西鶴と芭蕉が同時代だとはっきり分かった。その程度の知識の私にも楽しく読めた。やはり、名を成す人はここまで努力するのだなと思った。おあいが愛しくて、手を貸してやりたくなる。目が見えないと暗闇で裁縫ができる、とか、階段もちゃんと数えるからかえって踏み外したりしないとか。なんだか愛しくて悲しい。身勝手な父にに困らせられるが、それでも父の愛情を感じる場面がちりばめられている。朝に晩に、何回も読み、人にも勧めました。
通勤電車の中で読んでいると、家に帰ってから関西弁になっています(笑)。私は江戸っ子です。
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阿蘭陀西鶴 (講談社文庫) 文庫 – 2016/11/15
朝井 まかて
(著)
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江戸前期を代表する作家・井原西鶴。彼の娘おあいは、盲目の身ながら、亡き母に代わり料理も裁縫もこなす。一方、西鶴は、手前勝手でええ格好しぃで自慢たれ。傍迷惑な父親と思っていたおあいだったが、『好色一代男』の朗読を聞いて、父への想いが変わり始める。小説を読む歓びに満ちた、織田作之助賞受賞作。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2016/11/15
- 寸法10.8 x 1.4 x 14.8 cm
- ISBN-104062935236
- ISBN-13978-4062935234
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2016/11/15)
- 発売日 : 2016/11/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4062935236
- ISBN-13 : 978-4062935234
- 寸法 : 10.8 x 1.4 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,812位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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朝井 まかて
1959年、大阪生まれ。甲南女子大学文学部卒業。コピーライターとして広告制作会社に勤務後、独立。2008年、第3回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー。受賞作は『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』と改題され、講談社文庫に収録されている。江戸時代の職人たちの丹精な仕事振りと細やかな人情を、心温まる物語に織り上げて、愛読者急増中の実力派である。他の著書に『ちゃんちゃら』『すかたん』『先生のお庭番』『ぬけまいる』がある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
俳諧師・浮世草紙作家の井原西鶴と娘・あおいの物語。
読書なので、もちろんその場の情景は見えないけど、盲目のあおい視点だからこそ、より一層深く情景が感じられました。
親子関係の変化や、西鶴の大阪弁での痛快なコメントが素敵です。
読書なので、もちろんその場の情景は見えないけど、盲目のあおい視点だからこそ、より一層深く情景が感じられました。
親子関係の変化や、西鶴の大阪弁での痛快なコメントが素敵です。
2022年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ないより好きなのは、時代考証の確かさと、物語の構築、言葉に神経が行き届いている事等読ませる仕掛けがすごい。
2020年1月14日に日本でレビュー済み
盲目の娘「おあい」の視点で描かれた評伝小説。まな板をたたく包丁の音や湯気の熱さ、味噌汁の匂い、盗み食い
した女衆の甘い口の息、縫い針で刺してしまった指の痛み・・・など五感を総動員して、生活に密着したところから
父・西鶴の等身大の姿を観察。いつも斜に構え父や大人達を批評していたが、視座が変わると父の真の姿も見えてき
た。一方向からだけでは人間の本当の姿など、ましてや子供には偉大なる父の評価などできる訳がない。時には第三
者の声に耳を傾けてもいいのではないか。視座が変われば自ずと違ったものが見えてくるはず。見えたおあいの心に
は確かに父の心とつながったとと実感できた瞬間があった。西鶴の安堵の気持ちが伝わってくるようだ。
残念なのは、物語のシーンの多くはおあいの五感が届く範囲内に限られているので、途中で退屈になってしまいました。
(蛇足)織田作之助賞とは「織田作之助賞実行委員会」(大阪市、大阪文学振興会~~etc)が主催する文学賞であ
る。大阪生まれの作家・織田作之助の生誕70年を記念して創設(1983年)されたもの(ウィキペディアより)。
した女衆の甘い口の息、縫い針で刺してしまった指の痛み・・・など五感を総動員して、生活に密着したところから
父・西鶴の等身大の姿を観察。いつも斜に構え父や大人達を批評していたが、視座が変わると父の真の姿も見えてき
た。一方向からだけでは人間の本当の姿など、ましてや子供には偉大なる父の評価などできる訳がない。時には第三
者の声に耳を傾けてもいいのではないか。視座が変われば自ずと違ったものが見えてくるはず。見えたおあいの心に
は確かに父の心とつながったとと実感できた瞬間があった。西鶴の安堵の気持ちが伝わってくるようだ。
残念なのは、物語のシーンの多くはおあいの五感が届く範囲内に限られているので、途中で退屈になってしまいました。
(蛇足)織田作之助賞とは「織田作之助賞実行委員会」(大阪市、大阪文学振興会~~etc)が主催する文学賞であ
る。大阪生まれの作家・織田作之助の生誕70年を記念して創設(1983年)されたもの(ウィキペディアより)。
2019年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人を惹きつける俳句を詠みますが、貧乏暮らし。
細かな描写で、暗い台所で包丁を使う、盲目の娘の指使いまで感じられます。
細かな描写で、暗い台所で包丁を使う、盲目の娘の指使いまで感じられます。
2016年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
井原西鶴に盲目の娘がいたというのは資料の断片からしか読み取れない事実のようだから、その娘が盲目ながら料理も裁縫もこなし、音や匂いや気配で敏感に父の周りの出来事を感じ取った、というのはおそらく筆者の創作であろう。大衆小説の創始者として文学史に足跡を残す井原西鶴の内面に思いを馳せ、自ら創作したに等しい「盲目の娘」にそれを語らせたのが本書である。
人は想像力を働かせることで、自分が住む場所よりも広い世界を感じることができる。井原西鶴は大阪の町人たちが共感できるキャラクターを設定し、その想像の枠を広げたが、本来暗闇の狭い世界に棲むはずのおあいも、浮世草子を推敲する父の声に導かれて外の世界を知り、やがて家族の本当の想いにも触れていく。おあいはが亡くなったのは26歳の時、父が「世間胸算用」を出した頃と想定され、10代半ばから10年間の心の葛藤に自由に想像力を働かせることで、朝井まかては前作「恋歌」を超える円熟味を示したのではないか。
人は想像力を働かせることで、自分が住む場所よりも広い世界を感じることができる。井原西鶴は大阪の町人たちが共感できるキャラクターを設定し、その想像の枠を広げたが、本来暗闇の狭い世界に棲むはずのおあいも、浮世草子を推敲する父の声に導かれて外の世界を知り、やがて家族の本当の想いにも触れていく。おあいはが亡くなったのは26歳の時、父が「世間胸算用」を出した頃と想定され、10代半ばから10年間の心の葛藤に自由に想像力を働かせることで、朝井まかては前作「恋歌」を超える円熟味を示したのではないか。
2018年2月10日に日本でレビュー済み
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読後、吉田松陰の詠んだ歌が浮かびました。
親思う心に勝る親心ーを
娘は、段々と父親の娘に対する愛情が解って来るくだりが心をうちました。
先日亡くなった夫の娘に対する日頃の接し方、言葉の端々を思い出しました。
男親の娘に対する心情と重なります。
親思う心に勝る親心ーを
娘は、段々と父親の娘に対する愛情が解って来るくだりが心をうちました。
先日亡くなった夫の娘に対する日頃の接し方、言葉の端々を思い出しました。
男親の娘に対する心情と重なります。
2018年6月22日に日本でレビュー済み
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最後まで読んで気がつきました。続編があったらなあと。読んでる間、ずっと江戸時代にタイムスリップしていた気分でした。