●2014年発行だが最近知ってすぐ読んだ。
●対談集には詰まらないモノが多い。気の合う二人が内輪話をし別の仲間を笑い共通のテキの悪口を言うとか、エライ相手にへつらうだけとか、その場限りの世間話とか。
●本書はそれらと違い、1922年生と1972年生(筆者はその中間よりやや年寄り)の普段付き合いのナイ二人の互いが意見を聞き合い主張する約3時間×9回のマジメな対談。各ページに丁寧な脚注があるのも文字通り有り難い。
●初回は、「死ぬってどういうことですか?」:寂聴の、堀江さんの『ゼロ』読みましたよ、この方ね、非常に繊細なのよね、心が柔らかいの、などで始まる。最終回は、「国家権力に気をつけよう」:寂聴の、とっ捕まったら最後、堀江の、ですね、それは事実です、ヤバイですね、で終る。
●タイトルと同じ初回以外では、認め合い譲り合って生きる/旧習に捉われるな、子育てを楽しめ、努力せずに絶望するなかれ/何とかなるよ、働き方で苦しむなかれ/いつでもやり直せる、戦争するの?しないの?、恐いものものそれは「検察」、歯のケアを巡る健康の話、原発に関する激論などの内容、多彩。
●堀江の話には、最近の著書と重なる部分もあるが、歴史や化学や経済や司法などの多方面にわたって、次々と固有名詞を出して具体的に話すのは、著書から感じられない実感がある。また、ツイッターの荒っぽい言葉遣いとは異なる性格が見える(テレビ出演でも感ずるマジメさ)。
●寂聴の人付き合いの良さ、人への好奇心は、著書『奇縁まんだら』で感心したことがある。対照的と感じたのがちょうど対談集を読んでいた阿川弘之だった。その対談集は、最初に書いた詰まらないモノの第一例に当たる(佐和子さんの聞き上手は身近の反面教師のお陰か)。病気の阿川に会いに行きたいと伝えたが、めんどうくさい、と断られたという話が本対談集に出て来て、さもありなんと笑う。
●同郷の寂聴が冤罪を晴らすことに注力した「徳島ラジオ商殺し」が出て来る。事件は自分が子供時代に起きた。ラジオ商店もすぐ近くの瀬戸内仏具店も知っていたし、祖母と母がこの話をしていた(事件と別に晴美さんのウワサも。もちろん徳島にマンエンしていた悪口ネ。今は大違い)。上半身ハダカのステテコ姿で威張って歩き立小便をする検事が近くの市営住宅にいて、子供らはハダカケンジと呼んだがケンジの意味も知らなかった(後に気になったが、事件への関与は不明)。冨士茂子は冤罪であり、従って、真犯人は闇の中。改めて思い出し懐かしく恐ろしく腹立たしい。
●腰巻に「最初で最後の対談集」とあるが、原発の話やAIの話など、是非も一度聞きたいものと思った。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥930¥930 税込
発送元: Amazon 販売者: アイダ商会
¥930¥930 税込
発送元: Amazon
販売者: アイダ商会
¥61¥61 税込
配送料 ¥240 6月3日-5日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】 販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
¥61¥61 税込
配送料 ¥240 6月3日-5日にお届け
発送元: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
販売者: バリューブックス 【防水梱包で、丁寧に発送します】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論 (角川フォレスタ) 単行本(ソフトカバー) – 2014/9/23
堀江貴文 瀬戸内寂聴
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥930","priceAmount":930.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"930","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"TymzuBwG7wJtInaXBwUiZbHPbmZmZkFIkFjwduP9mPLHlcxRXT8q29jKUn8998y73WdHEVDb1wTLfVMg3rUCUgrYS%2Fc8acXbqVGK2LPJ95Hv2vn3aUK0MkYhDWRh9i%2Fyxo4XYHRPBim08y%2F2DLLcoT7H8uUF2w27gFft9KITpbrIR%2F8CmljiqbpPPaP6bmGO","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥61","priceAmount":61.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"61","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"TymzuBwG7wJtInaXBwUiZbHPbmZmZkFIHy%2BbXcGTMi4HUo6ao%2BYmkL%2FyeadQezuSzEeF%2BnWJydfAutX2Ce2D5hHDpLPBYMKnF0noZRWbFaCsG%2BIqIN0AGuBjHdwtfLpPvw76bUlnoXVtE5HxIvMAUS4rInwcYkcGPmrFdcKyVMtr3Ht7ew8jXg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
寂聴さん×ホリエモン!? この掛け算は予測不能!!
プロ野球球団買収、ニッポン放送買収、総選挙への立候補など
世間を賑わせる行動で一気に時代の寵児となった堀江貴文氏と、
尼僧にしてこれまで数々のベストセラーを生み出してきた
瀬戸内寂聴氏による、異色にして最初で最後の対談集。
時代の寵児から一転、出所後のホリエモンが、今もっとも
気になっているのは、お金のことでも仕事のことでもなく
「生とは、死とは」という人類不変のテーマだった!
「寂聴さん、死ぬって一体どういうことなんですかね?」
プロ野球球団買収、ニッポン放送買収、総選挙への立候補など
世間を賑わせる行動で一気に時代の寵児となった堀江貴文氏と、
尼僧にしてこれまで数々のベストセラーを生み出してきた
瀬戸内寂聴氏による、異色にして最初で最後の対談集。
時代の寵児から一転、出所後のホリエモンが、今もっとも
気になっているのは、お金のことでも仕事のことでもなく
「生とは、死とは」という人類不変のテーマだった!
「寂聴さん、死ぬって一体どういうことなんですかね?」
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日2014/9/23
- ISBN-104046539658
- ISBN-13978-4046539656
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論 (角川フォレスタ)
¥930¥930
最短で6月1日 土曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
瀬戸内寂聴
1922年、徳島県生まれ。作家、僧侶。東京女子大学卒業。
1957年に『女子大生・曲愛玲』で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年に『夏の終り』で女流文学賞受賞。1973年に平泉中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。
1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年に『白道』で芸術選奨文部大臣賞受賞。1997年文化功労章受章。1998年、『源氏物語』現代語訳完訳。2001年『場所』で野間文芸賞、2011年に『風景』で泉鏡花文学賞受賞。
2006年、イタリア国際ノニーノ賞、文化勲章受章。 2007年比叡山禅光坊住職に就任。2008年、安吾賞受賞。その他の主要作、『美は乱調にあり』『青鞜』『諧調は偽りなり』『比叡』『手毬』『釈迦』『秘花』『奇縁まんだら』『月の輪草子』『爛』など多数。
堀江貴文
1972年、福岡県生まれ。SNS株式会社ファウンダー。
現在は自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に、スマホアプリ「TERIYAKI」「焼肉部」「7gogo」のプロデュースを手掛けるなど幅広い活躍をみせる。
ホリエモンドットコムでは『テクノロジーが世界を変える』をテーマに、各界のイノベーター達に堀江自らがインタビュワーとなり取材したものを連載中。
同じく毎日更新のブログ、今話題のニュース集めたニュースキュレーションでもワクワクするような情報や独自の見解を発信中!
ホリエモンドットコム http://horiemon.com/
メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の読者は1万数千人の規模。
著書 『ゼロ』『刑務所わず。』など 。
1922年、徳島県生まれ。作家、僧侶。東京女子大学卒業。
1957年に『女子大生・曲愛玲』で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年に『夏の終り』で女流文学賞受賞。1973年に平泉中尊寺で得度受戒。法名・寂聴。
1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年に『白道』で芸術選奨文部大臣賞受賞。1997年文化功労章受章。1998年、『源氏物語』現代語訳完訳。2001年『場所』で野間文芸賞、2011年に『風景』で泉鏡花文学賞受賞。
2006年、イタリア国際ノニーノ賞、文化勲章受章。 2007年比叡山禅光坊住職に就任。2008年、安吾賞受賞。その他の主要作、『美は乱調にあり』『青鞜』『諧調は偽りなり』『比叡』『手毬』『釈迦』『秘花』『奇縁まんだら』『月の輪草子』『爛』など多数。
堀江貴文
1972年、福岡県生まれ。SNS株式会社ファウンダー。
現在は自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に、スマホアプリ「TERIYAKI」「焼肉部」「7gogo」のプロデュースを手掛けるなど幅広い活躍をみせる。
ホリエモンドットコムでは『テクノロジーが世界を変える』をテーマに、各界のイノベーター達に堀江自らがインタビュワーとなり取材したものを連載中。
同じく毎日更新のブログ、今話題のニュース集めたニュースキュレーションでもワクワクするような情報や独自の見解を発信中!
ホリエモンドットコム http://horiemon.com/
メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の読者は1万数千人の規模。
著書 『ゼロ』『刑務所わず。』など 。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/角川学芸出版 (2014/9/23)
- 発売日 : 2014/9/23
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4046539658
- ISBN-13 : 978-4046539656
- Amazon 売れ筋ランキング: - 832,435位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 673位死生観
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
1922年、徳島生まれ。本名・瀬戸内晴美。東京女子大学入学。同大学在学中に婚約、卒業後、北京で新婚生活を送り、同地で長女を出産。敗戦後の48年、 26歳のときに家族を捨てて出奔、小説家を志す。63年『夏の終わり』で第2回女流文学賞受賞。73年に得度し、法名・寂聴となる。92年『花に問え』で 第28回谷崎潤一郎賞、96年『白道』で第46回芸術選奨文部大臣賞。98年、『源氏物語』の現代語訳を完成させる。2001年、『場所』で第54回野間 文芸賞。06年、文化勲章受章。現在は執筆活動のかたわら、名誉住職を務める天台寺(岩手県二戸市)のほか、四国「ナルトサンガ」(徳島県鳴門市)、京 都・寂庵(嵯峨野)などで定期的に法話を行なっている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 寂聴辻説法 (ISBN-13: 978-4797672046 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年1月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世代の違いって面白いですね?どちらも世に知れ渡った有名人ですが、ところどころ、意見の擦れ違いには大笑いしました。思想がまるっきり違ってたのが、とても参考になりました。価値観が合って、合ってない様に見受けられたのが、
とても、参考になりました。堀江氏の、あっけらかんな率直な意見に、寂聴さんは あっけに見とれて居られた様子が
見受けられました。面白い本と言えば失礼ですが、私自身はとても参考になり面白かったです。
とても、参考になりました。堀江氏の、あっけらかんな率直な意見に、寂聴さんは あっけに見とれて居られた様子が
見受けられました。面白い本と言えば失礼ですが、私自身はとても参考になり面白かったです。
2015年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いい話です。その領域に行かないと語れないのではないかと いろんな意見があっていい内容だけど
2014年12月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
両者とも知識が豊富で洞察力が高く、機知に富んだ会話が行われていた。
どうやら、両者とも大概の事には意見を同じくしていたようだが、原発再稼働に関しては譲らなかった。
個人的に意外な内容だったのは、里親をたくさん作るべきだという話題で、御両人とも意気投合していた。
ホリエモンはアップルのジョブスを引き合いに出し、孤児だからといって優秀じゃないことはないと独自の理論を展開していたが、それは稀有な例であって、全体的に見て判断する必要がある。
他に、瀬戸内氏が借金をしても踏み倒して良いというホリエモンの理論に、実際に借金してみないホリエモンには当事者の気持ちは分からないのよと反論していた。
それを、それだと自分が経験していない全ての事には何も言えないと言い返していたが、少し暴論で強いものの理屈に感じられた点などがあった。
レビューに肯定意見が多く乗せられていたので、やや批判的なことを記述させて頂いた。
ただ、彼が言っていたことは経済学的に的を付いていることだらけで、そういった視点を大事にしている人間には興味深い内容が多かった。
どうやら、両者とも大概の事には意見を同じくしていたようだが、原発再稼働に関しては譲らなかった。
個人的に意外な内容だったのは、里親をたくさん作るべきだという話題で、御両人とも意気投合していた。
ホリエモンはアップルのジョブスを引き合いに出し、孤児だからといって優秀じゃないことはないと独自の理論を展開していたが、それは稀有な例であって、全体的に見て判断する必要がある。
他に、瀬戸内氏が借金をしても踏み倒して良いというホリエモンの理論に、実際に借金してみないホリエモンには当事者の気持ちは分からないのよと反論していた。
それを、それだと自分が経験していない全ての事には何も言えないと言い返していたが、少し暴論で強いものの理屈に感じられた点などがあった。
レビューに肯定意見が多く乗せられていたので、やや批判的なことを記述させて頂いた。
ただ、彼が言っていたことは経済学的に的を付いていることだらけで、そういった視点を大事にしている人間には興味深い内容が多かった。
2016年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
瀬戸内寂聴とホリエモンの対談。「死ぬってどういうことですか」という表題にドキっとしたが、読んでみると「幸せに生きるってどういうことか」を深く考えさせられる内容だった。今、多くの人が長生きしたいと思っている。沢山貯蓄をして老後に備えているし、延命医療も進化している。ただ単に長生きするだけでは幸せになることが出来るのだろうか。幸せに生きるという事は自らの満足感を満たさなければならないので、単に長生きしたからといってそれは幸せな人生にはつながらないと思う。むしろ長生きすればするほど多くの人との別れがあるし、プライドが邪魔をして孤独になっていく老人も多い。もはや長生きすることはリスクなのかもしれないとすら思う。日本は明治時代以降の社会制度が硬直的であり、お互いに見張っていて逸脱する者がいると徹底的に批判するような価値観に貫かれている。この明治スタイルは国民を一つの目標に集約していく意味では非常に有効なのかもしれないが、硬直的な組織の中で我慢して生きていかなければいけない部分もあり、非常に息苦しい。新しいイノベーションや文化などは生まれにくくなるのではないか。やはり人が幸せに生きるためには小さな自意識やプライドを捨てて、自分に自信を持って生きていくようにしたい。もっと自由な発想で自分の色を出していけばよい。偏見を捨てて相手の自由を認めてあげればよい。そうすることで人はもっと幸せに生きていけるのではないか。
2017年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著書を拝見して、話が噛み合っていないなと感じたのは私だけでしょうか、、、
2015年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
電車の隣に座っていた若い女性が夢中になって読んでいた。題名が見えたので早速購入し読み始めたところ実に面白い。多分、電車の中での出会いがなければ一生読むことがない本だったろうが、なにかの縁と思った。珍しい海合わせであるが二人共素直さが感じられて素敵な対談になっている。ご一読を勧める。
2015年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死後の世界に興味があったので読んでみましたが、それに関する内容は全体の半分にも及ばず、タイトルに踊らされて買ってしまったと思いました。
ただ、堀江さんと寂聴さんという異色の対談の内容は面白く、楽しく読ませて頂きました。
ただ、堀江さんと寂聴さんという異色の対談の内容は面白く、楽しく読ませて頂きました。