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ケネディからの伝言 (集英社文庫) 文庫 – 1996/2/20
落合 信彦
(著)
歴史に不滅の足跡を残したジョンとロバートのケネディ兄弟。命をかけて信念を貫き、人びとに勇気と希望を与え続けた2人の実像とエッセンスを、名演説や隠されたエピソードをまじえて解き明かす。
- 本の長さ336ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日1996/2/20
- ISBN-104087484556
- ISBN-13978-4087484557
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (1996/2/20)
- 発売日 : 1996/2/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 336ページ
- ISBN-10 : 4087484556
- ISBN-13 : 978-4087484557
- Amazon 売れ筋ランキング: - 579,914位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 241位アメリカのエリアスタディ
- - 3,564位政治入門
- - 4,758位集英社文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
演説の最も感動的な所だけ抜き出し、誰にでもわかるような形にまとめている。それが良い点でもあるし、やや大衆向けすぎて、欠点でもある。
2023年4月17日に日本でレビュー済み
落合信彦(1942年~)氏は、東京都出身、都立両国高校(定時制)卒、米オルブライト大学卒、米テンプル大学大学院中退後、米国で友人と石油ビジネスを始め、エクアドルの油田を掘り当てるなど成功を収めたが、1973年に帰国し、その後作家活動を続ける。メディアアーティストの落合陽一は実子。
本書は、1961年に43歳という若さで大統領となり、米国(及び世界)に希望と勇気を与えたジョン・F・ケネディと、ジョンが暗殺された後、1968年に民主党の大統領予備選をトップで走りながら、同じく暗殺された弟のロバート・ケネディが残した数々の(言葉と行動による)メッセージを、彼らの実績とともに振り返ったものである。1993年に出版され、加筆修正の上、2013年に文庫化された。
私は30~40年前の若い頃に著者の多くの作品を読み、その世界を舞台にしたスケールの大きい話に夢中になったし、私がケネディ兄弟を好きなのは、著者の影響が少なからずある(と思われる)のだが、今般新古書店で偶々本書を目にし、思わず手に取った。
読み終えて、著者のケネディ兄弟に対する並々ならぬ思い入れはあるにしても、これほど魅力のある政治家というのは、やはり他にはいないと思われ、特に、ジョンが大統領を務めた、米国人が夢、ヴィジョン、希望、寛容、慈しみを持ち、米国が輝いていた時代(現実にはキューバ危機等が起こっていたのだが)とはどのような時代だったのか見てみたかったと強く思った。
ボビーが暗殺されてから半世紀が経つが、資本主義世界は新自由主義に走って貧富の格差を拡大し、東西冷戦こそ終結したものの、世界中で自国第一主義が蔓延した末、米中対立やロシアの対外侵攻が世界を揺るがしている。にもかかわらず、世界を見渡しても、心に響く言葉を発する指導者は見当たらない(陳腐なワードを繰り返すことしかできないトランプや、官僚の書いた原稿を棒読みする日本の政治家は論外である)。今、ジョンやボビーが指導者だったら、どのような言葉を語るのだろうか。。。
本書の中には、印象的なスピーチ、フレーズが溢れているが、私が最も心に残ったのは、ジョンが1963年6月10日にワシントンのアメリカン大学の卒業式で「平和のための戦略」と題して行ったスピーチの中の、ソ連国民に向けた以下の一節である。
「互いの相違点が存在することは認めよう。しかし、同時に互いの共通の利益にも目を向け、相違点の解決にも努力しよう。そして、もし今相違点を克服できないとしても、少なくとも多様性を認めるような世界を作る努力は成せる。なぜなら、最終的にはわれわれの最も基礎的な共通点は、皆この小さな惑星に住み、皆同じ空気を吸い、皆子供たちの未来を大切に思っている。そして、皆死んでいく身なのだ」
複数の集団(国でも宗教でも)があれば利害が対立するのは世の常であるし、国際情勢・力学もその時々で変化するものである。しかし、このような言葉を聞いて、1ミリも心を動かされない人間などいるであろうか。
著者は本書を次のように締めくくっている。
「ジョン・ケネディは繁栄と凡庸の時代に犠牲の精神を説き、対決の時代に和解を説いた。ボビー・ケネディは超バイオレンスの時代にあって愛と慈しみの心を説いた。そして二人とも、人間の善意、良心、勇気を信じ、人間は絶対に愛する価値があるのだということを命を賭してわれわれに教えてくれた。これこそケネディ兄弟がわれわれに残してくれた最大の遺産であり、未来の人間たちへの伝言でもあった。」
(2023年4月了)
本書は、1961年に43歳という若さで大統領となり、米国(及び世界)に希望と勇気を与えたジョン・F・ケネディと、ジョンが暗殺された後、1968年に民主党の大統領予備選をトップで走りながら、同じく暗殺された弟のロバート・ケネディが残した数々の(言葉と行動による)メッセージを、彼らの実績とともに振り返ったものである。1993年に出版され、加筆修正の上、2013年に文庫化された。
私は30~40年前の若い頃に著者の多くの作品を読み、その世界を舞台にしたスケールの大きい話に夢中になったし、私がケネディ兄弟を好きなのは、著者の影響が少なからずある(と思われる)のだが、今般新古書店で偶々本書を目にし、思わず手に取った。
読み終えて、著者のケネディ兄弟に対する並々ならぬ思い入れはあるにしても、これほど魅力のある政治家というのは、やはり他にはいないと思われ、特に、ジョンが大統領を務めた、米国人が夢、ヴィジョン、希望、寛容、慈しみを持ち、米国が輝いていた時代(現実にはキューバ危機等が起こっていたのだが)とはどのような時代だったのか見てみたかったと強く思った。
ボビーが暗殺されてから半世紀が経つが、資本主義世界は新自由主義に走って貧富の格差を拡大し、東西冷戦こそ終結したものの、世界中で自国第一主義が蔓延した末、米中対立やロシアの対外侵攻が世界を揺るがしている。にもかかわらず、世界を見渡しても、心に響く言葉を発する指導者は見当たらない(陳腐なワードを繰り返すことしかできないトランプや、官僚の書いた原稿を棒読みする日本の政治家は論外である)。今、ジョンやボビーが指導者だったら、どのような言葉を語るのだろうか。。。
本書の中には、印象的なスピーチ、フレーズが溢れているが、私が最も心に残ったのは、ジョンが1963年6月10日にワシントンのアメリカン大学の卒業式で「平和のための戦略」と題して行ったスピーチの中の、ソ連国民に向けた以下の一節である。
「互いの相違点が存在することは認めよう。しかし、同時に互いの共通の利益にも目を向け、相違点の解決にも努力しよう。そして、もし今相違点を克服できないとしても、少なくとも多様性を認めるような世界を作る努力は成せる。なぜなら、最終的にはわれわれの最も基礎的な共通点は、皆この小さな惑星に住み、皆同じ空気を吸い、皆子供たちの未来を大切に思っている。そして、皆死んでいく身なのだ」
複数の集団(国でも宗教でも)があれば利害が対立するのは世の常であるし、国際情勢・力学もその時々で変化するものである。しかし、このような言葉を聞いて、1ミリも心を動かされない人間などいるであろうか。
著者は本書を次のように締めくくっている。
「ジョン・ケネディは繁栄と凡庸の時代に犠牲の精神を説き、対決の時代に和解を説いた。ボビー・ケネディは超バイオレンスの時代にあって愛と慈しみの心を説いた。そして二人とも、人間の善意、良心、勇気を信じ、人間は絶対に愛する価値があるのだということを命を賭してわれわれに教えてくれた。これこそケネディ兄弟がわれわれに残してくれた最大の遺産であり、未来の人間たちへの伝言でもあった。」
(2023年4月了)
2015年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分にとって、多くの意味ある言葉をケネディ兄弟が残していたことが今更ながらではありますがよく理解できました。
また、落合氏の訳がとても適切であろうことが原文も数多く載せてあるので、そちらも理解できました。
何回も読み返していきたい著書です。
また、落合氏の訳がとても適切であろうことが原文も数多く載せてあるので、そちらも理解できました。
何回も読み返していきたい著書です。
2006年3月31日に日本でレビュー済み
JFK、キング牧師、ロバートケネディと60年代を象徴するアメリカンリアルヒーロー(は語弊があるか)の演説、会見集。
著者がケネディべた褒めで客観性に欠ける、そもそも著者がフィクション作家なので、状況がすべて真実とは思えない等ありますが、演説等の内容は半世紀経とうとしてる今でも、色褪せることなく読めます。
評価については上記理由で−1、あと著者がアメリカかぶれなのか、日本の政治家をケネディと対比してバカにしまくってますが、優れた政治家はいました。で、著者の勉強不足さに−1です。
純粋な演説集だと5点なのですがね。
著者がケネディべた褒めで客観性に欠ける、そもそも著者がフィクション作家なので、状況がすべて真実とは思えない等ありますが、演説等の内容は半世紀経とうとしてる今でも、色褪せることなく読めます。
評価については上記理由で−1、あと著者がアメリカかぶれなのか、日本の政治家をケネディと対比してバカにしまくってますが、優れた政治家はいました。で、著者の勉強不足さに−1です。
純粋な演説集だと5点なのですがね。
2014年9月22日に日本でレビュー済み
ケネディ家については、何が真実なのかがわからないほど
逸話が多く、この本についても見極めが必要である。
ただ、JFKとロバートの政治家としての生き様を描いた傑作
であることに変わりはない。
特に、キューバ危機の際のケネディ大統領とロバート司法長官の
の姿が目に浮かぶような筆の力は凄まじい。
「日本人よ、政治家に絶望しても人間に絶望することなかれ。」
という著者の言葉が心に響く内容だ。
逸話が多く、この本についても見極めが必要である。
ただ、JFKとロバートの政治家としての生き様を描いた傑作
であることに変わりはない。
特に、キューバ危機の際のケネディ大統領とロバート司法長官の
の姿が目に浮かぶような筆の力は凄まじい。
「日本人よ、政治家に絶望しても人間に絶望することなかれ。」
という著者の言葉が心に響く内容だ。
2013年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
落合信彦氏のケネディに関する著述は、『2039年の真実』を読んだ時に、「ここに書かれていることは辻褄があっており本物だ」と感じて以来注目している。
それから30年以上経っていろいろな新事実が明らかになっても、本の内容が過っていたと思えるどころか、むしろ、ますますその内容が正しかったことを確信させるものばかりだ。
この本のすばらしさは、数々のケネディの名演説の中でも特に珠玉の部分を、著者の名訳で紹介されているところだ。
核戦争の危険をはらむ冷戦の中で、明確なビジョンと政治哲学をつぶてのように短く心を打つ言葉で、聴衆の知性に働きかけたケネディ。このような人物が小説の中でなく、現実に存在し、実際に人々に話しかけ、世界を動かしたことに改めて感動し、このような人物を暗殺で失ってしまったことに胸が痛んだ。
ケネディの全演説の中には、我々がまだ知らない後世に残すべき言葉が、まだまだあるはずだ。落合氏には、この本と同じ形式でよいので、もっと多くを紹介して欲しい。
それから30年以上経っていろいろな新事実が明らかになっても、本の内容が過っていたと思えるどころか、むしろ、ますますその内容が正しかったことを確信させるものばかりだ。
この本のすばらしさは、数々のケネディの名演説の中でも特に珠玉の部分を、著者の名訳で紹介されているところだ。
核戦争の危険をはらむ冷戦の中で、明確なビジョンと政治哲学をつぶてのように短く心を打つ言葉で、聴衆の知性に働きかけたケネディ。このような人物が小説の中でなく、現実に存在し、実際に人々に話しかけ、世界を動かしたことに改めて感動し、このような人物を暗殺で失ってしまったことに胸が痛んだ。
ケネディの全演説の中には、我々がまだ知らない後世に残すべき言葉が、まだまだあるはずだ。落合氏には、この本と同じ形式でよいので、もっと多くを紹介して欲しい。
2014年11月25日に日本でレビュー済み
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ケネディ、ロバートのリーダーシップが分かりました。自由である事、Justiceはそのうえで守られるべき伝統…理想高く。
2013年10月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の官僚が読むべき本。国に頼るばかりでは無く、いかに国を自分達でよくするべきか、を問いかける本です。中略も多いですが、肝心の箇所は押さえて書いてあります。