「大宰相 田中角栄」がとても面白かったので、著者の自伝を読んだ。ジャーナリストとはたくさんいるが、以下の理由で、日本一だと思う。
1. 誰とは言わないが、「知の巨人」とか寝言評価を頂戴した東大出のジャーナリストは、どうしても体制擁護派となりがちだ。守るものがあるからね。その点、早稲田出は、10代の頃から体制批判が身についている。大学の創立者からの遺伝子かもしれない。
田原は、断トツ一位のジャーナリストである。
2. 相手から逃げない、とことん関わりあうという姿勢が稀有である。
3. 二人の妻、不倫を赤裸々に語っているところも稀有である。男女関係の在り方に人の本性が表れる。これを抜きにして、他者へのラディカルな批判ほ出来ない。「人生は不条理なものだ‼️」とのサルトルからの引用で、妙に納得させられてしまう。但し、最初の奥さん、二人目の奥さんが乳ガンになったのは、夫の不倫への怨みと罪の意識のようなものが、身体の奥に内向した可能性が大だ。いい加減なようで、真面目な方だから、不倫は関係者皆に取って命がけだ。

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塀の上を走れ――田原総一朗自伝 単行本(ソフトカバー) – 2012/11/30
田原 総一朗
(著)
「日本初のAV男優」が、首相を3人退陣させた――。驚くべき破天荒さに包まれた78年間。スリリングで、爆笑の連続で、ちょっぴり泣けるエンターテイメント自伝、堂々刊行!田原総一朗がすべてを赤裸々に明かした、前代未聞の半生。作家を志して挫折/ほとんどニートのダメダメ社員/日本初のAV男優に/伝説のドキュメンタリー制作の全貌/恋愛と不倫/首相を次々に退陣させたあとの絶望……
「日本初のAV男優」が、首相を3人退陣させた――。
驚くべき破天荒さに包まれた78年間。
スリリングで、爆笑の連続で、ちょっぴり泣けるエンターテイメント自伝、堂々刊行!
田原総一朗がすべてを赤裸々に明かした、前代未聞の半生。
作家を志して挫折/ほとんどニートのダメダメ社員/日本初のAV男優に/伝説のドキュメンタリー制作の全貌/恋愛と不倫/首相を次々に退陣させたあとの絶望……
「日本初のAV男優」が、首相を3人退陣させた――。
驚くべき破天荒さに包まれた78年間。
スリリングで、爆笑の連続で、ちょっぴり泣けるエンターテイメント自伝、堂々刊行!
田原総一朗がすべてを赤裸々に明かした、前代未聞の半生。
作家を志して挫折/ほとんどニートのダメダメ社員/日本初のAV男優に/伝説のドキュメンタリー制作の全貌/恋愛と不倫/首相を次々に退陣させたあとの絶望……
- 本の長さ386ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2012/11/30
- 寸法13 x 2.5 x 19 cm
- ISBN-104062177668
- ISBN-13978-4062177665
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商品の説明
著者について
田原 総一朗
1934年滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、東京12チャンネル(現・テレビ東京)を経て1977年フリーに。現在は政治・経済・メディア・コンピューター等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。テレビ朝日系で1987年より「朝まで生テレビ!」、1989年より2010年まで「サンデープロジェクト」に出演。テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、1998年ギャラクシー賞(放送批評懇談会35周年記念城戸又一賞)を受賞した。2010年よりBS朝日にて「激論!クロスファイア」(毎週土曜日AM10:00~10:55)開始。2002年4月より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講、塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたっている。2005年4月より早稲田大学特命教授。著書多数。
1934年滋賀県彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、東京12チャンネル(現・テレビ東京)を経て1977年フリーに。現在は政治・経済・メディア・コンピューター等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。テレビ朝日系で1987年より「朝まで生テレビ!」、1989年より2010年まで「サンデープロジェクト」に出演。テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、1998年ギャラクシー賞(放送批評懇談会35周年記念城戸又一賞)を受賞した。2010年よりBS朝日にて「激論!クロスファイア」(毎週土曜日AM10:00~10:55)開始。2002年4月より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講、塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたっている。2005年4月より早稲田大学特命教授。著書多数。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/11/30)
- 発売日 : 2012/11/30
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 386ページ
- ISBN-10 : 4062177668
- ISBN-13 : 978-4062177665
- 寸法 : 13 x 2.5 x 19 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 648,592位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルが面白い&センス良い。法律スレスレのところをとりあげないと・・・でも
塀の内側(刑務所)に落ちちゃいけない。
AV男優の話とか、「過激系」の話はそう多くなく、朝生の舞台裏とか著者の番組を
観てきた人にとっては興味深い舞台裏を綴った「まともな」半生記、という印象。
塀の内側(刑務所)に落ちちゃいけない。
AV男優の話とか、「過激系」の話はそう多くなく、朝生の舞台裏とか著者の番組を
観てきた人にとっては興味深い舞台裏を綴った「まともな」半生記、という印象。
2018年10月30日に日本でレビュー済み
図書館本
田原さん(1934-)の人生自己評伝であろう。
幼少期の戦争体験が養老孟司さんに似ていると感じた、調べてみたら養老先生より3歳年上なんだね。
一夜にして教師の言うことが180度変わった事に対する違和感。皆が軍国少年だった時代を生きたのでしょう。
そして現役でやってこれたのは好奇心と脳天気だと括っている。
他著でもすでに語られているけど、テレ東(当時東京12チャンネル)時代のやりたい放題的な取材と番組制作が面白い。アメリカでも日本でも自らが本番(日本初のAV男優とか)までして(詳しく書かれている)、録画取材している。
また、弱い立場に追い込まれた人間に対する田原さんなりの評価が興味深い。例えば、ライブドアの堀江さん、鈴木宗男さん、小沢一一郎さん、田中角栄さんなどだ。どれもが国策捜査で冤罪だと思われているのだろう。
そして取材でも番組でも、すべての自分をさらけ出すと書く、だから相手も心を開いて本音を語ると。また人に会うのが最大の趣味だとも。さらに嘘をつかないことだと。欠席裁判もしないと。
面白いのは、自分自身も女性問題を抱えていたので、女性問題に関しては暴かないと決めていると。
また田原さんの歴史観であるが、彼が取材を通じて至った結論は、
日露戦争は日本が勝ったというよりロシアが国内革命で内部分裂のために負けた。
満州事変は侵略戦争、日中戦争は政府に侵略の意図はなかった。
太平洋戦争は、結局、だれも決断しなかった戦争。情報収集能力がお粗末で、いわば「空気」ではじめた
戦争。
一番の本書(他著で既に書かれているかもしれないが)での肝は、東京12チャンネルを辞める経緯だろう。
彼のドキュメンタリー記事の雑誌掲載、その後の単行本化が最終的には広告代理店の電通により東京12チャンネルに圧力がかかり、辞めざるを得なくなったのだ。
その本が「原子力戦争」である。この本とその後映画化された「原子力戦争」はお勧めである。
反原発の住民運動を電通が対抗するという広報活動である。
田原さん(1934-)の人生自己評伝であろう。
幼少期の戦争体験が養老孟司さんに似ていると感じた、調べてみたら養老先生より3歳年上なんだね。
一夜にして教師の言うことが180度変わった事に対する違和感。皆が軍国少年だった時代を生きたのでしょう。
そして現役でやってこれたのは好奇心と脳天気だと括っている。
他著でもすでに語られているけど、テレ東(当時東京12チャンネル)時代のやりたい放題的な取材と番組制作が面白い。アメリカでも日本でも自らが本番(日本初のAV男優とか)までして(詳しく書かれている)、録画取材している。
また、弱い立場に追い込まれた人間に対する田原さんなりの評価が興味深い。例えば、ライブドアの堀江さん、鈴木宗男さん、小沢一一郎さん、田中角栄さんなどだ。どれもが国策捜査で冤罪だと思われているのだろう。
そして取材でも番組でも、すべての自分をさらけ出すと書く、だから相手も心を開いて本音を語ると。また人に会うのが最大の趣味だとも。さらに嘘をつかないことだと。欠席裁判もしないと。
面白いのは、自分自身も女性問題を抱えていたので、女性問題に関しては暴かないと決めていると。
また田原さんの歴史観であるが、彼が取材を通じて至った結論は、
日露戦争は日本が勝ったというよりロシアが国内革命で内部分裂のために負けた。
満州事変は侵略戦争、日中戦争は政府に侵略の意図はなかった。
太平洋戦争は、結局、だれも決断しなかった戦争。情報収集能力がお粗末で、いわば「空気」ではじめた
戦争。
一番の本書(他著で既に書かれているかもしれないが)での肝は、東京12チャンネルを辞める経緯だろう。
彼のドキュメンタリー記事の雑誌掲載、その後の単行本化が最終的には広告代理店の電通により東京12チャンネルに圧力がかかり、辞めざるを得なくなったのだ。
その本が「原子力戦争」である。この本とその後映画化された「原子力戦争」はお勧めである。
反原発の住民運動を電通が対抗するという広報活動である。
2013年3月14日に日本でレビュー済み
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まだ読んでいませんが、田原総一朗が見かけより
魅力的な人生を歩んでいるようなので買いました。
魅力的な人生を歩んでいるようなので買いました。
2015年3月15日に日本でレビュー済み
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田原総一郎さんてこんな人だったんだ。お堅い、常識を重んじる杓子定規な人物だと思ってましたが、違うのですね。逆にあまりの破天荒さにびっくり仰天しました。自分が表面的な情報しか得れてないのだなと思いました。
2012年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここ1年ぐらい田原氏の著書や過去の動画をかなり見てきた。
自由奔放と言うか意図的に開き直る氏の規格外の行動力にとても好感が持てた。
田原さんは本当にピュアな人なんだとつくづく思う。
又、自分の弱さをここまで曝け出せる強さを持ている。
一層田原総一郎のファンになった。
自由奔放と言うか意図的に開き直る氏の規格外の行動力にとても好感が持てた。
田原さんは本当にピュアな人なんだとつくづく思う。
又、自分の弱さをここまで曝け出せる強さを持ている。
一層田原総一郎のファンになった。
2013年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
田原総一郎さんが頑固で人の言うことに耳を貸さないイメージをテレビから植えつけられていましたが、この本から彼の人生を知ることにより、だからそうなんだという、腹落ち感がでました。元気な高齢者に、ますます頑張っていただきたい。
2013年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生々しい自伝。
田原総一朗の生きざまが等身大で描けていて、非常に面白い。自分が生きて来た時代の振り返りにもなった。オススメです。
田原総一朗の生きざまが等身大で描けていて、非常に面白い。自分が生きて来た時代の振り返りにもなった。オススメです。