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むかしの味 (新潮文庫) 文庫 – 1988/11/30
池波 正太郎
(著)
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人生の折々に出会った〔忘れられない味〕。
今も伝える店を全国に訪ね、初めて食べた時の感動を語り、心づかいを讃える。
「[たいめいけん]の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。物質のゆたかさではない。そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである」
人生の折々に出会った“懐かしい味"を今も残している店を改めて全国に訪ね、初めて食べた時の強烈な思い出を語る。そして、変貌いちじるしい現代に昔の味を伝え続けている店の人たちの細かな心づかいをたたえる。
【目次】
はじめに
ポークソテーとカレーライス――日本橋〔たいめいけん〕
鮨――銀座〔新富寿し〕
〔まつや〕の蕎麦
粟ぜんざい――神田〔竹むら〕
ポークカツレツとハヤシライス――銀座〔煉瓦亭〕
仕出し料理――品川〔若出雲〕
どんどん焼
クリーム・ソーダとアイス・コーヒー――銀座〔清月堂ライクス〕
京都〔松鮨〕
京都〔イノダ〕と〔開新堂〕
鰻――浅草〔前川〕
信州蕎麦――上田市〔刀屋〕
中華料理――松本市〔竹乃家〕
チキンライスとミート・コロッケなど――銀座〔資生堂パーラー〕
横浜の酒場〔スペリオ〕と〔パリ〕
おでんとあぶり餅など――京都〔蛸長〕〔かざりや〕他
ビーフカツレツとかやく御飯――大阪〔ABC〕〔大黒〕他
焼売、餃子、中華蕎麦など――横浜〔清風楼〕〔蓬萊閣〕他
パルメ・ステーキとチキン・チャプスイなど――京都〔フルヤ〕
ホットケーキとフルーツ――神田〔万惣〕
饂飩と日本風中華――京都〔初音〕と〔盛京亭〕
牛乳、卵、野菜、パンなど――フランスの田舎のホテル
解説:川野黎子
池波正太郎(1923-1990)
東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。
今も伝える店を全国に訪ね、初めて食べた時の感動を語り、心づかいを讃える。
「[たいめいけん]の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。物質のゆたかさではない。そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである」
人生の折々に出会った“懐かしい味"を今も残している店を改めて全国に訪ね、初めて食べた時の強烈な思い出を語る。そして、変貌いちじるしい現代に昔の味を伝え続けている店の人たちの細かな心づかいをたたえる。
【目次】
はじめに
ポークソテーとカレーライス――日本橋〔たいめいけん〕
鮨――銀座〔新富寿し〕
〔まつや〕の蕎麦
粟ぜんざい――神田〔竹むら〕
ポークカツレツとハヤシライス――銀座〔煉瓦亭〕
仕出し料理――品川〔若出雲〕
どんどん焼
クリーム・ソーダとアイス・コーヒー――銀座〔清月堂ライクス〕
京都〔松鮨〕
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鰻――浅草〔前川〕
信州蕎麦――上田市〔刀屋〕
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チキンライスとミート・コロッケなど――銀座〔資生堂パーラー〕
横浜の酒場〔スペリオ〕と〔パリ〕
おでんとあぶり餅など――京都〔蛸長〕〔かざりや〕他
ビーフカツレツとかやく御飯――大阪〔ABC〕〔大黒〕他
焼売、餃子、中華蕎麦など――横浜〔清風楼〕〔蓬萊閣〕他
パルメ・ステーキとチキン・チャプスイなど――京都〔フルヤ〕
ホットケーキとフルーツ――神田〔万惣〕
饂飩と日本風中華――京都〔初音〕と〔盛京亭〕
牛乳、卵、野菜、パンなど――フランスの田舎のホテル
解説:川野黎子
池波正太郎(1923-1990)
東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日1988/11/30
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104101156506
- ISBN-13978-4101156507
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春の浅蜊、秋の松茸、冬の牡蠣……季節折々の食の喜びを綴る「味の歳時記」ほか、江戸の粋を愛した著者の、食と旅をめぐる随筆集。 | 神出鬼没、変幻自在の怪盗・雲霧。政争渦巻く八代将軍・吉宗の時代、狙いをつけた金蔵をめざして、西へ東へ盗賊一味の影が走る。 | 八代将軍吉宗の頃、旗本の三男に生れながら、妾腹の子ゆえに父親にも疎まれて育った榎平八朗 。意地地と度胸で一人前に成長していく姿。 | 亡父の敵とは知らず、その娘を愛した甲賀忍者・上田源五郎。人間の熱い血と忍びの苛酷な使命とを溶け合わせた男の流転の生涯。 | 信州松代藩の財政改革に尽力した恩田木工の生き方を描く表題作など、大河小説『真田太平記』の先駆を成す”真田もの”5編。 | これだけ知っていれば、どこに出ても恥ずかしくない!てんぷらの食べ方からネクタイの選び方まで、”男をみがく”ための常識百科。 |
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不幸な生い立ちゆえに敵・味方をこえて結ばれる渡世人たちの男と男の友情を描く連作3編と、『真田太平記』の脇役たちを描いた4編。 | 初めて連れていかれた茶屋の女に魅せられて武士の身分を捨てる男を描く表題作など、本書初収録の3編を含む文庫オリジナル短編集。 | 徳川家康の謀略を担って働き抜き、六十歳を越えて二度も十代の嫁を娶った男を描く「黒幕」など、本書初収録の4編を含む11編。 | 敵将の未亡人で真田幸村の妹を娶り、睦まじく暮らした滝川三九郎など、己れの信じた生き方を見事に貫いた武士たちの物語8編。 | 「今に見ちょれ」。薩摩の貧乏郷士、中村半次郎は、西郷と運命的に出遇った。激動の時代を己れの剣を頼りに駆け抜けた一快男児の半生。 | あ く ま で も 男 が 中 心 の 江 戸 の 街 。 そ の 陰 に あ っ て 欲 望 に 翻 弄 さ れ る 女 た ち の 哀 歓 を 見 事 に と ら え た 短 編 全 13 編 を 収 め る 。 |
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登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1988/11/30)
- 発売日 : 1988/11/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 208ページ
- ISBN-10 : 4101156506
- ISBN-13 : 978-4101156507
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 109,200位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
大正12年(1923)、東京・浅草生まれ。下谷・西町小学校を卒業後、株式仲買店に勤める。戦後、下谷区役所に勤務して長谷川伸の門下に入り新国劇の脚 本を書いて演出の腕も磨く。昭和35年(1960)、「錯乱」で直木賞を受賞。52年(1977)、吉川英治文学賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕 掛人・藤枝梅安」の三大シリーズが人気絶頂のさなか、急性白血病で逝去する(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 池波正太郎が書いたもうひとつの「鬼平」「剣客」「梅安」 (ISBN-13: 978-4270005859 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年3月17日に日本でレビュー済み
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「鬼平犯科帳」「仕掛人藤枝梅安」の作者・池波正太郎の食の随筆はどれも秀逸だ。大御所作家だからといって和食や割烹料理だけではなく、カツレツやホットケーキ、クリームソーダの魅力も語る。おれがよく通っていた京都のイノダコーヒ三条店にも池波正太郎が通っていたのは嬉しかった。
2023年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
食に関するエッセイが多く、楽しく拝読しております。
2011年1月5日に日本でレビュー済み
古きを懐かしむ大人が、こっそりと味わいにいくためのガイド本。
池波氏の思い出が綴られているので、熱狂的なファンならこれを読んでお店に行くと感激するかもしれない。
日本橋のたいめいけんのポークソテーとカレーライス
神田は竹むらの粟ぜんざい
浅草は前川の鰻
中華街にある蓬莱閣の餃子…。
うーん、どこも平日にゆったり食べに行きたい。
因みにこの本に出てくる店で行ったことがあるのは銀座の資生堂パーラーくらい。。。しくしく。
池波氏の思い出が綴られているので、熱狂的なファンならこれを読んでお店に行くと感激するかもしれない。
日本橋のたいめいけんのポークソテーとカレーライス
神田は竹むらの粟ぜんざい
浅草は前川の鰻
中華街にある蓬莱閣の餃子…。
うーん、どこも平日にゆったり食べに行きたい。
因みにこの本に出てくる店で行ったことがあるのは銀座の資生堂パーラーくらい。。。しくしく。
2020年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池波正太郎先生のこの本を読んで、あちこち食べ歩きをしています。昭和生まれの私にとって懐かしい味で、思わず行ってみたくなります。
2020年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池波食エッセイは新潮版がよくまとめられています。
2019年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何度読み返してもおもしろい。往年の昭和に思いを馳せ、昔ながらのうどん屋でこれを読むときの気分がいい。
2013年11月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
池波さんのエッセイは使い回しのネタが多いのですが、だからと言って飽きるということがありません。
この処何冊か読んでいますが、どれも面白いです。
当方が年を取ってきて理解できるようになってきたせいかも知れません。
時代小説はあまり読まない方なのですが、そういう人にも「今度読んでみよう」と思わせる魅力があります。
この処何冊か読んでいますが、どれも面白いです。
当方が年を取ってきて理解できるようになってきたせいかも知れません。
時代小説はあまり読まない方なのですが、そういう人にも「今度読んでみよう」と思わせる魅力があります。
2016年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさに池波小説を引き立てている薬味のような食の原点はこういうところにあるのかと興味深く読めました。
早速、泰明軒、資生堂パーラーなど行ってみましたが、結局は東京駅大丸の3代目たいめいけんでハンバーグ弁当とまかない弁当を買って、うちで食しましたが、やはりうんちくを読んだ後だと格別なものがありますね。
機会があれば全部行ってみたい気持ちになりました。
早速、泰明軒、資生堂パーラーなど行ってみましたが、結局は東京駅大丸の3代目たいめいけんでハンバーグ弁当とまかない弁当を買って、うちで食しましたが、やはりうんちくを読んだ後だと格別なものがありますね。
機会があれば全部行ってみたい気持ちになりました。