母も読んで感動したとの事です。私は海外にいる為、いまだ読めておりません。
楽しみです。
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徳は孤ならず 日本サッカーの育将 今西和男 単行本 – 2016/6/24
木村 元彦
(著)
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購入オプションとあわせ買い
森保一、風間八宏、高木琢也、小林伸二、上野展裕……。
サンフレッチェ広島でJリーグ初のGMを務めた今西和男の薫陶を受けた選手から、数多くの「名将」が輩出するのはなぜか。
そして、請われてGM、社長まで務めたFC岐阜から、志半ばで去ることになった裏には、何があったのか。
手がけた選手のすべてに心を砕き、クラブを通じて地域貢献に尽くす……。
Jリーグが創設され、発展していく過程で、驚くべき手腕を発揮して、サッカー界の人材を育てた男。少ない予算の地方クラブながら、
Jリーグ有数の強豪となったサンフレッチェ広島の土台を築いた男。その軌跡と数多くの教えを『オシムの言葉』の著者、木村元彦が描く。
人材育成とは何か。プロフェッショナルとは何か。
この男の巨大な足跡を知らずして、日本サッカーを語ることはできない。
CONTENTS
●序章 育む将
●第1章 “ピカ"から日本代表、そして初のGM
●第2章 Jリーグ、サンフレッチェ、今西門徒
●第3章 クラブは地域のために――FC岐阜
●第4章 徳は孤ならず
●あとがき
サンフレッチェ広島でJリーグ初のGMを務めた今西和男の薫陶を受けた選手から、数多くの「名将」が輩出するのはなぜか。
そして、請われてGM、社長まで務めたFC岐阜から、志半ばで去ることになった裏には、何があったのか。
手がけた選手のすべてに心を砕き、クラブを通じて地域貢献に尽くす……。
Jリーグが創設され、発展していく過程で、驚くべき手腕を発揮して、サッカー界の人材を育てた男。少ない予算の地方クラブながら、
Jリーグ有数の強豪となったサンフレッチェ広島の土台を築いた男。その軌跡と数多くの教えを『オシムの言葉』の著者、木村元彦が描く。
人材育成とは何か。プロフェッショナルとは何か。
この男の巨大な足跡を知らずして、日本サッカーを語ることはできない。
CONTENTS
●序章 育む将
●第1章 “ピカ"から日本代表、そして初のGM
●第2章 Jリーグ、サンフレッチェ、今西門徒
●第3章 クラブは地域のために――FC岐阜
●第4章 徳は孤ならず
●あとがき
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2016/6/24
- ISBN-104087807932
- ISBN-13978-4087807936
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2016/6/24)
- 発売日 : 2016/6/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 304ページ
- ISBN-10 : 4087807932
- ISBN-13 : 978-4087807936
- Amazon 売れ筋ランキング: - 610,686位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 16,502位スポーツ (本)
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2021年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今西さんも、著者も素晴らしい。ノンフィクションの力を再確認した。
2016年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スポルティーバ公式サイトで連載された「育将・今西和男」は、
その予告編から、近年のサッカー関連記事で、最高といって差し支えないほど素晴らしいものであった。
現在のJリーグで、独自の戦術眼と育成術、そして人間性を含めて、
輝いているあの人もこの人も皆、今西さんから始まっているのだというくらいのすさまじさ。
森保一、高木琢也、松田浩、風間八宏、小林伸二、片野坂知宏、上野展裕、森山佳郎、久保竜彦、そして町田のキャプテン・李漢宰。
他にもハンス・オフトのクラブへの監督招聘、日本代表監督への岡田武史氏の推挙。。
一説でサンフレッチェ広島のマスコットであるサンチェは、今西さんがモデルと言われているくらい大きな存在感。
広島、大分のクラブに限らず、日本サッカーの大恩人(松本育夫氏と双璧かな)である。
当然書籍化するだろうと思っていたから、待望の一冊である。
ところが、この本は、そんな今西氏をめぐる心温まる、優れた人柄と教育、偉大な功績にまつわるエピソードでは終わらなかった。
そんな彼が、乞われて尽くしたFC岐阜において、いかに不当な扱いを受け、ぼろぼろにされて追い出されたか。
Jリーグによるクラブライセンスをちらつかせた上での、あまりに身勝手で無責任な人事関与が著者である木村元彦氏により初めて明かされた。
そして、恩人を恩人とも思わず、よそ者扱いして当然のごとく責任の全てを追わせてすっきりしたFC岐阜に関わる多くの関係者の姿も。
もはや、ウェブ連載時の偉人伝は、この告発のための前振りにしか感じられないくらいだ。
それは、本当は今西さんのせっかくの魅力的エピソードを薄めてしまっているのも否めない。
けれども、やはりそれだけ凄まじい内容に深化している。
「オシムの言葉」で知られる著者・木村氏も、いや、木村氏でさえ、今西さんの岐阜の解任劇の酷さについては知らなかったのだという。
だからなおさら、地元の人たちであるほど、ローカルマスコミ含めてニュースが歪められていたこともあって、
ここまで酷いことをしたとはおそらくは知らなかっただろう。
今でも、社長である今西氏の責任は大きかったから、解任は当然だし、クラブ存続のためにいいリスタートだったとか思う人もいるだろう。
(一方、当時からそういうのを外から冷やかに、あるいは僕のように憤慨して見ていた他サポも結構多いが。)
木村氏は良識的に、今西氏を愛したサポーターや、支えた財界人も紹介はしているものの、
彼らを含めて、FC岐阜界隈に、今西氏への「罪悪感」なんて今もほとんど無いに等しい。残念だけれど。
この本は、どちらかと言えば直接の当事者でない、他のクラブのサポーターにこそ読んでほしい。
こんなことを二度と繰り返さないためにも。そして、Jリーグの横暴をうやむやにしないためにも。
その予告編から、近年のサッカー関連記事で、最高といって差し支えないほど素晴らしいものであった。
現在のJリーグで、独自の戦術眼と育成術、そして人間性を含めて、
輝いているあの人もこの人も皆、今西さんから始まっているのだというくらいのすさまじさ。
森保一、高木琢也、松田浩、風間八宏、小林伸二、片野坂知宏、上野展裕、森山佳郎、久保竜彦、そして町田のキャプテン・李漢宰。
他にもハンス・オフトのクラブへの監督招聘、日本代表監督への岡田武史氏の推挙。。
一説でサンフレッチェ広島のマスコットであるサンチェは、今西さんがモデルと言われているくらい大きな存在感。
広島、大分のクラブに限らず、日本サッカーの大恩人(松本育夫氏と双璧かな)である。
当然書籍化するだろうと思っていたから、待望の一冊である。
ところが、この本は、そんな今西氏をめぐる心温まる、優れた人柄と教育、偉大な功績にまつわるエピソードでは終わらなかった。
そんな彼が、乞われて尽くしたFC岐阜において、いかに不当な扱いを受け、ぼろぼろにされて追い出されたか。
Jリーグによるクラブライセンスをちらつかせた上での、あまりに身勝手で無責任な人事関与が著者である木村元彦氏により初めて明かされた。
そして、恩人を恩人とも思わず、よそ者扱いして当然のごとく責任の全てを追わせてすっきりしたFC岐阜に関わる多くの関係者の姿も。
もはや、ウェブ連載時の偉人伝は、この告発のための前振りにしか感じられないくらいだ。
それは、本当は今西さんのせっかくの魅力的エピソードを薄めてしまっているのも否めない。
けれども、やはりそれだけ凄まじい内容に深化している。
「オシムの言葉」で知られる著者・木村氏も、いや、木村氏でさえ、今西さんの岐阜の解任劇の酷さについては知らなかったのだという。
だからなおさら、地元の人たちであるほど、ローカルマスコミ含めてニュースが歪められていたこともあって、
ここまで酷いことをしたとはおそらくは知らなかっただろう。
今でも、社長である今西氏の責任は大きかったから、解任は当然だし、クラブ存続のためにいいリスタートだったとか思う人もいるだろう。
(一方、当時からそういうのを外から冷やかに、あるいは僕のように憤慨して見ていた他サポも結構多いが。)
木村氏は良識的に、今西氏を愛したサポーターや、支えた財界人も紹介はしているものの、
彼らを含めて、FC岐阜界隈に、今西氏への「罪悪感」なんて今もほとんど無いに等しい。残念だけれど。
この本は、どちらかと言えば直接の当事者でない、他のクラブのサポーターにこそ読んでほしい。
こんなことを二度と繰り返さないためにも。そして、Jリーグの横暴をうやむやにしないためにも。
2019年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすがに木村さん、丁寧な取材の形跡がうかがえて、
巧みな文章表現で脳内での情景描写も余裕です!
今西さんのお人柄が目に浮かんでくるどころか、
当時の時代背景や人間関係も把握できます。
また、サッカー(スポーツ組織)の暗部にも、
きちんと言及している点が個人的には有難味を感じました。
これまでスポットが当たっていなかった日本サッカーの黒歴史が明かされてます。
Jリーグの開幕以来、紆余曲折を経ながらも、
それなりに発展してきたように思えた日本サッカー界でしたが、
そんな見えない綻びを、個人に押しつけている事実が浮き彫りになってます。
スポルティーバの公式サイトで連載されていましたが、
やはり紙にするとノンフィクションは重みが出る…
今後もこういうノンフィクションを読んでいきたいですね!
最後に爽快感を覚えたいときは小説を読むようにしています(笑)
巧みな文章表現で脳内での情景描写も余裕です!
今西さんのお人柄が目に浮かんでくるどころか、
当時の時代背景や人間関係も把握できます。
また、サッカー(スポーツ組織)の暗部にも、
きちんと言及している点が個人的には有難味を感じました。
これまでスポットが当たっていなかった日本サッカーの黒歴史が明かされてます。
Jリーグの開幕以来、紆余曲折を経ながらも、
それなりに発展してきたように思えた日本サッカー界でしたが、
そんな見えない綻びを、個人に押しつけている事実が浮き彫りになってます。
スポルティーバの公式サイトで連載されていましたが、
やはり紙にするとノンフィクションは重みが出る…
今後もこういうノンフィクションを読んでいきたいですね!
最後に爽快感を覚えたいときは小説を読むようにしています(笑)
2016年9月20日に日本でレビュー済み
評者はサッカーは門外漢なのだが、作中で描かれる今西氏の指導者、サンフレッチェ時代のチームの運営者としての能力の高さ、そしてその人望の高さはよく分かる本である。
特にチーム内外から寄ってくる人の多さ、その「ゾーンプレス」の無意味さから加茂周氏の監督としての能力の低さを見抜いていたのはすごいなと。
その一方で、なぜ今西氏が来る前のFC岐阜の運営は債務超過に陥ったのか?なぜ今西氏が岐阜県の地域事情について事情をよく知らされなかったのか?という点について取材が不十分ではないかと思った。
今西氏のクラブからの排斥については、具体的に資料を上げ関係者の実名を出して批判しているだけに、その部分については不自然というか突っ込みの甘さを強く感じた。
それと日本サッカー 協会の田中道博専務理事のセクハラ疑惑は認定されたの?
特にチーム内外から寄ってくる人の多さ、その「ゾーンプレス」の無意味さから加茂周氏の監督としての能力の低さを見抜いていたのはすごいなと。
その一方で、なぜ今西氏が来る前のFC岐阜の運営は債務超過に陥ったのか?なぜ今西氏が岐阜県の地域事情について事情をよく知らされなかったのか?という点について取材が不十分ではないかと思った。
今西氏のクラブからの排斥については、具体的に資料を上げ関係者の実名を出して批判しているだけに、その部分については不自然というか突っ込みの甘さを強く感じた。
それと日本サッカー 協会の田中道博専務理事のセクハラ疑惑は認定されたの?
2019年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本サッカーとJリーグの最大の功労者の1人、今西さんの自伝的な本である。
サッカーファンであっても、今西さんのことをよく知らない人は多いだろう。
オフト監督から森保監督まで、今西さんが育てた人脈はまさにきら星の如くであり、多くの代表選手や指導者を育て上げている。
後半は、その今西さんのFC岐阜での苦渋の日々を綴っている。
岐阜県とJリーグ事務局の策謀により解任、追放された場面では、胸が苦しくてページをめくれなかった。
全てのJリーグファン、とりわけFC岐阜のサポーターは必読の書である。
サッカーファンであっても、今西さんのことをよく知らない人は多いだろう。
オフト監督から森保監督まで、今西さんが育てた人脈はまさにきら星の如くであり、多くの代表選手や指導者を育て上げている。
後半は、その今西さんのFC岐阜での苦渋の日々を綴っている。
岐阜県とJリーグ事務局の策謀により解任、追放された場面では、胸が苦しくてページをめくれなかった。
全てのJリーグファン、とりわけFC岐阜のサポーターは必読の書である。
2016年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北海道在住のコンサドーレサポーターである。
なので、クラブライセンスの件には、驚いた。
こんな大切なことが(コンサドーレでも心配した件なので)
こんな個人の思惑で動いていたとは。
その衝撃的な事実だけで、サッカーファンなら必読の書なのだが、
木村元彦さんんが描く、今西さんの人物像の豊かなこと。
以前描かれた、オシムさんにしろ、我那覇さんにしろ、溝畑さんにしろ、
逆境にもめけず、信念をつらぬく個人の姿を描く、
木村さんの文章がすばらしい。
これは、本の「ロッキー」でもある。
本当に感動させられた。
自分にとっては恐らく、今年いちばん記憶に残る本である。
岐阜FCユースに在籍した子どもの話には、
涙が止まらなくなり、、外で読んでい本当に困ってしまった・・・。
サッカーが好きな人、Jリーグサポーター、現在つらい状況にいる人にとって、
読み終わった後、よりサッカーが好きになり、サポーターのチームへの愛情が高まり、
たった一人でも闘う勇気をもらえる本でもある。
なので、クラブライセンスの件には、驚いた。
こんな大切なことが(コンサドーレでも心配した件なので)
こんな個人の思惑で動いていたとは。
その衝撃的な事実だけで、サッカーファンなら必読の書なのだが、
木村元彦さんんが描く、今西さんの人物像の豊かなこと。
以前描かれた、オシムさんにしろ、我那覇さんにしろ、溝畑さんにしろ、
逆境にもめけず、信念をつらぬく個人の姿を描く、
木村さんの文章がすばらしい。
これは、本の「ロッキー」でもある。
本当に感動させられた。
自分にとっては恐らく、今年いちばん記憶に残る本である。
岐阜FCユースに在籍した子どもの話には、
涙が止まらなくなり、、外で読んでい本当に困ってしまった・・・。
サッカーが好きな人、Jリーグサポーター、現在つらい状況にいる人にとって、
読み終わった後、よりサッカーが好きになり、サポーターのチームへの愛情が高まり、
たった一人でも闘う勇気をもらえる本でもある。
2017年3月27日に日本でレビュー済み
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今西さんのことは、名前を知っているだけで、日本のサッカー界にここまで大きな貢献をされているとは知りませんでした。
選手だけではなく、優秀な指導者を何人も育てています。
オフトなど、海外からコーチを招く他に、Jクラブの立ち上げに関わるなど、この人がいなかったらJリーグのここまでの成功はなかったかもしれません。
Jリーグの理想を体現している人だと思います。
スポンサーの獲得、地域社会との交流、育成組織の整備、無名選手のスカウト、指導者の育成、どれも大事なことだけど、これが出来ているJクラブ
は少ないです。
広島、岐阜と規模の小さなクラブで大きな仕事をされてきた今西さんを尊敬します。
なぜ今西さんを解任したのか。残念でなりません。
正当な理由もなく解任するなんて、Jリーグも県もなに考えてるのか。バスケは大丈夫なんでしょうか。
木村さんの取材がなかったら、こういうことが闇に葬られていたと思うとぞっとします。ジャーナリズムって大事ですね。
今西さんの人材育成を重視するマネジメントは他のスポーツでも参考になるとおもいます。
サッカーファンだけでなく、すべてのスポーツファンに読んでほしい本です。
選手だけではなく、優秀な指導者を何人も育てています。
オフトなど、海外からコーチを招く他に、Jクラブの立ち上げに関わるなど、この人がいなかったらJリーグのここまでの成功はなかったかもしれません。
Jリーグの理想を体現している人だと思います。
スポンサーの獲得、地域社会との交流、育成組織の整備、無名選手のスカウト、指導者の育成、どれも大事なことだけど、これが出来ているJクラブ
は少ないです。
広島、岐阜と規模の小さなクラブで大きな仕事をされてきた今西さんを尊敬します。
なぜ今西さんを解任したのか。残念でなりません。
正当な理由もなく解任するなんて、Jリーグも県もなに考えてるのか。バスケは大丈夫なんでしょうか。
木村さんの取材がなかったら、こういうことが闇に葬られていたと思うとぞっとします。ジャーナリズムって大事ですね。
今西さんの人材育成を重視するマネジメントは他のスポーツでも参考になるとおもいます。
サッカーファンだけでなく、すべてのスポーツファンに読んでほしい本です。