文句なしに面白い!
一気に読んでしまいました。
途中その人物を疑った瞬間はありましたが、犯人が誰か、本当に最後の最後まで分かりませんでした。どんでん返し!騙されました。最高です。
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蒼海館の殺人 (講談社タイガ) 文庫 – 2021/2/16
阿津川 辰海
(著)
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購入オプションとあわせ買い
館が沈めば、探偵も、犯人も、全員死ぬ
濁流押し寄せる館の連続殺人。
雨が止むころ、僕らは生きているのか。
☆☆☆
2019年『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)がスマッシュヒットを記録し、
2020年『透明人間は密室に潜む』(光文社)が続々ランクインの26歳による最高傑作!
↓
☆「2021本格ミステリ・ベスト10」(原書房)国内ランキング 第1位
☆「このミステリーがすごい! 2021年度版」(宝島社)国内編 第2位
☆「週刊文春ミステリーベスト10」(文藝春秋)第2位
☆「ミステリが読みたい! 2021年度版」(ハヤカワミステリマガジン)国内篇 第3位
☆☆☆
学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。
政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。
名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、
激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。
刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。
新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。
濁流押し寄せる館の連続殺人。
雨が止むころ、僕らは生きているのか。
☆☆☆
2019年『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)がスマッシュヒットを記録し、
2020年『透明人間は密室に潜む』(光文社)が続々ランクインの26歳による最高傑作!
↓
☆「2021本格ミステリ・ベスト10」(原書房)国内ランキング 第1位
☆「このミステリーがすごい! 2021年度版」(宝島社)国内編 第2位
☆「週刊文春ミステリーベスト10」(文藝春秋)第2位
☆「ミステリが読みたい! 2021年度版」(ハヤカワミステリマガジン)国内篇 第3位
☆☆☆
学校に来なくなった「名探偵」の葛城に会うため、僕はY村の青海館を訪れた。
政治家の父と学者の母、弁護士にモデル。
名士ばかりの葛城の家族に明るく歓待され夜を迎えるが、
激しい雨が降り続くなか、連続殺人の幕が上がる。
刻々とせまる洪水、増える死体、過去に囚われたままの名探偵、それでも――夜は明ける。
新鋭の最高到達地点はここに、精美にして極上の本格ミステリ。
- 本の長さ640ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2021/2/16
- 寸法10.8 x 2.4 x 14.8 cm
- ISBN-104065212073
- ISBN-13978-4065212073
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商品の説明
著者について
阿津川 辰海
1994年東京都生まれ。東京大学卒。2017年、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」により『名探偵は嘘をつかない』(光文社)でデビュー。以後、『星詠師の記憶』(光文社)、『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)、『透明人間は密室に潜む』(光文社)を刊行し、それぞれがミステリランキングの上位を席巻。’20年代の若手最注目ミステリ作家。
1994年東京都生まれ。東京大学卒。2017年、新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」により『名探偵は嘘をつかない』(光文社)でデビュー。以後、『星詠師の記憶』(光文社)、『紅蓮館の殺人』(講談社タイガ)、『透明人間は密室に潜む』(光文社)を刊行し、それぞれがミステリランキングの上位を席巻。’20年代の若手最注目ミステリ作家。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2021/2/16)
- 発売日 : 2021/2/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 640ページ
- ISBN-10 : 4065212073
- ISBN-13 : 978-4065212073
- 寸法 : 10.8 x 2.4 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 61,603位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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イメージ付きのレビュー

5 星
人間関係の複雑さを紐解く高校生探偵の推理小説
絶妙な人間関係が複雑に絡み合う事で縺れていく事件。真相が探偵役によって解されていく渦中のカタルシスは難易度の高い物理トリックを解決するのと、また違った感情を生み出してくれます。なぜ、やどうやって、よりも「誰」に注目しながら一つ一つの事件を見ていくと面白味が増す気がしました。探偵とは何か、についての立ち位置も明言されることで読み易くなっています。案外この部分が曖昧な作品や明確に利を持って探偵をやるというスタンスの物語も多いので、ある種古典的な理由が逆に新鮮かもしれません。主人公を高校生にしているのも、その辺りに関係があるのだろうと思えました。(この探偵の考え方をハッとさせられるのが30代の大人だと何となく強い違和感が生まれてしまうので)前作が存在しているので、そこからの続きで読むとより面白くなります。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「紅蓮館の殺人」より良かったです。犯人の意外性もありましたし、こんな人間が身近にいたら本当に恐ろしいというリアリティもありました。
ただトリック的に現実には難しい犯行という点は否めませんが、そこは自分はこの作品の楽しさを損なっていないと思うので気にしません。ただ一作目にも感じたのですが、やはり葛城の探偵然とした姿に違和感があります。なぜ一介の学生探偵がここまで自分に責任を感じるのか‥理解に苦しみました。稀代のの名探偵なら分かるのですが‥
シリーズも浅いし、読み手としては推理が得意な学生探偵という立ち位置にしか見えないんですよね‥そこの温度差がどうしても葛城に共感し難いものがあります。一作目よりこの違和感は深くなりました。
あとクローズドサークルにするための新たな試みという点は理解できるのですが、館が沈むとか館が焼失するとか、それにタイムリミットまで加わると、煩わしいとしか思えませんでした。ミステリーを楽しむには余計な要素かと。このあたりは個々人の好みによるとは思いますが、自分には邪魔な要素にしか感じませんでした。
ただトリック的に現実には難しい犯行という点は否めませんが、そこは自分はこの作品の楽しさを損なっていないと思うので気にしません。ただ一作目にも感じたのですが、やはり葛城の探偵然とした姿に違和感があります。なぜ一介の学生探偵がここまで自分に責任を感じるのか‥理解に苦しみました。稀代のの名探偵なら分かるのですが‥
シリーズも浅いし、読み手としては推理が得意な学生探偵という立ち位置にしか見えないんですよね‥そこの温度差がどうしても葛城に共感し難いものがあります。一作目よりこの違和感は深くなりました。
あとクローズドサークルにするための新たな試みという点は理解できるのですが、館が沈むとか館が焼失するとか、それにタイムリミットまで加わると、煩わしいとしか思えませんでした。ミステリーを楽しむには余計な要素かと。このあたりは個々人の好みによるとは思いますが、自分には邪魔な要素にしか感じませんでした。
2022年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず「紅蓮館の殺人」から読むことをお勧めした上で。
前作ラストからストーリーが地続きであるのと、脇役キャラの棘つく言動もあり、序盤は正直読むのキツかったです……。
が、中~終盤の急転直下はすごい!!無数のパズルピースが一気に組み立てられるようでした。
葛城の探偵としての血、そして一族の血が絡み合う物語。ラストは必読です。
前作ラストからストーリーが地続きであるのと、脇役キャラの棘つく言動もあり、序盤は正直読むのキツかったです……。
が、中~終盤の急転直下はすごい!!無数のパズルピースが一気に組み立てられるようでした。
葛城の探偵としての血、そして一族の血が絡み合う物語。ラストは必読です。
2024年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一族同士で覇権争いの末にやり合うみたいな。かなり動機が弱いしこんなにとんとんと準備が進むのも無理がある。何で兄貴が金に困ってんの。
金持ちの一族で主人公の兄、姉といい叔母、その他諸々の人らが犯罪者だらけで展開は面白いけどよくわからんかった。
金持ちの一族で主人公の兄、姉といい叔母、その他諸々の人らが犯罪者だらけで展開は面白いけどよくわからんかった。
2022年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【本作品を選んだ理由】
「名探偵は嘘をつかない」でデビューした作者。
デビュー作を含め、4作品を読んできた私は、「本格ミステリ」の傑作を書き続ける作家となる確率が高いと感じていました。
本作品も、好評のようなので、手に取ってみることに。
【率直な感想】
ミステリ小説が誕生して、150年以上が経過していますが、この間、ミステリ作家たちは、様々な「趣向」を凝らし、読者を楽しませてきました。
そうした「趣向」のうち、全く手をつけていないものは、恐らくないと思われます。
そこで、本作品の作者は、「既存の趣向」の中に、「新機軸」を切り開こうとしているように思えました。
それは、これまでの4作品を読んで感じたことです。
それでは、本作品は、どの「趣向」に手をつけるのか?
<クローズドサークルの新機軸ではない>
本作品は、「紅蓮館の殺人」の続編に当たり、同様に、「クローズドサークル」ものとなっています。
本作品では、「水」ですね。大型台風の影響で、河川が氾濫し、館に水が迫ってくることで、「クローズドサークル」となる。
でも、本作品は、「クローズドサークル」の新機軸を狙ったものではありません。
既存の作品同様、名探偵が推理で真相を解明させる物語とするうえで、警察が介入して捜査することを避けるための便法に過ぎません。
「クローズドサークル」の新機軸は、「屍人荘の殺人」(2017年:今村昌弘著)が発表されており、これを越える新機軸は困難、と作者も考えていると思われます。
<「新機軸」となる「趣向」はふたつ>
それでは、「新機軸」となる「趣向」とは?
ひとつは、ネタバレにはならないので書きますと、「顔のない死体」です。
連続殺人が起きる本作品で、最初に起きた事件で、銃で顔を撃たれ、人相の分からない死体が発見されます。
既存の作品で多く使われたのは、顔が分からないことで、死んだと思われた人物とは別人だったということが後で判明する、というもの。
ところが、本作品は、警察の捜査を待たずして、死んだと思われる人物を特定するために、21世紀ならではのある物を使って本人かどうかの確認を行います。
つまり、簡単に本人かどうか、誰でも確認出来てしまう時代になってしまっているということ。
すると、なぜ、犯人は、「顔のない死体」にしたのか?
最後の真相の手前で明かされるのですが、これは「新機軸」ですね。
そしてもうひとつは、これは、最後の真相に関わることなので、ここに記載することはできません。
ただ、ヒントとして、1990年代から21世紀になるくらいの間に、日本では、ミステリ界だけでなく、別のジャンルでも、多くの作家が手掛けたもので、有名作家でいうと、京極夏彦もある作品で、この「趣向」に取り組んでいます。
作者は、この「趣向」に「新機軸」を切り開いています。
【全体評価】
阿津川辰海作品というのは、既存の傑作ミステリ作品を読んでいるかどうかで、評価が分かれるような気がします。
それは、上記のように、「既存の趣向」の「新機軸」を狙っているから。
「既存の趣向」がどんな形で読者を楽しませてきたか知っていると、「こんな手法もあったのか」と楽しむことができるのですが。
個人的には、またもや「新機軸」を生み出してくれたことで、大満足の作品です。
「名探偵は嘘をつかない」でデビューした作者。
デビュー作を含め、4作品を読んできた私は、「本格ミステリ」の傑作を書き続ける作家となる確率が高いと感じていました。
本作品も、好評のようなので、手に取ってみることに。
【率直な感想】
ミステリ小説が誕生して、150年以上が経過していますが、この間、ミステリ作家たちは、様々な「趣向」を凝らし、読者を楽しませてきました。
そうした「趣向」のうち、全く手をつけていないものは、恐らくないと思われます。
そこで、本作品の作者は、「既存の趣向」の中に、「新機軸」を切り開こうとしているように思えました。
それは、これまでの4作品を読んで感じたことです。
それでは、本作品は、どの「趣向」に手をつけるのか?
<クローズドサークルの新機軸ではない>
本作品は、「紅蓮館の殺人」の続編に当たり、同様に、「クローズドサークル」ものとなっています。
本作品では、「水」ですね。大型台風の影響で、河川が氾濫し、館に水が迫ってくることで、「クローズドサークル」となる。
でも、本作品は、「クローズドサークル」の新機軸を狙ったものではありません。
既存の作品同様、名探偵が推理で真相を解明させる物語とするうえで、警察が介入して捜査することを避けるための便法に過ぎません。
「クローズドサークル」の新機軸は、「屍人荘の殺人」(2017年:今村昌弘著)が発表されており、これを越える新機軸は困難、と作者も考えていると思われます。
<「新機軸」となる「趣向」はふたつ>
それでは、「新機軸」となる「趣向」とは?
ひとつは、ネタバレにはならないので書きますと、「顔のない死体」です。
連続殺人が起きる本作品で、最初に起きた事件で、銃で顔を撃たれ、人相の分からない死体が発見されます。
既存の作品で多く使われたのは、顔が分からないことで、死んだと思われた人物とは別人だったということが後で判明する、というもの。
ところが、本作品は、警察の捜査を待たずして、死んだと思われる人物を特定するために、21世紀ならではのある物を使って本人かどうかの確認を行います。
つまり、簡単に本人かどうか、誰でも確認出来てしまう時代になってしまっているということ。
すると、なぜ、犯人は、「顔のない死体」にしたのか?
最後の真相の手前で明かされるのですが、これは「新機軸」ですね。
そしてもうひとつは、これは、最後の真相に関わることなので、ここに記載することはできません。
ただ、ヒントとして、1990年代から21世紀になるくらいの間に、日本では、ミステリ界だけでなく、別のジャンルでも、多くの作家が手掛けたもので、有名作家でいうと、京極夏彦もある作品で、この「趣向」に取り組んでいます。
作者は、この「趣向」に「新機軸」を切り開いています。
【全体評価】
阿津川辰海作品というのは、既存の傑作ミステリ作品を読んでいるかどうかで、評価が分かれるような気がします。
それは、上記のように、「既存の趣向」の「新機軸」を狙っているから。
「既存の趣向」がどんな形で読者を楽しませてきたか知っていると、「こんな手法もあったのか」と楽しむことができるのですが。
個人的には、またもや「新機軸」を生み出してくれたことで、大満足の作品です。
2021年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前作「紅蓮館の殺人」では、作中の誰が言っているセリフなのかが曖昧な書き方が多かったため、何となく「読み手を混乱させる文章を書く作家だなぁ」という印象がありました。
ですがこの「蒼海館の殺人」では、そうした曖昧な文章がほとんどなく無く、とても安心して読め進めることができました。
文章で読み手を欺く「叙述トリック」は使われておらず、まさに真犯人VS名探偵という本格推理好きにはたまらない構成も◎。
個人的には、前作で心に傷を負ったものの今作で復活を遂げた若き名探偵コンビの姿に、心から安堵しております(笑)
ですがこの「蒼海館の殺人」では、そうした曖昧な文章がほとんどなく無く、とても安心して読め進めることができました。
文章で読み手を欺く「叙述トリック」は使われておらず、まさに真犯人VS名探偵という本格推理好きにはたまらない構成も◎。
個人的には、前作で心に傷を負ったものの今作で復活を遂げた若き名探偵コンビの姿に、心から安堵しております(笑)
2021年3月25日に日本でレビュー済み
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文句のないカルタシス。この作品で作者の方のファンなりました!
2021年3月29日に日本でレビュー済み
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「紅蓮館の殺人」を読んでから本書を読まないと、なぜ主人公の探偵が今無気力になっているのかがわからないですね。ただ、私自身の評価としては「紅蓮館の殺人」はあまり高くないので、難しいところですが、でも前作より今作の方が断然面白いと思います。一つの推理が終わって、いろいろな事がはっきりしたと思ったら、もう一つの段階の推理へ。今度こそ終わりか、と思うと、今度こそ本当の解決が。主人公が元気のない前半はなかなか進まななかったけれど、本気を出してからの後半は面白かった。ただ、やっぱりわかりづらいところがあります。私の理解力の無さなのかもしれませんが、そして、kindleで読んでいると、時系列の表があまりに小さくて見えません(泣)