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さらば財務省! 政権交代を嗤う官僚たちとの訣別 (講談社+α文庫) 文庫 – 2010/6/21

4.4 5つ星のうち4.4 26個の評価

「山本七平賞」受賞!!
民主党政権を乗っ取った霞が関「闇権力」の正体!! 鳩山総理が財務省に握られた秘密とは!?

「山本七平賞」受賞作、待望の文庫化!! 政権交代は偽りだった……民主党政権は完全に財務省の操り人形に成り下がった! 「小泉・竹中改革」の司令塔として、郵政民営化などを実現した異能の元キャリアが暴く、財務省・霞が関の「日本占領計画」の全貌! 総理官邸に潜む霞が関の「スパイ」たちとはだれか!?

●水面下で行われた民主党政権と財務省の「談合」
●政治家と官僚が竹中平蔵を嫌った理由
●「日本は財政危機ではない」と知る財務省
●予算の総本山にいる東大法学部出身者の知的レベル
●財投からの「ミルク補給」がなくなったあと郵政民営化は必然
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2010/6/21)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/6/21
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 304ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 406281370X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062813709
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 26個の評価

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高橋 洋一
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、組織内部からの珠玉のドキュメンターであり、特に、第七章は、おそらく著者が強調したかった部分と思われ、文章にも力がこもっている。
たとえば、
『私からすれば、役所ほど信用してはならないものはない。まともな相手に期待するのならまだしも、社保庁は私の知る限り最悪で、最も信用に値しない組織だ。』と著述している。
この本には、もうひとつのストーリーがある。
それは、第6章くらいの時系列から、ジャーナリストが書いた『官僚との死闘七〇〇日(長谷川 幸洋(著) 講談社)』である。
両方を読むと、なかなか興味深いものがある。
しかしながら、両書とも、古本でしか入手できないのが残念である。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
心ならずも役所を去った人の手記には、元の組織に対する怨念がどことなく感じられるものだが高橋さんの場合はそれがなく、むしろあっけらかんとした読後感が残る。
東大理学部数学科を出て大蔵省に入った高橋氏にはどんな問題にも、とことん「解」を追及する数学者特有の姿勢と解答能力があったようだ。求められて道路公団民営化、郵政民営化、公務員制度改革などの諸課題に携わるが、問題解決の改革プラン・制度設計を考案することが出来た。自らを政策のコンテンツ・クリエータであったと述懐している個所があるが、ほのかな自負が感じられる。

これはとてもうらやましいことだ。東大法科卒であろうがなかろうが、我々一般はこの能力を欠くがために、組織において誇り高い一匹狼にはなれず、ムラのしきたりや人間関係に寄りかかって生きていかねばならない。エリートがひしめく大蔵省に少々毛色の変わった「変人枠」で入省した高橋氏は間もなく、理財局資金運用部が抱えていた巨大な金利リスクと財投の破綻危機に気付く。資金運用部は大蔵省が営む巨大銀行のようなもので、郵便貯金と年金積立金を全額預託させ(借り受け)、それを傘下の政府系金融機関や特殊法人に貸し出していた。しかしそこはお役人仕事で、預託の期間は金を持ち込む担当省庁任せ、一方特殊法人や政策金融機関への貸出期間(財投期間)も、向こうの言うがままだったから、金利が少し上昇しただけで、数兆円の穴があくという金利リスクを抱えていた。彼はこの問題をALM(資産・負債の総合管理)手法と財投債発行によって解決し、大蔵省「中興の祖」と呼ばれる。

このあとの、プリンストン大学への留学(ここで後のFRB議長バーナンキ、リフレ派の大物ポール・クルーグマンと知己になる)、竹中平蔵と組んで奮戦した郵政民営化・公務員制度改革にまつわる数々の武勇談については本書をお読みください。
省の慣習や「省益」に捉われない高橋氏は、省にとっても困った存在であちこちに飛ばされるのだが、結局は彼の能力が求められ呼び戻される。小泉・安倍政権の下で特別会計改革、独立行政法人改革さらには公務員制度改革などに携わり官僚組織を敵に回した結果、安倍政権終了とともに財務省を去る。

Last but not least 本書は、高橋さんが最も気力充実していた頃の傑作です(最近は駄作ばかりですが)。国民の利益より省益を、組織のスリム化には抵抗しポストの増大を、そして増税の機会を常にうかがい政治家を味方につける財務省を中核とする日本の官僚組織の思想と行動を鋭く告発しています。元経産省の古賀茂明氏同様、組織内部を知悉した良心派による官僚組織批判です。「山本七平賞」受賞作。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすが、竹中平蔵を実務面で支えたブレーンの書いた本だと思う。内容は実に興味深い。財務省にどういう人がいて、どういう環境の中で、どういう考えになるか?政治家と官僚はどういう関係で、官僚はどのようにして法案を骨抜きにするのか、そういうことが実に具体的に書いてあります。また、小泉-竹中政権の中で、どのようなやり取りがあったか、などはドラマの様です。

この本を読んで、本当に不思議に思ったことは、東大法学部という本来は、法律のプロを生む人たちがなぜ経済を牛耳る仕事の中心なのか?という点です。
でも、ある意味それが常識だから、これまで疑問に思わなかった自分がいるのも事実ですし、そう思うと、明治政府が作った科挙制度は本当にすごかったと思います。

少し残念なのは、著者が視点が自分に当たっている場面が多かったことです。そのため、少し「私の履歴書」的に見えます。組織を問題視するために、その組織と合わなかった個人に焦点を当てたということなのでしょうが、それを自慢と捉える読者がいると、そこで読むのをやめてしまうのではと気になりました。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年4月7日に日本でレビュー済み
著者は「東京大学」理学部数学科出身で「財務省」に勤務していた方で、<郵政民営化>を提唱して「小泉内閣」が断行したそれを支持した。次いで「第一次安倍内閣」で「内閣参事官となりの「竹中平蔵」(経済財政政策大臣)の「秘書官」となりさらに「民営化」を推進した。現在は退官して「嘉悦大学」教授となっている。
 彼が主張するのは「官僚」とは「大きな政府」を実現したいと願っている人たちの集まりで、その目的はそれによりもたらされる<利権>の上に胡坐をかいていたいからであると指摘する。その例としては「大きな政府」によりもたらされた「予算」の配分が<利権>の最たるものであると指摘している。
2013年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は官僚だったから,そうでなければ書けないこと,とくに小泉内閣・第一次安倍内閣時代の彼の仕事,竹中平蔵との関係・やりとりなど,おもしろい話がいろいろある. 技術のわからない官僚のなかにあって,IT を理解し郵政改革では SE と対決した話もおもしろい. しかし,自慢話っぽくて,どこまで信じていいかわからないようなところもある.
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年8月12日に日本でレビュー済み
日本は官僚に滅ぼされる。
これは故小室直樹博士の遺言である。
本書は小泉政権から安倍政権にかけて政府官邸のブレーンとして活躍した高橋氏からみた
財務省を中心とした官僚暗躍の実態を記したルポルタージュである。

郵貯破綻問題から郵政民営化へ、天下りの巣たる政策金融機関改革、50兆円を超える埋蔵金問題、
そして官僚の人事問題に直接切り込む公務員制度改革、さらには腐った社保庁による消えた年金問題など、
内部で見た人しか語れない興味深い話が満載。
始めは著者の来歴などが主に語られていますが、中盤から俄然面白くなります。
安倍政権が公務員制度改革を断行しようとして潰されたこと、
民主党政権誕生が財務省の意に添っていたことなど、
今につながる重要な視点を与えてくれます。

デフレ下の消費税増税強行に疑問を持ち、その背景を知りたい方は是非お読みください。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年11月27日に日本でレビュー済み
 小泉構造改革、そしてその後の安部晋三政権の顛末を比較的に官僚サイドから描いた回顧録と言えるだろう。比較的と書いたのは、著者が財務官僚でありながら本省から爪弾きにあっていたためだ。
 著者は数学科を卒業し、研究所の内々定が反故にされたため大蔵省に入省し、大蔵官僚には稀な数学的知識を利用して、定額郵貯の利付けの見直しやALM(資産・負債の総合管理)のシステム化、財投債の導入、銀行の不良債権処理などをやって来たらしい。そして、小泉政権発足後、大臣となった竹中平蔵氏との従来からの付き合いの縁があって、小泉政権における制度設計の実務的な面を担当することになる。

 この本で描かれるのは、著者がどれだけ大蔵省・財務省に貢献しながらも、上司(政府)の意向に従って真面目に仕事をした結果、本省から石もて追われる立場となったか、竹中平蔵氏がどれだけ勤勉で洒脱な人物であるか、そして小泉純一郎氏がどれだけ強かに官僚と政治家、国民との間をバランスよく渡り歩いたか、ということだろう。加えて言うならば、どれだけ官僚が省益、ひいては自分の将来の出世・安定のためにのみ動くように変質さえられているかも描かれる。
 特に面白いのは官僚だったから分かること、例えば審議会を骨抜きにするには事務局を押さえ、資料を都合の良い様に作り、都合の悪い意見を言う人の参加できない日程を組めば良い、などの具体的な方策の数々だろう。この様な点を容易に指摘できるのは、元々その世界にいた人の強みだ。

 第一章と第七章の一部は、ボクの前提知識が足りない部分もあって読むのに苦労した部分があったが、それ以外は難しい話もなく、単純にルポルタージュとしても楽しめる。
 この手の政権内部からの回顧録は日本ではとても貴重なものだと思うので、様々な立場からじゃんじゃん書いて欲しいものだ。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評判良かったので買ったけど、あまり掘り下げて書いていないし、理系の人のためか(?)文章もシンプル。
情報量が少ないのがいまいち。
郵政民営化の流れはよくわかりました。