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ジョン・レノン対火星人 単行本 – 1985/2/1
高橋 源一郎
(著)
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日1985/2/1
- ISBN-104048723987
- ISBN-13978-4048723985
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (1985/2/1)
- 発売日 : 1985/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 243ページ
- ISBN-10 : 4048723987
- ISBN-13 : 978-4048723985
- Amazon 売れ筋ランキング: - 803,125位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 18,372位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1951年、広島県生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』で第4回群像新人長編小説賞優秀作を受賞しデビュー。88年、『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、02年、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞を受賞。著書に『いつかソウル・トレインに乗る日まで』『一億三千万人のための小説教室』『ニッポンの小説―百年の孤独』他多数ある。10年5月には、『「悪」と戦う』も刊行された。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
絵のような小説ではないか、が読み終えた第一印象。ストーリーは追えない。でも何かある。何か?なにかゴツゴツしたもの。この小説は、少し離れてみた方が良いかもしれない。
2015年12月4日に日本でレビュー済み
解説にはこう書かれている
「この作品はわかりやすい」
なるほど、確かにある側面では分かりやすい。
タイトルが象徴しているが、「ジョン・レノン」は生の象徴であり、「火星人」は死の象徴であり、その二つが激突するから「ジョンレノン対火星人」なのであろう。
しかし、この作品に大きく横たわる70年代前後の「学生運動」の挫折経験を私はそれを想像する事が出来ない。この混沌とした世代の心情を如実に反映した作品はおおい。例えば、島田雅彦の「優しいサヨクの嬉遊曲」。例えば、村上春樹の初期作品…。そしてこの「ジョン・レノン対火星人」
つまり、この作品を読み解くキーとなる「経験」を私はしていないのでその点についての批評はできない。それがもどかしい。
文章は勢いのあって所謂「鬼気迫る」ものがある。現代詩の独特な雰囲気を小説にした感じ。地下的な、アングラな内容でもあるので万人受けはしないだろうが、村上春樹等に通じるものもある。
「この作品はわかりやすい」
なるほど、確かにある側面では分かりやすい。
タイトルが象徴しているが、「ジョン・レノン」は生の象徴であり、「火星人」は死の象徴であり、その二つが激突するから「ジョンレノン対火星人」なのであろう。
しかし、この作品に大きく横たわる70年代前後の「学生運動」の挫折経験を私はそれを想像する事が出来ない。この混沌とした世代の心情を如実に反映した作品はおおい。例えば、島田雅彦の「優しいサヨクの嬉遊曲」。例えば、村上春樹の初期作品…。そしてこの「ジョン・レノン対火星人」
つまり、この作品を読み解くキーとなる「経験」を私はしていないのでその点についての批評はできない。それがもどかしい。
文章は勢いのあって所謂「鬼気迫る」ものがある。現代詩の独特な雰囲気を小説にした感じ。地下的な、アングラな内容でもあるので万人受けはしないだろうが、村上春樹等に通じるものもある。
2020年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この人は文才がある
2007年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高橋源一郎、幻のデビュー作。
第一作として群像新人文学賞に応募して落選した『すばらしい日本の戦争』を少し書きかえて発表したもの。
僕個人的には『さようなら、ギャングたち』の方が完成度が高い気がするが、この作品も充分に素晴らしい。
『さようなら、ギャングたち』に劣るとは言えど、これは彼のデビュー作だ。
それを考えると、こんな作品をデビュー作でかける高橋源一郎はやっぱり天才だと思う。
『ギャングたち』にせよ、この作品にせよ、一度読んだだけでは完全に理解することは出来ないし、味わうことも出来ない。
『ギャングたち』の場合は、読み進めながら、加藤典洋の解説を読んで、読み進めて、理解して、味わって、もう一回解説を読んで、もう一回読み直す。それでもまだ足りないし、味わいきれない。
今回は内田樹が解説を書いているが、今回も同様に、本文読んで、解説読んで、本文読む。
それによって、面白さも、感動も、美しさも倍になる。
『ギャングたち』にせよ、『ジョンレノン対火星人』にせよ、アレゴリーっぷりが半端なく、そのアレゴリーっぷりを少しずつ理解し、紐解いていくとやっぱり、どう考えても、究極の私小説だなって思う。
内田樹も書いているが、学生運動(全共闘)のリアルな生き残り(実際高橋は学生運動で逮捕され、拘留中され、その時に失語症に陥っている)としての高橋源一郎による、もはや宿命的な作品であると言える。
彼がいかに小説(文学)を愛し、言葉を愛し、そして、愛するがゆえに苦悩し、苦闘して出来上がった『さようなら、ギャングたち』と『ジョン・レノン対火星人』。
これを読まずして、「小説を読んだ」とは言えない。
てか、言わせない。
第一作として群像新人文学賞に応募して落選した『すばらしい日本の戦争』を少し書きかえて発表したもの。
僕個人的には『さようなら、ギャングたち』の方が完成度が高い気がするが、この作品も充分に素晴らしい。
『さようなら、ギャングたち』に劣るとは言えど、これは彼のデビュー作だ。
それを考えると、こんな作品をデビュー作でかける高橋源一郎はやっぱり天才だと思う。
『ギャングたち』にせよ、この作品にせよ、一度読んだだけでは完全に理解することは出来ないし、味わうことも出来ない。
『ギャングたち』の場合は、読み進めながら、加藤典洋の解説を読んで、読み進めて、理解して、味わって、もう一回解説を読んで、もう一回読み直す。それでもまだ足りないし、味わいきれない。
今回は内田樹が解説を書いているが、今回も同様に、本文読んで、解説読んで、本文読む。
それによって、面白さも、感動も、美しさも倍になる。
『ギャングたち』にせよ、『ジョンレノン対火星人』にせよ、アレゴリーっぷりが半端なく、そのアレゴリーっぷりを少しずつ理解し、紐解いていくとやっぱり、どう考えても、究極の私小説だなって思う。
内田樹も書いているが、学生運動(全共闘)のリアルな生き残り(実際高橋は学生運動で逮捕され、拘留中され、その時に失語症に陥っている)としての高橋源一郎による、もはや宿命的な作品であると言える。
彼がいかに小説(文学)を愛し、言葉を愛し、そして、愛するがゆえに苦悩し、苦闘して出来上がった『さようなら、ギャングたち』と『ジョン・レノン対火星人』。
これを読まずして、「小説を読んだ」とは言えない。
てか、言わせない。
2015年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初から最後まで、止まれません。
覚悟して頁をめくってください。
間違いありません。
傑作です。
覚悟して頁をめくってください。
間違いありません。
傑作です。
2020年9月9日に日本でレビュー済み
文学的な実験をしようと試みてはいるが、並ぶのはひたすら気持ち悪い言葉の羅列にすぎない。
その実験的な文体や構成も、出版当時の観点からしてもたいしたものではない。
その実験的な文体や構成も、出版当時の観点からしてもたいしたものではない。
2016年5月16日に日本でレビュー済み
"北京”とも"秋”とも関係ないから「北京の秋」。ジョン・レノンも火星人も出てこないから「ジョン・レノン対火星人」?
とか思いつつ手にとってみれば、冒頭にちょこっと出てきましたナ。「すばらしい日本の戦争」氏をはじめぶっとんだネーミングをはじめ久方ぶりに刺激的な小説を読ませてもらえました。余談ですが高橋源一郎センセイがご出演なさってるラジオを愛聴しております実母(80)がしきりとセンセイのことを「イロイロものを知っててえらいわ~」と褒めちぎるので本書を母の日のプレゼントにしようとも画策しましたが・・・やっぱりやめときます。
とか思いつつ手にとってみれば、冒頭にちょこっと出てきましたナ。「すばらしい日本の戦争」氏をはじめぶっとんだネーミングをはじめ久方ぶりに刺激的な小説を読ませてもらえました。余談ですが高橋源一郎センセイがご出演なさってるラジオを愛聴しております実母(80)がしきりとセンセイのことを「イロイロものを知っててえらいわ~」と褒めちぎるので本書を母の日のプレゼントにしようとも画策しましたが・・・やっぱりやめときます。
2014年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごい
とにかくすごい
うまくいえないけどすごい
タイトルに惹かれた人なら読んで損はないとおもいます
とにかくすごい
うまくいえないけどすごい
タイトルに惹かれた人なら読んで損はないとおもいます