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100年後の人々へ (集英社新書) 新書 – 2014/2/14
小出 裕章
(著)
「生まれ変わったら、生涯を廃炉技術に捧げたい」。
反原発運動のシンボル的な科学者が、3・11から三年、痛切な思いを吐露する。
「元々は、地質学者になりたかったのです-」。鉱石採集が大好きだった少年は、「核の平和利用」のキャンペーンに呑み込まれ、原子力開発の夢を追うようになった。
だが、いち早くその詐術と危険性に気づき、その後、原発をなくすための研究と運動に半生を捧げてきた工学者・小出裕章は、三・一一から三年が経過しようとしている今、何を思うのか。そして、過去からの膨大な負債に苦しむであろう一〇〇年後の人々に「こんな事故を起こした時代に、お前はどう生きたのか」と問われる場面を想像しながら述べた言葉とは?
[著者情報]
小出裕章(こいで ひろあき)
一九四九年、東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。六八年、原子力の平和利用を夢見て、東北大学工学部原子核工学科に入学するが、七〇年、女川原子力発電所建設計画への反対集会に参加して以来、一貫して反原発の立場から研究と発言を行う。七四年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。専門は放射線計測、原子力安全。著書に『原発のウソ』など多数。
反原発運動のシンボル的な科学者が、3・11から三年、痛切な思いを吐露する。
「元々は、地質学者になりたかったのです-」。鉱石採集が大好きだった少年は、「核の平和利用」のキャンペーンに呑み込まれ、原子力開発の夢を追うようになった。
だが、いち早くその詐術と危険性に気づき、その後、原発をなくすための研究と運動に半生を捧げてきた工学者・小出裕章は、三・一一から三年が経過しようとしている今、何を思うのか。そして、過去からの膨大な負債に苦しむであろう一〇〇年後の人々に「こんな事故を起こした時代に、お前はどう生きたのか」と問われる場面を想像しながら述べた言葉とは?
[著者情報]
小出裕章(こいで ひろあき)
一九四九年、東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。六八年、原子力の平和利用を夢見て、東北大学工学部原子核工学科に入学するが、七〇年、女川原子力発電所建設計画への反対集会に参加して以来、一貫して反原発の立場から研究と発言を行う。七四年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。専門は放射線計測、原子力安全。著書に『原発のウソ』など多数。
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2014/2/14
- ISBN-104087207269
- ISBN-13978-4087207262
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2014/2/14)
- 発売日 : 2014/2/14
- 言語 : 日本語
- 新書 : 192ページ
- ISBN-10 : 4087207269
- ISBN-13 : 978-4087207262
- Amazon 売れ筋ランキング: - 698,305位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小出さんが、反原発活動を通じて得た「価値観」のようなものが淡淡と語られる。
まさに「100年後の人々」への熱いメッセージだ。
原発は「ダメダメ」と言っているだけではなくならない。
このように人生論まで取り込んだように語らなければ、
「原発ムラ」の人たちは納得しないし、
あまり興味のない人も、興味を持ってくれないと思う。
静かな運動が、大きなムーブメントになることを、本書は教えてくれる。
まさに「100年後の人々」への熱いメッセージだ。
原発は「ダメダメ」と言っているだけではなくならない。
このように人生論まで取り込んだように語らなければ、
「原発ムラ」の人たちは納得しないし、
あまり興味のない人も、興味を持ってくれないと思う。
静かな運動が、大きなムーブメントになることを、本書は教えてくれる。
2014年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かれこれ40年近く原発反対を唱えてきた小出さんのストレートな思いが満載です。
世界中の人々に読んでいただきたい本です。
100万kWの電力を発電するため毎秒70トンの海水の温度を7度も上昇させて海に再放出しているなんて知らなかった。
ウラン鉱脈資源が70年で枯渇してしまうということや使用済み燃料の処分が現代の科学では不可能だということも。
そういうことをたくさんの方々に知っていただきたいです。
全ての地球人の聖書です。
世界中の人々に読んでいただきたい本です。
100万kWの電力を発電するため毎秒70トンの海水の温度を7度も上昇させて海に再放出しているなんて知らなかった。
ウラン鉱脈資源が70年で枯渇してしまうということや使用済み燃料の処分が現代の科学では不可能だということも。
そういうことをたくさんの方々に知っていただきたいです。
全ての地球人の聖書です。
2015年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
はじめは、原発をつくる側であったので、とっても実感がありました。
廃炉にするための研究が進んでいない実感が、わかりました。
廃炉にするための研究が進んでいない実感が、わかりました。
2015年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原発にまつわる数々の矛盾。著者の孤独な戦いは現世では実を結ばない事実を無念の思いで読了しました。
2014年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原発に再稼働を進めている現政権の無責任さのおかげで、原発事故にあった福島の人々や、まだ原発がある地域の子供たち、そして将来の子供たちを思い、原発の危険性を訴え、原発を廃絶することに生涯を捧げている意志の本である。その上、原発がすべて中止になっても廃炉までの長い時間、さらに、使用済み核燃料の保管を考えるととてつもない年数が必要であるが、近い将来、それでも100年後の人々を思い、原発に即時中止を求めて動いている著者の意志の本でもある。
この本を読んで、改めて、自分を含めて無責任な大人たちが、自分たちの生活のために使用した危険な残滓を将来に残す無責任な行動をとり続け、もっとも力があるのに反省しない現政権や官僚、財界に怒りを覚えてしまう。
それでも、今の生活のために原発に賛成している人々や、経済優先にしてつけを子孫に残そうとしている人々に読んでもらいたい本です。
この本を読んで、改めて、自分を含めて無責任な大人たちが、自分たちの生活のために使用した危険な残滓を将来に残す無責任な行動をとり続け、もっとも力があるのに反省しない現政権や官僚、財界に怒りを覚えてしまう。
それでも、今の生活のために原発に賛成している人々や、経済優先にしてつけを子孫に残そうとしている人々に読んでもらいたい本です。
2014年3月28日に日本でレビュー済み
この本に出会えて、小出裕章さんという人に出会えて、うれしいです。
今の時代、現在において、何ができるのだろう。
こどもたちの未来のよりよきことを願うが、
こどもたちのまわりの状況をみても、学校をみても、
己の職場の状況をみても、
人と人のつながりが、次第に切れて、
1人1人の人間が大切にされることとは、反対の方向に進んでいるように思えて、
その状況が、ますます悪い方向にいっているように思えて、
この暗澹たる思いをどうすればよいのか、
悶々としてました。
あきらめることなく、己のできるところで、
ささやかなりとも、何かできることはあるのではないか。
少なくとも、過酷な状況の中で、己の良心に従って、仕事を、反原発運動を続けてこられた方がいらっしゃる。未来のこどもたちのために。
私にもできることは、あるのではないか、
そう信じて、あきらめず、ただ流されるのではなくて、
未来により良き方向に努力してゆくことはできるのではないか。
田中正造さんの本も読んでみたくなりました。
良き師をこころのなかに持ち続けて行きたい。
今の時代、現在において、何ができるのだろう。
こどもたちの未来のよりよきことを願うが、
こどもたちのまわりの状況をみても、学校をみても、
己の職場の状況をみても、
人と人のつながりが、次第に切れて、
1人1人の人間が大切にされることとは、反対の方向に進んでいるように思えて、
その状況が、ますます悪い方向にいっているように思えて、
この暗澹たる思いをどうすればよいのか、
悶々としてました。
あきらめることなく、己のできるところで、
ささやかなりとも、何かできることはあるのではないか。
少なくとも、過酷な状況の中で、己の良心に従って、仕事を、反原発運動を続けてこられた方がいらっしゃる。未来のこどもたちのために。
私にもできることは、あるのではないか、
そう信じて、あきらめず、ただ流されるのではなくて、
未来により良き方向に努力してゆくことはできるのではないか。
田中正造さんの本も読んでみたくなりました。
良き師をこころのなかに持ち続けて行きたい。
2020年8月29日に日本でレビュー済み
科学的に論じているようで、実は思想論。
原発を要らないというなら、ベースロード電源についてどうするか。
火力発電にしてもLNGは中東からタンカーで運ぶしかなく、日本での備蓄は半年分もない。現場は自衛隊などに命がけで守られてはこんでいる。過酷な現場は若い人材はなく高齢化で先が見えない。
また油田やガス田も欧米のメジャーに押さえられて日本はその周辺で確保するしかない。
また、電力会社の最大の事業は発電よりも送電の保守維持、確保である。日夜もなく命がけで作業員は働いている。災害時は家族もおいて現場に直行する。
福島のいちえふもまた、過酷な現場で作業用のロボットを開発駆使してがんばっている。
電力がこれからも足りるなどとても保証できない。
自給自足はそれでいいが、工業、交通、医療、通信のライフラインの電源は確実性がなければならない。
彼の言い分は現場の現実を見ていない。
科学と思想の混乱である。
原発を要らないというなら、ベースロード電源についてどうするか。
火力発電にしてもLNGは中東からタンカーで運ぶしかなく、日本での備蓄は半年分もない。現場は自衛隊などに命がけで守られてはこんでいる。過酷な現場は若い人材はなく高齢化で先が見えない。
また油田やガス田も欧米のメジャーに押さえられて日本はその周辺で確保するしかない。
また、電力会社の最大の事業は発電よりも送電の保守維持、確保である。日夜もなく命がけで作業員は働いている。災害時は家族もおいて現場に直行する。
福島のいちえふもまた、過酷な現場で作業用のロボットを開発駆使してがんばっている。
電力がこれからも足りるなどとても保証できない。
自給自足はそれでいいが、工業、交通、医療、通信のライフラインの電源は確実性がなければならない。
彼の言い分は現場の現実を見ていない。
科学と思想の混乱である。