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スタジオジブリ物語 (集英社新書) 新書 – 2023/6/16
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(「あとがき」より)
【おもな内容】
『風の谷のナウシカ』がきっかけで誕生したスタジオジブリ。
長編アニメーション作品を作り続けてきたその軌跡は、波瀾万丈の連続だった――。
試行錯誤の上に生まれる企画から、スケジュールと闘う制作現場、時代を捉えた宣伝戦略、独自の経営法まで、その過程のすべてを、最新作までの27作品ごとに余すことなく網羅した。
鈴木敏夫責任編集で、今明かされる40年の物語。
【目次】
第1章 マンガ連載から映画へ。『風の谷のナウシカ』
第2章 スタジオ設立と『天空の城ラピュタ』
第3章 前代未聞の2本立て。『となりのトトロ』と『火垂るの墓』
第4章 『魔女の宅急便』のヒットと社員化
第5章 新生ジブリと『おもひでぽろぽろ』
第6章 『紅の豚』『海がきこえる』と新スタジオ建設
第7章 『平成狸合戦ぽんぽこ』と撮影部の発足
第8章 近藤喜文初監督作品『耳をすませば』とジブリ実験劇場『On Your Mark』
第9章 未曽有の大作『もののけ姫』
第10章 実験作『ホーホケキョ となりの山田くん』への挑戦
第11章 空前のヒット作『千と千尋の神隠し』
第12章 三鷹の森ジブリ美術館の建設と徳間康快の死
第13章 新人監督による2本立て。『猫の恩返し』『ギブリーズ episode2』
第14章 時代を反映した『ハウルの動く城』とジブリの独立
第15章 新人監督宮崎吾朗の『ゲド戦記』
第16章 人間が手で描いた驚きに満ちた『崖の上のポニョ』
第17章 米林宏昌を起用した『借りぐらしのアリエッティ』
第18章 時代の変わり目の渦中に作った『コクリコ坂から』
第19章 力を尽くした『風立ちぬ』。その後の引退と再始動
第20章 8年の歳月を費やした『かぐや姫の物語』
第21章 若手監督を中心にした新制作体制の編成『思い出のマーニー』
第22章 高畑勲が支え、導いた『レッドタートル ある島の物語』
第23章 ジブリ初の3DCG作品『アーヤと魔女』
第24章 宮﨑駿82歳の新たな挑戦『君たちはどう生きるか』
あとがき 終わったことはどうでもいい。 鈴木敏夫
【編者略歴】
鈴木敏夫(すずき・としお)
1948年、愛知県名古屋市生まれ。スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。
徳間書店で『アニメージュ』の編集に携わるかたわら、1985年にスタジオジブリの設立に参加、1989年からスタジオジブリ専従。
以後ほぼすべての劇場作品をプロデュースする。
著書に、『読書道楽』(筑摩書房)、『ジブリの文学』『仕事道楽 新版――スタジオジブリの現場』(ともに岩波書店)など多数。
- 本の長さ544ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2023/6/16
- 寸法10.6 x 2.5 x 17.3 cm
- ISBN-104087212688
- ISBN-13978-4087212686
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キーワード①:企画立案「『トトロ』の企画が上層部で拒否された後、さらに案を練った。そこで浮上したのが、別作品との2本立て興行だった」 ジブリ作品の想像力の源泉は、監督やスタッフの間で繰り広げられる“対話”にあった。 |
キーワード②:制作「3カ月かかる見込みだった作業スケジュールは1カ月まで大幅に短縮。無事に初号試写を行うことができた」 目まぐるしく変化するアニメーション制作の現場。こうして作品は“完成”した。 |
キーワード③:宣伝「配給収入目標を達成するために鈴木が提唱したのが、『宣伝費=配給収入』の法則だ」 映画にとって宣伝とは何か。プロデューサー・鈴木敏夫が仕掛けた数々の“戦術”を追う。 |
キーワード④:経営「『新人を迎え入れジブリを続けて行くには、その気構えがわかる構えが必要だ』というのが宮﨑の意見だった」 新人育成、社屋のデザイン、美術館・パーク建設etc. “働き方”にこだわった独自の美学とは。 |
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2023/6/16)
- 発売日 : 2023/6/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 544ページ
- ISBN-10 : 4087212688
- ISBN-13 : 978-4087212686
- 寸法 : 10.6 x 2.5 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 9,269位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 4位映画ノンフィクション
- - 17位集英社新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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イメージ付きのレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「ぼくらはジブリに育ててもらった」
それでもそう思わずにはいられません。
そのことをつい先日、集英社から出版された「スタジオジブリ物語」を読みながら思いました。
ぼくの故郷は千葉県の南にある小さな港町です。
近所に映画館はありません。
電車に1時間乗らないと映画館がある町にたどり着けないのです。
一筋の光が、ときどきTVで放送されるジブリ映画でした。
人間にとって大事なことをたくさん教わりました。
仲間の気持ちを鎮めるためだけに腐海の中でマスクを外し、
笑ってみせたナウシカの姿に
(風の谷のナウシカ)
入院中の母に代わり、
しっかり者のお姉ちゃんで居続けたサツキの姿に
(となりのトトロ)
好きなことで生きていくつらさと困難にようやく気付き、
涙をこぼした月島雫の姿に
(耳をすませば)
たった二人で生きた兄妹の姿に
(火垂るの墓)
そこに余計なセリフはなく、
ただ、その瞬間にどう生きたかが、丹念に描かれています。
なにかと、せちがらい世の中です。
呼吸をするように、火のついたタバコを捨て
いっぱいになったゴミ箱の上に、
平然とペットボトルを置いていく人もいます。
それでも、時折見られる日本人の凛々しい姿……
サッカーW杯では試合後、
美しく片づけられたロッカールームが世界中で報じられ
3月のWBCでも、対戦相手に敬意を忘れない選手たちの姿を見ました。
良心、思いやり、配慮、絆、ひとかけらの愛、
これらを日本人の心に、
かろうじてつなぎ止めてきたのはジブリ映画だとぼくは思っています。
もしも日本にジブリがなかったなら、
日本人はもっと人相が悪くなっていたと本気で思うのです。
ーーーーーーーーー
スタジオジブリ物語
ーーーーーーーーー
この本には、ナウシカから7月14日に公開をひかえる
宮崎駿監督 最新作「君たちはどう生きるか」までの制作秘話が
おどろくべき丁寧さで描かれています。
はたからみれば、
次から次へとヒットを飛ばし順風満帆に見えたジブリという船も、
内情は全く違っていました。
大嵐の中、いつ沈没するかわからない、
ぎりぎりで勝負していたことを知りました。
そんなよれよれな船の舳先に立っていたのは主にこの3人です。
高畑勲さん(故人)
宮崎駿さん
鈴木敏夫さん
この3人にまつわるエピソードはどれも抜群に面白く、
冒険心と情熱と冷徹なまでのこだわりに、満ち満ちています。
それでも、ぼくの心に刺さったのは158ページに書かれた、
近藤喜文(よしふみ)監督のコトバでした。
近藤さんは映画「耳をすませば」で監督をつとめた方です。
「もののけ姫はこうして生まれた」
というドキュメンタリーでお顔を見ましたが、
とても穏やかそうな優しい風貌をされていました。
一癖も二癖もあるアニメーターたちの中で、
きわめて常識人だったのではないかと、勝手に想像しています。
そんな近藤さんが、
宮崎監督と怒鳴り合いの大喧嘩をしたエピソードが書かれていました。
「耳をすませば」の主題歌「カントリーロード」の
歌詞の一節(日本語訳)をめぐって揉めたそうです。
たった一行の短い文章です。
最後は、近藤さんが折れて、宮崎さんの案が採用されました。
後日、鈴木敏夫さんに語った、近藤さんのコトバが158ページにありました。
……ダメでした。
そのコトバを読んだ瞬間、嗚咽がもれました。
アニメはあくまで作り物だし、消費される商品です。
それでも時に、神様からの差配(さはい)によって
作り手と作品、二本の糸が交わることがあります。そ
んな運命を感じた作品だからこそ、
たとえ相手が宮崎駿であろうと、近藤さんは一歩も引かなかったのです。
近藤さんは47歳でこの世を去っています。(1998年死去)
ぼくはいま48歳。いつの間にか、近藤さんをこえてしまいましたが、
なし得た仕事は、きっと100分の1にも届いていません。
こんな宝石のようなエピソードが全編散りばめられた本です。
ジブリという熱風にあてられ、いつの間にか一緒にお神輿をかついでいた心優しき人たちの、
涙ぐましい研鑽と、心が震える魂の1冊です。
レビューのようでエッセイのようなヘンな文章になって申し訳ありません。
お伝えしたいことは一つ。
読んで欲しい。
ただそれだけなのです。
「ぼくらはジブリに育ててもらった」
それでもそう思わずにはいられません。
そのことをつい先日、集英社から出版された「スタジオジブリ物語」を読みながら思いました。
ぼくの故郷は千葉県の南にある小さな港町です。
近所に映画館はありません。
電車に1時間乗らないと映画館がある町にたどり着けないのです。
一筋の光が、ときどきTVで放送されるジブリ映画でした。
人間にとって大事なことをたくさん教わりました。
仲間の気持ちを鎮めるためだけに腐海の中でマスクを外し、
笑ってみせたナウシカの姿に
(風の谷のナウシカ)
入院中の母に代わり、
しっかり者のお姉ちゃんで居続けたサツキの姿に
(となりのトトロ)
好きなことで生きていくつらさと困難にようやく気付き、
涙をこぼした月島雫の姿に
(耳をすませば)
たった二人で生きた兄妹の姿に
(火垂るの墓)
そこに余計なセリフはなく、
ただ、その瞬間にどう生きたかが、丹念に描かれています。
なにかと、せちがらい世の中です。
呼吸をするように、火のついたタバコを捨て
いっぱいになったゴミ箱の上に、
平然とペットボトルを置いていく人もいます。
それでも、時折見られる日本人の凛々しい姿……
サッカーW杯では試合後、
美しく片づけられたロッカールームが世界中で報じられ
3月のWBCでも、対戦相手に敬意を忘れない選手たちの姿を見ました。
良心、思いやり、配慮、絆、ひとかけらの愛、
これらを日本人の心に、
かろうじてつなぎ止めてきたのはジブリ映画だとぼくは思っています。
もしも日本にジブリがなかったなら、
日本人はもっと人相が悪くなっていたと本気で思うのです。
ーーーーーーーーー
スタジオジブリ物語
ーーーーーーーーー
この本には、ナウシカから7月14日に公開をひかえる
宮崎駿監督 最新作「君たちはどう生きるか」までの制作秘話が
おどろくべき丁寧さで描かれています。
はたからみれば、
次から次へとヒットを飛ばし順風満帆に見えたジブリという船も、
内情は全く違っていました。
大嵐の中、いつ沈没するかわからない、
ぎりぎりで勝負していたことを知りました。
そんなよれよれな船の舳先に立っていたのは主にこの3人です。
高畑勲さん(故人)
宮崎駿さん
鈴木敏夫さん
この3人にまつわるエピソードはどれも抜群に面白く、
冒険心と情熱と冷徹なまでのこだわりに、満ち満ちています。
それでも、ぼくの心に刺さったのは158ページに書かれた、
近藤喜文(よしふみ)監督のコトバでした。
近藤さんは映画「耳をすませば」で監督をつとめた方です。
「もののけ姫はこうして生まれた」
というドキュメンタリーでお顔を見ましたが、
とても穏やかそうな優しい風貌をされていました。
一癖も二癖もあるアニメーターたちの中で、
きわめて常識人だったのではないかと、勝手に想像しています。
そんな近藤さんが、
宮崎監督と怒鳴り合いの大喧嘩をしたエピソードが書かれていました。
「耳をすませば」の主題歌「カントリーロード」の
歌詞の一節(日本語訳)をめぐって揉めたそうです。
たった一行の短い文章です。
最後は、近藤さんが折れて、宮崎さんの案が採用されました。
後日、鈴木敏夫さんに語った、近藤さんのコトバが158ページにありました。
……ダメでした。
そのコトバを読んだ瞬間、嗚咽がもれました。
アニメはあくまで作り物だし、消費される商品です。
それでも時に、神様からの差配(さはい)によって
作り手と作品、二本の糸が交わることがあります。そ
んな運命を感じた作品だからこそ、
たとえ相手が宮崎駿であろうと、近藤さんは一歩も引かなかったのです。
近藤さんは47歳でこの世を去っています。(1998年死去)
ぼくはいま48歳。いつの間にか、近藤さんをこえてしまいましたが、
なし得た仕事は、きっと100分の1にも届いていません。
こんな宝石のようなエピソードが全編散りばめられた本です。
ジブリという熱風にあてられ、いつの間にか一緒にお神輿をかついでいた心優しき人たちの、
涙ぐましい研鑽と、心が震える魂の1冊です。
レビューのようでエッセイのようなヘンな文章になって申し訳ありません。
お伝えしたいことは一つ。
読んで欲しい。
ただそれだけなのです。
ジブリ作品のトトロは気に入って何回かみたりはしたが、そこまでジブリ作品にのめり込んだことがないからです。ただ、2作目の柳川は偶然手にして、他に例のない作品で感心しました。
その辺のところは面白く読めたので、それ以上は、ここまで詳しい話はついて行けない位にくわしいので先までは読まずに頓挫したというところです。
ジブリと共に育ったジブリが大好きの方には、たまらない本だろうなと思いました。
『君たちはどういきるか』楽しみです!!