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渡邉恒雄 メディアと権力 (講談社文庫) 文庫 – 2003/8/8

4.1 5つ星のうち4.1 79個の評価

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人よんでナベツネ。いったいどんな男だ? 「1千万部」の力を背景に首相をも動かし、世論を操ろうとする読売王国の総帥、渡邉恒雄。屈折した少年期、主体性論をひっさげた東大共産党時代、そして粛清を重ねて新聞社社長の座に登りつめるまで。稀代のマキャベリストのすべてを白日の下に曝す決定版評伝の文庫化に際し、玉木正之氏との白熱対談を収録。


人よんでナベツネ。いったいどんな男だ? 「1千万部」の力を背景に首相をも動かし、世論を操ろうとする読売王国の総帥、渡邉恒雄。屈折した少年期、主体性論をひっさげた東大共産党時代、そして粛清を重ねて新聞社社長の座に登りつめるまで。稀代のマキャベリストのすべてを白日の下に曝す決定版評伝の文庫化に際し、玉木正之氏との白熱対談を収録。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2003/8/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/8/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 512ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062738112
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062738118
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 2 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 79個の評価

著者について

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魚住 昭
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさに昭和史。
良くも悪くも昭和政治がよく描かれています。
2010年2月12日に日本でレビュー済み
ただの権力闘争にもおもえますが それを戦後民主主義うんぬんというのは どうだろうか
押紙の問題もとりあげているが 新聞広告の牙城を崩したい ポスティング業者の姿がみえていないようです 韓国との国交についても問題にしたいようですが 著者の肩入れしている北朝鮮との国交正常化交渉よりましではないかと 単独講和より全面講和のほうがよかったという議論については グチもたいがいにしなさいという気もします
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年3月29日に日本でレビュー済み
本文はよくまとまっていて読みやすいし、数々の事件に関しては一応は本人の言い分も載せていて、ジャーナリストの書いたものとして完成されている。

…と思ったのに

最後に文庫版で付録されている魚住氏と玉木正之氏の対談がとんでもなくて笑ってしまった。何にも責任のないサヨクお爺さんの放談が堂々と展開されており、多用されている(笑)という表現も見苦しい。スポーツについての酒場談義レベルの愚痴も低レベルすぎる。これならナベツネさんの方がよほど綺麗な人生に見える、という意味で、「えー?こんな人が書いてるのー?」と思うこと請け合いの蛇足の決定版です。

この対談だけでも本書の価値をなんだか下げており、そこも含めて一読の価値があります。
2018年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ナベツネに少しでも興味があるなら必読書です。
やはり 並大抵の男ではありません 昭和史の1ページに (片隅に)置いても よいのでは? 大袈裟?ですかね!一押しでした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気に入らないことは無
2017年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これぞプロフェッショナルと唸らせる取材力で渡邉恒雄という人間を丸裸にして、
権力者ナベツネに全く怯むことなく、正々堂々とペンで立ち向かっている。
表現の自由がある社会はつくづく素晴らしいと痛感した。
渡邉恒雄の病的に旺盛な権力欲のルーツを本書で探ることができる。
渡邉恒雄はその権力を得て、何をしたかったのか?
彼の生涯を追えば、そこに志といったものはなく、
解説に書かれてあるように、「威張りたい」といった子供じみた稚拙な動機に由来することがわかる。
権謀術数の限りを尽くし、あまたの人間の心を踏みにじり、そして権力者になった。
人生の終わりを迎えようとしている渡邉恒雄に、今問いたい。
「それで、幸せな人生だったですか?」
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年7月12日に日本でレビュー済み
(ある一系列を除いて)マスコミでしばしば
「ナベツネ」と揶揄され、批判される渡辺恒雄の一代記である。
 彼の強烈な個性と過激な闘争心はどこから生まれたのか。
その答えを求めてこの本を手にとった。
 苦渋の少年期から共産党員時代、読売新聞への入社から
社内の派閥争いにおける権力闘争をどう勝ち抜いていったかが
綿密に描かれている。
 私はかねてから彼の無計算に思える激しい言葉の数々と
それとは裏腹に綿密に構築された理詰めの戦略思考のアンバランスさ
に疑問を持っていたが、この本を読んでその秘密の一端が
わかる気がした。
 つまり、彼は新聞人というより最強の政治家なのである。
 彼にとって他人は「打ち砕くべき敵対者」か「自分に完全服従の
追従者」かのどちらかにはっきりと分けられるのだ。
 著者が引用するマキャベリの君主論の言葉がこれほど
ぴったりはまる男は今の日本には他にいないだろう。
 それにしても読売新聞の歴史はこのような強烈な個性を
もった人々によって彩られている。正力松太郎、務台光雄、そして渡辺恒雄。
 以下の二冊をあわせれば「ゴッドファーザー」のような読売ファミリーの闘争の歴史、一大トリロジーになる。
あわせておすすめしたい。
・「巨怪伝―正力松太郎と影武者たちの一世紀」佐野真一 文春文庫
・「新聞の鬼たち 小説務台光雄」 大下英治 光文社文庫
44人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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