「世界を正しく見る」というフレーズが、「オレの見方が正しいんだぜ～」と鼻につく気がしたが、読んでみて一遍。日本じゅうに蔓延している、なんちゃってSDGsの対極をいく、文字通り正しい見方が身につく本。
あらゆる若者に読んでほしい気がする。
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イメージ付きのレビュー
昨今の『SDGsの濫用』の荒波に溺れないようにするための、ビート板のような本
自分がいる、リユースの業界では『何でも買取り、何でも販売する』『そしてそれを海外の人たちが求めている』だからどんどん海外に輸出する。それがとても良いことのように叫ばれてきました。むしろ、それを叫べばお客様を呼べるという考え方まであったりします。『エコ』という言葉が濫用されています。そして今それが、『SDGs』という言葉に置き換わろうとしています。本当の意味で『SDGs』を理解しているのか？それを著者の原さんは言いたい所なのかなと感じています。さらにこの著者は、『ファクトフルネス』にも影響を受けており、かつ話している内容は、全て自分の実体験に基づくものであり、『しっかりとしたデータ』と『普通の人ができない体験』の両方をしっかり持ってらっしゃるので、一読するのに値する価値のある書籍であると思います。弊社はリユース関連の会社であるため、特に興味を惹かれた部分は、第2章の衣服の部分と、第4章のスマートフォンの部分です。ただ、その他の章ももれなく興味深く面白いです。個人の方もそうですが、特に3R関連の企業様に読んでいただきたい内容だと深く感じます。
