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麦の海に沈む果実 単行本 – 2000/7/25
恩田 陸
(著)
三月の学園・に災厄をよぶ二月の転入生!?湿原の真中に建ち、自由に出入りすることすらできぬ奇妙な学園に転入してきた水野理瀬。不思議な年中行事だらけの学園生活をおくる彼女に隠された秘密とは!?
- 本の長さ420ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2000/7/25
- ISBN-104062101696
- ISBN-13978-4062101691
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
3月以外にやってくる転入生は、学園を破滅に導くだろう-。湿原に囲まれた全寮制学園。謎の失踪をとげる生徒たち。奇妙な学校行事と、図書館にあったはずの謎の本。夜と昼のあやつり師が築く影絵のごとき大伽藍。
著者について
1991年の第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった。『六番目の小夜子』(新潮社)でデビュー。ホラー色の強い作品であったが、綾辻行人氏を始めとする若手ミステリー作家の注目を集める。著作は『球形の季節』(新潮社)『不安な童話』(祥伝社)『三月は深き紅の淵を』(講談社)『象と耳鳴り』(祥伝社)『月の裏側』(幻冬舎)など。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2000/7/25)
- 発売日 : 2000/7/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 420ページ
- ISBN-10 : 4062101696
- ISBN-13 : 978-4062101691
- Amazon 売れ筋ランキング: - 595,017位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 98,483位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。
1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。
ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『チョコレートコスモス』『きのうの世界』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の理瀬のミステリアスな魅力と次々と起こる不可解な事件にはまり、一気に読みました。3月に生徒が入学することになっている不思議な学園で暮らす10代の少年、少女たち。この学園は周りを湿地帯が取り囲み、容易に出て行くことができないという設定です。そのせいでしょうか、この学園自体が一つの大きな舞台で、そこで繰り広げられる、殺人事件も含めたさまざまな人間模様、出来事が、すべて演劇を見ているような気持にさせられました。夢中でその舞台を見ているうちに、いつの間にか自分自身も劇の中に引き込まれている・・。そんな魅力を持った本です。
2024年1月7日に日本でレビュー済み
北の大地のどこかにあるという学園。そこで暮らす者たちはそこを「三月の国」と呼び、「三月以外に入ってきた者は破滅へ導く存在だ」と噂する。
そして2月の最終日に理瀬という名の生徒が転入してきたことで「三月の国」の歯車は狂い始める。それは国の破滅か、それとも新たな国の誕生か…?かつて学園の図書室に置かれていたという本『三月は深き紅の淵を』は何をもたらすのか?
知らないようで知っているような世界、子供のようで大人のような登場人物たち。幻想的でいてなぜか懐かしい、不思議で美しくて儚い恩田ワールドが詰め込まれた一冊。
表紙と章ごとに描かれている北見隆さんの絵も、その幻想的な雰囲気に一役買っていてとてもよかった。
そして2月の最終日に理瀬という名の生徒が転入してきたことで「三月の国」の歯車は狂い始める。それは国の破滅か、それとも新たな国の誕生か…?かつて学園の図書室に置かれていたという本『三月は深き紅の淵を』は何をもたらすのか?
知らないようで知っているような世界、子供のようで大人のような登場人物たち。幻想的でいてなぜか懐かしい、不思議で美しくて儚い恩田ワールドが詰め込まれた一冊。
表紙と章ごとに描かれている北見隆さんの絵も、その幻想的な雰囲気に一役買っていてとてもよかった。
2024年2月22日に日本でレビュー済み
いやー今読むと
「けっこうなタマ」と呼ばれるようなタイプの女の子に戻るのが幸せなのかという気がして来た
おどおどびっくる系のままでいた方が、穏やかな(多少の不安を胸に秘めた)守りた~いタイプの
楚々とした少女でいた方が良かったんじゃないかとも
更に、今見ると、この本割と結構贅沢にイラスト頁があるんだよなー
多分、当時はイラストレーターの北見氏の格の方が作者の格より上だった様な…
この辺りの事情が知りたくなってきた
「けっこうなタマ」と呼ばれるようなタイプの女の子に戻るのが幸せなのかという気がして来た
おどおどびっくる系のままでいた方が、穏やかな(多少の不安を胸に秘めた)守りた~いタイプの
楚々とした少女でいた方が良かったんじゃないかとも
更に、今見ると、この本割と結構贅沢にイラスト頁があるんだよなー
多分、当時はイラストレーターの北見氏の格の方が作者の格より上だった様な…
この辺りの事情が知りたくなってきた
2021年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
閉ざされた陸の孤島の様な学園、校長はミステリアスで恐ろしさも感じさせる美男、正統派美少年や謎めいた美少年、気の触れた美少女…耽美な少女漫画の様な世界観にうっとりしました。読み始めるとページをめくる手が止まらず引き込まれます。
2017年6月18日に日本でレビュー済み
私は誰? 私の本当に欲しいものは何?
私を殺したのも私。 同じ匂いのする者たちが、惹かれ、導かれる。 死への誘い。 私の甘さが、蒙昧さが相まって、他人を信じる心が招いた、肉親同士による惨劇。
この玩具は、私の物。 決して誰にも渡さない。 どんな手を使ってでも。 たとい、愛セる貴方でも。 必ず、再びここに帰ってくる。 それまでは、パパにお預け。
私の意のままになる玩具。 こんな素敵な玩具はないわ!
恐れを知らぬ者たちよ、わが春を存分に満喫なさい。 再び私と会いまみえるその日まで。 何も知らないは、幸いなるかな?
私を殺したのも私。 同じ匂いのする者たちが、惹かれ、導かれる。 死への誘い。 私の甘さが、蒙昧さが相まって、他人を信じる心が招いた、肉親同士による惨劇。
この玩具は、私の物。 決して誰にも渡さない。 どんな手を使ってでも。 たとい、愛セる貴方でも。 必ず、再びここに帰ってくる。 それまでは、パパにお預け。
私の意のままになる玩具。 こんな素敵な玩具はないわ!
恐れを知らぬ者たちよ、わが春を存分に満喫なさい。 再び私と会いまみえるその日まで。 何も知らないは、幸いなるかな?
2022年2月15日に日本でレビュー済み
この表紙をみるとわくわくとする。
数年に一度読み返したい作品。
二度と帰らない時代がずっと続くような、美しさや、陶酔がある。
レビュー書いてても楽しいくらい。
壊れやすいものや、そうみえて強かなものがくるくる回る。
人物の魅力はやっぱり本の醍醐味のひとつ。
花とか湿原とかそういうモチーフも好きなのでしっくりする。
ミステリでかつ、色んな愛が見え隠れしていて。
10代を中心とした話しながら考えさせられる。
ずっと続きを読み続けたいと思う!
恩田先生のすうっと人を静かに引き込む感じには、叙情的な美しさがあるようにカンジテイル。
ダークながら、詩的な雰囲気もじわりとあって素敵な時間を楽しんだ。
数年に一度読み返したい作品。
二度と帰らない時代がずっと続くような、美しさや、陶酔がある。
レビュー書いてても楽しいくらい。
壊れやすいものや、そうみえて強かなものがくるくる回る。
人物の魅力はやっぱり本の醍醐味のひとつ。
花とか湿原とかそういうモチーフも好きなのでしっくりする。
ミステリでかつ、色んな愛が見え隠れしていて。
10代を中心とした話しながら考えさせられる。
ずっと続きを読み続けたいと思う!
恩田先生のすうっと人を静かに引き込む感じには、叙情的な美しさがあるようにカンジテイル。
ダークながら、詩的な雰囲気もじわりとあって素敵な時間を楽しんだ。