もともとは4Gamer.netで連載されていた同名記事を書籍化したもの。紙の書籍も買いましたがいかんせん分厚く重いので、電子版がでたので思わず購入。
連載はウェブですでに読んでいたけれど、本としてまとまったのを機に読み返してみたら、いろいろと趣深かった。
賛否両論・好き嫌いは分かれるとは思うけれど、2010年代のサブカル界隈でニコニコ動画がその役割の一翼を担っていた(いる)のは事実。その中の人がどのような思考と戦略でニコニコ動画を組み立てていったのか。そして、これからどこを目指そうとしているのかが(ぼんやりとだけれど)よく分かる。(もっとも、個人的には彼らの目指す未来が良いとは思いませんけれどね)
最終回の任天堂社長 岩田氏との対談が収録されていないのは残念ですが(理由はちゃんと川上氏が本文中で説明しています)、追加されたコラムで帳消し。
長い連載がまとまったことで資料的な価値も出ましたし、なにより読んで単純に面白いインタビュー。こういう硬派な記事が紙媒体の出版社・編集プロダクションからではなく、4gamerで作られ世にでたというのは、素晴らしいことだと思います。

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ゲーマーはもっと経営者を目指すべき! 単行本 – 2015/4/24
4Gamer.net編集部
(著),
川上 量生
(著)
廃ゲーマーを社員にしたり、「ブラウザ三国志」に会社ぐるみでハマったり、自作ゲームのコンテストを開いたり、「将棋電王戦」を開催したり。そんなドワンゴは、そもそもネットワークゲームを対象としたシステムの企画・開発・運用行う会社として1997年に設立された。同社は、着メロで地固めをし、ニコニコ動画でユーザーコミュニティを確立し、ニコニコ超会議ではリアルイベントで「リアルとネットの融合」を試みた。
本書は、そんなドワンゴのストラテジを暴こうとするゲームサイト・4Gamer.net編集部の企みと、あくまでもゲーマー人生の自慢したかったドワンゴ会長・川上量生の戦いを描いたものである。それは一見、ただの雑談をしているだけのようにみえて、実は、ビジネスやウェブサービス、ネットコミュニティについて、あるいは21世紀における社会の最適解をどう見つけていくのかを議論し明らかにしている。
『ルールを変える思考法』(角川EPUB選書)の元にもなった第10回(10.5回は電子版に収録)までと、それ以降のビジネスをからませたゲーム話、さらに川上による「あとからコラム」、「ゲームリスト・ゲーム年表・ドワンゴ年表」を収録した超保存版。その根底に流れるのは、素晴らしきリアル・ゲーマーたちの愛と野望と挫折と哲学なのである。
本書は、そんなドワンゴのストラテジを暴こうとするゲームサイト・4Gamer.net編集部の企みと、あくまでもゲーマー人生の自慢したかったドワンゴ会長・川上量生の戦いを描いたものである。それは一見、ただの雑談をしているだけのようにみえて、実は、ビジネスやウェブサービス、ネットコミュニティについて、あるいは21世紀における社会の最適解をどう見つけていくのかを議論し明らかにしている。
『ルールを変える思考法』(角川EPUB選書)の元にもなった第10回(10.5回は電子版に収録)までと、それ以降のビジネスをからませたゲーム話、さらに川上による「あとからコラム」、「ゲームリスト・ゲーム年表・ドワンゴ年表」を収録した超保存版。その根底に流れるのは、素晴らしきリアル・ゲーマーたちの愛と野望と挫折と哲学なのである。
- 本の長さ560ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2015/4/24
- 寸法13.4 x 3 x 18.9 cm
- ISBN-104048120026
- ISBN-13978-4048120029
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商品の説明
著者について
1968年生まれ。京都大学工学部を卒業後、コンピューターの知識を生かしてソフトウェア専門商社に入社。同社倒産後、1997年、PC通信対戦ゲームのシステム開発会社として株式会社ドワンゴを設立。2000年から代表取締役会長。携帯ゲームアプリや着メロなどのサービスを次々と手がける。2004年東証一部上場。2006年には子会社ニワンゴにて動画共有サービス「ニコニコ動画」を開始。2014年株式会社KADOKAWA・DWANGO会長に就任。著書に『ルールを変える思考法』(EPUB選書)ほか。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2015/4/24)
- 発売日 : 2015/4/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 560ページ
- ISBN-10 : 4048120026
- ISBN-13 : 978-4048120029
- 寸法 : 13.4 x 3 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 859,001位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
廃人ゲーマーたちを雇った話とか面白すぎです。
実際にオンラインゲームなどに徹底的にハマった経験のある人にはとても面白い話がたくさん書いてます。
ただ、ゲーマーはもっと経営者を目指すべきというタイトルは狙いすぎなので☆1つ減らします。
経営者は多忙極まりないのでゲーマーで居続けることは難しいようですね。
実際にオンラインゲームなどに徹底的にハマった経験のある人にはとても面白い話がたくさん書いてます。
ただ、ゲーマーはもっと経営者を目指すべきというタイトルは狙いすぎなので☆1つ減らします。
経営者は多忙極まりないのでゲーマーで居続けることは難しいようですね。
2015年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ニコニコ動画を生み、ニコニコ超会議で「オタクとリアルの融合」を試みたというドワンゴ会長・川上量生氏。
廃ゲーマーを何度も雇ったり、自らのゲーマー人生自慢をしたり、連載のきっかけはゲームを遊んだ仲間だったからだったり。
「ゲーマーはやれば出来る子」なんだってことを、実証していこうしているように読めた。実際は帰還できない人もいるかもしれないが、
トライ&エラーを根気よく繰り返す人々。ゲームでもなんでも、何かに夢中になることは世の中で自分の存在を肯定するものだと思う。
巻末の年表お得感が。清水亮さんと津田大介さんの回のカワンゴによる「あとからコラム」は、素晴らしかった!
廃ゲーマーを何度も雇ったり、自らのゲーマー人生自慢をしたり、連載のきっかけはゲームを遊んだ仲間だったからだったり。
「ゲーマーはやれば出来る子」なんだってことを、実証していこうしているように読めた。実際は帰還できない人もいるかもしれないが、
トライ&エラーを根気よく繰り返す人々。ゲームでもなんでも、何かに夢中になることは世の中で自分の存在を肯定するものだと思う。
巻末の年表お得感が。清水亮さんと津田大介さんの回のカワンゴによる「あとからコラム」は、素晴らしかった!
2015年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
任天堂岩田社長の回が掲載されていないのが残念。4gamersで読みましたが、書籍よりネット情報の方が充実しているというのはいかがなものかと。
2015年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ゲーマーが如何に経営者に向いているか…を説く本ではありません。
ほとんどが川上氏の持論展開と自慢です。
時折深い事も言っておられるので、役に立たないとは言いませんが、内容がマニアックすぎてついていけませんでした。
ほとんどが川上氏の持論展開と自慢です。
時折深い事も言っておられるので、役に立たないとは言いませんが、内容がマニアックすぎてついていけませんでした。