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生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫) 文庫 – 2011/2/28
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河合隼雄と小川洋子の「物語の魂」が静かに響き合う。
人々の悩みに寄り添い、個人の物語に耳を澄まし続けた臨床心理学者と、静謐でひそやかな小説世界を紡ぎ続ける作家。二人が出会った時、『博士の愛した数式』の主人公たちのように、「魂のルート」が開かれた。子供の力、ホラ話の効能、箱庭のこと、偶然について、原罪と原悲、個人の物語の発見……。
それぞれの「物語の魂」が温かく響き合う、奇跡のような河合隼雄の最後の対話。
【目次】
I:魂のあるところ
友情が生まれるとき
数字にみちびかれて
永遠につながる時間
子供の力
ホラ話の効能
II:生きるとは、自分の物語をつくること
自分の物語の発見
「偶然」に気づくこと
黙っていられるかどうか
箱庭を作る
原罪と物語の誕生
多神教の日本に生まれた『源氏物語』
「死」への思い、「個」への執着
「原罪」と「原悲」
西欧一神教の人生観
厳密さと曖昧さの共存
忘れていたことが出て来る
傍にいること
二人のルート――少し長すぎるあとがき:小川洋子
小川洋子
1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、2013年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。『薬指の標本』『琥珀のまたたき」など多数の小説、エッセイがある。フランスなど海外での評価も高い。
河合隼雄(1928-2007)
兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。日本におけるユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。
- 本の長さ151ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2011/2/28
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-10410121526X
- ISBN-13978-4101215266
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薬指の標本 | まぶた | 博士の愛した数式 | 海 | 博士の本棚 | |
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価格 | ¥572¥572 | ¥572¥572 | ¥693¥693 | ¥539¥539 | ¥693¥693 |
【新潮文庫】小川洋子 作品 | 標本室で働くわたしが、彼にプレゼントされた靴はあまりにもぴったりで……。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描く珠玉の二篇。 | 15歳のわたしが男の部屋で感じる奇妙な視線の持ち主は?現実と悪夢の間を揺れ動く不思議なリアリティで、読者の心をつかむ8編。 | 80分しか記憶が続かない数学者と、家政婦とその息子──第1回本屋大賞に輝く、あまりに切なく暖かい奇跡の物語。待望の文庫化!〈本屋大賞・読売文学賞受賞〉 | 「今は失われてしまった何か」への尽きない愛情を表す小川洋子の真髄。静謐で妖しく、ちょっと奇妙な七編。著者インタビュー併録。 | 『アンネの日記』に触発され作家を志した著者の、本への愛情がひしひしと伝わるエッセイ集。他に『博士の愛した数式』誕生秘話等。 |
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生きるとは、自分の物語をつくること | いつも彼らはどこかに | |
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価格 | ¥539¥539 | ¥539¥539 |
『博士の愛した数式』の主人公たちのように、臨床心理学者と作家に「魂のルート」が開かれた。奇跡のように実現した、最後の対話。 | 競走馬に帯同する馬、そっと撫でられるブロンズ製の犬。動物も人も、自分の役割を生きている。「彼ら」の温もりが包む8つの物語。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2011/2/28)
- 発売日 : 2011/2/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 151ページ
- ISBN-10 : 410121526X
- ISBN-13 : 978-4101215266
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 3,501位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5位ロシア・東欧文学研究
- - 54位新潮文庫
- - 56位日本文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
1962(昭和37)年、岡山県生れ。早稲田大学第一文学部卒。
1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。主な著書に『やさしい訴え』『ホテル・アイリス』『沈黙博物館』『アンネ・フランクの記憶』『薬指の標本』『夜明けの縁をさ迷う人々』『猫を抱いて象と泳ぐ』等。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。翻訳された作品も多く、海外での評価も高い。
(1928-2007)兵庫県生れ。京大理学部卒。京大教授。
日本のユング派心理学の第一人者であり、臨床心理学者。文化功労者。文化庁長官を務める。独自の視点から日本の文化や社会、日本人の精神構造を考察し続け、物語世界にも造詣が深かった。著書は『昔話と日本人の心』(大佛次郎賞)『明恵 夢を生きる』(新潮学芸賞)『こころの処方箋』『猫だましい』『大人の友情』『心の扉を開く』『縦糸横糸』『泣き虫ハァちゃん』など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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心に響く。
何度も読み返してしまう!
河合氏のアメリカでの経験談のひとつとして、境界線を作る事により、崩壊してしまう人間性という話がとても印象的でした。
自分を守るために作る境界線と社会の概念によって作られてしまう境界線、境界線の解釈はさまざまですが、その境界線をフレキシブルに変える事ができると、強くなれる、人間的な深さと広がりが出るのだなという、新たな解釈を得られました。
人生の中でゆっくり考えることが必要な時に、何度も読み返したい本です。
河合氏の死去により、対談が終了となってしまいましたが、もっと色々なテーマの対談が読みたかったです。
数学的な部分があわないかも。
あくまであくまで個人的な意見です。
そう考えれば、我々は謙虚にならざるをえない。
あの時の悲しみと、現在の苦しみを、ほんの僅かな喜びを、
点と点をつないでいけば、物語が生まれてくる。
我々はみんな、それぞれの物語を生きている。
本作でも河合隼雄氏の死生観が度々、でてくる。
「死んでからの方が長いから」
人間は究極のところ、
どのような死生観を持つかで今生の生き方が大きく変わってくるのではなかろうか。
河合隼雄氏はよくこんな事を言っていたという、
「あれ、あんた花やってはりますのん。私河合やってますねん。」
大きな流れの中で、ただ生かされている。
小川洋子氏が本書で述べているように、
個の力の無力を十分に理解し、偶然の作用に心が響けば、
我々は人生の本質に近づけるのかもしれない。
「今の目の前の壁が乗り越えられず苦しい」「厳しい状況と向き合えず苦しい」
そういった悩みや苦悩は、人生という物語の中で、目の前にある出来事の意味を捉えきれない、目の前の出来事を自分の物語の中に組み込めないからおこるのではないか。
過去からの自分と今の自分に「物語」という一貫性が持てなくなった時におこるのではないか、とこの本を読んで感じた。
逆に、目の前のものすべてに意味を感じられた時、そこには限りなく可能性に満ちた物語が待っている。そうとも感じられる。
物語を紡ぐお二人の対談は終始優しさに満ちていて、読んでいる時間は木漏れ日の中にいるかのような時間だった。
河合隼雄最後の対談ということですが、なるほど第一線においてずっと引きこもりや苦しむ人々に寄り添い、支えて来られた方の魂を感じました。