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黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い 単行本 – 2017/11/24
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落選また落選! 供託金没収! それでもくじけずに再挑戦!
選挙の魔力に取り憑かれた泡沫候補(=無頼系独立候補)たちの「独自の戦い」を追い続けた20年間の記録。
【目次】
第一章/今、日本で最も有名な「無頼系独立候補」、スマイル党総裁・マック赤坂への10年に及ぶ密着取材報告。
第二章/公職選挙法の問題、大手メディアの姿勢など、〝平等"な選挙が行なわれない理由と、それに対して著者が実践したアイデアとは。
第三章/2016年東京都知事選挙における「主要3候補以外の18候補」の戦いをレポート。
【選考委員、大絶賛! 】
キワモノ扱いされる「無頼系独立候補」たちの、何と個性的で、ひたむきで、そして人間的なことか。――姜尚中氏(政治学者)
民主主義とメディアについて、今までとは別の観点で考えさせられる。何より、作品として実に面白い。――田中優子氏(法政大学総長)
ただただ、人であることの愛おしさと愚かさを描いた人間讃歌である。――藤沢 周氏(作家・法政大学教授)
著者の差し出した時代を映す「鏡」に、思わず身が引き締まる。――茂木健一郎氏(脳科学者)
日本の選挙報道が、まったくフェアではないことは同感。変えるべきとの意見も賛成。――森 達也氏(映画監督・作家)
(選評より・五十音順)
【著者プロフィール】
畠山 理仁(はたけやま みちよし)
1973年、愛知県生まれ。早稲田大学第一文学部在学中の1993年より雑誌を中心に取材・執筆活動を開始。関心テーマは政治家と選挙。著書に『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社新書)、『領土問題、私はこう考える! 』(集英社)。取材・構成として『日本インディーズ候補列伝』(大川豊著、扶桑社)、『10分後にうんこが出ます』(中西敦士著、新潮社)、『新しい日米外交を切り拓く』(猿田佐世著、集英社)なども担当。
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2017/11/24
- 寸法13.7 x 2.7 x 19.5 cm
- ISBN-104087816516
- ISBN-13978-4087816518
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
政治エリートから黙殺される「泡沫候補」を追いかける理由
政治家が嘯(うそぶ)く「希望」にうんざりした一年だった。衆院選の投票率は戦後で二番目に低かった。ある民放局では開票特番にかける予算と人員を減らした。
もはやオワコンになりつつある選挙という仕組みが国民の希望を失望に変えている。本書はそんな悪循環を食い止めようと、その出発点を愚直に探った。
著者の畠山理仁(44)は二十年間、政治家を主な取材対象としてきた。ただし、彼にとっての現場とは赤絨毯の敷かれた永田町ではない。大物御用達の料亭やクラブがひしめく繁華街でもない。選挙中にあらゆるストリートで繰り広げられる街頭演説の会場だ。
しかも、畠山が追いかけてきたのは誰もが知っている政治家ではない。政党や組織の後ろ盾も受けずに徒手空拳で立候補した無名の新人。新聞やテレビの記者たちには「泡沫候補」と揶揄され、政治エリートから黙殺されてきた候補者たちの主張に耳を傾けてきた。
畠山は彼ら彼女らを「無頼系独立候補」と呼ぶ。政治報道の表現としてはちょっと大げさな感じもするが、オリジナルの造語が作れるのは取材対象の生き様にとことん向き合った証しだ。
奇抜な衣装を纏(まと)い、絶叫しながら乱舞する候補者たちがキワモノ扱いされる現実を真正面から受け止めつつ、そう演出せざるを得ない選挙制度の欠陥を炙り出す。それでいて、いつも浮かばれない無頼系をほどよい力加減で突き放す。
そんな荒業を難なくやってのけるのは、世間の侮蔑にもめげずに自説を訴え、何度負けても同じ挑戦を続けてしまう不器用な姿勢が、著者自身の境遇と重なるからだろう。だから、マスメディアの編集幹部が唾棄するような「お金にならないテーマ」でも、実に二十年もの間ひたむきに追えた。
人生百年時代のこんにち、フリーランスの立場で永田町を主戦場とする物書きはオールドメディア出身のお歴々ばかり。還暦を超えたおじさまがセピア色の武勇伝を振りかざし、誰もが知っている若き選良までもがその御宣託を崇め奉る。
一方、30~40代で政界をうろつく無頼系独立ライターは片手で余るほどしかいない。私奴もその一人だ。畠山ほどの筆力があっても記者会見にすら入れない無念さはもちろん、原稿料の明細から晩飯のおかずまで手に取るようにわかる。だから思う。言論界の冷たさがこの大作を生んだ、と。
愉快な新規参入者が現れる選挙のほうが、ジャーナリズムよりもよっぽど大らかで多彩な世界じゃないか。畠山の分身たちの奮闘記を読み終えたら、政治への希望がちょっぴり湧いた。
評者:常井 健一
(週刊文春 2017年12月28日号掲載)登録情報
- 出版社 : 集英社 (2017/11/24)
- 発売日 : 2017/11/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4087816516
- ISBN-13 : 978-4087816518
- 寸法 : 13.7 x 2.7 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 405,954位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 70位選挙
- カスタマーレビュー:
著者について

はたけやまみちよし。フリーランスライター。
1973年2月、愛知県生まれ。
早稲田大学第一文学部在学中の1993年より、雑誌を中心に取材、執筆活動を開始。大学には4年間在籍したが卒業せず除籍。
第15回開高健ノンフィクション賞受賞作『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』(2017年・集英社)著者。同書は「咢堂ブックオブ・ザ・イヤー選挙部門大賞」「日隅一雄情報流通促進賞奨励賞」「及川眠子賞」「角岡伸彦ノンフィクション賞」など5賞を受賞した。
2021年10月に出版した『コロナ時代の選挙漫遊記』も「咢堂ブックオブ・ザ・イヤー選挙部門大賞」を受賞。他の著作に『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社新書)、『領土問題、私はこう考える!』などがある。
興味テーマは選挙と政治家。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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平成26年と28年に行われた東京都知事選挙で、主要候補以外の候補者をつぶさに取材しているのですが、そこで選挙ビジネスとでもいうべきものに遭遇しているのが興味深かったです。選挙の候補者に広告代理店の魔手が忍び寄っている感じがしました。政策も主要候補よりそれ以外の候補者の方が優れた政策を掲げていると言うのが良かったですね。
タイトルにもなっている「黙殺」とは「とりあわない」という意味があるのですが、マスコミがその他の候補者をとりあわないように、政治(選挙)が金や組織のない人の思いをとりあわないという意味が含まれていると思いました。
この本を読むことでその誤りがよく分かった。泡沫候補こそ選挙に熱い情熱を燃やしている。泡沫候補の主張にこそ耳を傾けねばならない。そもそも泡沫という表現が失礼なのだ。
日本の供託金の異常な高さもこの本で知った。多額の借金をしてまで選挙に出る人がいることも知った。
いろいろな意味で勉強になる本だが、かといって読みづらくも説教くさくもない。
筆者と取材相手との距離感がきちんとしていることも印象に残った。
市民も納得できなかった橋下氏の大阪府知事出直し選挙に、現実に声を上げたのは主要政党でもマスコミでもなくたった数名の「泡沫候補」だった。彼らは市民の代弁者だったがあっけなく敗れてしまう。選挙制度や報道がいかに現職に有利に働いているか思い知らされる。
また、借金を重ね供託金をかき集めて出馬する若手候補者である高橋しょうご氏の言葉にも胸を打たれる。
政治とは誰の為にあるのか、誰によって行われるべきなのかを改めて思い出させてくれる良書でした。