若い頃、ベルグソンの物質と記憶を読み
2ページで諦めました
社会学者と言われる(本人は否定している?)
古市さんが、「茂木さんの本気をみたい」
と言われたとか
本書がその本気の一部なんだろうと思います
また、茂木さん本人が本書では純粋記憶について
全ては語っておらず、学術論文で
全貌を語るというような発言をされていました
すでに発表されているのかも知れませんが
私のようなパンピーが理解できる形で
世に語られる日を楽しみにしています
私には純粋記憶は、2ページも理解できませんでしたが、
特殊相対性理論も発表されたときに
理解できた科学者は世界に何人もいなかったと
言われているそうなので、
いつか純粋記憶を多くの人が理解できるようなことなれば、
イーロンマスクが考える形とは別の文脈で
人類が新たな段階に進むのではないか、
また、本書がその一助になるのでないか
そんな風に思いました
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クオリアと人工意識 (講談社現代新書) 新書 – 2020/7/15
茂木 健一郎
(著)
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「意識」は「コピー」できるか?
人工知能に「意識」は生まれるか?
茂木健一郎が、自身のメインテーマである「意識」と「クオリア」について、
16年の沈黙を破って書き下ろした、新たな代表作にして問題作!
人工知能の研究の進展が目覚ましい。
だが、人間は、なぜ人工知能を生み出すのだろうか?
その根底にあるのは、自分の「似姿」をつくろうとする本能である気がしてならない。
人間は、その知性を通して、「万物の霊長」たる地位を確立してきた。
そのような人間の知性の一つの究極の応用として、人工知能の研究、開発がある。人工知能の研究には、もちろん、実用的な意義も大きいが、それに加えて人間が自分自身の成り立ちを理解するという意義もある。
人工知能は、私たちの「鏡」なのだ。
その「鏡」の中には、果たして、「クオリア」に満ちた私たちの「意識」もまた、映っているのだろうか?
人工知能をつくることは、「人工意識」を生み出すことにつながっていくのだろうか。
<本文より>
☆本書で考察するテーマの一部
〇眠る前の「私」と、目覚めた後の「私」はなぜ同じなのか?
〇私たちは、「ホモサピエンス」(知性を持つ人間)である以上に「ホモコンシャス」(意識を持つ人間)である。
〇物質に過ぎない脳から、「意識」や「クオリア」が生まれてくる不思議。
〇「意識」は「コピー」できるか?
〇「人工意識」をつくることは可能か?
〇人工知能が生成した文章は、「どこにもたどり着かない」?
〇統計的アプローチでは、「意識の謎」の解明はできない。
〇人工知能をめぐる議論に、ときに驚くほど終末感が漂うのはどうしてなのか?
〇記憶を「外套」だとすると、脳は、その外套を引っ掛けておくための壁に打たれた「釘」に過ぎないという考え方。
〇「私」という「意識」は、この宇宙の全歴史の中で一回だけのものであり、一度死んでしまえば二度と戻らないという「セントラルドグマ」は正しいのか?
人工知能に「意識」は生まれるか?
茂木健一郎が、自身のメインテーマである「意識」と「クオリア」について、
16年の沈黙を破って書き下ろした、新たな代表作にして問題作!
人工知能の研究の進展が目覚ましい。
だが、人間は、なぜ人工知能を生み出すのだろうか?
その根底にあるのは、自分の「似姿」をつくろうとする本能である気がしてならない。
人間は、その知性を通して、「万物の霊長」たる地位を確立してきた。
そのような人間の知性の一つの究極の応用として、人工知能の研究、開発がある。人工知能の研究には、もちろん、実用的な意義も大きいが、それに加えて人間が自分自身の成り立ちを理解するという意義もある。
人工知能は、私たちの「鏡」なのだ。
その「鏡」の中には、果たして、「クオリア」に満ちた私たちの「意識」もまた、映っているのだろうか?
人工知能をつくることは、「人工意識」を生み出すことにつながっていくのだろうか。
<本文より>
☆本書で考察するテーマの一部
〇眠る前の「私」と、目覚めた後の「私」はなぜ同じなのか?
〇私たちは、「ホモサピエンス」(知性を持つ人間)である以上に「ホモコンシャス」(意識を持つ人間)である。
〇物質に過ぎない脳から、「意識」や「クオリア」が生まれてくる不思議。
〇「意識」は「コピー」できるか?
〇「人工意識」をつくることは可能か?
〇人工知能が生成した文章は、「どこにもたどり着かない」?
〇統計的アプローチでは、「意識の謎」の解明はできない。
〇人工知能をめぐる議論に、ときに驚くほど終末感が漂うのはどうしてなのか?
〇記憶を「外套」だとすると、脳は、その外套を引っ掛けておくための壁に打たれた「釘」に過ぎないという考え方。
〇「私」という「意識」は、この宇宙の全歴史の中で一回だけのものであり、一度死んでしまえば二度と戻らないという「セントラルドグマ」は正しいのか?
- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2020/7/15
- 寸法10.6 x 1.9 x 17.4 cm
- ISBN-104065200660
- ISBN-13978-4065200667
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商品の説明
著者について
茂木 健一郎
1962年東京都生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして「意識」を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年、『脳と仮想』で第4回小林秀雄賞を、’09年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。
1962年東京都生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして「意識」を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年、『脳と仮想』で第4回小林秀雄賞を、’09年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2020/7/15)
- 発売日 : 2020/7/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 384ページ
- ISBN-10 : 4065200660
- ISBN-13 : 978-4065200667
- 寸法 : 10.6 x 1.9 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 165,775位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 704位講談社現代新書
- - 3,205位実用・暮らし・スポーツ
- カスタマーレビュー:
著者について
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1962年、東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学特別研究教授。東京大学理学部、法学部卒業後、 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。2005年、『脳と仮 想』で、第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 15歳の寺子屋 ひとり遊びのススメ (ISBN-13: 978-4062162678 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー

5 星
プロローグの柔らかさ
まさかの、プロローグで始まる柔らかさと、ずっしりくる内容で、かなり読み応えあります。。まだ途中ですが、、エピローグの締め括りに果てなき興味をそそられます。。。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元々、茂木さんの文章も好きなのですが、クオリアに興味のある私には大満足の内容でした。
まず、いろんな理論体系を網羅しているので、クオリアと人工意識を考えるうえでの基礎知識が網羅できます。
そのうえで茂木さんの考察を読めるのでとても分かりやすいです。
とにかく刺激を受け、触発される本。おすすめです。
まず、いろんな理論体系を網羅しているので、クオリアと人工意識を考えるうえでの基礎知識が網羅できます。
そのうえで茂木さんの考察を読めるのでとても分かりやすいです。
とにかく刺激を受け、触発される本。おすすめです。
2020年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
意識とは何か、の答えを求めてもこの本には書いていませんので、そういう本では無いと言う事。
意識について色々思考実験したり、過去の脳の実験や医療データなどが書かれている。
ただ確信をはぐらかしているので、満足できない。
本書にも書いてあるが「意識とは何か?と言う質問はナンセンスだ」的な事が書いてあるので
そもそもはっきりさせる事をしない。
とは言え1200円でこのボリュームと内容ならお買い得である。
文章が茂木氏の独特のしゃれた表現をよく使うので若干読みづらい。スラスラとは読めない。悪く言うと鼻につく言い回しで、もっとわかりやすく書けばいいのにと思う事がかなりある。
これは普段のトークを聞いていても分かる事だが、あまり聞かない漢字や、横文字、文学っぽい言い回しで、やたら長文になり、意味もすんなり入ってこないので読みずらい。
もっと簡素に分かりやすく書いてあれば星4をあげれた。
無駄に引き延ばされ400ページ近くあるが、正直内容は200ページほどのものだ。
辛口コメントでしたが、茂木氏に期待した反動だと思っていただければOK。
意識について色々思考実験したり、過去の脳の実験や医療データなどが書かれている。
ただ確信をはぐらかしているので、満足できない。
本書にも書いてあるが「意識とは何か?と言う質問はナンセンスだ」的な事が書いてあるので
そもそもはっきりさせる事をしない。
とは言え1200円でこのボリュームと内容ならお買い得である。
文章が茂木氏の独特のしゃれた表現をよく使うので若干読みづらい。スラスラとは読めない。悪く言うと鼻につく言い回しで、もっとわかりやすく書けばいいのにと思う事がかなりある。
これは普段のトークを聞いていても分かる事だが、あまり聞かない漢字や、横文字、文学っぽい言い回しで、やたら長文になり、意味もすんなり入ってこないので読みずらい。
もっと簡素に分かりやすく書いてあれば星4をあげれた。
無駄に引き延ばされ400ページ近くあるが、正直内容は200ページほどのものだ。
辛口コメントでしたが、茂木氏に期待した反動だと思っていただければOK。
2024年2月13日に日本でレビュー済み
人工知能関係の本を読み漁っていて、その流れでたまたまこの本を手にした。
うっかり人工知能のことだろうと思って読み進めていたら、そうじゃない、人工意識、つまりマシンが主観性を持ちうるのかという、そういうレベルの話。
現象学に行き詰まりを感じ、生態系心理学=アフォーダンス理論の方へ向かいかけていた私に、この本は「実存を語れる科学」という方向性を示してくれて、そういうことを考えている人がここにいたのかと足を止めているところだ。
他者を理解するのにフッサールは感情移入などということを言いだしてドツボにはまったが、はたして実存的感覚をクオリアと名付けただけでフッサールの他者論を超えることはできるのだろうか。
著者自身、考え、立ち止まり、反省し、また考える‥‥という作業を繰り返しながらこの本を書いたように見受けられる。それだけに意味の重複も多く、すっきりした本ではない。
しかしまた、そうやって著者の思考過程をたどりながら読むのも勉強になるかも知れない。
なにしろ精神と身体の二元論を一から問い直す大仕事だ。それがどこまで可能なのか、著者の今後に注目したい。
うっかり人工知能のことだろうと思って読み進めていたら、そうじゃない、人工意識、つまりマシンが主観性を持ちうるのかという、そういうレベルの話。
現象学に行き詰まりを感じ、生態系心理学=アフォーダンス理論の方へ向かいかけていた私に、この本は「実存を語れる科学」という方向性を示してくれて、そういうことを考えている人がここにいたのかと足を止めているところだ。
他者を理解するのにフッサールは感情移入などということを言いだしてドツボにはまったが、はたして実存的感覚をクオリアと名付けただけでフッサールの他者論を超えることはできるのだろうか。
著者自身、考え、立ち止まり、反省し、また考える‥‥という作業を繰り返しながらこの本を書いたように見受けられる。それだけに意味の重複も多く、すっきりした本ではない。
しかしまた、そうやって著者の思考過程をたどりながら読むのも勉強になるかも知れない。
なにしろ精神と身体の二元論を一から問い直す大仕事だ。それがどこまで可能なのか、著者の今後に注目したい。
2020年7月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人工知能(AI)を主な題材として、人間の「意識」や「知性」の本質を考察している本。
本書には抽象的な概念が多く登場し、それらを説明するための具体例も必要最少限にとどめられている。良く言えば「無駄な記述がほんどとない本」だが、脳科学や人工知能に関して予備知識がほとんどない読者にとっては「説明不足で難解」と感じられるのではないか。ほとんどすべてのページに複数の専門用語や(英訳つきの)キーワードが頻出する高密度な文章が連続するため、(速読ではなく)熟読を要した。茂木氏の知識は広範囲に及んでおり、芸術、哲学、文学、心理学などに関する言葉も登場する。一章づつ、別々の本として出版してもよかったのではないか。
クオリアや意識の起源は謎であり、現代の最先端の科学ですら歯が立たない。そのため、本書にその「答え」は(もちろん)ない。また、本書を読んだからといって、次の日からバリバリ仕事や勉強ができるようになるわけでもない。本書を楽しめる人は、おそらく「意識とは何か」、「知性とは何か」、あるいは「人間とは何か」といった本質的な問いに正面から向き合いたい、という哲学肌のタイプだろう。
茂木氏の考え方に特徴的なのは、「人の意識や知性は、<一度きりの命をもつ身体>と不可分である」と考えている点だと感じた。この点で、茂木氏は「人の意識はAIで作れる」とナイーブに考えている(ように見える)人工知能研究者たちとは異なる。私は本書から、「デリケートな体をもち、一度きりの人生を送る、私たちすべての人間」に対する、茂木健一郎の優しくて温かい視線を感じた。
本書には抽象的な概念が多く登場し、それらを説明するための具体例も必要最少限にとどめられている。良く言えば「無駄な記述がほんどとない本」だが、脳科学や人工知能に関して予備知識がほとんどない読者にとっては「説明不足で難解」と感じられるのではないか。ほとんどすべてのページに複数の専門用語や(英訳つきの)キーワードが頻出する高密度な文章が連続するため、(速読ではなく)熟読を要した。茂木氏の知識は広範囲に及んでおり、芸術、哲学、文学、心理学などに関する言葉も登場する。一章づつ、別々の本として出版してもよかったのではないか。
クオリアや意識の起源は謎であり、現代の最先端の科学ですら歯が立たない。そのため、本書にその「答え」は(もちろん)ない。また、本書を読んだからといって、次の日からバリバリ仕事や勉強ができるようになるわけでもない。本書を楽しめる人は、おそらく「意識とは何か」、「知性とは何か」、あるいは「人間とは何か」といった本質的な問いに正面から向き合いたい、という哲学肌のタイプだろう。
茂木氏の考え方に特徴的なのは、「人の意識や知性は、<一度きりの命をもつ身体>と不可分である」と考えている点だと感じた。この点で、茂木氏は「人の意識はAIで作れる」とナイーブに考えている(ように見える)人工知能研究者たちとは異なる。私は本書から、「デリケートな体をもち、一度きりの人生を送る、私たちすべての人間」に対する、茂木健一郎の優しくて温かい視線を感じた。
2020年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私にはやはり難しい内容でしたが、時間をかけて何度も読むことで
新しい視点で観て・考えることを教えていただけました。
読むたびに新しい発見がある書籍だと思います。
新しい視点で観て・考えることを教えていただけました。
読むたびに新しい発見がある書籍だと思います。
2020年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あとがきでも触れられてるように、本書の核心はベルクソンの「純粋記憶」の解釈とエピローグで明かされる、理性的な人ほど驚くであろう、意識の在り方の論路的帰結だろう。この部分に関しては、ぼくも大変刺激的だった。 そして、著者自身も言っているが、一般向けということもあって、できる限り読みやすく書かれており、内容としても質が落ちていないので、こういう問題に関心がある人には格好の入門書になっていると思う。しかし、意地悪な言い方をすれば入門書止まりである事は否めない。なので著者には、思いきりハードでより詳細な、ある意味では一般の読者を無視するよう(想定しないよう)な本(それは日本語ではなく英語で書かれるかもしれないが)を今後は期待したい。
2022年8月29日に日本でレビュー済み
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「クオリア」とは何か、もしくは何であり得るのかということを一切提示しないまま、がんがんページだけは進みます。
「意識について議論をする際に、その「定義」をして欲しいというような要求を受けたことがある。しかし、そのよな問い、それに基づくやりとりは多くの場合、無益である」(本書90ページ)
「意識」についての本なのに「意識とはなにかを定義しない」ってもうこれは科学じゃないですよね(笑) 応援しようと思って買ったのに、がっかりでした。
茂木は科学者じゃないな。あえていえば「科学者屋さん」です。
「意識について議論をする際に、その「定義」をして欲しいというような要求を受けたことがある。しかし、そのよな問い、それに基づくやりとりは多くの場合、無益である」(本書90ページ)
「意識」についての本なのに「意識とはなにかを定義しない」ってもうこれは科学じゃないですよね(笑) 応援しようと思って買ったのに、がっかりでした。
茂木は科学者じゃないな。あえていえば「科学者屋さん」です。