不可解な言動を発しながら突然事故で衝撃の死を遂げた芽衣の事件で幕を閉じた前巻ラストから随分時間が立ちましたが
許されない恋のシリーズ第三段です
互いに、そして身内同士でも欲望をあからさまにしていがみ合う二つの名家は跡継ぎの座を巡り、その座を望みもしない吐季と千桜を
いよいよ逃げられない状況へと追い込んでいきます。吐季に比べれば少しは未来に希望を持っていた千桜でさえその未来を
摘み取られる所まで追い遣られます
そして身内に敵の多い主役二人の数少ない味方が破滅に向かって進むのも今巻の特徴です
謎の事故死?を遂げた芽衣の張り巡らせた悪魔の様な運命の糸が次々と舞原と千桜の良心とでもいうべき人々を
絡め取り、悪夢のような状況へと引きずり込んでいきます
「友だちになりたい、許してほしい」と生まれて初めて吐季が心を許した麗羅も助けてはくれません
宇宙人的教師、有栖川を救う心温まるようなエピソードも挟みますが、しかし物語は確実に破滅へと向かっていきます
何より破滅へと向かうのがそれぞれの優しさ故に、という所が救われなさをより深めます
そしてこの物語最大の良心・歩夢が破滅に至った所で次巻へ続くという「ヒドい」ヒキです
綾崎氏は腕が折れてもすぐにラストの第四巻を出すべきだ…
それにしてもこのシリーズは読めば読むほど花鳥風月シリーズを読み直したくなりますな…時間を容赦なく奪う、罪作りなシリーズだ

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ノーブルチルドレンの断罪 (メディアワークス文庫 あ 3-8) 文庫 – 2012/4/25
綾崎 隼
(著)
舞原吐季と千桜緑葉。決して交わってはならなかった二人の心が、魂を切り裂く別れをきっかけに通い合う。しかし、その未来には取り返しのつかない代償が待ち受けていた。
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2012/4/25
- 寸法10.7 x 1.3 x 15 cm
- ISBN-10404886369X
- ISBN-13978-4048863698
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登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2012/4/25)
- 発売日 : 2012/4/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 243ページ
- ISBN-10 : 404886369X
- ISBN-13 : 978-4048863698
- 寸法 : 10.7 x 1.3 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 818,071位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,242位メディアワークス文庫
- - 34,253位評論・文学研究 (本)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2012年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
誰が誰を断罪するのか。
この巻の見どころはそこに尽きますが、まさかこんな事になるとは思いもしませんでした。
3巻目になりますが、ちゃんと盛り上がってきています。そして、話も徐々に重たくなってきます。
次は最後ですね。楽しみで仕方ないです。どうなる事やら。
この巻の見どころはそこに尽きますが、まさかこんな事になるとは思いもしませんでした。
3巻目になりますが、ちゃんと盛り上がってきています。そして、話も徐々に重たくなってきます。
次は最後ですね。楽しみで仕方ないです。どうなる事やら。
2016年7月28日に日本でレビュー済み
前作購入時に配送に問題がありましたが、今回は綺麗なものが届きました。
ノーブルチルドレンシリーズ3作目です。
ノーブルチルドレンシリーズ3作目です。
2012年10月21日に日本でレビュー済み
作者の綾崎隼さんが好きで、この本のシリーズも好きなので購入。
現代版のロミオとジュリエットの物語は
登場人物たちの複雑なつながりやミステリー、切なさがあって面白いです。
ノーブルチルドレンのシリーズは全4巻で完結するので
あまり長いシリーズが苦手な方にもオススメ出来ます。
内容も短編になっているので読みやすいです。
ただ、巻を重なるごとに登場人物が増えてくるので、関係を覚えるのは少し大変です。
最初に登場人物の紹介があるので、読む前にチェックすると
内容や登場人物が入りやすくなると思います。
現代版のロミオとジュリエットの物語は
登場人物たちの複雑なつながりやミステリー、切なさがあって面白いです。
ノーブルチルドレンのシリーズは全4巻で完結するので
あまり長いシリーズが苦手な方にもオススメ出来ます。
内容も短編になっているので読みやすいです。
ただ、巻を重なるごとに登場人物が増えてくるので、関係を覚えるのは少し大変です。
最初に登場人物の紹介があるので、読む前にチェックすると
内容や登場人物が入りやすくなると思います。
2012年10月3日に日本でレビュー済み
まさかまさかの連続でした。第3巻です。
胸が苦しくてしかたありません。
1巻を手に取った時はまさかここまでのめり込むことになるとは思っていませんでした。
ずっと地味な脇役だった歩夢に焦点があたり、4人全員が動き出したことで、物語がどんな結末に向かうのかまったく予想がつかなくなりました。
最終巻への期待が高まります。
胸が苦しくてしかたありません。
1巻を手に取った時はまさかここまでのめり込むことになるとは思っていませんでした。
ずっと地味な脇役だった歩夢に焦点があたり、4人全員が動き出したことで、物語がどんな結末に向かうのかまったく予想がつかなくなりました。
最終巻への期待が高まります。