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海神の娘 (講談社タイガ) 文庫 – 2023/7/14

白川紺子 (著)

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世界の南の端にある「花勒」「花陀」「雨果」「沙文」の四つの島は海神のものだという。
島々は、海神たる蛇神の抜け殻からできた、という。
各島はそれぞれの領主によって治められていたが、
領主を決めるのは海神に仕える巫女王の託宣だった。

巫女王のもとには「海神の娘」が集う。
娘らは託宣によって領主のもとへ嫁いでいく。
彼女たちを娶ることで、島は海神の加護を得て、繁栄するのだという。

今宵もまた、ひとりの巫女が舟に乗せられ、月明かりの下、島影へ近づいてゆく。

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本の長さ

288ページ
言語

日本語
出版社

講談社
発売日

2023/7/14
寸法

10.8 x 1.2 x 14.8 cm
ISBN-10

4065318084
ISBN-13

978-4065318089
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著者について

白川紺子
三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌「Cobalt」短編新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。主な著書に『下鴨アンティーク』『契約結婚始めました』「後宮の烏」シリーズ(集英社オレンジ文庫)『三日月邸花図鑑』『九重家献立暦』(講談社タイガ)などがある。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2023/7/14)
発売日 ‏ : ‎ 2023/7/14
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 288ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4065318084
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4065318089
寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.2 x 14.8 cm

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こっこ

面白い

2023年10月9日に日本でレビュー済み

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面白かったです

2023年7月14日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

冒頭に世界図が掲載されていますが、なんと『後宮の烏』と同じです。魂がどこから来て、どこに向かうかもほぼ同じです。舞台となるのは霄ではなく、その南に位置する島々です。
　神政政治が行われる世界で、海神の託宣で島々の領主やその妻が決まり、その託宣を告げるのが巫女王です。
　託宣で巫女王に仕えるために集められた娘が"海神の娘"として領主に嫁ぎ、海神の娘の嫁ぎ先での生きざまを描いた短編連作です。
　ぜひ続編を出していただいて、この島々の世界の始まりとなったのであろう海若と霊子や他の神々との関わりなども読みたいです。

15人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

しーぷ

作者買いです

2023年7月30日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

方向性としては好きなタイプですが、白川先生の作品をランキングにしたら上位には入らないかもしれません。

他の作品では、合間合間にクスリと笑えるほのぼのとした場面があったり、飄々とした人物が重々しい空気を変えてくれたりと、読者側も息つぎできる瞬間があるからシリアスな内容でも楽しめたけれど、この作品にはあまりそういうシーンがありませんでした。

とは言っても、白川先生の作る世界観はやっぱり大好きなので、次の作品も楽しみにしています。

7人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

Kindleのお客様

期待が大きすぎたか…

2023年7月16日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

後宮の烏が良すぎただけに、
私には物足りなかった。

面白かったけど、四話それぞれ登場人物、話の舞台が違うので、面白くなってきたというところで話が終わってしまう。

最後、海神と巫女王がメインで出てくるところも、真新しさを感じず、そんな感じかーという感想だった。
話のスケールが小さかっただけに、あまり感情移入できなかったのだと思う。
小国の物語なので、こんなものなのか。

神話を4つ読んだ、くらいの読了感であっさりとした物語だった。

12人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

leodd

圧倒的な世界観

2023年7月14日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

御伽話のような、でも人間の世界の残酷さや脆さも描かれている中で、その暗黒があるからこそ一層際立つ光を感じる価値のある物語でした。
白川紺子先生大好きです。

7人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

えみ

海神の娘ー託宣によって選ばれた娘たちの、それぞれの物語

2023年8月1日に日本でレビュー済み

良かった。個人的には長編であった「後宮の烏」より、こちらの方が断然良かった。
世界観は『後宮の烏』と同じであるが、今回は海神の娘に選ばれた娘たちが託宣により、領主の元に嫁いでゆくーそれぞれの娘たちが嫁ぎ先で葛藤しながらも、夫となった若き領主と心通わせてゆく過程をオムニバスとして描いている。
なかなかに読み応えのある作品ばかりであったが、やはり、最後の同じ日に同時に選ばれた二人の娘たちの話が心に残った。
巫女王こと霊子が何故、巫女王となったのか、おそらく海神に見染められたからであろうことは何となく想像がつくが、その辺り、二人の出会いなども今後、作品化を期待したい。

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ばんばん

あの世界へもう一度

2023年7月15日に日本でレビュー済み

後宮の烏の島々のお話です。短編集でそれぞれの国へ嫁ぐ巫女たちの愛の物語。白川先生らしい優しい世界で、読み終わるとまた読み返したくなる。表紙も素敵でそれぞれのキャラの絵も見たくなります。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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