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メロディ・リリック・アイドル・マジック (ダッシュエックス文庫) 文庫 – 2016/7/22

4.1 5つ星のうち4.1 50個の評価

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『アイドルのいうことは絶対! 』。アイドルが支配する街、沖津区のとある学生寮で、新たなアイドルグループが誕生する。その名は『メロリリ』! 音が図形に見える主人公「ナズマ」はそのマネージャーになるが…?
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2016/7/22)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/7/22
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 324ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086311283
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086311281
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 50個の評価

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石川 博品
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年9月25日に日本でレビュー済み
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呪いと祝福の本質は同じ。
呪いが祝福に裏返るその瞬間を刮目して見よ!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ダッシュエックス文庫では久しぶりの石川博品作品はまさかのアイドル物??蓋を開けるまで何が出てくるか分からんタイプの作家である事は重々承知
ではあったけど、まさかのネタの選択に目を白黒させつつ拝読。「後宮楽園球場」の続きは…まあ、敢えて問うまい

物語は主人公の吉貞摩真(ナズマ)が沖津区にある都立春日高校への入学を機に学生寮へと入居する場面から始まる。寮の入り口で出会った少女、寮の
管理人の姪でいつもパーカーを着てチョコレートを食べているアコやかつて小学校時代に一個上の学年ながら友達のいないナズマを可愛がってくれた
クニハヤといった面々と暮らす事になったナズマだったが、案内された部屋はクニハヤと同じ玄関前。聞けば上の階は女性ばかりで男は番犬代わりらしい
引っ越し早々クニハヤの部屋に招かれたナズマだったが、「今俺はアイドルにハマっているんだ」というクニハヤにCDシングルが三十作連続ミリオン、
地方の姉妹グループや研修生を含めると所属メンバー数千名という国民的アイドルLEDにハマっているのかと問う。しかしクニハヤの反応は「俺の愛する
アイドルとあんな『商業お遊戯』を一緒にするんじゃねえッ!」という激烈な否定だった。「本物のアイドルはテレビの中では無く、この沖津区にいる!」と
クニハヤは熱く訴える。小さなライブハウスで真のアイドルたちが日夜シノギを削っているのが沖津区だという。誰の指示も受けずに自分たちでグループを
作って、曲書いて、振付して、制服着て、ライブハウス押さえて、チケット売って、CD焼いて、物販やって、客を喜ばせる、それが沖津区のアイドルだと…

わお、のっけから国民的アイドルA〇Bに真っ向から喧嘩を売る様な真似をするとは…キャッキャ、ウフフなアイドルものかと思ったら目を合わせた瞬間に
「てめえはファッションパンクだ」と喧嘩を売ってくるパンクな精神に溢れた作品だったとは…迂闊だった(そもそも平家さんで2PACネタやったりと
ヒップホップ大好きな反骨野郎の石川博品だし)それじゃ〇KBを「商業お遊戯」とコキ下ろした上で何をやるのかってえと、「アイドル」をするんですな、これが

物語の方は高校生がアイドルとして自分で曲を作って、ライブハウスを押さえて物販までやって、とまるっきりインディーズバンドそのものの活動をやってる
沖津区にやってきた少年・ナズマが学生寮で出会った周りを拒絶している様な雰囲気の少女・アコに惹かれる自分に気付く辺りから始まる。ちなみにこの
作品、一応は三人称で描かれているけど章ごとにナズマ視点とアコ視点が切り変わりながら進む。ナズマは入寮早々小学校時代からの兄貴分で再び
先輩・後輩の関係になったクニハヤに引っ張られる形で沖津区最高のアイドル「世界(実際には「世」に半濁音記号が付いている…読み方は分からん!)」
のライブへと連れて行かれるのだけど、次の章ではアコに視点が切り変わって、やはりアコも「世界」のライブに行く羽目になってしまった顛末が描かれる
アコをライブに誘ったのは新入生の挨拶を任された学年一の美少女にして日本とヒンドスタンのハーフ、成績優秀・家はお金持ち、でもアイドルになる事に
異様な執念を燃やしている少女・飽浦・グンダリアーシャ・明菜。国民的アイドルLEDを敵視するアーシャにLEDを認めている事を知られないよう隠しながら
向かった「世界」のライブでセンターを務める百合香が発した「アイドルになりたければ、いまやれ!早くやれ!うまくなるのを待ってないでやれ!」という
メッセージを受けた事で「アイドルになる」と決意したアーシャにアコが付き合わされ、ナズマがマネージャーを引き受け、三人の運命が動き始める、という
のが主な話の流れ

キャラの造形と言う点から見ればナズマもアコも他人に言えない秘密を抱えていると言う点で共通している。音楽を耳にすると奇妙な幻覚に襲われて、
その度に逃げ出し、学校では教室からの逃亡を繰り返した結果、奇人として友だちが出来なかったという過去を抱えるナズマ。そして、若い頃は売れない
アイドルとして惨めに過ごした母親がその後料理研究家として成功した事で家庭を顧みなくなり、優しかった父は自分の所為で事故死したと孤独と自責
に囚われ、しかも沖津区では異常に敵視されている商業アイドルを目指し挫折した過去を持つアコ。この秘密故に孤独を抱える羽目になった二人が
アーシャに引っ張られる形で「アイドル」を目指し、少しずつ変わっていく姿を石川博品特有のユーモアたっぷりの筆致で追っている。面白いのは上にも
書いた様に章ごとにナズマとアコの視点が入れ替わるのだけど、ナズマ視点では無口でクール系美少女っぽい雰囲気のアコが、アコ自身の主観に移ると
言葉として発しない代わりに頭の中で考えているかなり残念な部分が明らかになる点かと…この落差は凄いw

ギャグのセンスは石川博品だからキレていて当然なのだけど、今回妙に「ドラえもん」ネタが印象に残った。先輩のクニハヤがナズマに寮のルールを
説明する時の

「それで俺たちが部屋に女連れ込んで悪さしない様に、施錠厳禁なんだ。あとは野良犬、野良猫、猫型ロボット、フタバスズキリュウ、台風のフー子も
連れ込み禁止」
「後半はみんな猫型ロボットが原因だよね」

あたりは可愛い方だとして、クライマックスに近いシーンで

「うれしくない!これからまた、ずうっとアコチンといっしょに暮らさない!」

なんて「ウソ800」ネタまでブチ込んできたのはビックリ。ネタのチョイスもさながら、このギャグを入れるタイミングにこそ作者のギャグセンスの良さを感じる

登場するインディーアイドルも奇天烈な連中が多く、元は「パン祭り」という穏やかな名前だったのにLEDを模したマネキンの首をバットのフルスイングで
吹っ飛ばすパフォーマンスを入れて「血祭り」へと改名したグループやら、ステージから客席に下りては観客をボコボコにする武闘派アイドル「DIE DIE 
ORANGE」とかもう何でもありの世界は実にパンクでロックである。ここいらへんも実にヒロシらしいというか…うん、これこそ我々が求めてきた物だ

物語の方は唾棄すべき商業アイドルLEDの向こうを張ってインディー系のアイドル「メロディ・リリック・アンド・チューン」として「沖津グリーンフェスタ」で
人気グループ「DIE DIE ORANGE」の前座を務めるべく準備してきた筈のアーシャとアコがアコの母親が現れた事からアコがひた隠しにしてきた
秘密がバレてしまい、LED嫌いのアーシャを裏切った事がバレて一度は解散の危機に陥るが、迎えたライブ当日、ステージに上がったアコがアイドルを
目指していた理由と、アイドルとはどう在るべきかという問いに向き合う、という形でクライマックスを迎える

まあ、今の日本でアイドルといったら「握手券」だの「選挙投票券」だのといった商業主義の権化みたいな要素がこれでもかと詰め込まれたビジネスの事を
指し、そのステージに上がるのは全てこのビジネスを仕切る連中から「選ばれた存在」であるというのは誰でも知っている事かと。問題はその選ばれた
人間しかアイドルをやってはならないのか、という部分にある。その答えこそが沖津区のトップアイドル「世界」のリーダーである百合香が序盤で発した
「いまやれ!早くやれ!うまくなるのを待ってないでやれ!」というメッセージかと。大人が用意した派手に飾られたステージでスポットライトを当てられなきゃ
アイドルじゃないのか、というのはある意味全てのアートに共通する部分であって、それこそ漫画やラノベであっても商業誌に載らなければ無意味なのか、
という問いにも繋がってくる。発したいメッセージがあるなら、打ち出したい自分を持っているなら「今すぐやれ!」、「他人に認められるかどうかは二の次で
取り合えずそれを見せてみろ!」というのは「巧くも無い、他人が求めているかどうかも分からない」という理由で立ち止まっている人間に対する、荒っぽくは
あるが一つの有効な解ではある

下手な作家がこれをやると「しょせん既にプロとしてデビューした連中が能書き垂れている」と言われてしまうが、言うのが石川博品なら別である。カルト的
な人気はあるけど、商業ベースでは厳しいと何度も企画をボツにされ、打ち切りを食らい、コミケで同人誌として作品を発表し、最近ではカクヨムやなろうで
執筆する事すら厭わず、「自分は書きたい、だから書く」と作品を発表する作家だからこそ、このメッセージには力が宿るのである

…ただ、本作はちょっと後半の展開が圧縮気味だったのが惜しまれる。アーシャの家でアーシャの妹のマリの誕生パーティーにアイドルとしてライブを
演じ、ライブハウスにメンバー募集のビラを貼りに行って沖津グリーンフェスタで「DIE DIE ORANGE」の前座を引き受ける事になった辺りまでは
良いテンポだったのだけど、4章のラストでアコに母親から連絡が入った辺りからがかなりの駆け足。アコの両親との関係を描くだけでもかなり大変な
尺を要すると思うのだけど、そこにライブ当日に明らかにされるLEDメンバーとクニハヤの過去なんて要素まで入れてきてしまったのでかなりドタバタと
した進行になってしまったのはちょっと勿体ないと感じた。アコの過去との決別と、アイドルとしての生き方を自問する場面が主体の展開であまり余計な
要素を入れるべきでは無かったと思うのだが…

全体的に見れば「アイドル」にかこつけた、創作論・アート論みたいなテーマを色濃く打ち出した作品だったな、という印象。商業主義に対抗するインディー
という図式は古典的ではあるけど、商業とインディーの境界が揺らぎつつあるライトノベルの世界で、その境界線をフラフラと動きながら決して書く事だけは
止めない作家、石川博品が自身の創作への姿勢を世に訴えた作品として中々興味深く読ませて貰った。既存の濃いヒロシファンにも、また石川作品を
これから読むという方にもお勧めできる一冊
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レポート
2016年7月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
摩真(マズナ)は音楽を聞くと落石のような黒い塊が飛び交うように見える「色聴」という「共感覚」の持ち主で、小中学校では音楽が流れる場からいつも逃走してしまい「変な奴」と思われていた。地元を離れた春日高校に合格し学生寮に入り心機一転を目論む。
下火(アコ)も家庭内の問題で心に傷を負い、叔母が寮母をしている同じ学生寮に入る。
ところがこの地域(東京都中野区)はAKBに代表される商業主義的アイドルに反感を持つ高校生たちが作る女子高校生アイドル活動のメッカなのだった。
視点がマズナ、アコ、三人称とくるくる代わっていくこと、アコの発言には括弧付きで本音が付記されていることから読者は状況をよく理解できる。
アコは同級生のアーシャに誘われてアイドルグループ「メロディ・リリック・アンド・チューン」を結成する。音の苦手なナズマは、アコの歌にだけキラキラ美しくカラフルに輝く幻を見、歌の神髄は言葉でありながら言葉以上のものを伝えると悟り、また裏方なら「色聴」に悩まされなくていいと考えて、マネージャーを買って出る。
先輩百合香の「アイドルやりたきゃ、今やれ! 早くやれ! うまくなるのを待たないでやれ! そして何より、中野区でやれ!」の言葉の通り、アイドルとは「やるかやらないか、それだけだ」と懸命にアイドルであろうとするアコが眩しい。営業組織の中で作られる芸能人ではない「真のアイドル」って青春という魔法にかかった男の子であり女の子だ。だから本のタイトルは「メロディ・リリック・アイドル・マジック」だ。
アコの家族問題での蟻地獄のような苦悩を、アイドルであろうと自分の生きる輝き、自らの価値を自分で見つけようと努力する過程で克服していく様子がじっくりと語られる。そういった点で、根本はアコの物語なのだろうが、並行してプロデューサー&作曲を担当する国速の隠した苦悩も見えてきて、誰もが脇役じゃない非常に良質な青年ドラマになっている。
AKBでもラブライブでもない、男も女もサイドを分けないで自分たちの手で一緒に自分たちが欲しいものを作り上げていく関係を歌い上げるところに美しいものを感じた。
四人制姉妹百合物帳 (星海社文庫) 」の女の子同士のやり取りの楽しさもあるし、ナズマが男の子としてしっかりしているので、安心して読み進められる。
明日の新たな騒動を明るく予感させながらのエンディングも良し。
素敵な恋心が隠れて育っていく落ち着いた恋愛小説でもある。「
ヴァンパイア・サマータイム (ファミ通文庫) 」と少し通じたところもあり、かの本のファンには特にお薦め。
強いて言えば、音が見えるマズナの「共感覚」をもっと使って、メロリリの楽曲の感じをもっとビジュアルに読ませてほしかった。
東京五輪エンブレム事件とか時事ネタもたくさんでニヤリとさせられる。なお、作品中では中野区でなく沖津区、AKBでなくLED、渋谷でなく渋皮と表記されている。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月17日に日本でレビュー済み
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主人公とその友人、ヒロイン2人(あえて2人と言いたい)はみんな好感が持てる。
この4人が仲良くしてるだけでなんか幸せな気になれますね。
主人公の共感覚は鮮やかな情景が読者の目の前にも浮かぶようだった。
自分のコンプレックスであったものが、ひっくり返って福音のように感じられるんだから、恋に落ちるのも納得だと思う
どれもすばらしい作品だけど、ヴァンパイアサマータイムとこの作品は特にみんなに読んで欲しい
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年8月6日に日本でレビュー済み
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歌モノ、音楽モノの小説が好きで手に取りました。
アイドルが題材ですがジャンル的には地下限定で地上は否定的に描かれている部分が多いです。自分はアイドル自体には特に興味がなく、ただ友人が地下アイドルオタクで散々その楽しさを聞かされていましたのですんなり読めました。地下アイドルやそのファンを気持ち悪いと思うような方には少し厳しいかも知れません。
その点大丈夫であれば、それほど饒舌ではない会話のテンポに特徴的な味があって、アイドルに興味がなくても青春モノとして楽しめると思います。
続刊あれば買います。
2017年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知り合いに進められて購入。
アイドルに大して思い入れがないため、あまり期待していなかったがとんでもない。
発売日に購入すべきだったと反省。
ナズマ、アコ、アーシャという高校生たちの思いがアイドルという切り口で語られているだけで、
アイドルものとして避けていた自分をぶん殴りたいほどに青春している。

大人ぶって妥協を覚え、良い子ぶって諦めを覚えるような青春などクソくらえだ!
やれ! いますぐやれ! やらなきゃアイドルじゃないし、やったらアイドルだ!
と、働き始めて夢を見づらくなった自分をぶん殴り、
キラキラしているけど実態がなく、でもそこに確かに輝いているひとカケラを
ナズマという主人公の視点を通して見せてくれたこの作品に感謝をしたい。
そんな青春のひとカケラはすぐに僕の手のひらをすり抜けて消えてしまったけど、
是非もう一度届けて欲しい。
続刊に、期待しています。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年5月3日に日本でレビュー済み
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登場人物がみんな、すごくかわいくて、一気に読んでしまいました。
2020年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
芸能事務所に頼らず、自分たちで曲作りから振り付けまでこなす高校生アイドルの話、と聞くと、
やはりラブライブ!を連想する人が多いだろう。
この作品もそういう設定なのだが、さほど共通点はない。
この作品は主人公が男(ヒロインたちのマネージャー役)であり、男女の恋愛要素がある。
ラブライブ!のような廃校阻止といった目的はなく、純粋にアイドルを目指す物語である。
そもそもアイドルとは何か?というテーマが一貫して描かれており、同時に主人公とヒロインの心情の移り変わり、彼らの成長と二人の距離の変化が丁寧に表現されている。
表紙にも描かれている二人のヒロインはそれぞれ魅力的で、応援したくなるキャラ作りができていた。

ただ、この作者の作品全般に言えることなのだが、この作品もまた地の文の説明がくどい。
キャラの心情を丁寧に書こうと気負うあまり、蛇足の表現が多くなっている気がする。
もっとシンプルに、読者の想像に任せる書き方をすればいいのにといつも思う。
また、少しエロに頼りすぎなところもマイナスだった。
イラストの雰囲気はポップでかわいらしいのに、それとエロが合っていない。どっちつかずという印象を受けた。
ギャグも多いのだが、クスリとくるものは少なく、どちらかというと寒い。
なんだかんだで中盤までは楽しく読めたのだが、最初から伏線で匂わせていたヒロインの「罪」が明らかになってからは、
その罪がどうもアイドルと無関係なものにしか思えず、淡々と読み終えることとなってしまった。

女子高生がいちからアイドルを目指す、という物語に興味があれば読んでみるのもいいだろう。
二人のヒロインはとてもかわいらしいので、それも楽しめるポイントである。
なお、作品内で暗にAKBをディスりまくっているので、AKBファンの人にはあまりおすすめできない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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