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幻の翼 単行本 – 1988/5/1

3.9 5つ星のうち3.9 644個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (1988/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1988/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 261ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087726509
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087726503
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 644個の評価

著者について

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逢坂 剛
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1943年東京都生まれ。中学時代から探偵小説、ハードボイルド小説を書きはじめ、’80年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’86~’87年、ギターとスペイン内戦を扱った『カディスの赤い星』で第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。2001年6月から2005年5月まで、日本推理作家協会理事長を務めた。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 剛爺コーナー (ISBN-13: 978-4062161060 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
644グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2015年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
  この作品は脱出劇に分類されるハードボイルド小説であると思います。

  前作「百舌の叫ぶ夜」で明るみに出た政治家による警察機構への介入と

腐敗をマスコミにリークしようとした主人公・倉木尚武警視が逆に

その政治家の手下によって精神病院に拉致監禁されるのが序盤の展開です。

  その後、倉木警視を助けようと仲間である明星美希部長刑事と大杉警部が

奮闘しますが、中々助け出すことができません。

  そこに前作で死んだ「百舌」こと新谷宏美の兄・新谷和彦の政治家と

その仲間である精神病院の院長たちに対する復讐劇もあいまって主人公たちと

その敵たち双方が次第に追いつめられていくというスリリングな展開をする物語です。

  硬派で暴力的な描写が多い内容であるとも思います。残酷な描写が耐えられないという人には

あまりお勧めではないと思います。

  逆にそういうのが好きな人にとっては面白くてたまらないエンターテイメント小説なのかもしれません。
2021年8月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンプライムビデオでドラマを見たあと、原作、その続編を購入。昭和チックな古臭さはほとんど感じません。公衆電話、喫茶店で時代をかんじるくらい。ドラマで一番、気になって仕方がなかった倉木の喫煙シーン(西島さんは本当は喫煙されない方なのか)がないだけ集中して読めました。今回の舞台は精神病院ですが当時はもっと衝撃的と感じたかもしれません。この後の2作も既に手元にあるので楽しみです。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作『百舌の叫ぶ夜』がなかなか楽しかったので、その続編である本作を読んでみましたが、残念ながら前作の面白さには届きません。
 本作も中盤あたりまでは、前作同様面白く楽しめます。
 大杉警部補の明星美希に対する「あのツッパリ女が男に惚れたという。なんともかわいいじゃないですか。私はそれを大事にしてやりたいいです」との意見にもホンワカしてしまいます。
 そして、巨悪に絡む事件の裏事情を把握する警視正の津城俊輔の存在感が大きくなっています。
 大杉警部補も津城の影のアシスタントとして左遷も受け入れています。
 
 それだけに、ラストの展開にガックリきます。
 津城警視、そりゃないでしょう!
 と思わず突っ込みたくなりました。
 これじゃあ、もうドタバタ喜劇です。
 B級テイスト満載の強引な急展開に物語の納得性や満足感はありません。
 百舌の活躍をもっと描けなかったものかと、なんだか残念な感じもします。
 前作は古さを感じさせませんでしたが、本作からは、昭和の作品という感じがしてしまいました。
2019年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読みはじめてすぐに引き込まれ、あっという間に読み終わりました。
大好きなシリーズです。
内容はもちろん、登場人物たちの微妙な変化も面白いです。
2015年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドラマから入った読者としては、
2作目あたりから原作とドラマの違いが現れてくる。
それはそれで面白い。
同じにならないから、ドラマとして成り立つ。

一気読みさせるリーダビリティ−だが、
若干まどろっこしい場面もある。
病院の中での些細な出来事が、不要かも。

美希のの心の動きが乙女しているのもいい。
女ですよねぇ

スマホもない時代
ワープロとフロッピー
昭和を感じさせるが、全く違和感がない。
2018年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
逢坂 剛さんの小説はどれも面白いのでよく読みますが、 この百舌シリーズも大変面白かったです。
2018年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
息付かせぬスピーディな展開。難を言えば舞台が稜徳会病院中心で広がりに乏しいところか
2013年12月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ドラマ化されるというので、「百舌の叫ぶ夜」に続き読みました。
前作で魅力的だった主要人物(倉木、美希、大杉、津城)が生臭くなり
私の中では魅力が薄れました。(大杉さんはよかったけど)
不正を暴くため、正義のためとはいえそこまでやるのかと。
読みやすいし、スリリングな展開はさすがですが、
倉木、美希の危機が辛くて早く先が知りたくて頁をめくった感がありました。
ハードボイルドだからそういうものなのかもしれないけど
汗臭さ、泥臭さ、血の匂い、ときに汚物の臭いまで漂ってきます。
(言い過ぎですみません)
百舌の容赦ない殺しが爽やかに思えました。
私はそんな感想ですが、ラストまで飽きさせないし
おおそうだったかっていう驚きもあるので
読んで損はありません。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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