本書を読んで特に刺さった内容を3つに分けてご紹介いたします。
待つことの大切さを3つに分けました。
①「待つ」ことの大切さ
怖くなくても、しかられなくても、処罰されなくても、自分で判断して、「これは大切なことだからやろう」「これはやらないようにしよう」と思える気持ちを育てたいと思います。
そんな自律性、つまり自分で自分を律する(コントロールする)力を育てるには、どうすればいいのでしょうか。
それは、親に待ってもらうことから始まる
しつけをするうえで大事なことは、「できるようになる時期は、子ども自身が決めるのだ」と親が知っておくことです。よその子と比べてどんなに遅れているように思えても、あせらないでください。
「待つ」ということは、ほったらかしにするということではありません。できるようになるまで、親は何度でも繰り返し教えるのです。穏やかに教えるのです。
飽きずに教えるのです。やり方を見せ、いっしょにやり、失敗したら助け、人に迷惑をかけたらいっしょに謝るのです。そうやって時間をかけて、できるようになるのを待つのです。
花を植えた時と同じ、毎日水をやり肥料をやり、雑草を抜きながら芽が出るのを待つ。
「早く芽を出せ!」「まったく遅いんだから!」と叱ることはしないでしょう。子供だって同じ。
待ってもらってる間に、子供の中に自律性が育っていく。自律とは子供自身が考え、行動して失敗して納得したその先にあるものだから、そのためには時間が必要。
親に信じてもらった経験は親に対する信頼感と尊敬となって心の中に根づく。
②「待つ」ことの大切さ
しつけの醍醐味はできるようになるのをじっと待つこと
問題行動があって精神科を訪れる子の多くが親から厳しく育てられた子ども。
逆に優しくされすぎて問題行動が出た子を見たことはない。
しつけのキーワードとしてあげてるのは①穏やかに②繰り返しに行って聞かせて③できるようになるまでゆっくり待ってあげるという3つ。
「ごめんなさいが言えないことは遊ばないよ」と脅すのではなく「ごめんなさいが言えるようになるといいね」という姿勢で待ってあげるのがいい。
それは5分待つ。10分待つというものではない。
今は言えなくても4歳になったら5歳になったら言えるようになるかな。という姿勢で待つこと。
早くできることがいいわけではない。遅いから悪いわけではない。ゆっくりとその子の心の内側で、機が熟すのをじっと待つことで美味しい実が育つ
③「待つ」ことの大切さ
何かを育てることの上手な人は待つ力のある人です。
そして待つということは信じるということと同じ意味である。
子供というのは土にまみれた球根のようなもの。どんな花が咲くかわからないけれど、きっと美しい花が咲くに違いない。
それがいつか分からなくてもきっとそうなる。信じて水をやり、時には肥料を少し与え、陽に当てて、大輪の花か、小さくて清らかな花かと想像しながら、きっと咲くのだと信じて守ることができる人こそ育てるのが上手な人。
子供は待っている時間の中で、その子のペースで内面を育てていく。世の中のルールを取り込み、自分の中の小さな誇りを育てていく。
大切に育てた花が咲いた時、喜びはいかばかりかと思います。けれど、その時に気がつくのです。
本当に幸せだったのは、どんな花が咲くだろうと思いながら、待つ時間だったということに。
まとめ
自分自身が子どもの頃も誰かと比較されたり、勉強しなさいとせかされたことはなかった。
親に待ってもらったことに気づくことができた。
私自身も子どもには待つという姿勢を大切にして、子どもの変化を楽しみながら共に成長をしていければいいなと思います。
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この子はこの子のままでいいと思える本 単行本(ソフトカバー) – 2020/7/2
佐々木正美
(著)
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「いい子だから、かわいがるのではありません。
かわいがられるから、いい子になるのです」。
人間関係が失われ、孤独な親が増えたこの時代に、幸せな親子を増やしていきたい……。
2017年に逝去された、児童精神科医・佐々木正美先生がいちばん伝えたかったことを、お母さんたちの悩み相談に答えながら届けます。
■内容 1章:「お母さん」が重い、2章:しつけって難しい、3章:親子バトルから抜け出したい、4章:子どもを伸ばす親になるには?、5章:思春期になる前に、6章:父親の役割ってなんですか?
かわいがられるから、いい子になるのです」。
人間関係が失われ、孤独な親が増えたこの時代に、幸せな親子を増やしていきたい……。
2017年に逝去された、児童精神科医・佐々木正美先生がいちばん伝えたかったことを、お母さんたちの悩み相談に答えながら届けます。
■内容 1章:「お母さん」が重い、2章:しつけって難しい、3章:親子バトルから抜け出したい、4章:子どもを伸ばす親になるには?、5章:思春期になる前に、6章:父親の役割ってなんですか?
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社主婦の友社
- 発売日2020/7/2
- 寸法21 x 14.8 x 1.5 cm
- ISBN-104074433354
- ISBN-13978-4074433353
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商品の説明
著者について
佐々木正美(ササキマサミ):1935年群馬県前橋市生まれ。新潟大学医学部医学科に編入学し、66年同校を卒業。その後、東京大学で精神医学を学び、同愛記念病院に勤務。70~71年にブリティッシュ・コロンビア大学に留学、児童精神医学の臨床訓練を受ける。帰国後は、国立秩父学園、東京大学医学部精神科に勤務後、小児療育相談センター(横浜市)、横浜市南部地域療育センターで児童臨床医として地域ケアに力をそそぐ、その間、東京大学医学部精神科講師、東京女子医科大学小児科講師、お茶の水女子大学児童学科講師などを務める。 川崎医療福祉大学特任教授(岡山県)、ノールカロライナ大学非常勤教授、横浜市総合リハビリテーションセンター参与などを歴任。長年にわたり自閉症とその家族を支援する療育方法の実践と普及に努めてきた功績で、2001年「糸賀一雄記念賞」、04年「保健文化賞」、「朝日社会福祉賞」受賞。著書に『子どもへのまなざし』(福音館書店)など多数。2017年没後も、そのメッセージは多くの親たちを励まし続けている。
登録情報
- 出版社 : 主婦の友社 (2020/7/2)
- 発売日 : 2020/7/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4074433354
- ISBN-13 : 978-4074433353
- 寸法 : 21 x 14.8 x 1.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 9,180位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 181位子育て (本)
- - 383位その他の語学・教育関連書籍
- - 499位教育学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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1935年、群馬県生まれ。川崎医療福祉大学特任教授、ノースカロライナ大学医学部精神科非常勤教授。新潟大学医学部を卒業後、ブリティッシュ・コロンビア大学、小児療育相談センターなどをへて、現職。専門は児童青年精神医学(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『高校生の発達障害』(ISBN-10:4062789647)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
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2024年3月14日に日本でレビュー済み
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5歳の男の子の子育て中です。悩むこともたくさんあります。生まれたばかりの時も育児本やエッセイをたくさん読みましたが、また最近、読みたくなって、こちらを購入。まだ読み始めたばかりですな勉強になることが多く買って良かったです。
2024年2月10日に日本でレビュー済み
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泣きながら読みました。
背中をそっと押してくれる本でした。
これからも何度も読みたいと思います。
背中をそっと押してくれる本でした。
これからも何度も読みたいと思います。
2024年2月12日に日本でレビュー済み
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6歳、3歳、1歳の子供を育てる中で、感情的になってしまう場面が増え、この本を手に取りました。親として、大人として、子どもとどのように関わっていくかの指針になりました。どんな性格や性質の子に対しても、母性を持って子どもを信じ、優しく導いていく勇気が出ます。この本に出会えたことに心から感謝したい気持ちです。
2023年1月7日に日本でレビュー済み
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当たり前ですが、参考になる部分と、ならない部分がありました。
「子どもは抱きしめてあげれば落ち着く」とか、「ママが笑顔を見せれば幸せと感じる」とかは、感覚過敏でか、乳幼児期から触られる事が嫌いな息子には積極的なスキンシップはストレスでしかなく、苦肉の策でとにかく移動中はなるべくおんぶ抱っこで過ごしたり、心から可愛いと思って笑顔を向けると、私の歯が出っ歯だからか、意味もなく笑う人に違和感があるようで、幼児から「気持ち悪い」と言われ(笑)、全くうちの子には当てはまらず、教育者からよく言われるセリフでもあるので、また何も知らないで綺麗事言ってるよ、と感じる部分もあります。
まあ笑顔云々抜きにしても、母の感情は自然と子どもには伝わるものだと思うので、まず母が幸せに生きる事が大事だというのは良く解ります。
全員みんな違う子ども達、みんな可愛いので頑張れました。
「いじめや虐待はその親自身が愛されてると感じて育つ事が出来なかった人です」という言葉には本当に共感します。
社会全体で幸せになって行きたいと改めて思えました。
「子どもは抱きしめてあげれば落ち着く」とか、「ママが笑顔を見せれば幸せと感じる」とかは、感覚過敏でか、乳幼児期から触られる事が嫌いな息子には積極的なスキンシップはストレスでしかなく、苦肉の策でとにかく移動中はなるべくおんぶ抱っこで過ごしたり、心から可愛いと思って笑顔を向けると、私の歯が出っ歯だからか、意味もなく笑う人に違和感があるようで、幼児から「気持ち悪い」と言われ(笑)、全くうちの子には当てはまらず、教育者からよく言われるセリフでもあるので、また何も知らないで綺麗事言ってるよ、と感じる部分もあります。
まあ笑顔云々抜きにしても、母の感情は自然と子どもには伝わるものだと思うので、まず母が幸せに生きる事が大事だというのは良く解ります。
全員みんな違う子ども達、みんな可愛いので頑張れました。
「いじめや虐待はその親自身が愛されてると感じて育つ事が出来なかった人です」という言葉には本当に共感します。
社会全体で幸せになって行きたいと改めて思えました。
2023年12月11日に日本でレビュー済み
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いろんな子育て本があり、いま子育て真っ最中で綴られたものや、一流大学に入れた母親のノウハウ本などいろんなものを読んできましたが、佐々木先生の言葉が本当に人間関係の核心をついているなと感じました。
こちらを読めば、英才教育に成功した親御さんの何が良かったが腑に落ちました。
こどもに英才教育をさせたいわけでも、いい子に育てようとも思っていませんでしたが、いい親にはなろうと色々勉強していました。
子育てや賢い子にするテクニックがあるわけじゃない。知識と愛なんですね。
まずはこどもに、あなたのことを愛しているかを伝わるように伝えること。
情緒が安定すればこどもの力が発揮できるようになる。
こどもとのことだけでなく、夫婦間、その他人間関係、思っていることをあまり言わないのが日本の風潮かなと思います。
型に嵌めた言い方は好きではないですが、こう良いことでも黙ってそっとしておくのが美徳みたいな。
でも結局、伝わらないと、相手にその愛情が届かないと受け取ってもらえない。
こどもになら唯一の母親が態度と言葉を尽くして愛していると伝えなければいけないんだと思いました。
何でも調べれば情報が手に入る時代。
5歳と2歳のこどもがいるので、有難い時代に子育てをできるなと実感しています。
佐々木先生が戦争の時代を生きられて、自分でお金を稼いで大学に入り学ばれて、留学され、沢山の親子を見てきた経験、何十年分の人生からくる深みをこうして本として読めるというのは、なんとすごいことだろうと思いました。
実際に相談に行かずとも、子育ての真髄とも思えることが学べるなんて。
佐々木先生もですが、こうして本として世に出してくださったこと本当にありがたいです。
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まずはこどもに、あなたのことを愛しているかを伝わるように伝えること。
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佐々木先生もですが、こうして本として世に出してくださったこと本当にありがたいです。
2023年12月18日に日本でレビュー済み
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この本を読むと子供に寄り添うこと、やさしく接することがどうして大事なのか丁寧に、佐々木先生の言葉で解説してくれます。
実際の子育てでは、うまく行かないことも多いと思いますが、温かい言葉にやってみようかなと思える一冊です。
また、読み返します。
実際の子育てでは、うまく行かないことも多いと思いますが、温かい言葉にやってみようかなと思える一冊です。
また、読み返します。
2023年11月12日に日本でレビュー済み
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困ったときに小手先のうまくいく方法などを試したりしていますが、根本的に子どもを受け入れ愛することの大切さに気付かされました。
上の子の癇癪に応戦してばかりでしたが、大人が先に我慢するんだよと諭され同じ土俵に上がっていた自分を反省しました。夫と共有したいです。
上の子の癇癪に応戦してばかりでしたが、大人が先に我慢するんだよと諭され同じ土俵に上がっていた自分を反省しました。夫と共有したいです。