
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
珈琲挽き (講談社文芸文庫) 文庫 – 2014/2/11
小沼 丹
(著)
平穏な日常、花鳥風月、友人たちと師との交流。
遠い風景や時間の流れを、淡いユーモアで見事に描く、
大正・昭和・平成を生きた作家、小沼丹。
移ろいゆく心象風景の中に、人生のドラマを明るく描く、
『小さな手袋』につづく生前最後の随筆集。
「狆の二日酔い」などの秀逸な作品を含み、
上質な文章で心優しく読者を誘う、85篇収録。
遠い風景や時間の流れを、淡いユーモアで見事に描く、
大正・昭和・平成を生きた作家、小沼丹。
移ろいゆく心象風景の中に、人生のドラマを明るく描く、
『小さな手袋』につづく生前最後の随筆集。
「狆の二日酔い」などの秀逸な作品を含み、
上質な文章で心優しく読者を誘う、85篇収録。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2014/2/11
- 寸法10.7 x 1.3 x 15.2 cm
- ISBN-104062902222
- ISBN-13978-4062902229
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
小沼 丹
小沼 丹(1918.9.9~1996.11.8) 小説家。東京生まれ。1942年、早稲田大学を繰り上げ卒業。在学中より井伏鱒二を知り師事する。高校教員を経て、58年より早稲田大学英文科教授。54年上半期、下半期と「村のエトランジェ」「白孔雀のゐるホテル」がつづけて芥川賞候補となる。その後、日常に材を取りながらユーモアとペーソスのただよう洒脱な文体で独自の世界を築く。70年、『懐中時計』で読売文学賞。75年、『椋鳥日記』で平林たい子文学賞。89年、日本芸術院会員となる。その他の著書に『不思議なソオダ水』『小さな手袋』『埴輪の馬』『清水町先生』など。
小沼 丹(1918.9.9~1996.11.8) 小説家。東京生まれ。1942年、早稲田大学を繰り上げ卒業。在学中より井伏鱒二を知り師事する。高校教員を経て、58年より早稲田大学英文科教授。54年上半期、下半期と「村のエトランジェ」「白孔雀のゐるホテル」がつづけて芥川賞候補となる。その後、日常に材を取りながらユーモアとペーソスのただよう洒脱な文体で独自の世界を築く。70年、『懐中時計』で読売文学賞。75年、『椋鳥日記』で平林たい子文学賞。89年、日本芸術院会員となる。その他の著書に『不思議なソオダ水』『小さな手袋』『埴輪の馬』『清水町先生』など。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2014/2/11)
- 発売日 : 2014/2/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4062902222
- ISBN-13 : 978-4062902229
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 15.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 340,048位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 362位講談社文芸文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
6グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
みすず書房で、私の好みがいっぱいあり期待どおりの随筆でした。
2016年8月24日に日本でレビュー済み
読み進めるのがもったいない。そんな感じがずっとしていて、「懐中時計」で気に入ったこの作者の日常と考えていることが垣間見られて、よい読後感。
2014年7月23日に日本でレビュー済み
小さくも安定した日常がとても心地よく描かれた随筆集です。
この「珈琲挽き」の世界は、身近な友人や庭に来る小鳥、池の金魚など、どれも小さく地味でつつましやかです。そのありふれた小世界に棲む生き物のありようが、穏やかな、しかし確かな眼差しでそっとすくいとられています。
「二、三年前の秋だつたと思ふが、一度、何となくヒマラヤ杉に梯子を掛けて、箱をはずしてみたことがある。中で、ことん、と音がするから、何だらうと横にして振つたら、穴から團栗が一つ轉がり落ちたから驚いた。誰が入れたのかしらん?四十雀には團栗は大き過ぎて咥へられないから、案外悪戯者の鵯でも咥へて来て入れたのではないかと思ふ。何だか、思ひ掛けない秋の贈り物を貰つたやうな気がして、愉快だつたのを思ひ出す。」(「巣箱」)
静かで、地味で、つつましい暮らしから、作者は、さりげなくも確かなつながりを見いだします。さらさらと陽がさし、時間がゆっくりと移ろううちに何ページも読み進んで、満ち足りた心地になる1冊です。
この「珈琲挽き」の世界は、身近な友人や庭に来る小鳥、池の金魚など、どれも小さく地味でつつましやかです。そのありふれた小世界に棲む生き物のありようが、穏やかな、しかし確かな眼差しでそっとすくいとられています。
「二、三年前の秋だつたと思ふが、一度、何となくヒマラヤ杉に梯子を掛けて、箱をはずしてみたことがある。中で、ことん、と音がするから、何だらうと横にして振つたら、穴から團栗が一つ轉がり落ちたから驚いた。誰が入れたのかしらん?四十雀には團栗は大き過ぎて咥へられないから、案外悪戯者の鵯でも咥へて来て入れたのではないかと思ふ。何だか、思ひ掛けない秋の贈り物を貰つたやうな気がして、愉快だつたのを思ひ出す。」(「巣箱」)
静かで、地味で、つつましい暮らしから、作者は、さりげなくも確かなつながりを見いだします。さらさらと陽がさし、時間がゆっくりと移ろううちに何ページも読み進んで、満ち足りた心地になる1冊です。