瑞山先生の作品は「マギ〜」から読ませて頂いており、すごく面白かったので今作も購入させていただきました。感想は…期待以上に楽しめたの一言です。主人公のブランカの口調に最初は抵抗があったんですが、それも魅力の一つだと読んでいくうちに感じていけました。
ストーリーとしてはマルアスル王国一の魔力を持つ王太子息女である主人公・ブランカが、国にかけられた呪いを解く為に魔王であるマルディシオンと戦うが負け、呪いをかけられてしまうとい、その呪いを解く旅に出るというお話です。共に旅に出るのは幼馴染みでもある騎士・セロと侍女のリリアナです。登場人物がそれほどたくさんというわけではないのですが、時々人名やら国の名前がごっちゃになってしまいますが…私だけかもしれないですが読んでいくうちに自然と把握出来ます。
恋愛面でも面白かったんですが何より舞台背景やストーリーの運びが好感を持てました。女子向け作品ではかなり高い出来だと思います。そして最後の最後までドキドキ感や続きがすごく気になる要素を散りばめられており、次も読みたい!と思えました。
他の方のレビューでもありますが挿絵の入れ方も魅力的でした。自信を持ってお薦め出来る作品ですので、ぜひ興味を持てた方は読んでみてください。

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白と黒のバイレ 白き、時の流れにのせて (角川ビーンズ文庫 44-17) 文庫 – 2009/12/1
魔王マルディシオンに若返りの呪いをかけられたブランカ姫。12歳の身体となったブランカは、死を免れる術を求め幼馴染みの騎士・セロと共に国を出るが、再び魔王が現れ!? 運命と踊るネオ・ゴシック・ファンタジー!!
- 本の長さ271ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日2009/12/1
- ISBN-104044497176
- ISBN-13978-4044497170
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登録情報
- 出版社 : 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/12/1)
- 発売日 : 2009/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 271ページ
- ISBN-10 : 4044497176
- ISBN-13 : 978-4044497170
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,306,296位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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第1回角川ビーンズ小説大賞にて「スカーレット・クロス 混ざりものの月」で優秀賞受賞。
ビーンズ文庫、一迅社文庫アイリス、f-Clan文庫(休刊)、ビーズログ文庫等、少女系ライトノベルにて執筆中。
新刊情報及び、自著外伝などの同人誌情報は以下サイトで行っています。
公式ブログ『惚れて通えば千里も一里』
mizuyamai.blog64.fc2.com
公式ツイッター@mizuyama_i
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
6グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年3月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年1月26日に日本でレビュー済み
みなさん仰ってることですが、挿絵の入れ方が斬新でおもしろい!
あと、表紙もスタイリッシュで素敵ですね。
内容も、とっても面白かったです。
キャラクターもいい。お姫様がよくある「なよなよ系ヒロイン」ではなく
自分の足でしっかり立つ子なのが好印象でした。
でも、ラストでわざわざ真の黒幕を出す必要ってあったのかな?と少し疑問です。
そこはキレイに終わって頂きたかった。。。
あと、地の文がちょっと難しくて、目が滑りました。
あと、表紙もスタイリッシュで素敵ですね。
内容も、とっても面白かったです。
キャラクターもいい。お姫様がよくある「なよなよ系ヒロイン」ではなく
自分の足でしっかり立つ子なのが好印象でした。
でも、ラストでわざわざ真の黒幕を出す必要ってあったのかな?と少し疑問です。
そこはキレイに終わって頂きたかった。。。
あと、地の文がちょっと難しくて、目が滑りました。
2012年10月12日に日本でレビュー済み
「眠れない悪魔と鳥籠の歌姫」を読んで作者さんのファンになり、こちらも一気に読了。
正統派のお姫様と騎士(目つきも口も悪いw)のストイックな関係、とってもステキでした!
あからさまなラブラブ、イチャイチャよりも、こういう秘めた関係って胸がキュンとします。
ブランカの目を通して見るセロの一挙一動にはいちいちドキドキさせられますし、
最強侍女のリリアナの完璧な仕事ぶりにはため息つきっぱなしですし、
凶悪なはずな魔王が思わぬ間抜けをやらかして犬扱いされてたりと、ぷぷぷと笑えます。
それに影で渦巻く陰謀にもドキドキハラハラ・・・。
1〜3巻と外伝を一気読みしましたが、ストーリーの破綻や違和感なく、とても楽しめました。
妹姫レオノーラのブランカに対する劣等感も、きれい事だけで済まさずにきちんと書いてあって、
とても誠実な書き手さんだな、と感じました。
それに「眠れない悪魔〜」でも感じましたが、この作家さん、食べ物の描写が秀逸!!
個人的に好きなのは、ブランカとセロがお忍びで出かけた先で食べたチューロ!おいしそう!!
外伝では二人の娘が、予想外の人に心奪われたりなんかして、思わずニヤニヤしてしまいました。
最後のマルディシオンのセリフにうるっと涙が浮かんだりして、ひさびさにいい少女小説に出会えて幸せです。
正統派のお姫様と騎士(目つきも口も悪いw)のストイックな関係、とってもステキでした!
あからさまなラブラブ、イチャイチャよりも、こういう秘めた関係って胸がキュンとします。
ブランカの目を通して見るセロの一挙一動にはいちいちドキドキさせられますし、
最強侍女のリリアナの完璧な仕事ぶりにはため息つきっぱなしですし、
凶悪なはずな魔王が思わぬ間抜けをやらかして犬扱いされてたりと、ぷぷぷと笑えます。
それに影で渦巻く陰謀にもドキドキハラハラ・・・。
1〜3巻と外伝を一気読みしましたが、ストーリーの破綻や違和感なく、とても楽しめました。
妹姫レオノーラのブランカに対する劣等感も、きれい事だけで済まさずにきちんと書いてあって、
とても誠実な書き手さんだな、と感じました。
それに「眠れない悪魔〜」でも感じましたが、この作家さん、食べ物の描写が秀逸!!
個人的に好きなのは、ブランカとセロがお忍びで出かけた先で食べたチューロ!おいしそう!!
外伝では二人の娘が、予想外の人に心奪われたりなんかして、思わずニヤニヤしてしまいました。
最後のマルディシオンのセリフにうるっと涙が浮かんだりして、ひさびさにいい少女小説に出会えて幸せです。
2010年2月24日に日本でレビュー済み
遅まきながら読了。
相変わらずこの作者さんの書くキャラたちは頭が良いので、サクサク読めて大変心地よいです。
普通なら魔王と邂逅したのち、イザコザあって再び魔王を探しに(または解呪法を探しに)旅へ…で続くはずが、
バイレでは再び魔王が現れ何故呪いをかけたのかあっさり暴露し(笑)、ついにはその解決法へ…と、
2、3冊かかりそうな展開を綺麗に1冊でまとめています。
(もちろん続きがあるように新展開な終わり方ですが。)
無駄に展開を先延ばしにしないで1冊で収めてくれるのが、この作者さんの書く良いところの一つかと思います。
あとがきにバイレとは踊り、ダンスという意味があるそうで。
タイトルは白(ブランカ)と黒(セロ)の呪いによって踊らされた運命…みたいな意味なのかなと思ったのですが、
白=魔王でも良いかなと。
魔王とセロの、恋に踊らされる二人の戦い…という意味もあったら良いなと思います(笑)。
個人的には母性本能をくすぐられた魔王さまを応援したいところですが、
「王国」ではセロと、その後の人生は…なんて展開も期待したいです。(ある意味二股ですな。笑)
相変わらずこの作者さんの書くキャラたちは頭が良いので、サクサク読めて大変心地よいです。
普通なら魔王と邂逅したのち、イザコザあって再び魔王を探しに(または解呪法を探しに)旅へ…で続くはずが、
バイレでは再び魔王が現れ何故呪いをかけたのかあっさり暴露し(笑)、ついにはその解決法へ…と、
2、3冊かかりそうな展開を綺麗に1冊でまとめています。
(もちろん続きがあるように新展開な終わり方ですが。)
無駄に展開を先延ばしにしないで1冊で収めてくれるのが、この作者さんの書く良いところの一つかと思います。
あとがきにバイレとは踊り、ダンスという意味があるそうで。
タイトルは白(ブランカ)と黒(セロ)の呪いによって踊らされた運命…みたいな意味なのかなと思ったのですが、
白=魔王でも良いかなと。
魔王とセロの、恋に踊らされる二人の戦い…という意味もあったら良いなと思います(笑)。
個人的には母性本能をくすぐられた魔王さまを応援したいところですが、
「王国」ではセロと、その後の人生は…なんて展開も期待したいです。(ある意味二股ですな。笑)
2009年12月29日に日本でレビュー済み
表紙に射貫かれた。
表紙と挿絵はかなりツボにはまりました。
それだけではなく読めばこのイラストが
内容を上手く表現していると判ります。
ヒロインのブランカは少女系でよく見かける
お馬鹿だけど元気で頑張り屋の姫様じゃないです。
責任感ありな素晴らしい高貴な姫様です。
その姫様と騎士と侍女が
ブランカにかけられた若返りの呪いを解く術を探しに出かけるという話。
キャラ一人一人が立っていて飽きなく読める。
騎士セロとブランカの身分差ラブがイイです。
個人的には孤独によって愛を求める魔王がツボでした。
ラブ面でブランカの魔王とセロの取り合いになったら
楽しいと感じさせるシリーズのスタート。
表紙と挿絵はかなりツボにはまりました。
それだけではなく読めばこのイラストが
内容を上手く表現していると判ります。
ヒロインのブランカは少女系でよく見かける
お馬鹿だけど元気で頑張り屋の姫様じゃないです。
責任感ありな素晴らしい高貴な姫様です。
その姫様と騎士と侍女が
ブランカにかけられた若返りの呪いを解く術を探しに出かけるという話。
キャラ一人一人が立っていて飽きなく読める。
騎士セロとブランカの身分差ラブがイイです。
個人的には孤独によって愛を求める魔王がツボでした。
ラブ面でブランカの魔王とセロの取り合いになったら
楽しいと感じさせるシリーズのスタート。
2009年12月15日に日本でレビュー済み
本作の主人公、王太子息女ブランカ姫は、ライトノベルでよくお見かけする「生まれや立場は姫だけど」なお嬢様達とは一線を画す、「王族の義務」を心得たお姫様です。
彼女は、かの国の『真珠』と呼ばれるほどの美貌を持ち、王太子の娘で、国を救うほどの強い魔力を持っている。そんな「恵まれた」女性でありながら、「なんでも願いが叶う」のではない、立場に見合う義務を負わねばならない・・・『姫』として育ってきたなら当然そう考えるでしょう、って設定が、まじめっ子の心をくすぐりました。
キレイというよりは愛嬌のある顔、とか「難しいことはキライ!勉強は苦手なの」的な女の子も可愛いのでしょうが、私はこういう美人系、そして自分を律するタイプに掴まれます。
そんな姫様が、魔王にかけられた若返りの呪いを解く方法を探しに幼馴染の騎士、優秀な侍女とともに旅に出るのですが・・・。
ヒロインだけでなく、三白眼悪人顔、でも腕が立つ騎士も、なんだかそれで大魔術師なの?な魔王(いや、そこにほだされましたが)も、ブランカ姫第一の頼もしい侍女もそれぞれ魅力的。主人公も、今の見た目が12歳でも中身は19歳なので違和感はありません。だから身分差&見た目年齢差ラブも、しっかり胸に迫ってきて。丁寧に描かれている世界観に、白けることなく物語を堪能しました。出てきて欲しい人、描いて欲しいことが描いてあった感じです。
この先、姫様どっちに転ぶの?王道を期待したいけど、このまま黒でいいですか・・・?。だったらどうやって打開するんだ。・・・でも魔王の口説きもみたいし、あの、実は腹黒だって(国だけじゃなく)狙ってるよね?。
すっかり思う壺にはまってる感がありますが、作者様の手の内に乗って転がされるのを楽しもうと思います。
彼女は、かの国の『真珠』と呼ばれるほどの美貌を持ち、王太子の娘で、国を救うほどの強い魔力を持っている。そんな「恵まれた」女性でありながら、「なんでも願いが叶う」のではない、立場に見合う義務を負わねばならない・・・『姫』として育ってきたなら当然そう考えるでしょう、って設定が、まじめっ子の心をくすぐりました。
キレイというよりは愛嬌のある顔、とか「難しいことはキライ!勉強は苦手なの」的な女の子も可愛いのでしょうが、私はこういう美人系、そして自分を律するタイプに掴まれます。
そんな姫様が、魔王にかけられた若返りの呪いを解く方法を探しに幼馴染の騎士、優秀な侍女とともに旅に出るのですが・・・。
ヒロインだけでなく、三白眼悪人顔、でも腕が立つ騎士も、なんだかそれで大魔術師なの?な魔王(いや、そこにほだされましたが)も、ブランカ姫第一の頼もしい侍女もそれぞれ魅力的。主人公も、今の見た目が12歳でも中身は19歳なので違和感はありません。だから身分差&見た目年齢差ラブも、しっかり胸に迫ってきて。丁寧に描かれている世界観に、白けることなく物語を堪能しました。出てきて欲しい人、描いて欲しいことが描いてあった感じです。
この先、姫様どっちに転ぶの?王道を期待したいけど、このまま黒でいいですか・・・?。だったらどうやって打開するんだ。・・・でも魔王の口説きもみたいし、あの、実は腹黒だって(国だけじゃなく)狙ってるよね?。
すっかり思う壺にはまってる感がありますが、作者様の手の内に乗って転がされるのを楽しもうと思います。