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神さまは五線譜の隙間に (メディアワークス文庫) 文庫 – 2016/6/25

4.3 5つ星のうち4.3 40個の評価

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それは、ピアノに神さまをおろす仕事――
心に触れる「音」を作る調律師たちの物語。

念願かなって町の小さな調律事務所に就職が決まった幹太は、業界内で「エスピー調律師」と揶揄される時子の助手として働くことに。シンプルな黒スーツに鋭い目つき、無愛想な態度――時子の醸し出すエスピーのような雰囲気に最初は尻込んでいた幹太だが、彼女の天才的な手腕と真摯な仕事ぶりに尊敬の念を抱き始める。
依頼人たちが望むさまざまな「音」を作り上げるために奮闘し、ときにピアノと音に隠された謎を解き明かしてゆく時子たち。そして調律が終わり、ピアノに神さまがおりた瞬間、それぞれの依頼人の心に小さな奇跡が訪れる――。
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著者について

第14回電撃小説大賞<銀賞>を受賞し、『under 異界ノルタルジア』(電撃文庫)でデビュー。著書に『好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く』(メディアワークス文庫)他。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2016/6/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/6/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 338ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4048921797
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4048921794
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.5 x 15.1 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 40個の評価

著者について

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瀬那 和章
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2016年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ピアノ調律師が主人公のお仕事小説でもありますが、音楽、ピアノ、ピアニストと調律師、音楽を愛する人のすべてをレスペクトした、爽やかで温かい小説です。
今は凄腕の調律師ですが、かつてピアニストをめざしながら大きな挫折を経験した月村時子。養成学校を卒業して時子のところに就職し、即On the Job Trainingとして時子と一緒に調律に回り始める犬山幹太。二人がかわるがわる語り手になる、二人が対等な主人公の物語です。
調律師は単に音程を正しく合わせていくだけでなく、依頼人が望むさまざまな「音」を作っていくのですね。二人とも非凡な耳を持ちで、それぞれのピアノの音色を「ニジマスの泳ぐ春の小川」とか「霧が立ち込める向こうに輝く星空」とか「黄金色の銀杏、落ち葉、焼き芋の匂いがしてくる秋の公園」とか「雨上がりの空に浮かぶ虹のような七色の輝き」とか「キャラメルソースが降るお菓子の家」とか表現しています。まだまだ出てきますからお楽しみに。
現在休止中ながら近く活動を再開する予定の日本を代表するピアニスト深田沙弥子への彼女の亡き夫の真の願い、小学校3年生ながら高い才能を持った園部瑠美のピアノの妙な狂い、幹太の父がピアノに隠したという遺言。二人はそんな謎をピアノの音の中に探偵のように探って、依頼人たちの願う音を作るとともに、悩みをも解き放っていきます。さらに、ピアノソリストをめざしながらコンプレックスを抱えて壁に当たっている倉島茉奈加と会ったことで、時子自身の過去にも光が当たり始めます。
最後、深田沙弥子の復活コンサートと園部瑠美が出る秋祭りの野外コンサートでの調律が、ともに大きな困難に直面する中で、二人は自分の思いを確認し、自らの存在意義を問いながら成長し、クライマックスへ向かいます。
依頼人の依頼に応えるだけでなく、神がおりる道の整備者としてもっと先の世界にまで連れて行ってくれる真のプロフェッショナルが熱い。
また、シューマン、バッハ、ドヴォルザーク、ショパンが単なる大音楽家としてではなく、人としての生き方を作品に表したのだとして、登場人物たちの心をも支えていきます。
過去を乗り越えていく時子も、ピアノに神様がおりてくるまでの繊細な調整を完璧に成し遂げた時の時子の笑顔にドキドキしながら大事な時にしっかり働く幹太も、気持ちがいい。一度でも壁を感じた人には特にお勧めです。
通勤電車で本書を読んだ私が悪いので、朝夕で2度も乗り越してしまったことについて瀬那先生を責められません。それだけ夢中に読み耽られたということを幸せに思うべきなのでしょうね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ほぼ完璧に調律、整音されたピアノに、復帰目前のピアニストが違和感を覚えるのはなぜなのか。あるいは将来を嘱望される少女瑠美が、アクションが歪むほど高音のシを強打したのは何故なのか。その意外な謎解きには息を呑むものがある。四つの短編から成る本書の主人公はカリスマ的な調律師時子と、駆け出しの幹太(俗称ワン太)のコンビ。しかし実際の主役はピアノであり、それをめぐるピアニストやその家族である。楽曲や作曲家について、作家は蘊蓄を傾けるような長広舌を振るわない。さらりと一般的な説明を述べる。しかし肝腎の謎解きにあたって、要所にトリヴィアをピシリと嵌めて、説得力を強める。それまでのさり気ない一般論のなかに、重要な伏線が仕掛けられている。作者はなかなかの手練れである。そして日本人の「ピアノ」に寄せる独特の憧憬に寄り添う、ほのかな香りがある。中高生にも安心して勧められる、美事な短編集である。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年6月29日に日本でレビュー済み
作風の幅が非常に広いにもかかわらず、一つ一つの作品の完成度は高いという職人的作家・瀬那和章。しばらく一般文芸の世界に行っていたけど、
約二年ぶりにメディアワークス文庫に復帰。タイトルに踊る五線譜という文字に「音楽関係とは意外な所に目を付けたな」とチャレンジ精神に感嘆しつつ拝読

物語はピアノ調律師の養成学校を卒業したばかりの青年・犬山幹太が長い就職活動の末、ようやく採用して貰った天川調律事務所に初出勤する場面から
始まる。海外の著名なピアニストから指名を受けた伝説の調律師・天川雅彦の事務所に採用して貰った事を伝えた幹太だったが、養成学校の先輩からは
その事務所には天川雅彦の弟子で「エスピー調律師」という珍妙なあだ名で呼ばれる凄腕の調律師がいる事を聞かされる。初めての職場のドアを開いた
幹太の目に飛び込んできたのは黒いパンツスーツ姿で両手にダンベルを持ち、「ふっ、ふっ、ふんっ」と筋トレに勤しむ鋭い目つきの女性の姿であった
間違いなく目の前の女性が「エスピー調律師」だと悟った幹太に構わず筋トレを続けながら誰かと問う女性に新入りであると告げると女性は月村時子と
名乗り返す。その後は新入りをほったらかしにしたまま筋トレを続ける時子に途方に暮れる幹太であったが、採用面接の際のやり手の女性という印象を
完全崩壊させるノーメイクにジャージ姿、競馬で大負けをして自棄酒に逃げた挙句トイレで寝てしまっていたという所長の綾香が現れようやく仕事の説明
をしてくれる事に。一通りの説明を終えた綾香だったが、ふと幹太に子供の頃のあだ名を聞いてくる。案の定、と思いつつ「ワン太」である事を白状した
幹太に「やっぱり犬っぽいもんね」と大喜びする綾香と人を見た目だけであだ名を付けるのは良くないと忠告する時子。時子が味方になってくれたと
嬉しがる幹太だったが、時子の「私ってどう見える?」という質問に「エスピー」と答えてしまった事で危うく「ポチ」と呼ばれる事になりかけるが、無事に
「ワン太」で決定。試用期間は時子の下でOJTを受ける事になったワン太は早速その日の仕事に赴く時子に付いて依頼主を訪れる事に。向かった屋敷
で時子とワン太を迎えた相手は著名なピアニスト・深田沙弥子であった。二年前に夫の介護の為に活動を休止した沙弥子だったが、時子に調律して欲しい
と見せたスタインウェイのグランドピアノには全く音の狂いが無く、聞けば一週間前に調律したばかりらしい。ただ弾くだけなら良いが、大勢の聴衆の前で
引く事をイメージした途端に音が乾いて聞こえるのだと言う沙弥子に時子がその変化は何時からと問うと、一年前に夫の真也を亡くしてかららしいが…

うん、瀬那和章は相変わらず隙の無い仕事をする優れた作家であると再認識させてくれた。完成度の高い作品を書く、言い方を変えれば誰が読んでも
「ハズレ」という印象を与えない作品を毎回書けるのは職人としての作家の資質を瀬那和章が身に付けている証拠だと言えるだろう。まさにプロの仕事と
言うべきなのだが、その職人作家が今回書いたのが深い専門知識と高い技術、膨大な経験に裏打ちされた「プロの世界」であるのが面白い

物語の方は天川調律事務所に採用された青年・犬山幹太、通称「ワン太」が事務所の先輩であり、伝説的調律師である天川雅彦の一番弟子として
数々の有名ピアニストから信頼されながらコンサートチューナー、プロのピアニストがコンサートで使うピアノの調律師の仕事を頑なに拒む女性調律師
月村時子の凄まじいまでの調律師としての技量を見せ付けられながら、時子がピアノの調律だけに留まらず、依頼主であるピアニストの抱えている
悩みや不安を解き明かし、停滞してしまっている彼女たちの背中を押す様なカウンセラー的側面も見せ付けられる様が描かれている。様々な依頼を
こなす時子の遥かな背中を追いながら少しずつ腕を磨く幹太がやがて時子が調律師を目指した理由と長年抱え続けている不安を知り、時子の迷いを
断ち切るまでが主な内容となっている

ピアノと言う精密機械的な側面を持つ楽器の描写に始まり、依頼主たちの悩みに重ねる形で語られるクラシック音楽を産み出し続けた偉大な作曲家たち
の逸話、才能があってもプロのソリストになれるのはごく一握りと言う「ピアニスト」という生き方を選んだ人々がその人生において直面する数々の問題…
調律師という「プロの世界」を描く為に徹底的な取材と下調べを重ねた様子が随所に見られる。異世界という安直な舞台を設定する事で誰でも知っている
様な下調べ不要の薄っぺらい知識だけで物語を作ろうという情けない作家もどきが増えている中で、これこそがまさしくプロの仕事だと言わんばかりの
分厚い物語世界を見せ付けてくれて、実に読み応えがあった

時子の依頼者は実に多彩である。闘争的なショパンの演奏で高い知名度を誇りながら、癌に侵された夫の介護の為に活動を休止し、夫が亡くなる前に
言い残した「シューマンが大好きだった頃の様に」という言葉の意味が理解できず復帰を前に足踏みしている沙弥子。小学生ながらにバッハが作曲した
「インベンション」の意図を理解し弾きこなす高い才能を見せるが、高過ぎる期待を押し付ける母の存在に悩む瑠美。ピアニストを目指していた頃の時子
の才能を見せ付けられ、時子が夢を断たれた後もコンクールで突き付けられた才能の見事さに取り憑かれて一歩も前に進めなくなってしまった茉奈加…
彼女たちが抱える悩みをピアノの調律を通じて解きほぐし、再び前へと踏み出せるように癒す展開はピアノの調整技術だけでは極める事が出来ず
ピアニストの数だけ存在する理想のピアノを創り上げ、そこに神をおろす人間の専門家としての調律師の世界を見事に描き出していた

時子の凄まじさだけに留まらず、最初は犬の様に付き従っていただけの幹太が、亡くなった父が遺したベヒシュタインのアップライト型ピアノの修理と
幼い頃に父が家族会議の度に弾いて聞かせたドヴォルザークの曲を通じて、裕福な工場経営者であった父の死と共に遺産分けでバラバラになりかけた
兄弟との仲を修復する様が描かれるなど、未熟だった調律師の成長物語としても描かれている(基本的に各章ともに時子と幹太が語り手を入れ替わり
二人の視線を通して描かれている)

終盤は基本的に二人揃って動き続けてきた時子と幹太がトラブルにより離れ離れで調律に挑む事になり、断たれた夢と向き合う事から逃げる様な形で
コンサートチューナーの依頼を断り続けてきた時子の迷いを断つ様と、天才調律師である時子に頼り続けてきた幹太の一人立ちが並行して描かれており
一般的には地味な印象のある「お仕事物」のライトノベルとは思えないほどにクライマックス感を堪能させてくれた

ここの所、一般文芸の世界でどちらかというと恋する女性の姿を描く作家というイメージが強くなりかけていた瀬那和章だけども、この作品を通じて
徹底した下調べと取材をベースにした「プロの世界」を描く事も出来るという作家としての新しい側面を見せてくれたと言う印象が残った。「お仕事物」の
得意な作家と言うと同じ電撃文庫・メディアワークス文庫で活動してきた作家・美奈川護を想い浮かべる方も多いかと思われるが、充分に件の作家と
肩を並べるだけの出来であったと申し上げたい。分厚いプロの世界とキレの良いストーリー展開を堪能させてくれる一冊。間違いなくお勧めです
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年8月6日に日本でレビュー済み
 ピアノの調律師を主人公とした物語。
 全4話から構成されている。
 調律という特殊な世界を描いており、それだけでもおもしろい。物語としてはいささか平板さを感じるが、主人公たちの成長のストーリーともなっており、読みやすい。
 また、調律によっていかにピアノの音がよくなるか、映像的な文章で表現されており、美しかった。
2016年11月5日に日本でレビュー済み
カバーもきれいだったけど、何より中身がよかった。
仕事に対して真摯な姿勢。
読んでてとても気持ちよかった。おすすめ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月26日に日本でレビュー済み
主役がピアノ調律師という設定で、ピアノや調律、クラシック音楽家についての専門知識なども学ぶこともできる、とても面白い秀作です。
ところが1つだけ欠点があります。
主役の月村時子(二十代後半女性)と、新人調律師の犬山幹太(男性)。
作品中のセリフ、地の文について、一体これは二人のうちどちらのものなのか、わからない箇所が多々ありました。日本語では言葉遣いや語尾によって、このセリフは男が話しているのか、女が語っているのか、容易に分かります。冒頭の主語によっても区別がつきます。(「私」なら女性、「僕」なら男性、というように)文中に固有名詞があると、誰と話しているかもわかることがあります。この本ではそれが無く、読むうちに混乱してしまいました。
作者の文章力が無い、ということですので、残念でなりません。