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お縫い子テルミー (集英社文庫) 文庫 – 2006/6/28

4.2 5つ星のうち4.2 31個の評価

恋は自由を奪う…でも、素晴らしい。
住み込みで服を仕立てる流しのお縫い子・テルミーが恋に落ちてしまった。女装の歌手シナイちゃんのため、一針入魂、最高のドレスを作り上げる。切なくもまっすぐな、叶わぬ恋の物語。(解説/江國香織)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2006/6/28)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/6/28
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 216ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087460509
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087460506
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 31個の評価

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栗田 有起
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の「テルミー」こと照美は、幼少の頃から、祖母・母と共に
「流しのお縫い子」として依頼主の家に住み込み、服を仕立てて生きて
きました。
そんな彼女が、生まれ育った島をあとにして歌舞伎町を目指したのは
15歳の時で、全財産は右手に持った「生活道具の入ったバッグ」と、
左手に持った「裁縫道具の入ったバッグ」だけでした。
初めて読む栗田作品でしたが、個人的には表題作よりも後半に収録された、
「誠二」と転校生の「オッチン」の男同士の友情関係を描いた「ABARE・DAIGO」
の方が気に入りました。そして、「友人というのは、数よりも質が大事なんだよなあ」
と感慨深く思いました。
2018年10月6日に日本でレビュー済み
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叶わない恋のもどかしさと、恋と仕事についてのお話。
主人公が恋する相手がとても魅力的
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年10月7日に日本でレビュー済み
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大人の為の童話という趣きです。文章も柔らかくて、なにより登場する人物が

皆善人です。読んでいると癒されます。また、独特の文体とストーリー世界を

持っていて読んでいるとどんどん目の前に自然と風景が広がります。この方の

別の本も読みたくなりました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年2月9日に日本でレビュー済み
「ハミザベス」ですばる賞を受賞した栗田有起の二作目で、「お縫い子テルミー」と「A
BARE・DAICO」の二作が収められています。前者は、流しのお針子「テルミー」が「シナイさん」への思いを募らせ、今までの自分の生き様や周囲の人々との関わりのなかでその思いを浄化させていく物語。後者は、「オッチン」への劣等感や不安定な親子関係からどこか屈託をため込んでいる小学校五年生の「誠二」が、ひょんな事から下着泥棒に間違われ更なる重圧に苛まれますが、梶井基次郎的転回でひとつ成長を遂げる過程を描いた物語です。しかし、「ハミザベス」同様、この人の作品はどうやって楽しめばよいのか、手応えをどこに見いだせばよいのか、とても心許なくて、正直本作も、読み始めて気づいたら読み終わっていたというあっけなさでした。個人的に読めていないだけなのかもしれませんが。しかし、表題作は、文章から布地の美しさが伝わり(とはいえ、これも、個人的な話になりますが、自分の母が「流し」こそしてはいませんでしたが、主人公に近い形で裁縫を生業にしていたので、幼い頃そういった布地に親しんでいたということも少なからず本作を読む上で良い影響を及ぼしているのかもしれません)、上野樹里さんあたりを主人公にドラマ化するには適したストーリーであるように思いました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年1月5日に日本でレビュー済み
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稀にいる、「素敵!」と言いたくなるような女性。それがテルミー。完成された生きざまではなく、どういう人間になっていこうとするかの過程(の一部)が描かれている。一針一針、彼女の仕事が目に浮かぶような物語でした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
栗田有起さんは、最初に「ハミザベス」と「豆姉妹」を読んでから、すごく好きな作家さんになっていた。特に「豆姉妹」は、もうめちゃめちゃ楽しいお話だった。大傑作。

たしかこのお話は、2年か3年ほど前に、芥川賞の候補作になっていて、選考委員のどなたかの選評の「テルミーの可憐さ」という言葉だけが鮮明に頭に残っていた。

思ったとおり素晴らしいお話だった。最初のページでもう涙がにじんできてしまった。

涙を誘うというほどの場面ではないのだろうけれど、さりげない記述に、涙をにじまさずにはいられない空気というか、小説世界というか、ただ、ただ、素晴らしい。

小さい頃から、自分の家がなくて、あっちこっちの家を渡り歩き、母と祖母と自分との三人で居候ばかりを経験してきたテルミー。自分の枕すらなかったテルミー。

だけどまだ16歳なのに、しっかりと自立して生きているテルミー。

スラスラと読める、実に心地よく最後まで一気に読めてしまうのが、なんといっても魅力だ。

テルミーは、本当に可憐でけなげでチャーミングだ。

ラストに近づいたあたりの、ファミレスで、テルミーが自分のための洋服を縫おうと決心する場面、が特に好きだ。

ゆうぐれ時のファミレスの大きな窓から差し込むオレンジ色の夕日に照らされてキラキラと輝くテルミーがくっきりと浮かんだもの。って、そんな描写どこにもなかったけど。イメージで浮かんできてしまった。

読後感もめちゃめちゃ爽やかだった。

本当に読んでよかった。出会えてよかったと思える一冊だった
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年8月12日に日本でレビュー済み
これを手に取ったのは確か高校くらい。
タイトルと表紙だけでとにかく本を読んでいた頃だ。
だってこれ、かわいいでしょ?表紙がさ。
そして読んでみると、やけにぬるりとした設定がある。
どっかうまく行ってない人がよく出て来た。
当時は言われた物事が世の中には存在してるんだなぁ、なんて具合に頭に入れるだけであった。
(今思うと結構そんなものしかない。)
そして、わたし、この出てくる男、シナイちゃんとやらに恋をした。
だって素敵なんだもん。
こんな人いないかな、なんて今でも思ったりする。
最近読み返したけれど、やはりシナイちゃんみたいな人に恋い焦がれてしまうところがある。
あーあ、拗らせられた。

何が言いたいかというと、これは読書感想文には向いていませんでした。
2013年9月16日に日本でレビュー済み
不思議な雰囲気の文章でいつのまにか引きつけられていた。
他の著書も好きになりそうな予感。