生きてきた時間と読書歴がほぼ同じなんですが、初めて本読んで酔いました。
え、この先どうなるの大丈夫大丈夫? やっぱ痛いのやめてくれ、の連続ののち、
頂上まで昇りつめて、
さぁ、もう大丈夫だよ生きてていいヒトは生きてるよ、の、ラスト、泣いて涙で酩酊感。
本とじて本当にめまいがしたのですよ。
良い酔いでした。
こういうふうに生きるしかないあきらめの日々を、
飴玉飲み込んじゃったみたいな違和感で飲みくださされる感覚で読み進め、
至った白亜とスケキヨのたどり着いたここ。
本当に好きなヒトの心は、知りたい、愛してるよ、でも、
それゆえもしかしたらがあったら怖いよ逃げてたいよ、でもさ。
会いたい。
そんなつっかえをずっと胸にすえたまま体ひさぐ日々がどれだけつらかったろう?
白亜もスケキヨも。
しんどいけど良いお話でした。
千早先生の本はこれが初めてでして、これから、
期待をこめて他の作品も読みたいかまえです。
ありがとうございました。
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魚神 単行本 – 2009/1/5
千早 茜
(著)
生ぬるい水に囲まれ、遊女屋が軒を連ねる孤島。美しき捨て子の姉弟・白亜とスケキヨは、互いのみを頼りに生きてきた。離れ離れの姉弟をはじめ、人々の情念と島の伝説が織り成す、新感覚幻想小説! 第21回小説すばる新人賞受賞作。
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2009/1/5
- ISBN-104087712761
- ISBN-13978-4087712766
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商品の説明
著者について
<著者略歴>千早 茜(ちはや あかね) 1979年8月2日、北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。第21回小説すばる新人賞受賞。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2009/1/5)
- 発売日 : 2009/1/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 264ページ
- ISBN-10 : 4087712761
- ISBN-13 : 978-4087712766
- Amazon 売れ筋ランキング: - 377,600位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,893位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
3 星
傷ありです
注文から1日で届いたので配送にはとても満足ですが写真の光ってるところ(上)に注目していただくと分かると思いますが細かい傷が所々ありました。傷が気になる方は書店で購入されたほうがいいかもしれないと思いレビューしました。(内容については関係ない評価です)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一般的には好き嫌いはあると思うが、混沌としてどろりとしたようなこの世界観はかなり好み。
ただ花街の様子が既存の映画を彷彿とさせてしまうような記述がかなりあり、
もう少しオリジナリティがあったらもっと良かったように思う。
一読の価値はあると思う。
ただ花街の様子が既存の映画を彷彿とさせてしまうような記述がかなりあり、
もう少しオリジナリティがあったらもっと良かったように思う。
一読の価値はあると思う。
2023年4月1日に日本でレビュー済み
筆者の執筆技術に感動しました。
物語は架空の世界です。その世界が読んでいてイメージとして鮮明に頭に浮かんできます。
暴力もあり、性描写もありますが気にすることなく読めます。
最後の荒れた海を見るヒロインの場面が印象的でした。ヒロインは表に出さない深い心の傷を負って生きているのだなあと涙が出ました。
こういう本はほんとレア本なので出会えてラッキーでした。もう一回読んでみたいですね、
物語は架空の世界です。その世界が読んでいてイメージとして鮮明に頭に浮かんできます。
暴力もあり、性描写もありますが気にすることなく読めます。
最後の荒れた海を見るヒロインの場面が印象的でした。ヒロインは表に出さない深い心の傷を負って生きているのだなあと涙が出ました。
こういう本はほんとレア本なので出会えてラッキーでした。もう一回読んでみたいですね、
2016年11月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者の持つ想像力によって紡ぎ出された物語にこっぴどく打ちのめされてしまいました。この物語の活字と活字との隙間には、まるで古事記のなかに描かれた神々の世界を彷彿とさせてくれます。現代人が忘れ去ってしまった、太古の感覚、五感の全てを呼び覚ましてくれる物語です。
2023年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
注文から1日で届いたので配送にはとても満足ですが写真の光ってるところ(上)に注目していただくと分かると思いますが細かい傷が所々ありました。
傷が気になる方は書店で購入されたほうがいいかもしれないと思いレビューしました。
(内容については関係ない評価です)
傷が気になる方は書店で購入されたほうがいいかもしれないと思いレビューしました。
(内容については関係ない評価です)
注文から1日で届いたので配送にはとても満足ですが写真の光ってるところ(上)に注目していただくと分かると思いますが細かい傷が所々ありました。
傷が気になる方は書店で購入されたほうがいいかもしれないと思いレビューしました。
(内容については関係ない評価です)
傷が気になる方は書店で購入されたほうがいいかもしれないと思いレビューしました。
(内容については関係ない評価です)
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2019年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人に贈る為に今回注文したのですが、表紙が傷だらけです…。
よくある圧力をかけて擦ったような傷ですが、確実に15以上あります。
数年前の本なので仕方が無いのかなぁとも思いますが、これはちょっとガッカリです。
もし本屋にこれが置いてあったら私は買いません。
好きな本なだけにガッカリです。
よくある圧力をかけて擦ったような傷ですが、確実に15以上あります。
数年前の本なので仕方が無いのかなぁとも思いますが、これはちょっとガッカリです。
もし本屋にこれが置いてあったら私は買いません。
好きな本なだけにガッカリです。
2022年4月6日に日本でレビュー済み
前半は瑞々しい不思議な世界観をイメージ出来るだけの描写や言葉を必要以上に必要としない白亜とスケキヨの関係に美しさと悲しさを感じながら読みました。
後半にかけてページをめくる手が止まらなくなるくらいの展開にハラハラしましたが、白亜の情緒不安定さにうんざりもしました。育ってきた環境や縛られた運命のため仕方がありませんが。それでも幸せになれて読後はほっとしました。
しかし、千早さんの本は毎回終わりがふわっとしてしまうのでそこは残念です。首絞めるのはちょっと…メンヘラ感が強くなりすぎて幻想的な世界観が崩れるなぁと思いました。
後半にかけてページをめくる手が止まらなくなるくらいの展開にハラハラしましたが、白亜の情緒不安定さにうんざりもしました。育ってきた環境や縛られた運命のため仕方がありませんが。それでも幸せになれて読後はほっとしました。
しかし、千早さんの本は毎回終わりがふわっとしてしまうのでそこは残念です。首絞めるのはちょっと…メンヘラ感が強くなりすぎて幻想的な世界観が崩れるなぁと思いました。
2015年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読書が好きな孫です。
中身は良く解らないですが、孫は気に入って読んでいます。
中身は良く解らないですが、孫は気に入って読んでいます。