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逃がれの街 (集英社文庫) 文庫 – 1985/1/18

4.1 5つ星のうち4.1 45個の評価

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愛する女・牧子のために殺人を犯して、暴力団と警察に追われる幸二。逃亡のさなか、公園で知り合った幼いヒロシを唯一の友に、2人だけの安住の地を求めて走りつづける…。(解説・北上次郎)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (1985/1/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1985/1/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 376ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 408750848X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087508482
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 45個の評価

著者について

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北方 謙三
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昭和22(1947)年、佐賀県唐津市生れ。47年中央大学法学部卒。58年「眠りなき夜」で第1回日本冒険小説協会大賞、第4回吉川英治文学新人賞、平 成3年「破軍の星」で第4回柴田錬三郎賞、16年「楊家将」で第38回吉川英治文学賞、18年「水滸伝」で第9回司馬遼太郎賞、19年「独り群せず」で第 1回舟橋聖一文学賞、22年第13回日本ミステリー文学大賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 独り群せず (ISBN-13: 978-4167419110 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
45グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2022年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どうでもいいことだが、この作品では主人公が作る料理が美味そうだった。読んでいる間だけ、この頃乏しい食欲を刺激された^^。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
できれば、この作品を連続ドラマ化してほしいです!北方作品の中では1番好きです!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最高です
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読むほどに引き込まれる。雪の描写が素晴らしい。20年前に
読んだ記憶とは違っていた。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とにかく北片謙三の昔のハードボイルド小説が懐かしく、もう1度読みたいと思って購入しました。以前に読んだはずだと思っていましたが、読んでいませんでした。ごく普通の労働者だった主人公があるきっかけで道を踏み外していく。自分も真面目な優等生だったのに、あるきっかけで道を踏み外しました。主人公に感情移入しながら読み進め、どんなラストを迎えるのかと思いながら読みました。ラストも感情移入できました。主人公と行動を共にする幼子の存在もこの小説の面白さをさらに引き立てていて、いい演出だなぁと思いました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年12月2日に日本でレビュー済み
数十年前、駅の売店(当時も「キオスク」っていったかな?)で見つけ、購入したのが、この小説。
正確には、買ってもらった。
当時、当方15才。
オレを捨てたオヤジが施設に面会に来て、いろいろあった後、コレを買ってもらった。
初めて、オヤジに買ってもらったモノだった。
以後会ってなく、恨みしかないオヤジで、この本もどっかにいったのだが、再び購入した。
今思えば、タイトルの「逃れの街」に惹かれたのだろう。
確かに、あんな「収容所」から逃げたかった。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年6月15日に日本でレビュー済み
北方謙三といえば、「弔鐘はるかなり」のようなハードボイルド・アクションをイメージする。しかし、本書は違うのである。繰り広げられるドラマに泣ける、「物語」なのである。名作なのである。

近年のクライム・ノヴェルだと、一人の犯罪者が追っ手(警察、殺し屋、ヤクザなど)からやはり一人(もしくは女とかと一緒)で逃げるものが多い(かな?)。だが、「逃れの街」はそうではない。なんと「相棒」は、公園で知り合った見ず知らずの少年だ。
そのほかに、脇役たちが輝いている。内藤陳氏の叫び(「眠りなき夜」解説参照)に納得する次第。
主人公・幸二をジリジリと追いつめてゆく刑事、恋人・牧子、そして前述の少年・ヒロシ。
脇役が輝いているといっても、出しゃばっているわけではない。それぞれがすべきことのみをし、やがてそれはひとつの場所に集結する。
「弔鐘はるかなり」ではあまり見られなかった主人公を刑事たちが追う過程のサスペンスもうまく取り込まれている。
少年と殺しという名の汚れた荷物を背負った若者。ラストでは思わず感動・・・・。いい結末とはいえないのに、読み終えたとき、なぜか心はスッキリしている。まるでいい映画を観終わったあとのように―。

歴史に残る名作だ。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年3月1日に日本でレビュー済み
人を殺した青年と少年の間に芽生えた魂の交流、逃れるように街を去った彼らの行く手には、死の間際に青年の心に何かが灯った、人生をあまりにも生き急いだひとりの男の苛烈で儚き物語、北方謙三氏の名作中の名作です
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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