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花合せ 濱次お役者双六 (講談社文庫) 文庫 – 2010/12/15
田牧 大和
(著)
第2回小説現代長編新人賞受賞作
「選考者の立場を忘れて夢中になって読みふけった……の一言だけで選評の任は果たしたようなものである。物語の開き方、ふくらませ方、閉じ方、いずれもみごと――特に一件落着のあとに、さらにもう一回り物語の柄を大きくしてくれるエピローグの置き方には舌を巻いた」――(重松清氏 小説現代長編新人賞選評より)
江戸の歌舞伎小屋「森田座」の若手役者・梅村濱次は、一座きってのおっとり者。ある日、道端で見知らぬ娘から奇妙な朝顔を預かった。その朝顔が幽霊を呼んだのか、思わぬ騒動を巻き起こす。座元や師匠、茶屋の女将まで巻き込んで、濱次の謎解きが始まった。ほのぼの愉快な事件帖。
「選考者の立場を忘れて夢中になって読みふけった……の一言だけで選評の任は果たしたようなものである。物語の開き方、ふくらませ方、閉じ方、いずれもみごと――特に一件落着のあとに、さらにもう一回り物語の柄を大きくしてくれるエピローグの置き方には舌を巻いた」――(重松清氏 小説現代長編新人賞選評より)
江戸の歌舞伎小屋「森田座」の若手役者・梅村濱次は、一座きってのおっとり者。ある日、道端で見知らぬ娘から奇妙な朝顔を預かった。その朝顔が幽霊を呼んだのか、思わぬ騒動を巻き起こす。座元や師匠、茶屋の女将まで巻き込んで、濱次の謎解きが始まった。ほのぼの愉快な事件帖。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/12/15
- 寸法10.8 x 1 x 14.8 cm
- ISBN-104062768232
- ISBN-13978-4062768238
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2010/12/15)
- 発売日 : 2010/12/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4062768232
- ISBN-13 : 978-4062768238
- 寸法 : 10.8 x 1 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 495,950位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こちらがはじまりだったんですね〜シリーズを順不同に読んでしまいました(*^_^*)けれど、それぞれがキャラが立っているので、エピソード1,2みたいに謎解きするように楽しめました。舞台や役者等とうしろうですが、すっかり田牧さんと濱次のファンになりました。体調ご自愛して、長屋〜の後もよろしくお願いしますね〜
2010年9月27日に日本でレビュー済み
展開が、軽快で面白い!
でも主人公の女形である濱次より、脇役の方が魅力的なのよね。
松井今朝子『非道、行ずべからず』のお子様版って感じ。
毒がなく、軽く楽しめる。
最後の、濱次の踊りは、唐突過ぎ
もう少し工夫してほしかった。
でも主人公の女形である濱次より、脇役の方が魅力的なのよね。
松井今朝子『非道、行ずべからず』のお子様版って感じ。
毒がなく、軽く楽しめる。
最後の、濱次の踊りは、唐突過ぎ
もう少し工夫してほしかった。
2013年4月26日に日本でレビュー済み
知人に薦められて読了。
細々とつっこみどころはあるものの、楽しいお話でした。
登場人物が魅力的で、歌舞伎や江戸時代の知識がなくても
楽しめるのがいいですね。ミステリーの部分もおもしろく、
なかなか引き込まれました。何より、デビュー作らしい
瑞々しい文章に好感が持てます。
「うまい」とか「唸らされる」というものではありませんが、
光るものを感じました。続編も読んでみたいと思います。
細々とつっこみどころはあるものの、楽しいお話でした。
登場人物が魅力的で、歌舞伎や江戸時代の知識がなくても
楽しめるのがいいですね。ミステリーの部分もおもしろく、
なかなか引き込まれました。何より、デビュー作らしい
瑞々しい文章に好感が持てます。
「うまい」とか「唸らされる」というものではありませんが、
光るものを感じました。続編も読んでみたいと思います。
2009年10月14日に日本でレビュー済み
丁度2年前に刊行されて、今日まで誰もレビューを書いていない状況が、ある意味、適切ともいえる小説です。
歌舞伎役者、座元、芝居茶屋に花(あさがお)と、一見してテーマが揃っているようですが、著者が知っていることとやリサーチしたこと(点)をフリーハンドの線でつないでみたような内容です。
ストーリー構成もこなれていませんが、ナラティブの視点も定まっていませんから前半は濱次が主人公と思いきやいきなり清助の冒険談のようになって、でも清助はご都合主義的にフェードアウトして、などなど。
前半は歌舞伎の女形役者をメインに、多少は芸事にかんすることも出てくるので芝居好きとしては期待もしましたが、筆者には芝居の一幕、いや、ラスト近くの短い所作事さえも文字にて再現する力量がなく、そのためかどうかはわかりませんが、途中から町娘を中心にした江戸世話物にしてみたりと、全体を決めてから書いたというよりは、とりあえず書いてみて、最初と最後が歌舞伎がらみの話だからいいか的に対した推敲や編集もしなかったとさえ思える。
筋書として多少無理がありながらも成立しているからいいではないか、と言われるかもしれませんが、江戸市井の人物を描きながらも、気が向いたときは○○色の小袖を着ていた、などと記述しながら、例えば、芝居茶屋の女将がどんな髪型で、どんな着物をどう着こなし、襟の合わせ方や肩の具合、帯の締め方など、芝居好きならば舞台上の役者を観察する際にしているようなことを何も書いてくれていません。今でこそ歌舞伎俳優は、上下セパレートの着崩れしにくい衣装を衣装屋さんに着せてもらったりしてますが、江戸時代なら、役者でも市井の人びとでも(特に芝居茶屋の女将なら)その人なりの着物なり襟具合の好みなどがあったろうに。
この著者は自分の発想につき合ってくれる読者に限定して、この小説を書いたのでしょう。改行が多くて新人賞応募作品みたいです。しかも、江戸市中の地理などを古地図などで調べたつもりでいながら、実際、歩いてみたらどんな物売りがいて、どこそこならばお屋敷の高い壁やら樹木で薄暗いとか、川や河岸の臭いがするなど、全く記述が無い。また、ナラティブとして語れない部分を安易に台詞として登場人物に言わせてしまうクセが気になりました。
歌舞伎役者、座元、芝居茶屋に花(あさがお)と、一見してテーマが揃っているようですが、著者が知っていることとやリサーチしたこと(点)をフリーハンドの線でつないでみたような内容です。
ストーリー構成もこなれていませんが、ナラティブの視点も定まっていませんから前半は濱次が主人公と思いきやいきなり清助の冒険談のようになって、でも清助はご都合主義的にフェードアウトして、などなど。
前半は歌舞伎の女形役者をメインに、多少は芸事にかんすることも出てくるので芝居好きとしては期待もしましたが、筆者には芝居の一幕、いや、ラスト近くの短い所作事さえも文字にて再現する力量がなく、そのためかどうかはわかりませんが、途中から町娘を中心にした江戸世話物にしてみたりと、全体を決めてから書いたというよりは、とりあえず書いてみて、最初と最後が歌舞伎がらみの話だからいいか的に対した推敲や編集もしなかったとさえ思える。
筋書として多少無理がありながらも成立しているからいいではないか、と言われるかもしれませんが、江戸市井の人物を描きながらも、気が向いたときは○○色の小袖を着ていた、などと記述しながら、例えば、芝居茶屋の女将がどんな髪型で、どんな着物をどう着こなし、襟の合わせ方や肩の具合、帯の締め方など、芝居好きならば舞台上の役者を観察する際にしているようなことを何も書いてくれていません。今でこそ歌舞伎俳優は、上下セパレートの着崩れしにくい衣装を衣装屋さんに着せてもらったりしてますが、江戸時代なら、役者でも市井の人びとでも(特に芝居茶屋の女将なら)その人なりの着物なり襟具合の好みなどがあったろうに。
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