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クレヨン王国のパトロール隊長 (児童文学創作シリーズ クレヨン王国シリーズ) 単行本 – 1986/10/1
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1986/10/1
- ISBN-104061335030
- ISBN-13978-4061335035
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商品の説明
著者について
1928年、名古屋市に生まれる。早稲田大学文学部国文科卒業。すぐ文筆生活に入る。1956年に第9回オール読物新人杯、1963年にモービル児童文学賞を受賞。1964年、『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。おもな作品に、『クレヨン王国』シリーズをはじめ、『キミリーとみどりの小人』『おしゃべり三人少女 湖のひみつ』などがある。
【画家紹介】
1952年、広島市に生まれる。東京芸術大学美術部工芸科を卒業。デザイン会社勤務を経て、1978年に独立、児童図書の仕事に専念する。さし絵では青い鳥文庫『クレヨン王国』シリーズなど、絵本には『かえるの王さま』『オツベルと象』『ツエねずみ』などの作品がある。
【画家紹介】
1952年、広島市に生まれる。東京芸術大学美術部工芸科を卒業。デザイン会社勤務を経て、1978年に独立、児童図書の仕事に専念する。さし絵では青い鳥文庫『クレヨン王国』シリーズなど、絵本には『かえるの王さま』『オツベルと象』『ツエねずみ』などの作品がある。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1986/10/1)
- 発売日 : 1986/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 4061335030
- ISBN-13 : 978-4061335035
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,543,922位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 251,411位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Kindle版を見つけたので30年ぶりに読みました。子供の頃には分からなかった、人の痛み、悲しみ、やさしさ、が改めて深く染みる名著です。日本版『星の王子様』といってもいいような、人間に大切なことを教えてくれます。
2013年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この物語は、子供向けでありながら、仏典や聖書のように、「この世にあるありとあらゆることが書かれている」物語だと思います。子供の時から何十回も読んだ作品ですので、わたしがこの物語、このシリーズについて解釈し出すときりがないのですが、少しだけ話しますと、ノブオの生き方こそ、アガペーそのものだと思います。
日本の男の子向けの漫画やアニメ、ゲームは、「暴力を振るう者は暴力で黙らせればいい」という主義主張のものが多いような気がします。そんな中、「人の痛みに心を寄せ、時には自分のいのちを犠牲にしても、真実の言葉と、暴力以外の行動によってのみ、救おうとする」という、ノブオのようなヒーロー像は珍しいのではないかと思います。言わばイエス・キリストであり、「風の谷のナウシカ」の男性版に当たるとわたしは思っています(「月のたまご」六巻の解説と被ってますが気にせんで下さい。でも意外とエゴイスティックな部分のある三郎より、ノブオの方がナウシカっぽいと思うなあ)。
ノブオの本当の名前は「信雄」。「言葉の力を拠り所とする英雄」なんですね。
「登場人物の名前なんかどうでもいいや」と考える作家もいるようですが、福永令三さんは、作中に出てくる人名、地名など、ありとあらゆる名前に強い拘りを持った作家です。わたしは、火と水の精の和合の象徴としてクレヨン王国に贈られた霊湯に、ヒュードン、ノブオ、スージーの三者の名前を取って、ヒノス十二湯と名付けられた所が、子供の時からとても好きでした。
残念ながら絶版になっているようですが、「クレヨン王国のパトロール隊長」には愛蔵版もありまして、口絵のカラーイラストは、全編で最も印象的な(とわたしが思う)フローラー召喚の場面です。ネダマンネンの姿が小さく影絵になっていて、如来か菩薩のようなイメージで描かれていたのが何とも神秘的でした。
日本の男の子向けの漫画やアニメ、ゲームは、「暴力を振るう者は暴力で黙らせればいい」という主義主張のものが多いような気がします。そんな中、「人の痛みに心を寄せ、時には自分のいのちを犠牲にしても、真実の言葉と、暴力以外の行動によってのみ、救おうとする」という、ノブオのようなヒーロー像は珍しいのではないかと思います。言わばイエス・キリストであり、「風の谷のナウシカ」の男性版に当たるとわたしは思っています(「月のたまご」六巻の解説と被ってますが気にせんで下さい。でも意外とエゴイスティックな部分のある三郎より、ノブオの方がナウシカっぽいと思うなあ)。
ノブオの本当の名前は「信雄」。「言葉の力を拠り所とする英雄」なんですね。
「登場人物の名前なんかどうでもいいや」と考える作家もいるようですが、福永令三さんは、作中に出てくる人名、地名など、ありとあらゆる名前に強い拘りを持った作家です。わたしは、火と水の精の和合の象徴としてクレヨン王国に贈られた霊湯に、ヒュードン、ノブオ、スージーの三者の名前を取って、ヒノス十二湯と名付けられた所が、子供の時からとても好きでした。
残念ながら絶版になっているようですが、「クレヨン王国のパトロール隊長」には愛蔵版もありまして、口絵のカラーイラストは、全編で最も印象的な(とわたしが思う)フローラー召喚の場面です。ネダマンネンの姿が小さく影絵になっていて、如来か菩薩のようなイメージで描かれていたのが何とも神秘的でした。
2010年1月20日に日本でレビュー済み
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20年前の小学生時代から、クレヨン王国シリーズは大好きで、何度も何度も読みました。中でもパトロール隊長は、心に強く残るものがあって、特別でした。10歳になる甥っ子のクリスマスプレゼントにしたくて、文庫でなく、単行本版のものをさがしたのですが、絶版で、古書店から購入しました。絶版品も手に入る、しかも状態が良くて、amazon感謝です。しかし、ほんとにいい作品なので、復刊して、もっとたくさんのひとに読んでもらいたいです。子供のころは、のぶお目線で読んでましたが、今はお母さん目線で読んでしまい、せつなさ倍増です。これからも何度も読みたいです。
2008年4月29日に日本でレビュー済み
これを読んだ時私は涙を流して泣きました。福永さんの作品は決して子供仕様のファンタジーでなく、深くとてもリアルです。30も半ばになる私は25年も出会いから経過したこの作品がまるで色あせない事に、福永さんのただならぬ文学者としての力量をみます。
子供は小学も高学年になるとプチ大人です。そして教員もプロとはいっても人間です。どんな大人びた子供もやはり年齢を重ねなければ上手く立回れない事はあるモノです。ノブオの苦しさ、悲しみ...。
子供にとって先生との出会いは一生モノです。先生方にも読んで欲しいですね。
子供は小学も高学年になるとプチ大人です。そして教員もプロとはいっても人間です。どんな大人びた子供もやはり年齢を重ねなければ上手く立回れない事はあるモノです。ノブオの苦しさ、悲しみ...。
子供にとって先生との出会いは一生モノです。先生方にも読んで欲しいですね。
2005年2月13日に日本でレビュー済み
小さい頃から、何度助けられたか分からない本です。
クレヨン王国の美しさと厳しさ、ノブオの純粋な心。
もうボロボロですが、今でも読み返すと涙が止まりません。
人付き合いの下手な私は、ノブオと右田先生の関係について書かれた部分を、忘れることができません。
クレヨン王国の美しさと厳しさ、ノブオの純粋な心。
もうボロボロですが、今でも読み返すと涙が止まりません。
人付き合いの下手な私は、ノブオと右田先生の関係について書かれた部分を、忘れることができません。
2005年6月11日に日本でレビュー済み
私が初めてこの本を読んだのは小学生の時でした。当時はノブオの行動力と意志の強さに憧れを抱いていました。最近になってこの本を読み返して、小学生のころとは違う印象を受けました。それでも自分を囲む現実に潰されそうになりながらも立ち止まらないノブオの意志の強さには読んでいて胸が熱くなります。
クレヨン王国の中でノブオの成長していく姿が印象的です。いくつになっても読み返したい本です。
クレヨン王国の中でノブオの成長していく姿が印象的です。いくつになっても読み返したい本です。
2002年6月14日に日本でレビュー済み
主人公の少年を取り巻く環境は決して暖かいものではありません。
その逆境を跳ね返して・・・などといった生易しいものではなく、
主人公は身も心もぼろぼろになります。
そして迷い込んだクレヨン王国で待っていたのも激しい戦い。
いつも必死で生きようとする少年は、戦いの中である決断を下します。
全てが丸く収まるハッピーエンドではありませんが、生きていくという
ことの辛さと厳しさと素晴らしさを教えてくれる本だと思います。
前向きに生きようという気持ちがわいてきました。
その逆境を跳ね返して・・・などといった生易しいものではなく、
主人公は身も心もぼろぼろになります。
そして迷い込んだクレヨン王国で待っていたのも激しい戦い。
いつも必死で生きようとする少年は、戦いの中である決断を下します。
全てが丸く収まるハッピーエンドではありませんが、生きていくという
ことの辛さと厳しさと素晴らしさを教えてくれる本だと思います。
前向きに生きようという気持ちがわいてきました。