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監督の問題 単行本(ソフトカバー) – 2017/7/26

3.9 5つ星のうち3.9 20個の評価

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吉川英治新人文学賞受賞後第一作。プロ野球を引退したばかりの元スラッガー、宇恵康彦。彼が就任したのは連続最下位の新興チーム「新潟アイビス」の監督だった。上を見れば、短気ですぐに監督をクビにする若きオーナー。下を見れば、キャンプ中に若手を引き連れ朝帰りするベテラン投手。仲間であるはずのコーチたちにも諍いが……問題だらけの球団にルーキー監督が挑む!
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商品の説明

著者について

本城 雅人
1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。産経新聞社入社後、産経新聞浦和総局を経て、その後サンケイスポーツで記者として活躍。退職後、2009 年、『ノーバディノウズ』が第 16 回松本清張賞候補となり、デビュー。同作で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞。2015年、『トリダシ』が第18回大藪春彦賞候補、第37回吉川英治文学新人賞候補となる。2017年、『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞する。他の著書に『スカウト・デイズ』『球界消滅』『希望の獅子』『英雄の条件』『嗤うエース』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2017/7/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2017/7/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 258ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4062206641
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4062206648
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 20個の評価

著者について

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本城 雅人
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明治学院大学経済学部卒業後に産業経済新聞社に入社。

「サンケイスポーツ」の記者としてプロ野球、競馬、メジャーリーグ取材などに携わる。

2009年、『ノーバディノウズ』が第16回松本清張賞候補作となり、デビュー。退社して専業作家になる。

その後、同作品で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞した。

公式HP

『本城の日常」

http://honjom.tumblr.com/

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
20グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年4月6日に日本でレビュー済み
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

選手の士気は低く,輪を乱すボスが居て,首脳陣らの関係も決しては良くはないなど,
野球と新人監督の物語ですが,組織の整備やモチベーション管理はお仕事小説の一面も.

そのいろいろとわかりやすい設定は,ややもすれば結末が見えてしまいがちですが,
そこは微妙に外し,絶妙な落としどころとなり,それを決める終盤での試合の様子は,
ダイジェスト風でしたが,緊張と興奮,そして…と,息を呑み,吐き出してしまいます.

ただ,問題はサクサクと解決,成績も百点満点ではありませんが成功の部類であり,
幕引きの流れを見てみても,どれも都合良く運びすぎているのは否めないところです.

とはいえ,コメディとまでは言わないものの,ガチガチの硬派な作品ともまた違い,
テンポの良さと,ベタ中のベタな期待通りの結末は,そのあたりを気にはさせません.

また,『我が家のGM』と呼ぶ,奥さんとのやり取りも軽妙でフフッっとさせられ,
「あっぱれ!」や『寝業師』をはじめとした,モデルがパッと浮かぶ何人かなどは,
野球好きであればこれまたニヤリで,休日などに気軽に楽しめる一冊ではと思います.
2017年9月9日に日本でレビュー済み
基本的に「小説」を読むことは滅多にない私だがこれはマジではまった!大好きなプロ野球を題材にしていたこともあったが、立ち読みでちょろっと読むうちに「これは是非購入したい」と思い拝見するに至った。そしたらこれが大正解のなんのって、飽きることがないどころか「ドはまり」してもうたわけだ!!いわゆる「野球もの」の作品にありがちな「勝ちながら成長」的なベタ過ぎるストーリー展開といった感じはあまりはなくて、プロ野球界のリアルにありがちな「内幕」を如実に表した内容が私の興味を一層に引き出したのである。作者がスポーツ記者をしていたこともあってそれが活かされた訳だが、だからと言って変にドロドロしているわけでもなくそれどころかユーモラスな場面が多く散りばめられているのも魅力だと思う。かなりざっくりしたことを言っているが興味のある方は是非お読みくだされ!漫画だと「グラゼニ」に近いかな。自分としては映画「メジャーリーグ」を彷彿とさせるので、もしよろしければ実写版をやってほしいくらい。ちなみに本書を読み終えた感じでは、このまま終わってしまうのは忍びないから続編も書いてほしいくらいだね。

追伸:表紙を見て思ったのだがこの作品の舞台である「新潟アイビス」のユニフォーム、どう見てもかつての「大阪近鉄バファローズ」にしか見えないんだけどwww
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