粒ぞろいの短編集。
武家物4篇と市井物4篇がバランス良く配置され、藤沢作品を初めて読む方にもお薦めです。
端正な文章。活き活きとした会話。鮮やかな展開。それらを作者の低く透徹した視線が支えています。
「恐喝」の小気味良い幕開けから「雪明かり」の微かな希望まで、別格の読書時間が味わえます。
20代に出会えて良かった。
そして、再読する度に魅了される1冊です。
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新装版 雪明かり (講談社文庫) 文庫 – 2006/11/16
藤沢 周平
(著)
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短編の名手が綴る 哀しく愛しい男と女
貧しくも、明日への夢を持って健気に生きる女。深い心の闇を抱えて世間の片隅にうずくまる博徒。武家社会の終焉を予感する武士の慨嘆。立場、事情はさまざまでも、己の世界を懸命に生きる人々を、善人も、悪人も優しく見つめる著者の目が全編を貫き、巧みな構成と鮮やかな結末とあいまった魅惑の短編集。
貧しくも、明日への夢を持って健気に生きる女。深い心の闇を抱えて世間の片隅にうずくまる博徒。武家社会の終焉を予感する武士の慨嘆。立場、事情はさまざまでも、己の世界を懸命に生きる人々を、善人も、悪人も優しく見つめる著者の目が全編を貫き、巧みな構成と鮮やかな結末とあいまった魅惑の短編集。
- 本の長さ448ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2006/11/16
- 寸法10.8 x 1.7 x 14.8 cm
- ISBN-104062755653
- ISBN-13978-4062755658
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商品の説明
著者について
詩人・劇作家・小説家。1983年『鼻茸について』などで第1回現代詩新人賞を受賞。詩集に『ラッキョウの恩返し』『(お)もろい夫婦』『ターミナル』(晩翠賞)『手紙、のち雨』『詩七日』(萩原朔太郎賞)『現代詩文庫・平田俊子詩集』などがある。戯曲集に『開運ラジオ』、エッセイ集に『きのうの雫』、小説集『二人乗り』で2005年度野間文芸新人賞受賞。
登録情報
- 出版社 : 講談社; 新装版 (2006/11/16)
- 発売日 : 2006/11/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 448ページ
- ISBN-10 : 4062755653
- ISBN-13 : 978-4062755658
- 寸法 : 10.8 x 1.7 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 82,860位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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昭和2(1927)年、鶴岡市に生れる。山形師範学校卒業。48年「暗殺の年輪」で第六十九回直木賞を受賞。平成9(1997)年1月逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『乳のごとき故郷 (ISBN-13: 978-4163726502 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
藤沢作品は、気がるに読めていい。
いつもベットで、眠る前に一編、安心して眠る。
いつもベットで、眠る前に一編、安心して眠る。
2014年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「恐喝」
すっかり身を持ち崩し賭場に通うだけが楽しみの男
しかし、そんな男にも頼りにする女、恩義を感じ守らねばと思う女がいた
「入墨」
自分たち姉妹を捨てた父親が何年も経ってからみずぼらしい姿で現れた
冷たくあしらう姉、姉に気を遣いつつ優しく接する妹
「潮田伝五郎置文」
新潮文庫版「冤罪」で既読
思い込みで一生を棒に振った男が残した置文
「穴熊」
賭場の壺振りで暮らす男
偶然知った貧しい武士と妻の暮らしを助けようと一芝居うつのだが
「冤罪」
新潮文庫版「冤罪」で既読
散歩の途中で見かける娘が気になる武家の次男坊
娘の父親がある罪に問われ腹を切ったことを知った彼は娘の行方を探し始めたことから、城内で秘密裏に処理された事件の真相を知る
「暁のひかり」
転々と職を変える男
賭場からの朝帰りの途中で会う足が不自由な少女と出会ったことからまともな暮らしに戻ることも考えるのだが
「遠方より来る」
その昔、関ヶ原の戦いで一度だけ顔を合わせた他藩の男が貧しい足軽の男の家を訪ねてくる
浪人と成り果てた男は居座り続けるつもりなのか?
「雪明かり」
新潮文庫版「時雨のあと」で既読
血のつながらない妹との間にある感情に素直に従うことに決めた男の行先は?
既読の作品も再読することで新たな発見があり面白く読むことができました
武家を描いた話はユーモアと明るさが前面に出ていますが、市井の人を描いた話は、物語の終わり方に暗い空気がまとわりついているように感じました
すっかり身を持ち崩し賭場に通うだけが楽しみの男
しかし、そんな男にも頼りにする女、恩義を感じ守らねばと思う女がいた
「入墨」
自分たち姉妹を捨てた父親が何年も経ってからみずぼらしい姿で現れた
冷たくあしらう姉、姉に気を遣いつつ優しく接する妹
「潮田伝五郎置文」
新潮文庫版「冤罪」で既読
思い込みで一生を棒に振った男が残した置文
「穴熊」
賭場の壺振りで暮らす男
偶然知った貧しい武士と妻の暮らしを助けようと一芝居うつのだが
「冤罪」
新潮文庫版「冤罪」で既読
散歩の途中で見かける娘が気になる武家の次男坊
娘の父親がある罪に問われ腹を切ったことを知った彼は娘の行方を探し始めたことから、城内で秘密裏に処理された事件の真相を知る
「暁のひかり」
転々と職を変える男
賭場からの朝帰りの途中で会う足が不自由な少女と出会ったことからまともな暮らしに戻ることも考えるのだが
「遠方より来る」
その昔、関ヶ原の戦いで一度だけ顔を合わせた他藩の男が貧しい足軽の男の家を訪ねてくる
浪人と成り果てた男は居座り続けるつもりなのか?
「雪明かり」
新潮文庫版「時雨のあと」で既読
血のつながらない妹との間にある感情に素直に従うことに決めた男の行先は?
既読の作品も再読することで新たな発見があり面白く読むことができました
武家を描いた話はユーモアと明るさが前面に出ていますが、市井の人を描いた話は、物語の終わり方に暗い空気がまとわりついているように感じました
2020年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全て短編構成なので読み易いです。
私は更に好きな場面を短い朗読に使っています。
情景の描写が優れています。
私は更に好きな場面を短い朗読に使っています。
情景の描写が優れています。
2011年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに藤沢周平の時代小説を読んでみたくなり、新潮文庫や文春文庫から刊行されている短編集と重複しますが、初期の短篇を収めた本書を手にとってみました。本書収録順に、以下の短篇が収められています。
恐喝 1973年(昭和48年)初出 『又蔵の火』文春文庫所収
入墨 1974年(昭和49年)初出 『闇の梯子』文春文庫所収
潮田(うしおだ)伝五郎置文 1974年初出 『冤罪』新潮文庫所収
穴熊 1975年(昭和50年)初出 『暁のひかり』文春文庫所収
冤罪 1975年初出 『冤罪』新潮文庫所収
暁のひかり 1975年初出 『暁のひかり』文春文庫所収
遠方より来る 1976年(昭和51年)初出 『竹光始末』新潮文庫所収
雪明かり 1976年初出 『時雨のあと』新潮文庫所収
市井に暮らす江戸の人たちの、今に通じる人情味、人情の機微に、しみじみとさせられたり、はっと胸を衝かれたりします。舞台となる町や橋、川べり、海辺や山の描写もいいですね。清々しい空気にふれるような透明感、くっきりと浮かび上がる風景の美しさ、懐かしさに、あちこちで良い心持ちになりました。
収録八篇のなかでは、「穴熊」「冤罪」「暁のひかり」と続く三つの作品が格別の味わい。なかでも、「冤罪」の話が良かった!
「冤罪」は、兄夫婦の家にやっかいになり、最近、やや居心地の悪さを感じている堀源次郎、年は二十一という男が主人公の作品。彼が、密かに想いを寄せている娘のために、藩金横領の罪で切腹させられたという娘の父親の事件に不審を感じ、調べていきます。源次郎がひょいと目にしてびっくり仰天するシーンをはじめ、作品の端々に覗くユーモラスなおかしみが何ともいえません。以前読んでとても気に入った山本周五郎の短篇「ひやめし物語」(『 大炊介始末 (新潮文庫) 』所収)に通じる味わい。これ、面白かったなあ。
ちなみに、これまでに読んだ藤沢周平作品のベスト3は、『 蝉しぐれ (文春文庫) 』『 よろずや平四郎活人剣〈上〉 (文春文庫) 』(上下巻)『 三屋清左衛門残日録 (文春文庫) 』です。いずれも、超おすすめの名品です。
恐喝 1973年(昭和48年)初出 『又蔵の火』文春文庫所収
入墨 1974年(昭和49年)初出 『闇の梯子』文春文庫所収
潮田(うしおだ)伝五郎置文 1974年初出 『冤罪』新潮文庫所収
穴熊 1975年(昭和50年)初出 『暁のひかり』文春文庫所収
冤罪 1975年初出 『冤罪』新潮文庫所収
暁のひかり 1975年初出 『暁のひかり』文春文庫所収
遠方より来る 1976年(昭和51年)初出 『竹光始末』新潮文庫所収
雪明かり 1976年初出 『時雨のあと』新潮文庫所収
市井に暮らす江戸の人たちの、今に通じる人情味、人情の機微に、しみじみとさせられたり、はっと胸を衝かれたりします。舞台となる町や橋、川べり、海辺や山の描写もいいですね。清々しい空気にふれるような透明感、くっきりと浮かび上がる風景の美しさ、懐かしさに、あちこちで良い心持ちになりました。
収録八篇のなかでは、「穴熊」「冤罪」「暁のひかり」と続く三つの作品が格別の味わい。なかでも、「冤罪」の話が良かった!
「冤罪」は、兄夫婦の家にやっかいになり、最近、やや居心地の悪さを感じている堀源次郎、年は二十一という男が主人公の作品。彼が、密かに想いを寄せている娘のために、藩金横領の罪で切腹させられたという娘の父親の事件に不審を感じ、調べていきます。源次郎がひょいと目にしてびっくり仰天するシーンをはじめ、作品の端々に覗くユーモラスなおかしみが何ともいえません。以前読んでとても気に入った山本周五郎の短篇「ひやめし物語」(『 大炊介始末 (新潮文庫) 』所収)に通じる味わい。これ、面白かったなあ。
ちなみに、これまでに読んだ藤沢周平作品のベスト3は、『 蝉しぐれ (文春文庫) 』『 よろずや平四郎活人剣〈上〉 (文春文庫) 』(上下巻)『 三屋清左衛門残日録 (文春文庫) 』です。いずれも、超おすすめの名品です。
2018年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
血のつながらない妹との深い絆。俺でも主人公と同じように行動する。その他短編、どれをとってもおもしろい。時代小説家として、格が違う。