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降臨の群れ 上 (集英社文庫) 文庫 – 2007/8/21

4.2 5つ星のうち4.2 4個の評価

アジアの火薬庫に描く冒険巨編。
インドネシア、アンボン島。ここには神の数だけ正義がある。イスラム教徒とキリスト教徒の血の抗争。アル・カイダの暗躍。この地に身を置く日本人技術指導者・笹沢は、いつしか抗争の渦中に…。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2007/8/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/8/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 424ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 408746198X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087461985
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 4個の評価

著者について

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船戸 与一
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1944(昭和19)年、山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。

1985年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞する。主な著書に『猛き箱舟』『炎 流れる彼方』『蝦夷地別件』『龍神町龍神十三番地』『緋色の時代』『三都物語』『河畔に標なく』などがある。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
4グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
降臨の群れは、インドネシア、アンボン島を舞台としたプロテスタントとムスリム原理主義派の争いを題材としている。
他の傑作群と比較すれば、★3の評価にならざるをえない。
話の筋は、砂のクロニクルタイプ+夜のオデッセイア(ループ)である。
蜂起のために両軍とも武器を調達しようとするが、結局届くことはないというのは砂のクロニクルの筋書きにそっくりだ。

ただし、この作品には砂のクロニクルのような高揚感や喪失感はない。
登場人物に魅力的な人物がいないというのが主な要因ではないだろうか。
なにより、カシム・ファウジがなぜあのようになってしまったのか、最終的に何も語られていないのが痛い。

とは言え、船戸与一の作品は読む価値のある歴史記述があるので、その点は読んでよかった。
インドネシアのアンボン島に日本軍が上陸したこと。
アンボン島はマルク諸島の中心であり、いわゆる香料諸島であること。
インドネシアは3分割されるはずであったこと。
アンボン島でプロテスタントとムスリムが殺し合いをしたこと。
様々な知らない事実が明かされるのである。

それにしても今から振り返ると、船戸与一の作品には昔から大日本帝国軍関連の人物の記述がちらほら出てくるのは面白い。
読んで損のない作品である。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インドネシアのアンポン島というマイナーな島でのキリスト教徒イスラム教徒の抗争の話であるが、それは、そのまま今中東を中心に繰り広げられている同様の争いに当てはまるので考えさせられる。終末に向けては、船戸小説らしく至るところ死体の山という展開になっていき、いつもの展開と思ってしまうものの、迫力ある筆致で一気呵成に最後まで読んでしまう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月20日に日本でレビュー済み
インドネシアを舞台にした民族、宗教の争いに一人の日本人が巻き込まれていく展開。
船戸与一の作品はとても残酷だが、しかし、奇跡的に平和な島国で無宗教を謳歌している日本にいてはわからない現実を思い知らせる。

この作品も実際にあった紛争を絡めながら展開していくのでリアリティ抜群だった。
イスラム教、キリスト教どちらがどうという訳ではない。
でも憎しみと殺し合いの連鎖の背後で、宗教というものが異様な輝きを放つのは不思議だ。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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