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新装版 武田勝頼(一)陽の巻 (講談社文庫) 文庫 – 2009/9/15

4.2 5つ星のうち4.2 82個の評価

武田を滅ぼした若統領は本当に凡将愚将なのか?

青年武将勝頼は偉大な父武田信玄の後を継いだ。ところが武田の御親類衆や信玄が育てた家臣団は信玄の遺言をたてに、なかなか勝頼に実権を与えなかった。しかし世継ぎの式を経て若統領と認められた勝頼は、ついに織田軍と一戦を交えるべく号令をかけた。ときに凡将愚将とも評価される勝頼の実相に迫る歴史大作。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2009/9/15)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/9/15
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 520ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062763869
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062763868
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 2 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 82個の評価

著者について

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新田 次郎
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(1912-1980)1912(明治45)年、長野県上諏訪生れ。無線電信講習所を卒業後、中央気象台に就職し、富士山測候所勤務等を経験する。1956(昭和31)年『強力伝』で直木賞を受賞。『縦走路』『孤高の人』『八甲田山死の彷徨』など山岳小説の分野を拓く。次いで歴史小説にも力を注ぎ、1974年『武田信玄』等で吉川英治賞を受ける。1980年、心筋梗塞で急逝。没後、その遺志により新田次郎文学賞が設けられた。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
82グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさに大河ドラマのように大型歴史小説。武田信玄の続編として読み始めたが、これだけ読んでも価値あり。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発送も早く良かったです♪
また探している本があったら、お願いしたいです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「武田信玄」から継続して読んでいます。下記は、勝頼(1)~(3)通しのレビューです。

新田氏の故郷の英雄、武田信玄と勝頼に、深い愛着を抱いて書いた作品と何かの折に知りました。その愛着を深く感じる作品で、贔屓目ですらあります。

「武田勝頼」は、『武田信玄』と比較すると、散漫な印象で、勝頼像を捉えきっていないと感じます。勧善懲悪的な単純な構成が勝ち、またサイドストーリーが多く、「武田勝頼」の物語なのか、織田信長を始めと他の同時代の著名な武将の物語なのか、わからなくなるため、星3としました。

新田氏の描く勝頼は、終始一貫、真っ向勝負のとても良い人です。
勝頼を良い人にするために、大悪人が二人。織田信長と穴山梅雪。

おそらく、新田氏は織田信長がとても嫌いなのでしょう。信長を「人を殺すことが革命」といった乱暴な括 り方、断定が多く、細かい点にも差がでます。例えば、信長は「神経質」な男だから、四方に密偵を派遣して探る・・・・と書きますが、武田信玄の場合では、神経質ではなく、「慎重」という表現が使われます。とにかく、信長は、神経質な大悪人・狂人としての誹謗が続き、唯一の褒め言葉である「天才」ですら陰湿なニュアンスで使われる徹底ぶりでした。

武田側では、「武田信玄」後半から、真田昌幸(幸村の父)が登場し、たいへん好意をもった書かれ方をし、「勝頼」ではサブ主人公となり、武田の唯一の良心で、常に正しい判断を下す、といった極端な立ち位置となります。大敗を喫した長篠の開戦を一人反対した、を始めとし、とにかく何でも昌幸は正しいのです。ちょっと雑な構成だと感じる大きな理由です。

3巻目は、滅びの道をまっしぐらに進むその陰鬱さに、読むのが時間がかかりました。なんだかとても疲れた本でした。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
元々「続・武田信玄」の題名で雑誌連載されていた作品ではあるが、信玄亡き後の武田家を描く群像劇であるため、単独の作品として楽しめる(前作は未読)。
絶対的存在であった信玄の急死により寡頭合議体となるのだが、その遺言は御親類衆に都合よく解釈を歪められ、不安定な家中を率いて四方の強豪と対峙する勝頼の苦悩。

映画化を意識した近年の海外小説の様な、芝居じみた会話やド派手な立ち回りとは無縁な本物の名作。読むたびに新たな発見がある。
台詞や直接描写はシンプルな分、主役悪役の差別なく各人の置かれた立場や状況説明に比重が置かれており、自然な形で登場人物に感情移入させられる。
過去の成功体験による自信や、武士としての美意識など、判断に影響を及ぼした要素が極めて綿密に書き込まれており、駆引きや葛藤など心理的臨場感が凄まじい。
些細な言い回しや態度など、個人的な人間関係からボタンの掛け違いで最終的には集団の運命すら変えてしまう様が度々強調され、本作品の大きな主題となっている。

巻末には城の見取図や関連地図も添付されており、歴史小説というだけで敬遠してしまう方にもお勧めしたい心理ドラマ。必読の書。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
武田勝頼を新たな視点でみることができた。

勝頼が偉大な父信玄の跡を継承する苦労から始まります。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
会社に置き換えて読んだ。結局‘人’だと実感する。
そしてそれを判断するのは‘自分’
先の見えない時代、大いに参考になった。
2018年4月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
武田信玄亡き後、勝頼が無能故にあっという間に武田家が滅亡してしまうというイメージが変わりました。
地図とにらめっこしながら読みすすめると楽しいです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
組織の長が急逝し、次の指導者をどうするか? リーダーが偉大であればあるだけ、後継者はプレッシャーがかかるもの。特に、後継者を決めておらず、引き継ぎもされてなければ混乱する。まさに、その経緯が書かれており、武田滅亡のスタートといえる作品。