まず、このモンテ・クリスト伯が名作であるというのは誰もが知るところだと思います。
ではなぜそんな名作を今更私が熱をもってレビューしたくなったのか。
それは今読んでも、他の映画・ゲームに勝る体験だったと感じたからです。
まず翻訳ですが、「この文章は翻訳したなぁ」という違和感がありません。
日本人にすんなり入ってくる文体で記されています。
飛ばしたくなるような冗長な描写は多少あるものの、どの文章も洗練されていると感じられます。
「訳が古い」という評価も見られますが、それがかえってちょうどいい味を出しています。
読みにくいほど古くないけれど時代を感じられる風情は残っている という塩梅です。
「語彙」に関しては確かに知らない言葉も多く時代を感じます。
しかしkindle版で読んでいる私は単語をタップするだけで、裏画面に行ったりすることなく単語の意味を確認し、そのまま読書に戻ることができます。
没入感はそがれません。
そしてストーリーテリングが抜群です。
もちろん私もモンテ・クリスト伯の話の概要くらいは知っています―誰がどうやって復讐されてどうなるかも。
それなのに面白い。話の構成、読ませ方が本当に上手なんです。
ひとくくりに「ストーリー」として評価してしまえば、「ストーリーが良い」でおしまいなのですが、その演出がとても華麗でどんどん引き込まれてしまいました。
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モンテ・クリスト伯 1 (講談社文庫 て 3-1) 文庫 – 1974/12/1
- 本の長さ465ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1974/12/1
- ISBN-104061330667
- ISBN-13978-4061330665
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1974/12/1)
- 発売日 : 1974/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 465ページ
- ISBN-10 : 4061330667
- ISBN-13 : 978-4061330665
- Amazon 売れ筋ランキング: - 382,159位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 573位フランス文学 (本)
- - 5,358位講談社文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初は少しつまらない気持ちになりますが、段々とページを進むにつれ面白くなってきます。
2024年2月3日に日本でレビュー済み
モンテクリスト伯は、岩波文庫の山内訳版で、5回読みました。
古いフランス語なので、「待てしかして希望せよ」のように訳されていますね。
それを中学1年、大学1年、結婚したころ、長男が受験をしたころ、そして古希を迎えた今、と5回読みました。
この講談社刊の訳はやさしいですね。
もう一度、読んでおります。
ちなみに、フランス語版も目を通してみました。
古いフランス語なので、「待てしかして希望せよ」のように訳されていますね。
それを中学1年、大学1年、結婚したころ、長男が受験をしたころ、そして古希を迎えた今、と5回読みました。
この講談社刊の訳はやさしいですね。
もう一度、読んでおります。
ちなみに、フランス語版も目を通してみました。
2021年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに海外小説読みました、最初はただの素直で頭のいい少年が、知人の妬みと自己の利益のため利用され無実なのに10年以上を独房で過ごし普通なら気がおかしくなるぎりぎりのところでの人との出会い、希望が見えてきたころから夢中になって読み進めました、脱獄、宝の発見、ワクワクできました、二巻が楽しみです。
2019年1月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中学生の時からの愛読書です。
もうボロボロで、同じ本を新しく買い直したいなあ、と思っても、もう絶版。
中古で買うか、他の人の訳で買うかと悩んで、岩波文庫を買いましたが、やっぱり読み慣れた訳でないせいか、なかなかストーリーに入っていくことができず、なんだかなあ、と思ってたところ、講談社文庫が電子書籍化で発売!
Kindleに出る1月25日をワクワクして迎えました。
後は、次の巻が出るのを待つばかり。
こんなに面白い作品はないですよ!
伏線がたまりません。
子供の頃、父親に勧められて読み始めたモンテクリスト伯
50前になってもまだまだ楽しめます。
もうボロボロで、同じ本を新しく買い直したいなあ、と思っても、もう絶版。
中古で買うか、他の人の訳で買うかと悩んで、岩波文庫を買いましたが、やっぱり読み慣れた訳でないせいか、なかなかストーリーに入っていくことができず、なんだかなあ、と思ってたところ、講談社文庫が電子書籍化で発売!
Kindleに出る1月25日をワクワクして迎えました。
後は、次の巻が出るのを待つばかり。
こんなに面白い作品はないですよ!
伏線がたまりません。
子供の頃、父親に勧められて読み始めたモンテクリスト伯
50前になってもまだまだ楽しめます。
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔読んだ訳です。講談社が文庫本を絶版にしたので、しばらく入手困難でしたが、やっと電子ブックで読めるようになって、大変うれしいです。
2014年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
装丁が古い版のもので、いかにもな味が出ていて大満足。もちろん対応などにも不満な点は一切なかった。
2023年6月29日に日本でレビュー済み
読みやすい人気の翻訳とのことだが、割と致命的な誤訳がある。
ナポレオンの時代に「電報」はないだろう。
後々ストーリーにも関わってくる重要な小道具なのに、残念。
ナポレオンの時代に「電報」はないだろう。
後々ストーリーにも関わってくる重要な小道具なのに、残念。