新しく登場した女子大生視点なので、前巻、前々巻の視点だった高槻から視点が外れ、主要キャラを改めて別視点で読めた巻でした。
物語の視点になるキャラは、そのキャラの基準で周囲をみるので、どうしても周囲に比べたら「普通の人」という印象になりがちですが、今回視点が変わったことで、真樹や美樹だけでなく高槻も「普通じゃない人」として客観視されてました。
見出しを『外腹斜筋』としたのは、外腹斜筋だったからです。
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フォークの先、希望の後 THANATOS (講談社文庫) 文庫 – 2013/2/15
汀 こるもの
(著)
政治家の息子が飼う魚の世話で日給五万円、ただし飼い主の少年が現れると誰かが死ぬと噂あり。家庭の事情で高額バイトを探していた女子大生・彼方が屋敷へ向かうと理想の男性・高槻が目の前に…オクテな少女は恋に落ちた!だが戦慄の事件が続発。噂の少年“thanatos666”の呪いはやはり本物だった!? 彼方の恋と命の行方は?恋愛&恐怖の“タナトス”最新刊。(講談社文庫)
- 本の長さ432ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2013/2/15
- ISBN-104062774240
- ISBN-13978-4062774246
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商品の説明
著者について
汀 こるもの
1977年生まれ。大阪府出身。追手門学院大学文学部卒。『パラダイス・クローズド』で第37回メフィスト賞を受賞しデビュー。
1977年生まれ。大阪府出身。追手門学院大学文学部卒。『パラダイス・クローズド』で第37回メフィスト賞を受賞しデビュー。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2013/2/15)
- 発売日 : 2013/2/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 432ページ
- ISBN-10 : 4062774240
- ISBN-13 : 978-4062774246
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,536,803位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 16,739位講談社文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中4.6つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今までほとんどモブいや背景以下だった人が主人公。時間軸は一番古いところから。刑事の異動直後の話もあるが、本作読む前に前作読んどかないとダメ。読んでさらに読み返して今度は本作の主人公探しをするのが正解。蘊蓄は少なめだが痛さがハンパないのは年齢のせいか?サブカル傾倒も男子高校生なら許せるのに女子大生だと許せない気がするのは私の心が狭いのか?
個人的には美大には行ってないが自分も絵を描くので絵かき心理は感情移入できた…が一番平凡な人物なのにあんまり同調できないのはなんでだろう?致命的にニブ過ぎるからか?まあこの4人じゃ誰も幸せになれない方が多分幸せ。
見返しで作者がラブコメとかほざいているので☆一つ減。有川先生に謝ってきなさい!
個人的には美大には行ってないが自分も絵を描くので絵かき心理は感情移入できた…が一番平凡な人物なのにあんまり同調できないのはなんでだろう?致命的にニブ過ぎるからか?まあこの4人じゃ誰も幸せになれない方が多分幸せ。
見返しで作者がラブコメとかほざいているので☆一つ減。有川先生に謝ってきなさい!
2011年10月18日に日本でレビュー済み
シリーズ中最も好きな作品。
…が、外伝的要素の強い作品だと思うので、最初はパラダイス・クローズドからお読みになる事をお勧めします。
不幸な事故で家庭が火の車になった。頼りの家族は現実逃避…退学か、水商売か。。。
十代の麗しき(高身長だけど)乙女がそんな目に合ったら、大概は悲劇のヒロインルートを辿るんだろうが、こちらの浅岡嬢は違う。
ちょっと勇気を出して悪魔に魂を売り、極限の中、立派に前向きで鈍感な人殺しに成長(?)していくのです。
間違えない人間なんていないんだからそれで良いのだ。
「次はうまくやろう」
凄く温かいメッセージだと思いました。
…が、外伝的要素の強い作品だと思うので、最初はパラダイス・クローズドからお読みになる事をお勧めします。
不幸な事故で家庭が火の車になった。頼りの家族は現実逃避…退学か、水商売か。。。
十代の麗しき(高身長だけど)乙女がそんな目に合ったら、大概は悲劇のヒロインルートを辿るんだろうが、こちらの浅岡嬢は違う。
ちょっと勇気を出して悪魔に魂を売り、極限の中、立派に前向きで鈍感な人殺しに成長(?)していくのです。
間違えない人間なんていないんだからそれで良いのだ。
「次はうまくやろう」
凄く温かいメッセージだと思いました。
2009年3月4日に日本でレビュー済み
酷評も聞かれますが自分は汀先生の作品どれもすごく好きです。
ネタバレしてしまうことを避けますと文才の無い自分には
感想が巧く書けないのですが、1冊目でなかなかのネジレた鬼札的展開を
見せてくれたので2冊目ではどうなってしまうのか・・・と思いきや
アノ話でありドス黒い青春学園モノとして(笑)読者の掴みはオッケー。
しかしあの2冊を書いてしまってはもうこちらを満足させてもらえる話は
そうそう無いだろうとかなり覚悟を決めての三冊目でしたが
よい意味で予想を斜め上に越えたすごい作品を見せて頂けました。
波長があう者には、ものすごい影響を及ぼしてしまう麻薬のような
キャラクタとその節回しです。4冊目5冊目、そしてまた別なシリーズも是非
拝見したい注目の作家です。
ネタバレしてしまうことを避けますと文才の無い自分には
感想が巧く書けないのですが、1冊目でなかなかのネジレた鬼札的展開を
見せてくれたので2冊目ではどうなってしまうのか・・・と思いきや
アノ話でありドス黒い青春学園モノとして(笑)読者の掴みはオッケー。
しかしあの2冊を書いてしまってはもうこちらを満足させてもらえる話は
そうそう無いだろうとかなり覚悟を決めての三冊目でしたが
よい意味で予想を斜め上に越えたすごい作品を見せて頂けました。
波長があう者には、ものすごい影響を及ぼしてしまう麻薬のような
キャラクタとその節回しです。4冊目5冊目、そしてまた別なシリーズも是非
拝見したい注目の作家です。