アナーキスト伊藤野枝の「風よあらしよ」が「赤い鈍器」なら、阿部定事件の「二人キリ」は「蒼い牛刀」。。。
阿部定にかかわった人々の証言からサイドストーリー的な立体感で阿部定の心情を浮き彫りにする冷静な手法は確かに蒼だけど、中の情熱と愛情は赤い。真っ赤なブルーだ!この本を読んで、あまりの衝撃に僕は出張先で知恵熱がでて丸一日寝込んでしまった。まだ余韻が冷めないので、書評はもっと冷静になってから追加予定。
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二人キリ 単行本 – 2024/1/26
村山 由佳
(著)
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その女は愛する男を殺し、陰部を切り取り逃亡した──
脚本家の吉弥は、少年時代に昭和の猟奇殺人として知られる「阿部定事件」に遭遇。
以来、ゆえあって定の関係者を探し出し、証言を集め続けてきた。
定の幼なじみ、初恋の人、初めての男、芸妓屋に売った女衒、更生を促した学校長、被害者の妻、そして、事件から30年が経ち、小料理屋の女将となっていた阿部定自身……。
それぞれの証言が交錯する果てに、定の胸に宿る“真実”が溢れだす。
性愛の極致を、人間の業を、圧倒的な筆力で描き出す比類なき評伝小説。
作家デビュー30周年記念大作!
■著者紹介
村山由佳(むらやま・ゆか)
1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒。会社勤務などを経て作家デビュー。93年『天使の卵─エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で直木賞、09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞、21年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。エッセイ『命とられるわけじゃない』『記憶の歳時記』、小説『ある愛の寓話』『Row&Row』など著書多数。
脚本家の吉弥は、少年時代に昭和の猟奇殺人として知られる「阿部定事件」に遭遇。
以来、ゆえあって定の関係者を探し出し、証言を集め続けてきた。
定の幼なじみ、初恋の人、初めての男、芸妓屋に売った女衒、更生を促した学校長、被害者の妻、そして、事件から30年が経ち、小料理屋の女将となっていた阿部定自身……。
それぞれの証言が交錯する果てに、定の胸に宿る“真実”が溢れだす。
性愛の極致を、人間の業を、圧倒的な筆力で描き出す比類なき評伝小説。
作家デビュー30周年記念大作!
■著者紹介
村山由佳(むらやま・ゆか)
1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒。会社勤務などを経て作家デビュー。93年『天使の卵─エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で直木賞、09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞、21年『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞。エッセイ『命とられるわけじゃない』『記憶の歳時記』、小説『ある愛の寓話』『Row&Row』など著書多数。
- 本の長さ496ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2024/1/26
- 寸法13.4 x 3.3 x 19.4 cm
- ISBN-104087718557
- ISBN-13978-4087718553
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2024/1/26)
- 発売日 : 2024/1/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 496ページ
- ISBN-10 : 4087718557
- ISBN-13 : 978-4087718553
- 寸法 : 13.4 x 3.3 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 17,356位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 424位日本文学
- - 4,900位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年7月東京都生まれ。立教大学文学部卒。会社勤務などを経て、93年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で第6回小説すばる新人賞を受賞。 2003年『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で第22回柴田錬三郎賞、第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学 賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 明日の約束 おいしいコーヒーの入れ方 SECOND SEASON 2 (ISBN-13: 978-4087465754 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月27日に日本でレビュー済み
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2024年3月12日に日本でレビュー済み
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この時代って感じ。小粋?イメージ先行すると生きづらいですね
2024年3月28日に日本でレビュー済み
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阿部定事件の回顧とともに愛の形にも色々あり、本物の愛が何かを考えさせられる内容でした。
2024年2月5日に日本でレビュー済み
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阿部定さんの事件は、事件そのもの承知しておりませんでした。事件に至るまでの当時の社会構造などを知る機会ともなり、相当の取材、過去本をお調べになり、綴られたのではと思います。これからの村山さん残った作品にも期待します。
2024年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
このような事件はあってはならないのですが、定さん、吉蔵さんにとって、狂気そして究極の愛の行方だったのだろうと思いました。
過激な描写ももちろんありましたが、引き込まれるように読了。
定さんの晩年、最期がせめて穏やかな時であったのなら良いなと感じさせる作品でした。
読むのもエネルギーを使いましたが、何より著者の村山さんにお疲れ様でしたと申し上げたいです。
過激な描写ももちろんありましたが、引き込まれるように読了。
定さんの晩年、最期がせめて穏やかな時であったのなら良いなと感じさせる作品でした。
読むのもエネルギーを使いましたが、何より著者の村山さんにお疲れ様でしたと申し上げたいです。
2024年3月21日に日本でレビュー済み
女性目線からでも男性目線からでもこんな面白い小説は類を見ない。
声が聞こえ匂いがしてきそうな感覚小説。¥2100は安い!
声が聞こえ匂いがしてきそうな感覚小説。¥2100は安い!
2024年2月15日に日本でレビュー済み
令和になっても未だに有名な、昭和初期のアベサダ事件を題材にした文芸。
猟奇的な犯罪であるにも関わらず、丁寧な人物描写と愛憎の普遍性に感情移入するからなのか、定さんのことを憎みきれなくなる。
そして吉弥がまた良い。
男女の常時も生々しく説明されているのに、官能的というより生物としての命がけの究極の営みのように胸に迫って哀しくなりさえする。
どうかサダさんの最期が、穏やかな幕引きでありますように。
猟奇的な犯罪であるにも関わらず、丁寧な人物描写と愛憎の普遍性に感情移入するからなのか、定さんのことを憎みきれなくなる。
そして吉弥がまた良い。
男女の常時も生々しく説明されているのに、官能的というより生物としての命がけの究極の営みのように胸に迫って哀しくなりさえする。
どうかサダさんの最期が、穏やかな幕引きでありますように。
2024年2月29日に日本でレビュー済み
前作の伊藤野枝氏の作品もそうだが、村山氏の力量に読者としてただただ感服。引き込まれるように読みながら、それはまるで阿部定さんと対峙している感覚だった。阿部定さんのスキャンダラスな事件は、書きようによってはとことんいやらしく下劣なものにできるが、村山氏の本書にはつよい品性を感じられる。村山氏の次回作が心から待ち遠しい