歴史上の事実に、伝承的なマイナー武将の逸話を巧く絡め軽快に綴られております。 シュミレーションゲームの中に入り込んだら こういったドラマチックなストーリーが随所に有りそうで、”野望” の被害者の怨嗟のつぶやきが聴こえてきそうな作品に仕上がっておりました。 中でも 百地丹波 のエピソードは各キャラが立ち、謎多き人物故に縦横無尽な著者独自の創造力の逞しさを見事に表現されておりました。
:新潮文庫のしおり紐は便利。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
信長嫌い (新潮文庫 あ 86-2) 文庫 – 2019/9/28
天野 純希
(著)
織田信長さえ、いなければ──。天下を獲れたはずの男・今川義元。戦に賭けた男・真柄直隆。逃げ続けた男・六角承禎。将軍殺しの悪名と生きた男・三好義継。戦より茶を愛した男・佐久間信栄。老 をおして仇を狙う伊賀上忍の男・百地丹波。祖父の影を追い続けた男・織田秀信。乱世の主役、信長に翻弄された時代の“脇役”たちもまた、己が人生を必死にもがき生き抜いた。敗者たちの戦国列伝。
- 本の長さ356ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2019/9/28
- 寸法10.6 x 1.3 x 15.1 cm
- ISBN-104101203326
- ISBN-13978-4101203324
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 文庫版 (2019/9/28)
- 発売日 : 2019/9/28
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 356ページ
- ISBN-10 : 4101203326
- ISBN-13 : 978-4101203324
- 寸法 : 10.6 x 1.3 x 15.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 475,710位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,343位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2020年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三好の話は面白かったです。
2020年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容がとっても良かったです❗️
2020年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
信長像の新たなアプローチ
2018年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の題が面白そうだったので、購入しました。とても面白かったです。
2017年12月13日に日本でレビュー済み
今川義元・真柄直隆・六角義賢(承禎)・三好義継・佐久間信栄・百地丹波・織田秀信の計6名の主人公のエピゾードをまとめた今作。
まずこのラインナップね。負け組の戦国武将好きの自分としてはたまらないチョイス。
こういう普段日の目をみない人物の小説大好きなの。
いまでこそまあ、義元とか百地丹波くらいは主人公張れたりするかもしれないけど
後の連中はピンでやれる題材じゃないでしょ
だがそこがいい!
手柄を立てねば!と功を焦るあまり家中で孤立し、合戦においても息子に抜かれてしまう真柄直隆
名門の肩書きに寄りかかり徹底抗戦をするも最後は・・・となってしまう寂しい承禎さん
剣豪将軍・足利義輝の死に様に憧れ、あえて「名誉ある死」を目指すも・・・という義継さん
親の七光りを払拭すべく奮戦するも一向一揆や千利休との出会いによって生とは何かと苦悩する信栄
同じく「祖父の影」を誇りに思いつつも最後は祖父の肖像画を薪にくべて決戦に挑む秀信
「信長嫌い」ってタイトルでまとめられてて、まあ信長も出てくるんだけど
それぞれの問題や宿命がちょっと悲しくちょっと切なくって感じで哀愁あっていい感じ。
こういう目立たない連中の「もしかしたら」って心情を描くお話は高評価したい
まずこのラインナップね。負け組の戦国武将好きの自分としてはたまらないチョイス。
こういう普段日の目をみない人物の小説大好きなの。
いまでこそまあ、義元とか百地丹波くらいは主人公張れたりするかもしれないけど
後の連中はピンでやれる題材じゃないでしょ
だがそこがいい!
手柄を立てねば!と功を焦るあまり家中で孤立し、合戦においても息子に抜かれてしまう真柄直隆
名門の肩書きに寄りかかり徹底抗戦をするも最後は・・・となってしまう寂しい承禎さん
剣豪将軍・足利義輝の死に様に憧れ、あえて「名誉ある死」を目指すも・・・という義継さん
親の七光りを払拭すべく奮戦するも一向一揆や千利休との出会いによって生とは何かと苦悩する信栄
同じく「祖父の影」を誇りに思いつつも最後は祖父の肖像画を薪にくべて決戦に挑む秀信
「信長嫌い」ってタイトルでまとめられてて、まあ信長も出てくるんだけど
それぞれの問題や宿命がちょっと悲しくちょっと切なくって感じで哀愁あっていい感じ。
こういう目立たない連中の「もしかしたら」って心情を描くお話は高評価したい
2020年6月25日に日本でレビュー済み
どの話も好い内容でした。
真柄直隆は、史実と言い難くとも本田忠勝と一騎討ちしていただきたかったなあ。
秀吉と、織田秀信の対面シーンは、いかにもありそうで、実に凄みがありました。
真柄直隆は、史実と言い難くとも本田忠勝と一騎討ちしていただきたかったなあ。
秀吉と、織田秀信の対面シーンは、いかにもありそうで、実に凄みがありました。