原発はメルトダウンし、朽ちた議会で 狂った君主を止める者もなく 忠臣もなく憲法は改悪されてゆき、死の商人たちは暗躍し、人民も目先の享楽にうつつをぬかして現実を見ようとしない・・・
終末、なのだろうか?
神は もうこの世を見放しているのだろうか?
終わりへと向かう世界の中で イスラーム教徒たちは、何をすればよいのだろうか?
信仰が届いていない無知ゆえに救われる我々日本人は、何をすればよいのだろうか?
神の計画ではすべてが始まり かつ、すべてがおわっているのなら、人間が現世で生きるとは、いったい何なのだろうか?
神にとって、人間とは何なのだろうか?
神の慈悲としての人間の存在、神の慈悲は人間をどこへつれていくのだろう・・・信仰を持つとはどういうことなのか?
イスラーム教徒であるために 迫害され 大量虐殺され 空爆され だれも意味の分からない戦いに巻き込まれ、不幸な人生を背負わされている
信仰を持つとは、世界の受難を引き受ける、ということなのだろうか?
世界のシナリオを書いている神は、すべての最高責任者である
人間に、善悪の選択権はあるにしても、悪をさえ、あれ、と言うのは神であろう
知を重ねても神に近づけないならば 神のこころを聴くには どうすればよいのだろう・・・

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イスラーム 生と死と聖戦 (集英社新書) 新書 – 2015/2/17
中田 考
(著)
ムスリムの死生観をわかりやすく解説する。
第一人者による、イスラーム思想入門。
「イスラーム」すなわち「過激」「危険思想」というイメージを持つ人も多いな か、本来は唯一神・アッラーの存在こそが人間の人間による支配と国家の暴走、 対立を食い止める秩序になり得るのだと著者は主張する。国境を越えて勢力を伸 ばす「イスラーム国」の現状にも触れながら、ムスリムたちの死生観をわかりや すく解説する、必読の一冊。東京大学先端科学技術研究センター准教授・池内恵 氏の解説付き。
[著者情報]
中田 考(なかた こう)
一九六○年、岡山県生まれ。イスラーム学者。東京大学文学部卒業後、カイロ大学大学院文学部哲学科博士課程修了(哲学博士)。同志社大学神学部元教授。専門はイスラーム法学・神学。著書に『イスラームのロジック』(講談社)、『一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』(内田樹氏との共著、集英社新書)他。
第一人者による、イスラーム思想入門。
「イスラーム」すなわち「過激」「危険思想」というイメージを持つ人も多いな か、本来は唯一神・アッラーの存在こそが人間の人間による支配と国家の暴走、 対立を食い止める秩序になり得るのだと著者は主張する。国境を越えて勢力を伸 ばす「イスラーム国」の現状にも触れながら、ムスリムたちの死生観をわかりや すく解説する、必読の一冊。東京大学先端科学技術研究センター准教授・池内恵 氏の解説付き。
[著者情報]
中田 考(なかた こう)
一九六○年、岡山県生まれ。イスラーム学者。東京大学文学部卒業後、カイロ大学大学院文学部哲学科博士課程修了(哲学博士)。同志社大学神学部元教授。専門はイスラーム法学・神学。著書に『イスラームのロジック』(講談社)、『一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』(内田樹氏との共著、集英社新書)他。
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2015/2/17
- 寸法10.7 x 1.3 x 17.3 cm
- ISBN-104087207641
- ISBN-13978-4087207644
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2015/2/17)
- 発売日 : 2015/2/17
- 言語 : 日本語
- 新書 : 240ページ
- ISBN-10 : 4087207641
- ISBN-13 : 978-4087207644
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 496,996位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 46位中近東の地理・地域研究
- - 159位イスラム教(一般)関連書籍
- - 977位集英社新書
- カスタマーレビュー:
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1 星
新品で買ったお金は、この人の・・・・
真面目に友好のため「イスラム」を理解しようと思っている方は、ツイッターなどでよく調べてこの人の本を読んで下さい。”IS”の旗の下、銃を構える男の話は推敲的な読み方が必要です。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月22日に日本でレビュー済み
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2017年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
イスラム教については、日本語で書かれた分かりやすい本書が知られていないので、思想のギャップは広がる一方な状況だと思う。本書はそのような状況へ一石を投じることができるかもしれない。
日本語には他にいないイスラム教法学者という、イスラム教の専門家による解説なので、色々と細かくて分かりにくいことがあるが、その分かりにくいという部分を認めることがイスラム教理解への第一歩なのかもしれない。
日本語には他にいないイスラム教法学者という、イスラム教の専門家による解説なので、色々と細かくて分かりにくいことがあるが、その分かりにくいという部分を認めることがイスラム教理解への第一歩なのかもしれない。
2021年6月3日に日本でレビュー済み
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イスラムへの理解の一助を求めて本書を手に取った。その求めに応える多くの学びがあったが、一方で全体的に文書の組み立て方が不明瞭なのが難点だった。例えば「ジハード」が何なのか、解説するような「素振り」は出てきても「ジハードは〜です」というような明らかな答えは巻末まで結局示されない。「入門書」と謳っているが、このような歯切れの悪い説明が続いていてそれが適切な形容なのか疑問だ。
2015年2月28日に日本でレビュー済み
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イスラームが法であるということ(P.34)。宗教を個人の内面に閉じ込めることもあるいは社会的関係を「空気」として読み取ろうとすることも違うという。
政教分離がなされた機械論的人間観が歴史上の大虐殺を生んだ、という解説(P.119、P.125)にも説得力がある。
モノや金の移動を自由にし、人の移動を制限している今日の先進諸国の法制度がグローバル化による富の偏在を招いているという論(P.178)もなるほどと思う。
そして、自然法の支配がカリフ制と結び付いていることを説く。
人生観・世界観として同調するか否かはともかく、地球上の16億人の人々が生活の規範としている宗教と共存する姿勢がなく、現実にイラク北部とシリアにまたがる地域を実効支配している組織を、単に「テロ国家」「過激派組織」「バグダーディ容疑者」などと一方的に決めつけて毎日爆撃を続けている強国の態度は明らかに残虐な犯罪行為であり、この人々の声を静かに聞く必要がある。
この本は日本語でイスラム教徒の社会観を直接的に聞くことのできる、稀有な存在だと思う。
政教分離がなされた機械論的人間観が歴史上の大虐殺を生んだ、という解説(P.119、P.125)にも説得力がある。
モノや金の移動を自由にし、人の移動を制限している今日の先進諸国の法制度がグローバル化による富の偏在を招いているという論(P.178)もなるほどと思う。
そして、自然法の支配がカリフ制と結び付いていることを説く。
人生観・世界観として同調するか否かはともかく、地球上の16億人の人々が生活の規範としている宗教と共存する姿勢がなく、現実にイラク北部とシリアにまたがる地域を実効支配している組織を、単に「テロ国家」「過激派組織」「バグダーディ容疑者」などと一方的に決めつけて毎日爆撃を続けている強国の態度は明らかに残虐な犯罪行為であり、この人々の声を静かに聞く必要がある。
この本は日本語でイスラム教徒の社会観を直接的に聞くことのできる、稀有な存在だと思う。
2016年4月27日に日本でレビュー済み
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私は宗教について知りたければ信者に聞くしかないと思います。信仰はしていない宗教学者というのがいますが、研究するけど信仰しないということは、結局否定しているわけで、否定している人の意見は批判でしかないわけです。よって、日本でイスラームのことを知りたければ信者である中田氏の書を読むしかないと思い、本書を手に取りました。
イスラームというのはこのようなものだという第三者による決めつけではなく、私たちはこのように考えますという当事者による説明なので大変信頼が置ける本です。著者は日本人の固定観念から放れており、宗教全般や社会学にも通じている広い視野の持ち主のようです。
一瞬前と今の私には連続性がないというのは、仏教の無常や無我にも通じるところがありますが、その一瞬、一瞬も全て神が無から創造したとなると、自由意思や善悪の選択をしたのは誰か、最後の審判を受けるのは何者かという疑問にぶちあたります。著者はこの疑問に丁寧に説明しているのですが、私には理解できませんでした。
少数の先進国が多数の途上国を搾取するグローバル資本主義への批判はもっともですが、人が国境を自由に移動し、人が人を支配することなく、イスラーム法が支配するカリフ制の共同体など過去にも未来にも実現性があると思えません。ありえない社会の構築を目指してジハードを尊ぶ教えというのは、著者の趣旨とは裏腹に大変危険な思想だという思いが強まりました。
イスラームというのはこのようなものだという第三者による決めつけではなく、私たちはこのように考えますという当事者による説明なので大変信頼が置ける本です。著者は日本人の固定観念から放れており、宗教全般や社会学にも通じている広い視野の持ち主のようです。
一瞬前と今の私には連続性がないというのは、仏教の無常や無我にも通じるところがありますが、その一瞬、一瞬も全て神が無から創造したとなると、自由意思や善悪の選択をしたのは誰か、最後の審判を受けるのは何者かという疑問にぶちあたります。著者はこの疑問に丁寧に説明しているのですが、私には理解できませんでした。
少数の先進国が多数の途上国を搾取するグローバル資本主義への批判はもっともですが、人が国境を自由に移動し、人が人を支配することなく、イスラーム法が支配するカリフ制の共同体など過去にも未来にも実現性があると思えません。ありえない社会の構築を目指してジハードを尊ぶ教えというのは、著者の趣旨とは裏腹に大変危険な思想だという思いが強まりました。
2015年2月20日に日本でレビュー済み
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イスラム教徒であり、イスラム法学者である著書が、イスラム思想とその世界観についてわかりやすく解説しています。話題になった方ですので
いろいろな見方があると思います。また、著者の示す世界観には独特のものがありますので、ニュースと切り離して読んだほうが良いです。
そうしないと、やはりイスラム教は理解出来ない、と考える方が出てくるかもしれません。
ですが、だからこそ、この本は読むべきだと思います。この分野では日本人の第一人者であり、出典も明確で、文体も平易です。
いろいろな見方があると思います。また、著者の示す世界観には独特のものがありますので、ニュースと切り離して読んだほうが良いです。
そうしないと、やはりイスラム教は理解出来ない、と考える方が出てくるかもしれません。
ですが、だからこそ、この本は読むべきだと思います。この分野では日本人の第一人者であり、出典も明確で、文体も平易です。
2015年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これだけ異質な考え方が常識である10数億人が存在する、と脚色なしに伝える。
池内恵氏のあとがきが秀逸。 これがないと 誤解しまくり人間が山の様に発生するだろう。
池内恵氏のあとがきが秀逸。 これがないと 誤解しまくり人間が山の様に発生するだろう。
2015年9月5日に日本でレビュー済み
Twitterで著者の中田考氏は、「人間にとって最も重い罪とは創造主を信じずその命令に背くこと」「人は誰でも罪人」「中でも異教徒は創造主を信じない時点で最悪の罪人、哀れみにより生かされているだけの存在」と解説しています。(URLはweb.archive.org/web/20140822140148/https://twitter.com/HASSANKONAKATA/status/502503263178989568)
この本は、そういった著者のイスラーム的思想を確認できる内容となっており、イスラーム的感覚・思考から見れば高い評価に値するかと思います。その一方で著者の言葉は、言語学的・研究的定義から外れています。
総合的に評価として、星5ではなくあえて星1を付けた理由は、池内恵氏の解説がこの本の非学術的・非研究的な面にほとんど(または一切)触れていないため、そしてAmazonでのこの本の分類が「人文・思想」のみならず「地理・地域研究」にもなっているためです。
著者のイスラーム的思想としては、次のような例があります。
1.イスラームとしてのアニミズム
著者は「イスラームは一神教です」「実はイスラームの世界観の基本はアニミズムです」と述べています。そして「多神教とアニミズムの違い」という節では、多神的世界観とアニミズム的世界観とを別物としています。
しかし、こういった定義は言語・宗教研究での定義に合っていません。例えば、専門家が記した辞事典(『世界大百科事典 第2版』や『百科事典マイペディア』など)によれば、「アニミズム」という語は「多神教」の一種です。『日本語大シソーラス:類語検索大辞典』によると、「アニミズム」は「多神論」「汎神論」の類義語です。
2.原理としての神
著者は「多神教とは、神でないものを神として崇拝する偶像崇拝と結びついた概念です」と書いています。その他、「神という言葉を自然界と人間界を貫く普遍的な原理と置き換えてみたらどうでしょうか。普遍的な原理が複数あったら、おかしなことになります」「多神教とはこの矛盾に目をつぶり、人間のさまざまな欲望に対応した複数の原理を同時に神として崇めることです」と述べています。
ですが、この定義は辞事典や宗教学・神話学とは異なります。例えば『日本大百科全書(ニッポニカ)』では、神という語は「厳密な意味では、人格的で個性がはっきりして、固有名詞をもった超自然的存在」であり、「もっとも広い意味では、宗教的行動の対象はすべて神」とされています。そして「宗教学の立場では、神そのものは観察できないが、神を信じている人々が神をどのように考え、どのような行動をしているかは観察できるとし、だれでも観察できる事実に基づいて神観念を把握しようとしている」とあります。『世界大百科事典 第2版』では「神観念の内容は,それを分類し整理し定義する方法のいかんによって大きな変化を示す」とされています。
3.自然法と人権
著者は「カリフ」(政教一致のイスラーム最高指導者)について、「本来のカリフ制は「人権」を認める」「カリフ制は自然法が認める人権も認めます」としています。
やはりこの「自然法」と「人権」も、著者独特の用法です。『日本大百科全書』によると、「自然法思想は古代より現代に至るまでさまざまな形で存在しているが、「自然」観念の相違に応じてその形態も多種多様である」とあります。『法律用語辞典(第4版)』は、自然法を宗教や信条より上位と定義しています。そこでは「自由、平等の権利は自然法によって認められたとするその諸理念は、アメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与え、近代の諸法典にとり入れられた」とあります。
なお、人権を定義する国際規約「国際人権規約」はその内のB規約第18条で、人権の一部として「すべての者は、思想、良心及び宗教の自由についての権利を有する」と法定しています。すなわち、宗教が人権を認めているのではなく、人権法が個々人の宗教的自由を認めているということです。ちなみに、19条では表現の自由が法定されています。
この本は、そういった著者のイスラーム的思想を確認できる内容となっており、イスラーム的感覚・思考から見れば高い評価に値するかと思います。その一方で著者の言葉は、言語学的・研究的定義から外れています。
総合的に評価として、星5ではなくあえて星1を付けた理由は、池内恵氏の解説がこの本の非学術的・非研究的な面にほとんど(または一切)触れていないため、そしてAmazonでのこの本の分類が「人文・思想」のみならず「地理・地域研究」にもなっているためです。
著者のイスラーム的思想としては、次のような例があります。
1.イスラームとしてのアニミズム
著者は「イスラームは一神教です」「実はイスラームの世界観の基本はアニミズムです」と述べています。そして「多神教とアニミズムの違い」という節では、多神的世界観とアニミズム的世界観とを別物としています。
しかし、こういった定義は言語・宗教研究での定義に合っていません。例えば、専門家が記した辞事典(『世界大百科事典 第2版』や『百科事典マイペディア』など)によれば、「アニミズム」という語は「多神教」の一種です。『日本語大シソーラス:類語検索大辞典』によると、「アニミズム」は「多神論」「汎神論」の類義語です。
2.原理としての神
著者は「多神教とは、神でないものを神として崇拝する偶像崇拝と結びついた概念です」と書いています。その他、「神という言葉を自然界と人間界を貫く普遍的な原理と置き換えてみたらどうでしょうか。普遍的な原理が複数あったら、おかしなことになります」「多神教とはこの矛盾に目をつぶり、人間のさまざまな欲望に対応した複数の原理を同時に神として崇めることです」と述べています。
ですが、この定義は辞事典や宗教学・神話学とは異なります。例えば『日本大百科全書(ニッポニカ)』では、神という語は「厳密な意味では、人格的で個性がはっきりして、固有名詞をもった超自然的存在」であり、「もっとも広い意味では、宗教的行動の対象はすべて神」とされています。そして「宗教学の立場では、神そのものは観察できないが、神を信じている人々が神をどのように考え、どのような行動をしているかは観察できるとし、だれでも観察できる事実に基づいて神観念を把握しようとしている」とあります。『世界大百科事典 第2版』では「神観念の内容は,それを分類し整理し定義する方法のいかんによって大きな変化を示す」とされています。
3.自然法と人権
著者は「カリフ」(政教一致のイスラーム最高指導者)について、「本来のカリフ制は「人権」を認める」「カリフ制は自然法が認める人権も認めます」としています。
やはりこの「自然法」と「人権」も、著者独特の用法です。『日本大百科全書』によると、「自然法思想は古代より現代に至るまでさまざまな形で存在しているが、「自然」観念の相違に応じてその形態も多種多様である」とあります。『法律用語辞典(第4版)』は、自然法を宗教や信条より上位と定義しています。そこでは「自由、平等の権利は自然法によって認められたとするその諸理念は、アメリカ独立宣言、フランス人権宣言に大きな影響を与え、近代の諸法典にとり入れられた」とあります。
なお、人権を定義する国際規約「国際人権規約」はその内のB規約第18条で、人権の一部として「すべての者は、思想、良心及び宗教の自由についての権利を有する」と法定しています。すなわち、宗教が人権を認めているのではなく、人権法が個々人の宗教的自由を認めているということです。ちなみに、19条では表現の自由が法定されています。