茉莉花も良いのですが、私はこちらが超絶好みです。Kindleにて再読し、感想を書こうと思った矢先、2018年の自分が既に星5をつけていたので間違いないだろ！
本作では恋愛だけでなく、宮中を舞台に様々な事件が起こります。
十三歳で皇后となった主人公、リアンは足手纏いかと思えば、とんでもない。周囲の手を懸命に借りながらも子供らしい素直な視点で、解決の糸口を探します。なんて能動的な主人公…！すきだ…！
「ちょうど良いから」で皇后を選んだ暁月としては、当たりくじどころか、リアンは皇后になるべくしてなったのではと、必然性を感じる。
そして、なんと言っても純真無垢なリアンと、性格悪めお兄さんの暁月、相性良すぎて、最高の夫婦としか言いようがない。
どうしようもない性格（失礼）の暁月を受け止めてくれるのはリアンだけだろうし、二人が夫婦になったのは、偶然でなく朱雀神獣に引き合わされた運命でしょうね、やっぱり。
基本的に二人のコミュニケーション場は寝所。リアンが日々の出来事を暁月に報告したり、全力で愛を伝えたり、愛を伝えたり、愛を伝えたり……可愛らしい場面がもりもり！
しかし、リアンを後宮に入れず、自身の寝所で寝かす皇帝なんてどこにいるんだ！！安全のためとは言え、心許しすぎて好き。
この後の巻ではもっと夫婦の絆を深めて、暁月のリアンに対する気持ちが変化していくので、読めば読むほどハマっていくはずです。
今現在、ちょっと気になるのは、リアンの出生と、暁月の軍時代。思った以上に、リアンのお家事情が掴めないし、暁月が皇帝になるまでの過程が説明されてない。
とにもかくにも今後が楽しみすぎるお話。
先生、頑張ってください！ずっとついていきます！！
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