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新しい高校地学の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス) 新書 – 2006/2/21
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現代人のための「検定外教科書」
現代社会で生きるために必須の科学的素養が身につく
読んでわかるから面白い!現代人に必須の科学的素養が身につく検定外高校地学教科書
<本シリーズの特長>
●高校理科の内容の羅列でなく、「これだけは」というものにしぼった。
●丁寧な説明を心がけ、「読んでわかる」ことにこだわり抜いた。
●「なるほど、そういうことか!」と思わず膝を打つところが随所にある。
●クイズやコラムで、最後まで飽きさせない工夫をした。
●持ち運びに便利なコンパクトサイズ。
現代人のための「検定外教科書」
現代社会で生きるために必須の科学的素養が身につく
読んでわかるから面白い!現代人に必須の科学的素養が身につく検定外高校地学教科書
<本シリーズの特長>
●高校理科の内容の羅列でなく、「これだけは」というものにしぼった。
●丁寧な説明を心がけ、「読んでわかる」ことにこだわり抜いた。
●「なるほど、そういうことか!」と思わず膝を打つところが随所にある。
●クイズやコラムで、最後まで飽きさせない工夫をした。
●持ち運びに便利なコンパクトサイズ。
- ISBN-104062575108
- ISBN-13978-4062575102
- 出版社講談社
- 発売日2006/2/21
- 言語日本語
- 寸法11.4 x 1.8 x 17.4 cm
- 本の長さ376ページ
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対象商品: 新しい高校地学の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス)
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2006/2/21)
- 発売日 : 2006/2/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 376ページ
- ISBN-10 : 4062575108
- ISBN-13 : 978-4062575102
- 寸法 : 11.4 x 1.8 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,828位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5位高校地学教科書・参考書
- - 11位地理学・地誌学
- - 51位地球科学 (本)
- カスタマーレビュー:
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2023年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもコンパクトにまとまっていますが、専門的な内容が多かったです。
2021年2月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
時代の進歩を感じた。40年前は大陸移動説が最新であった。地学(地球科学)はプレートテクニクス論による地球の進化や地震火山のメカニズム解明が進んだ。非常に参考になった。
2015年4月21日に日本でレビュー済み
2006年の本。複数の著者の多くは高校教諭である。
曰く・・・
地震波を速く伝える層が地下にある。モホロビチッチは、ある深さで地震波の速度が急に大きくなると考え(これは後に証明される)、この境界がモホロビチッチ不連続面とよばれる。地震波の伝わり方が遅い層が地殻、速い層がマントル。
宝石のような緻密な結晶構造を有し、硬度の高い鉱物は、地下深くで作られるものが多い。地下深くの鉱物が地上にもたらされるためには、マグマなどで持ち上げられる必要があるが、地上付近の低温低圧条件ではこうした鉱物は不安定化する。よほどの高速で上昇する必要がある。こうした性質(生成条件の厳しさ)が宝石の希少性を高める。いったん地表に達すると低温すぎて別の鉱物に変化できない。
ダイヤモンドの材料となる炭素はマントルには乏しい。海底に積もった泥中の有機物がプレートの沈み込みで地下にもたらされ、マントル内でダイヤモンドの材料になったのではないかという説がある。もしかすると、太古の生物の遺骸がダイヤモンドを作っているのかもしれない。
ホットプルーム(マントルの底から立ち上る熱い物質の流れ)とコールドプレーム(冷たいプレートの残骸が沈降する流れ)はマントル全体を対流させ、その表面に浮かんだ木の葉のように大陸は離合集散する。しかし、こうした過程が繰り返されることにより地球は徐々に冷えていく。やがて、プレートは駆動の仕組みを失い、地震もほとんど起こらなくなり、山脈隆起も起こらず、山脈はやがて侵食によってなだらかになり、海溝も堆積物で埋められ、地表は起伏がなくなっていく。地球はいつの日か、月や火星のように冷たく不活発な天体に変わっていく。
サンゴには年輪だけでなく日輪や月輪もある。ここから、3.5億年前の地球は1年400日、1日22時間と推定される。昔の地球は今よりも速く自転していたが、月の引力で生じる潮の干満により徐々にブレーキがかかったのではないか。
太陽系誕生が46億年前という説の根拠は、地球に落下してきた隕石の年代(放射性同位体の測定による)が46~45億年前に集中していること。
誕生当時の地球には酸素がなかったが、シアノバクテリアの登場が環境を激変させる。シアノバクテリアは、光合成し、酸素を放出する。シアノバクテリアの仲間がアオコ。
初期の生物にとって、酸素はその強い反応力によって生物組織をズタズタにしてしまう猛毒。酸素に耐性のない多くの生物が絶滅したと考えられる。そのうち、酸素の反応力をうまくエネルギー合成に利用する手段を身につけた生物(好気性細菌)や、傷つきやすい遺伝子を細胞内の小さな部屋(核)にしまいこんで守る生物(真核生物)が登場する。
真核生物の中には、好気性細菌を体内に取り込むことでエネルギー合成を行なう組織(ミトコンドリア)を活用するものがあらわれる。これが動物につながっていく。さらにはシアノバクテリアをも取り込んで細胞内で光合成する組織(葉緑体)を利用するものもあらわれる。これが植物につながる。生物は、細胞内に別の単純な生物を共生させることでより高度な能力を身につけていく。
酸素濃度上昇とともに二酸化炭素濃度が減少し、地球は寒冷化する。約6億年前の寒冷化は大規模で、地球全体が雪氷に覆われるほどだったらしい(雪玉地球(スノーボール・アース))。惑星はいったん凍りつくと雪氷面が太陽光を反射してしまうので寒冷化がどんどん進んでしまう。しかし、地球は火山活動が活発だったので大気中に二酸化炭素が放出され、この二酸化炭素は氷で覆われた海に溶け込めずに大気中に蓄積し、温室効果を発揮し、地球は雪玉という危機的状況から抜け出すことができた。
カンブリア爆発以前にはエディアカラ動物群(クラゲのような軟らかい体をしている)が繁栄していたが、カンブリア爆発以降にあらわれた生物の多くはキチン質(エビやカニの甲羅の素材)や石灰質の硬い殻で覆われる。このため、化石として残りやすくなった。硬い殻の生物が登場した理由は不明だが、酸素濃度の上昇により海水が中性・アルカリ化し、石灰質の殻が溶けにくくなったことも一因かもしれない。また、このころから食う・食われるの関係が複雑化し、硬いヨロイをもった生物が増加するようになったのではないか。
白亜紀末の大絶滅のとき(恐竜も絶滅)でも、鳥類や哺乳類、亀、蛇、ワニなど生き残った生物も多い。しかし、この選別の理由は謎。
紫外線はオゾン分子O3を酸素分子O2と酸素原子Oに解離させ、この酸素原子Oが別の酸素分子O2と結合し、このときに熱を出す。結果としてオゾン分子O3は紫外線吸収しても増減せず、熱だけを出す。
空気塊に熱エネルギーが与えられたわけでもないのに周囲の大気圧が下がったことによって膨張する、このような膨張を断熱膨張という。空気塊が断熱膨張するとはからずも周囲の大気を押し込んだことになり、それにはエネルギーが使われる。しかし、外部からは熱補給されないので、自らの熱を使うことになる。こうして、空気塊は断熱膨張のときに気温が下がる。スプレー缶のガスを噴射すると缶が冷たくなるのも断熱膨張。反対に、空気塊を断熱状態で圧縮すると気温が上がる(断熱圧縮)。エアポンプでタイヤに空気を入れるとタイヤやポンプが熱くなるのは断熱圧縮。
海岸に打ち寄せられた海水は、離岸流(リップカレント)という海水の帰り道を通って沖に戻る。海水は、海岸線に沿って左右に移動し、わずかな凹みに集められて沖合に戻っていく。離岸流はたくさんの海水を集めて狭い幅の流れで沖合に戻すため、強い流れになる。
太平洋や大西洋には多くの還流(海流)があるが、その原動力は海上に吹く風である。
表層の海水は北大西洋で深層に沈み込み、インド洋や北太平洋に至り、また表層に現れる。このような海水の深層循環は非常にゆっくりで1周するのに数千年かかるほど。
金星は二酸化炭素の猛烈な温室効果のため水は液体状態で存在できない。火星は、重力が小さいので、水蒸気を含む大気のほとんどが逃げ出してしまう。充分な重力があれば地球と同じように海洋ができ、生命が誕生したかもしれない。
太陽風に含まれる荷電粒子は、地球がまとう磁気圏に弾き飛ばされる。一部は、北極や南極に引き寄せられ、大気圏上層に侵入して大気分子と衝突して発光する。これがオーロラ。
宇宙は約140億年前に無から突然、ポッと生まれたらしい。宇宙は、無と有のあいだで揺らいでいたと考えられる。そのうちの1つの泡がインフレーション膨張を起こし、他の泡は無に帰してしまったらしい。我々の宇宙以外にもインフレーションを起こして生き残った宇宙があると考えられる。
などなど。
曰く・・・
地震波を速く伝える層が地下にある。モホロビチッチは、ある深さで地震波の速度が急に大きくなると考え(これは後に証明される)、この境界がモホロビチッチ不連続面とよばれる。地震波の伝わり方が遅い層が地殻、速い層がマントル。
宝石のような緻密な結晶構造を有し、硬度の高い鉱物は、地下深くで作られるものが多い。地下深くの鉱物が地上にもたらされるためには、マグマなどで持ち上げられる必要があるが、地上付近の低温低圧条件ではこうした鉱物は不安定化する。よほどの高速で上昇する必要がある。こうした性質(生成条件の厳しさ)が宝石の希少性を高める。いったん地表に達すると低温すぎて別の鉱物に変化できない。
ダイヤモンドの材料となる炭素はマントルには乏しい。海底に積もった泥中の有機物がプレートの沈み込みで地下にもたらされ、マントル内でダイヤモンドの材料になったのではないかという説がある。もしかすると、太古の生物の遺骸がダイヤモンドを作っているのかもしれない。
ホットプルーム(マントルの底から立ち上る熱い物質の流れ)とコールドプレーム(冷たいプレートの残骸が沈降する流れ)はマントル全体を対流させ、その表面に浮かんだ木の葉のように大陸は離合集散する。しかし、こうした過程が繰り返されることにより地球は徐々に冷えていく。やがて、プレートは駆動の仕組みを失い、地震もほとんど起こらなくなり、山脈隆起も起こらず、山脈はやがて侵食によってなだらかになり、海溝も堆積物で埋められ、地表は起伏がなくなっていく。地球はいつの日か、月や火星のように冷たく不活発な天体に変わっていく。
サンゴには年輪だけでなく日輪や月輪もある。ここから、3.5億年前の地球は1年400日、1日22時間と推定される。昔の地球は今よりも速く自転していたが、月の引力で生じる潮の干満により徐々にブレーキがかかったのではないか。
太陽系誕生が46億年前という説の根拠は、地球に落下してきた隕石の年代(放射性同位体の測定による)が46~45億年前に集中していること。
誕生当時の地球には酸素がなかったが、シアノバクテリアの登場が環境を激変させる。シアノバクテリアは、光合成し、酸素を放出する。シアノバクテリアの仲間がアオコ。
初期の生物にとって、酸素はその強い反応力によって生物組織をズタズタにしてしまう猛毒。酸素に耐性のない多くの生物が絶滅したと考えられる。そのうち、酸素の反応力をうまくエネルギー合成に利用する手段を身につけた生物(好気性細菌)や、傷つきやすい遺伝子を細胞内の小さな部屋(核)にしまいこんで守る生物(真核生物)が登場する。
真核生物の中には、好気性細菌を体内に取り込むことでエネルギー合成を行なう組織(ミトコンドリア)を活用するものがあらわれる。これが動物につながっていく。さらにはシアノバクテリアをも取り込んで細胞内で光合成する組織(葉緑体)を利用するものもあらわれる。これが植物につながる。生物は、細胞内に別の単純な生物を共生させることでより高度な能力を身につけていく。
酸素濃度上昇とともに二酸化炭素濃度が減少し、地球は寒冷化する。約6億年前の寒冷化は大規模で、地球全体が雪氷に覆われるほどだったらしい(雪玉地球(スノーボール・アース))。惑星はいったん凍りつくと雪氷面が太陽光を反射してしまうので寒冷化がどんどん進んでしまう。しかし、地球は火山活動が活発だったので大気中に二酸化炭素が放出され、この二酸化炭素は氷で覆われた海に溶け込めずに大気中に蓄積し、温室効果を発揮し、地球は雪玉という危機的状況から抜け出すことができた。
カンブリア爆発以前にはエディアカラ動物群(クラゲのような軟らかい体をしている)が繁栄していたが、カンブリア爆発以降にあらわれた生物の多くはキチン質(エビやカニの甲羅の素材)や石灰質の硬い殻で覆われる。このため、化石として残りやすくなった。硬い殻の生物が登場した理由は不明だが、酸素濃度の上昇により海水が中性・アルカリ化し、石灰質の殻が溶けにくくなったことも一因かもしれない。また、このころから食う・食われるの関係が複雑化し、硬いヨロイをもった生物が増加するようになったのではないか。
白亜紀末の大絶滅のとき(恐竜も絶滅)でも、鳥類や哺乳類、亀、蛇、ワニなど生き残った生物も多い。しかし、この選別の理由は謎。
紫外線はオゾン分子O3を酸素分子O2と酸素原子Oに解離させ、この酸素原子Oが別の酸素分子O2と結合し、このときに熱を出す。結果としてオゾン分子O3は紫外線吸収しても増減せず、熱だけを出す。
空気塊に熱エネルギーが与えられたわけでもないのに周囲の大気圧が下がったことによって膨張する、このような膨張を断熱膨張という。空気塊が断熱膨張するとはからずも周囲の大気を押し込んだことになり、それにはエネルギーが使われる。しかし、外部からは熱補給されないので、自らの熱を使うことになる。こうして、空気塊は断熱膨張のときに気温が下がる。スプレー缶のガスを噴射すると缶が冷たくなるのも断熱膨張。反対に、空気塊を断熱状態で圧縮すると気温が上がる(断熱圧縮)。エアポンプでタイヤに空気を入れるとタイヤやポンプが熱くなるのは断熱圧縮。
海岸に打ち寄せられた海水は、離岸流(リップカレント)という海水の帰り道を通って沖に戻る。海水は、海岸線に沿って左右に移動し、わずかな凹みに集められて沖合に戻っていく。離岸流はたくさんの海水を集めて狭い幅の流れで沖合に戻すため、強い流れになる。
太平洋や大西洋には多くの還流(海流)があるが、その原動力は海上に吹く風である。
表層の海水は北大西洋で深層に沈み込み、インド洋や北太平洋に至り、また表層に現れる。このような海水の深層循環は非常にゆっくりで1周するのに数千年かかるほど。
金星は二酸化炭素の猛烈な温室効果のため水は液体状態で存在できない。火星は、重力が小さいので、水蒸気を含む大気のほとんどが逃げ出してしまう。充分な重力があれば地球と同じように海洋ができ、生命が誕生したかもしれない。
太陽風に含まれる荷電粒子は、地球がまとう磁気圏に弾き飛ばされる。一部は、北極や南極に引き寄せられ、大気圏上層に侵入して大気分子と衝突して発光する。これがオーロラ。
宇宙は約140億年前に無から突然、ポッと生まれたらしい。宇宙は、無と有のあいだで揺らいでいたと考えられる。そのうちの1つの泡がインフレーション膨張を起こし、他の泡は無に帰してしまったらしい。我々の宇宙以外にもインフレーションを起こして生き残った宇宙があると考えられる。
などなど。
2022年12月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2006年発行の第2刷りを読んだ。まず本書シリーズが標榜する「読んで分かるから面白い」はその通りと納得した。飽きさせずに、物語のように通しで読んでゆける本書は地学入門として高校生ばかりなく地球科学に興味を持つ中学生、さらに、はるか昔に高校で学んだ定年退職者の年代にも思い出して読んでほしい。
地学は、物理学や化学、そして生物学のように日進月歩で新しい理論や実験結果、さらにはその応用と成果がノーベル賞などに結びつく基礎的学問に比べ、実証が難しい学問であり、前者の基礎科学と単純に比較するのは難しいかもしれない。とはいえ、2021年にノーベル物理学賞を受賞した眞鍋淑郎先生の研究成果である「大気海洋結合モデル」による地球の気候を解析やその後の発展はまさしく地学(地球科学)による大貢献である。このように地学は地球温暖化とむずびつく大気や海洋、地質学と生物進化、地球の成り立ちや地震や火山噴火の予測、太陽系や宇宙の誕生や構造などなど、若い学生さんに“科学”そのものへの興味を沸き立たせる動機がちりばめられた学問である。
さて、今は2022年12月で、出版されてから16年、執筆時の情報からすれば20年近くにもなる。このような学問を面白く読ませる本書にとって、そろそろ改訂が必要かもしれない。
巻末に書かれたことば、「宇宙、すなわち自分たちが住んでいるこの世界を知ること、それはただ単に地球や星、そして銀河のことを知るだけにとどまらず、この根源的な問い、つまり自分自身が何者であるか、どこから来て、どこへ行くのかということを知ることでもある。宇宙のしくみを知るということーそれは、自分自身を探す旅にほかならないのである」、は検定教科書にはない記述が印象的である。
地学は、物理学や化学、そして生物学のように日進月歩で新しい理論や実験結果、さらにはその応用と成果がノーベル賞などに結びつく基礎的学問に比べ、実証が難しい学問であり、前者の基礎科学と単純に比較するのは難しいかもしれない。とはいえ、2021年にノーベル物理学賞を受賞した眞鍋淑郎先生の研究成果である「大気海洋結合モデル」による地球の気候を解析やその後の発展はまさしく地学(地球科学)による大貢献である。このように地学は地球温暖化とむずびつく大気や海洋、地質学と生物進化、地球の成り立ちや地震や火山噴火の予測、太陽系や宇宙の誕生や構造などなど、若い学生さんに“科学”そのものへの興味を沸き立たせる動機がちりばめられた学問である。
さて、今は2022年12月で、出版されてから16年、執筆時の情報からすれば20年近くにもなる。このような学問を面白く読ませる本書にとって、そろそろ改訂が必要かもしれない。
巻末に書かれたことば、「宇宙、すなわち自分たちが住んでいるこの世界を知ること、それはただ単に地球や星、そして銀河のことを知るだけにとどまらず、この根源的な問い、つまり自分自身が何者であるか、どこから来て、どこへ行くのかということを知ることでもある。宇宙のしくみを知るということーそれは、自分自身を探す旅にほかならないのである」、は検定教科書にはない記述が印象的である。
2022年5月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マーカーなどの跡もなく古いものではありますが十分問題なく使えています。
2017年3月21日に日本でレビュー済み
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最近、興味を持って地学系の入門書を何冊か
読んでみて感じるのは、数学、物理、化学と
いった他の理系科目は、キチンと解明された
原理があり、それを応用して、色々問題は
あるにせよ、例えば原子力発電所が作られて
いるのに対し、地学は、例えば、地震の起こる
大雑把な仕組みは分かっても、それがいつ
起こるかはまだ予測出来ない、現在進行形の
学問であり、教科書の内容自体が、どんどん
書き換えられている!ということです。
本書は、内容は大変分かりやすいですが、刊行
されて10年以上経過しており、そろそろ、
改訂が必要なのでは無いでしょうか?
読んでみて感じるのは、数学、物理、化学と
いった他の理系科目は、キチンと解明された
原理があり、それを応用して、色々問題は
あるにせよ、例えば原子力発電所が作られて
いるのに対し、地学は、例えば、地震の起こる
大雑把な仕組みは分かっても、それがいつ
起こるかはまだ予測出来ない、現在進行形の
学問であり、教科書の内容自体が、どんどん
書き換えられている!ということです。
本書は、内容は大変分かりやすいですが、刊行
されて10年以上経過しており、そろそろ、
改訂が必要なのでは無いでしょうか?