を知りたい読者にはおすすめだと思う。

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山本美香という生き方 (新潮文庫 や 73-1) 文庫 – 2014/7/28
大学卒業後、主婦になるが、ジャーナリスト志望の夢を断ちがたく離婚。その後、世界中の紛争地から現地リポートを送り続け、45歳という若さで凶弾に倒れた山本美香。イラク戦時下のバグダッド潜入レポートと、公私にわたるパートナーであったジャパンプレス代表・佐藤和孝氏への取材を通し、国際ジャーナリストとして、そしてひとりの女性として鮮烈に生きた彼女の素顔に迫る。
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2014/7/28
- ISBN-104101260869
- ISBN-13978-4101260860
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登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2014/7/28)
- 発売日 : 2014/7/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 270ページ
- ISBN-10 : 4101260869
- ISBN-13 : 978-4101260860
- Amazon 売れ筋ランキング: - 390,587位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 6,465位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年3月12日に日本でレビュー済み
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2015年1月17日に日本でレビュー済み
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美しく勇敢で、弱者や苦しんでいる人々への温かい目に満ちた写真を撮り続け、殉職した山本さんを尊敬します。
2013年1月8日に日本でレビュー済み
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山本美香さんの本はすべて読みましたが、一番泣いた本かもしれません。
特に、最後の取材となったシリアの部分は涙が止まりませんでした。
2003年バグダッドで米国同時多発テロという歴史的瞬間に立ち会ったことを綴った
「中継されなかったバグダッド」は、絶版で入手出来なかったので
読めて本当に良かったです。
また、同じ女性として、佐藤氏との関係が、理解できなかったのですが、
この本を読んで、これまで知られていなかったエピソード等から、
知られていない深い何かがあるのだと、少しだけ理解できたように思います。
そして、常に弱い立場の人たち、声をあげられない人たちのことを思い、
伝え続けた、まっすぐな山本美香さんという人をあらためて尊敬しました。
心よりご冥福をお祈りします。
特に、最後の取材となったシリアの部分は涙が止まりませんでした。
2003年バグダッドで米国同時多発テロという歴史的瞬間に立ち会ったことを綴った
「中継されなかったバグダッド」は、絶版で入手出来なかったので
読めて本当に良かったです。
また、同じ女性として、佐藤氏との関係が、理解できなかったのですが、
この本を読んで、これまで知られていなかったエピソード等から、
知られていない深い何かがあるのだと、少しだけ理解できたように思います。
そして、常に弱い立場の人たち、声をあげられない人たちのことを思い、
伝え続けた、まっすぐな山本美香さんという人をあらためて尊敬しました。
心よりご冥福をお祈りします。
2014年4月1日に日本でレビュー済み
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表紙がなく安念でしたが、内容等については、まあまあかなと思います。
2015年4月10日に日本でレビュー済み
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公的機関では把握されてない情報は、このようなフリーランサーによって発信されている。非常に危険な地域や状態下でも、世界にリアルな状況を伝えるために活動する。それは職業ではなく、また個人的名誉欲、や営利欲からくるものではない。命を失う可能性が高いという意味では、戦場の兵士と等しいが、彼らは敵の命を奪うことが目的であるが、山本美香さんのようなフリージャーナリストは、何が正義で何が悪なのかを世界に広占めるために、平等な立場で戦場から情報を映像で発信する。その志は非常に高い。国会議事堂内で詭弁を弄した答弁で時間を費やす人々の何十倍もの愛情をもって社会の安寧のために活動してきたのは間違いはない。いまだインディアン狩りをしていた西部劇時代の発想が残る米国により、世界がいかにデフォルメされているかを表す良書である。
2013年2月26日に日本でレビュー済み
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誰しもが死を覚悟していただろうといいます。
でも皆、そういいながらも
きっと帰ると信じて戦地に行くのです。
彼女もきっと当然そうだったでしょう。
彼女の生き方を否定はしません。
でも生きててほしい人でした。
でも皆、そういいながらも
きっと帰ると信じて戦地に行くのです。
彼女もきっと当然そうだったでしょう。
彼女の生き方を否定はしません。
でも生きててほしい人でした。
2017年4月22日に日本でレビュー済み
彼女の生き方には賛否両論あるかもしれないし、
作品中にでてくる、バグダッドで他社のカメラマンが米軍(と思われる)の砲撃にあって死亡したときの対応=ジャーナリストとしての記録を選ぶか、あるいは人としてけが人を助けるか にもさまざまな意見があると思う。
アフリカ諸国やシリア、北朝鮮など現在でもさまざまな紛争・戦争の要素が存在するなかで、ともすればそのようなことを忘れながら生きているわれわれに、どのように生きるかを問いかけるような内容。
2012に彼女が凶弾に倒れ、その後5年がたとうとしているが、未だにシリア情勢はめちゃくちゃ。
2003年のバグダッド侵攻から10年以上だっても、イラク情勢もめちゃくちゃ。
カンボジアとか、シエラレオネとか、よく平和を保てているものだと思う。
作品中にでてくる、バグダッドで他社のカメラマンが米軍(と思われる)の砲撃にあって死亡したときの対応=ジャーナリストとしての記録を選ぶか、あるいは人としてけが人を助けるか にもさまざまな意見があると思う。
アフリカ諸国やシリア、北朝鮮など現在でもさまざまな紛争・戦争の要素が存在するなかで、ともすればそのようなことを忘れながら生きているわれわれに、どのように生きるかを問いかけるような内容。
2012に彼女が凶弾に倒れ、その後5年がたとうとしているが、未だにシリア情勢はめちゃくちゃ。
2003年のバグダッド侵攻から10年以上だっても、イラク情勢もめちゃくちゃ。
カンボジアとか、シエラレオネとか、よく平和を保てているものだと思う。
2014年8月24日に日本でレビュー済み
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平和ボケした日本人、読んだ方がいいですね。戦闘ゲーム、アーミーマニア、戦いものアニメ、戦闘バカ番組、まぁ、自由と平和に溺れて何でも良いですが、世界唯一の核爆弾経験国ニッポンに生きる我々が、今の世界に何を発信するべきなのか・・、戦争未経験かつ平和ボケした安倍首相が進める改憲をどのように捉えるのか・・、今一度真剣に考えるべきです。日本にしか出来ない「革新的なアイデア」は有るはずです。