私は自分の考えを「保守」的だと思ってきた。
しかし無知だったため、原発事故後に「日本の国土を守るには原発を全廃すべき」とtwitterでつぶやいたところ、見ず知らずの人に「左翼」のレッテルを貼られるということがあった。
それが腑に落ちずに調べたところ、日本では「保守=右翼=原発推進」、「左翼=反原発」という構図があることを初めて知った。
本書では、「保守」であり、日本の「常識」的に考えれば「原発推進」になる著者が、なぜ「反原発」を貫くのかが語られる。
結論から言えば、「保守」が「原発推進」になるのは「左翼=反原発」に対するアンチテーゼからであり、「反・反原発≒原発推進」になっているに過ぎない。
「保守」や「右翼」の多くが「原発推進」を掲げているのは、大した自分の考えがあるわけではなく、単純に相手の逆の意見を言っているだけであり、狭い「常識」に囚われずに考えてみれば、「保守」と「反原発」が矛盾しないことに気づく。
むしろ、「保守」こそ「反原発」の立場を取らなければいけないことに気がつく。
本書で語られる「原発が日本にふさわしくない三つの理由」のうち、最も衝撃的であり、最も原発に反対しなければならない理由が、「理由1 原発の安全は労働者の死に支えられている」という事実である。
ドヤ街や野宿者の労働者や、元をたどればアメリカやオーストラリアの先住民族などのマイノリティが差別を受けることで、日本人は「安全」を享受できていた。
「原発は安全」と言われるとき、それは誰にとっての「安全」なのか考えなくてはいけない。
「原子力安全委員会」や「原子力安全保安院」など、「原子力」と「安全」がセットになった名前は多いが、本当に「安全」なのであれば、わざわざ名前に「安全」と銘打たなくてもよいのでは?彼らは、誰にとっての「安全」を守り、何を以て「安全」と言っているのだろうか・・・?
本書の前半で語られる「神の御注意」や拝金主義、ガングロのくだりなど、読んでいて違和感を覚える部分も多々あるが(「御注意」が東京でなく東北へ当たった理由が全く分からない、拝金主義なのは今の若者以上に団塊世代やその下の世代が当てはまる)、総論としては賛成できる。
本書にも書いてあるように、「自分と意見の違う方の著作を」読むことで「怒り悩み」、そこからブレークスルーが起こる。
その意味でも、とても勉強になる一冊だった。
原発には、「愛」の片鱗すらない。
他人の犠牲の上にある「幸福」は、真の幸福ではない。
宮沢賢治は、「世界ぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」と言った。
日本は「和」の国であり、「情けは人の為ならず」という精神を持っている。
過ぎてしまったことは仕方ないとは言わないが、今までの犠牲を無駄にしないためにも、今からでも一刻も早く、日本は脱原発へ目標を定めるべきである。
日本人同士の和やかさ、自然との調和、日本の平和、などなど、原発は日本の「和」を乱してきた。
脱原発を達成することで、日本に「愛」を取り戻すことが、今の日本人の使命であるように思う。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
新品:
¥1,850¥1,850 税込
無料お届け日:
4月5日 金曜日
発送元: Amazon 販売者: 徳得堂オンラインストア
新品:
¥1,850¥1,850 税込
無料お届け日:
4月5日 金曜日
発送元: Amazon
販売者: 徳得堂オンラインストア
中古品: ¥101
中古品:
¥101

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
原発はなぜ日本にふさわしくないのか 単行本 – 2011/6/14
竹田 恒泰
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,850","priceAmount":1850.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,850","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"P%2B6TktCoVYadFTvqQjY%2FuOtvHRu7zDV8iFoBaRbHUj%2FIGCfaFuzZE2NLCVr5dV4%2F0WHrU%2BhRnMfL%2BKvVqZ43j0jKeNDPbH753Zq6%2BVI0sbdAUFVrVcgXJzl%2BAsfH02zJ4Uq7A16obxSEg%2BrGk7bWWm57dldbNkGRUlj85VD%2BKTR9HG5O8ga8F%2FALfmkBgKyV","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥101","priceAmount":101.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"101","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"P%2B6TktCoVYadFTvqQjY%2FuOtvHRu7zDV8Yuu1f9I%2B8%2FGQEHo2YF9XaQUDvRnSyi3kZ%2BOgA4uMqz%2BkFG23%2BdAi%2BgQu4dfMIAG3%2BGCLmt1th%2FPPGhXgEXRRqvSaUPkXyZsWdokk7yyiGW359OAiuck2ow8mbD%2B9Rof6FJxjUA7Cl%2BN2wxMlaHXwCZd4xu2%2BX6eu","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
原発には愛がない。「親日・脱原発」への道
これまで日本人は元寇、明治維新、日露戦争、敗戦など幾度もの国難を君臣一体となって乗り越えてきた。人類史上最大級の東日本大震災でも、取り乱すことなく、他者を思いやり、整然と行動する日本人の姿を世界は賞賛した。明治天皇の御製「しきしまの大和心のををしさは ことある時ぞあらはれにける」のとおり、日本人の「雄々しさ」はこの未曾有の惨禍さえ乗り越えるはずだった、原発事故さえなければ…。
日本を覆った放射能による暗雲は、悲しいかな、国民の雄々しさを以てしても晴らし難いのだ。
そもそも神々の「国産み」によってできたという神話を持つ我が国に、「神々の領域を冒した存在」である原子力発電はそぐわなかったのだ。なぜかこれまで、「保守=原発賛成、左翼=原発反対」であったが、先入感を排して考えてみよう。
「原発には愛がありません。本来、保守主義者であれば、日本の国柄に合わず、陛下の宸襟(しんきん)を悩ます可能性のあった原発には反対すべきだったのです」--環境問題の専門家でもある皇統保守の著者が、「親日・反原発」という新たな視点から日本と原発を語る。
【編集担当からのおすすめ情報】
先日ある会合で前の席におられた保守論壇の大御所が私にこう言われました。「私は原発に反対すべきだと思うのだが、原発に反対すると、おそらく保守派から総スカンを喰うでしょう…」。それほど保守=原発賛成・推進という固定観念が根強いようです。そんな状況下で、保守どころか「皇統保守」を唱える竹田恒泰さんが「原発反対」を説くことには大きなインパクトがあると思います。日本及び日本人の素晴らしさと原発がいかに相容れないか、きっと目からウロコが落ちる感覚に至ると思います。「反日・反原発」というサヨクに対して「親日・反原発」という保守の立ち位置があっても良いはずです。虚心坦懐に竹田さんの原発論を読んでみてください。
これまで日本人は元寇、明治維新、日露戦争、敗戦など幾度もの国難を君臣一体となって乗り越えてきた。人類史上最大級の東日本大震災でも、取り乱すことなく、他者を思いやり、整然と行動する日本人の姿を世界は賞賛した。明治天皇の御製「しきしまの大和心のををしさは ことある時ぞあらはれにける」のとおり、日本人の「雄々しさ」はこの未曾有の惨禍さえ乗り越えるはずだった、原発事故さえなければ…。
日本を覆った放射能による暗雲は、悲しいかな、国民の雄々しさを以てしても晴らし難いのだ。
そもそも神々の「国産み」によってできたという神話を持つ我が国に、「神々の領域を冒した存在」である原子力発電はそぐわなかったのだ。なぜかこれまで、「保守=原発賛成、左翼=原発反対」であったが、先入感を排して考えてみよう。
「原発には愛がありません。本来、保守主義者であれば、日本の国柄に合わず、陛下の宸襟(しんきん)を悩ます可能性のあった原発には反対すべきだったのです」--環境問題の専門家でもある皇統保守の著者が、「親日・反原発」という新たな視点から日本と原発を語る。
【編集担当からのおすすめ情報】
先日ある会合で前の席におられた保守論壇の大御所が私にこう言われました。「私は原発に反対すべきだと思うのだが、原発に反対すると、おそらく保守派から総スカンを喰うでしょう…」。それほど保守=原発賛成・推進という固定観念が根強いようです。そんな状況下で、保守どころか「皇統保守」を唱える竹田恒泰さんが「原発反対」を説くことには大きなインパクトがあると思います。日本及び日本人の素晴らしさと原発がいかに相容れないか、きっと目からウロコが落ちる感覚に至ると思います。「反日・反原発」というサヨクに対して「親日・反原発」という保守の立ち位置があっても良いはずです。虚心坦懐に竹田さんの原発論を読んでみてください。
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2011/6/14
- ISBN-104093881928
- ISBN-13978-4093881920
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2011/6/14)
- 発売日 : 2011/6/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 4093881928
- ISBN-13 : 978-4093881920
- Amazon 売れ筋ランキング: - 761,603位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先ず竹田先生の献身的な日々のご活動に敬意を表します。
「人の死の上に成り立っている原発」これでいかなる理由があってももうダメでしょう・・・仮に(実際には全く違う)コストが安い、CO2を出さない等というエネギーであっても誰かを犠牲にして成り立っている以上ダメです。この本を読んでより「この電気を得る為に誰かが犠牲に・・・」と思うと電気を使うのに嫌悪感さえ覚えます。人類がハンドリングできないものを扱うべきではないと痛感します。
自分は漠然と原発反対でした。しかしこれは何となく入ってくるメディアの情報や評判だけで思っていたものでした。しかしこの本を読み漠然とではなくハッキリと原発はあってはならないものという確信を得ました。
放射能廃棄物が2万年もの間汚染物質であり続け生態系に甚大な影響を与える物質であること一つ私はしっかり知りませんでした。このように汚染物質が精製されるのに2万年もの月日がかかるということにピンとこない方は先ず原発に対し反対とか賛成とかいう議論自体をするべきではないと感じました。
S38年、私が生まれる前に日本初の原子力発電が行われたということだが、学校では原子力についてあまり詳しく教えていない。そんな偉大なエネルギーなら教えるだろうと思う。電気についても学校ではオームの法則やワットのことなど習う。また石油にしてもエンジンのことや動力に関して習う。しかし原発について教えないのは何故・・・・という疑問も浮上して来た。きっと大人の事情なんだろうと。
そして竹田先生はこう結論付ける「原発には愛がない」と、これこそがこの本の表題の意を得ている言葉だと思う。そう日本には連綿と続く独特の「愛」が存在しているはず。しかも世界には到底理解できない「愛」を持っている国ではないかと改めて想起させられた。私は竹田先生のこのような表現が非常に的を得ており的確であると思う。本来これだけでかつての日本人であればすべてを理解出来たのではと思う。
今までこの「愛」でどれだけの国難や困難を乗り越えて来ているだろう・・・陛下が示してくださる愛、それに応える愛、戦後の奇跡的な復興、阪神淡路大震災の時も、この度の東日本大震災の時も世界では信じられない「愛」を日本は発揮した。そしてそれに対して起きているかのようにも思える日本には「神風」が存在していることをも感じさせられた。
竹田先生は言う、「偶然が重なると必然に思える」と、私もそうではないかと思う。色々な「偶然の要因」が重なり今回も原発が暴走したのである。このようなことは何かの意思が働いていると感じる。なので「必然性」を感じる。今こそ問答無用でこの原発を一切廃止する好機であり、これを逃せばまたいつか本当にやめなければならない偶然の連続がもたらす必然的に起こる事態に遭遇すると思う。今原発事故が何かの意思の警鐘であるならば今度の起こる事故は今の比ではないと見た方がいいのでは。そのようなことが起きた時、今賛成しているような人たちも反対の意を唱えるのではと思う。そうならないうちに本当にやめて欲しい。人は立場や状況が変わると言う事をコロコロ変えるということはいやというほどみて来た。以前政権をとったナンチャラ党ももっともらしい理由というか言い訳をしてマニュフェストを平気で反故した。
このような所でこのような発言はするべきではないかも知れないが、東日本大震災で原発の被害に遭われた方々を私たちはどう捉えるべきなのか・・・自分に問うチャンスにもなりました。これを愛を持って考えるならばやはり「身代わり」になってしまったと感じる。本当に原発推進に賛成している方々やそのような方々の家族が原発事故に遭い被爆したり、長年住んでいた土地を追放されたりしても尚賛成と言い続けることが出来るのだろうか・・・とも思う。火の粉が我が身にかかるとやはり言うことが変わると思う。
原発は病気に例えると「癌」に似ていると感じた。癌患者を何人か看取ったことのある経験からそう感じる。癌は知らないうちに忍び寄り自覚症状が出た時にはもう末期なのである。そして確実に死に至らしめる威力がある。原発もそうではないか・・・・ひたひたとついばみ自覚症状が出た頃は手遅れだと思う。竹田先生は違う場所で日本は100年殺しの刑に遭っていると表現している。原発も然りだと思う。癌では命の灯火が消えると判ってから「ターミナルケア」に入る。これが本人はもとより家族やお世話になった方々を含め経験したものでいなと判らない大変さがある。狭い日本の国土が二度と住めなくなるという宣告を受けた方々に対し国やお役人さんはどのようにケアして行くのだろう・・・・
原発は現代の「パンドラの箱」なのだ。この得体の知れない魔物を万策尽きて使うならともかく、またまだ人類が頼らなくても充分に快適な生活が出来るのだから本当にやめよう。
長々と書いてしまいましたがこの機会に真剣に考えるべきだと思う。今、日本が「神風」が吹いて下さるような状態にあるだろうか・・・祈りのご存在である「天皇陛下」がご健在であることに一条の救いの光を感じます。
「人の死の上に成り立っている原発」これでいかなる理由があってももうダメでしょう・・・仮に(実際には全く違う)コストが安い、CO2を出さない等というエネギーであっても誰かを犠牲にして成り立っている以上ダメです。この本を読んでより「この電気を得る為に誰かが犠牲に・・・」と思うと電気を使うのに嫌悪感さえ覚えます。人類がハンドリングできないものを扱うべきではないと痛感します。
自分は漠然と原発反対でした。しかしこれは何となく入ってくるメディアの情報や評判だけで思っていたものでした。しかしこの本を読み漠然とではなくハッキリと原発はあってはならないものという確信を得ました。
放射能廃棄物が2万年もの間汚染物質であり続け生態系に甚大な影響を与える物質であること一つ私はしっかり知りませんでした。このように汚染物質が精製されるのに2万年もの月日がかかるということにピンとこない方は先ず原発に対し反対とか賛成とかいう議論自体をするべきではないと感じました。
S38年、私が生まれる前に日本初の原子力発電が行われたということだが、学校では原子力についてあまり詳しく教えていない。そんな偉大なエネルギーなら教えるだろうと思う。電気についても学校ではオームの法則やワットのことなど習う。また石油にしてもエンジンのことや動力に関して習う。しかし原発について教えないのは何故・・・・という疑問も浮上して来た。きっと大人の事情なんだろうと。
そして竹田先生はこう結論付ける「原発には愛がない」と、これこそがこの本の表題の意を得ている言葉だと思う。そう日本には連綿と続く独特の「愛」が存在しているはず。しかも世界には到底理解できない「愛」を持っている国ではないかと改めて想起させられた。私は竹田先生のこのような表現が非常に的を得ており的確であると思う。本来これだけでかつての日本人であればすべてを理解出来たのではと思う。
今までこの「愛」でどれだけの国難や困難を乗り越えて来ているだろう・・・陛下が示してくださる愛、それに応える愛、戦後の奇跡的な復興、阪神淡路大震災の時も、この度の東日本大震災の時も世界では信じられない「愛」を日本は発揮した。そしてそれに対して起きているかのようにも思える日本には「神風」が存在していることをも感じさせられた。
竹田先生は言う、「偶然が重なると必然に思える」と、私もそうではないかと思う。色々な「偶然の要因」が重なり今回も原発が暴走したのである。このようなことは何かの意思が働いていると感じる。なので「必然性」を感じる。今こそ問答無用でこの原発を一切廃止する好機であり、これを逃せばまたいつか本当にやめなければならない偶然の連続がもたらす必然的に起こる事態に遭遇すると思う。今原発事故が何かの意思の警鐘であるならば今度の起こる事故は今の比ではないと見た方がいいのでは。そのようなことが起きた時、今賛成しているような人たちも反対の意を唱えるのではと思う。そうならないうちに本当にやめて欲しい。人は立場や状況が変わると言う事をコロコロ変えるということはいやというほどみて来た。以前政権をとったナンチャラ党ももっともらしい理由というか言い訳をしてマニュフェストを平気で反故した。
このような所でこのような発言はするべきではないかも知れないが、東日本大震災で原発の被害に遭われた方々を私たちはどう捉えるべきなのか・・・自分に問うチャンスにもなりました。これを愛を持って考えるならばやはり「身代わり」になってしまったと感じる。本当に原発推進に賛成している方々やそのような方々の家族が原発事故に遭い被爆したり、長年住んでいた土地を追放されたりしても尚賛成と言い続けることが出来るのだろうか・・・とも思う。火の粉が我が身にかかるとやはり言うことが変わると思う。
原発は病気に例えると「癌」に似ていると感じた。癌患者を何人か看取ったことのある経験からそう感じる。癌は知らないうちに忍び寄り自覚症状が出た時にはもう末期なのである。そして確実に死に至らしめる威力がある。原発もそうではないか・・・・ひたひたとついばみ自覚症状が出た頃は手遅れだと思う。竹田先生は違う場所で日本は100年殺しの刑に遭っていると表現している。原発も然りだと思う。癌では命の灯火が消えると判ってから「ターミナルケア」に入る。これが本人はもとより家族やお世話になった方々を含め経験したものでいなと判らない大変さがある。狭い日本の国土が二度と住めなくなるという宣告を受けた方々に対し国やお役人さんはどのようにケアして行くのだろう・・・・
原発は現代の「パンドラの箱」なのだ。この得体の知れない魔物を万策尽きて使うならともかく、またまだ人類が頼らなくても充分に快適な生活が出来るのだから本当にやめよう。
長々と書いてしまいましたがこの機会に真剣に考えるべきだと思う。今、日本が「神風」が吹いて下さるような状態にあるだろうか・・・祈りのご存在である「天皇陛下」がご健在であることに一条の救いの光を感じます。
2013年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国や原子力村の主張していることに疑念を感じている方は読んでみてもいいかと思います。私自身、地球温暖化や化石燃料の枯渇問題にはずっと疑問を感じていた一人で、かつ、原発施設がある県の住民です。反原発主張にあたって、とても参考になりました。
2013年7月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人なら、関心を持って是非読むべき内容(原発について)です。
2011年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読むとどんな保守の人でも反原発になるという噂である。
明日にでも原発反対だとか言ってる自分を想像するとなんとなく躊躇していたのだが、
竹田先生を信頼して読んでみた。
結果としては、
読み終える頃には涙を流して「やっぱり原発はいらないよな。」とつぶやいている自分がいました。
明日にでも原発反対だとか言ってる自分を想像するとなんとなく躊躇していたのだが、
竹田先生を信頼して読んでみた。
結果としては、
読み終える頃には涙を流して「やっぱり原発はいらないよな。」とつぶやいている自分がいました。
2013年2月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「反核」と「反原発」そして「反・反原発」これ等は左翼だとか保守だとかという枠のなかでの議論の結果である。私は、皇統保守の立場であるけれど、…明白に「原発に反対」…と著者は、はっきり明言した上で本文に入っている。反対の理由を序章・第一章・第二章・第三章・終章の各章のなかで、あくまでも人間としての立場で説明しています。第三章「原発が日本にふさわしくない三つの理由」は、私の頭の中を覆っていた紗(しゃ)が取り除かれた感じです。終章「日本が世界の脱原発をリードしよう」というところまで、力まずに読むことができました。「反核」と「反原発」を切り離して考えているところにも共感を覚えました。ネットワークで繋がった個人の集まりが脱原発抗議行動を起こしている今、このような視点の本は受け入れやすいのではないでしょうか。従来の専門的な脱原発関連の本にはちょっと手がでない…というかたにおススメかと思います。
2012年6月10日に日本でレビュー済み
本誌そのものは、いろいろ言われている事柄を丁寧に分かりやすい
解説をしている。
しかし、なによりも、天皇家のこのような人まで、原発反対を唱え
ることに驚いた。
それなのに、メディアの腰が引けた原発番組作りや多くの文化人の
見て見ぬふりをしている様子、芸能人やミュージシャンの無反応ぶり、
いったい日本はどうなっているのか。
この人の勇気に拍手。
解説をしている。
しかし、なによりも、天皇家のこのような人まで、原発反対を唱え
ることに驚いた。
それなのに、メディアの腰が引けた原発番組作りや多くの文化人の
見て見ぬふりをしている様子、芸能人やミュージシャンの無反応ぶり、
いったい日本はどうなっているのか。
この人の勇気に拍手。