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千夜千冊エディション 情報生命 (角川ソフィア文庫) 文庫 – 2018/9/22
松岡 正剛
(著)
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本は遊びたがっている。知はつながりたがっている。生命は情報である。
生命は情報である。情報高分子から生体が創発(エマージェント)した。
地球も遺伝子も、そもそもは物質で構成されているのだが、
そのどこかから、生―情報系がふいに躍り出た。
だったら、まだ躍り出ていない情報生命があっても、おかしくない。
フクザツな地球生命圏の中に、いっぱいのザツが爆ぜている。
生命は情報である。情報高分子から生体が創発(エマージェント)した。
地球も遺伝子も、そもそもは物質で構成されているのだが、
そのどこかから、生―情報系がふいに躍り出た。
だったら、まだ躍り出ていない情報生命があっても、おかしくない。
フクザツな地球生命圏の中に、いっぱいのザツが爆ぜている。
- 本の長さ400ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2018/9/22
- 寸法10.6 x 2 x 15 cm
- ISBN-104044004137
- ISBN-13978-4044004132
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商品の説明
著者について
●松岡 正剛:編集工学者、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。80年代に情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化し「編集工学」を確立し様々なプロジェクトに応用。2000年「千夜千冊」の連載を開始。同年、eラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」を創立。近年はBOOKWAREという考えのもと膨大な知識情報を相互編集する知の実験的空間を手掛ける。また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し独自の日本論を展開。著書に『知の編集工学』『擬』『世界と日本の見方』『国家と「私」の行方』ほか。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2018/9/22)
- 発売日 : 2018/9/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 400ページ
- ISBN-10 : 4044004137
- ISBN-13 : 978-4044004132
- 寸法 : 10.6 x 2 x 15 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 395,194位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,475位角川ソフィア文庫
- - 3,361位科学 (本)
- - 21,308位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944年、京都市生まれ。早稲田大学仏文科出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を経て、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。1971年に 伝説の雑誌『遊』を創刊。日本文化、経済文化、デザイン、文字文化、生命科学など多方面の研究成果を情報文化技術に応用する「編集工学」を確立。日本文化 研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し、私塾「連塾」を中心に独自の日本論を展開。一方、2000年にはウェブ上でイシス編集学校と壮大なブッ クナビゲーション「千夜千冊」をスタート(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦 (ISBN-13: 978-4120041327 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
塩基配列が、DNAとRNAの配列を決め、そのRNAからタンパク質が翻訳される。昔からセントラルドグマと言われてきたことだ。でも、生命とは何かは分からない。それを多くの本から読み解いてくれるのが本著である。松岡正剛氏たる所以だ。面白かった。
2018年10月23日に日本でレビュー済み
渡部昇一の『魂は、あるか?』を読んだとき、量子力学的飛躍(quantum leap)と
いうことばにぶつかった。quantum leapは地球上で2回あったという。即ち
(1)生命が誕生したとき
(2)誕生した生命が進化して最後に「こころ」を持ったヒトができたとき
である。情報高分子を素材に生命体が生まれ、進化し、やがて人は魂を獲得する。
この情報とまじった生命のことを、松岡正剛は情報生命という。そして情報生命と
いうからには最近のサイバー空間やAI論のなかでも暴れまわるのである。
この巻には、情報生命に関する(主として2000年までの)29冊の書物が紹介
されている。従って、進化、遺伝子、生命、意識、熱力学、量子力学、非線形
複雑系、サイバー空間あたりが具体的なテーマで、SFだったり学術書のかたちを
とっている。いずれも仮説に満ちあふれて当然正解などない。そこが面白い。
テスラ社のイーロン・マスクは毀誉褒貶の多い経営者である。ひとりで電気
自動車とロケットの会社を経営している。彼は単に企業を大きく発展させて
お金持ちになろうなどとは考えていない。環境問題に悩む地球と人類をどう救って
いくかということにもっとも関心ある。そのため将来は人類を100万人単位で
火星に移住させることを本気で考えている。とんでもない夢想家だと思うが、でも
それとおなじことがすでに本に書かれていることを知った。
『神経政治学』ティモシー・リアリー 1989年 第2部地球外政治の夜明け
そのためには従来とまったく違う中央政権で「地球意識を束ねて」宇宙移民を
実行する必要があるらしい。
今巻はテーマがテーマだけにちょっとぶっとんだ「危険本」「トンデモ本」が
まじっている。なんだか『薔薇の名前』(ウンベルト・エーコ)で修道院の奥の
(読んではいけない本を集めた)図書館に忍びこむようなスリルを感じる。
『意識の中心』(ジョン・C・リリー)なんて危険ドラッグを自分の脳にぶち
こんで意識変化を体験するなんてヤバいんじゃないですか。たぶんこういう本は
読まなくていいように松岡正剛は自らが読書して咀嚼して、私たちの防波堤に
なってくれているんだとちょっと感じた。
Amazonで購入
渡部昇一の『魂は、あるか?』を読んだとき、量子力学的飛躍(quantum leap)と
いうことばにぶつかった。quantum leapは地球上で2回あったという。即ち
(1)生命が誕生したとき
(2)誕生した生命が進化して最後に「こころ」を持ったヒトができたとき
である。情報高分子を素材に生命体が生まれ、進化し、やがて人は魂を獲得する。
この情報とまじった生命のことを、松岡正剛は情報生命という。そして情報生命と
いうからには最近のサイバー空間やAI論のなかでも暴れまわるのである。
この巻には、情報生命に関する(主として2000年までの)29冊の書物が紹介
されている。従って、進化、遺伝子、生命、意識、熱力学、量子力学、非線形
複雑系、サイバー空間あたりが具体的なテーマで、SFだったり学術書のかたちを
とっている。いずれも仮説に満ちあふれて当然正解などない。そこが面白い。
テスラ社のイーロン・マスクは毀誉褒貶の多い経営者である。ひとりで電気
自動車とロケットの会社を経営している。彼は単に企業を大きく発展させて
お金持ちになろうなどとは考えていない。環境問題に悩む地球と人類をどう救って
いくかということにもっとも関心ある。そのため将来は人類を100万人単位で
火星に移住させることを本気で考えている。とんでもない夢想家だと思うが、でも
それとおなじことがすでに本に書かれていることを知った。
『神経政治学』ティモシー・リアリー 1989年 第2部地球外政治の夜明け
そのためには従来とまったく違う中央政権で「地球意識を束ねて」宇宙移民を
実行する必要があるらしい。
今巻はテーマがテーマだけにちょっとぶっとんだ「危険本」「トンデモ本」が
まじっている。なんだか『薔薇の名前』(ウンベルト・エーコ)で修道院の奥の
(読んではいけない本を集めた)図書館に忍びこむようなスリルを感じる。
『意識の中心』(ジョン・C・リリー)なんて危険ドラッグを自分の脳にぶち
こんで意識変化を体験するなんてヤバいんじゃないですか。たぶんこういう本は
読まなくていいように松岡正剛は自らが読書して咀嚼して、私たちの防波堤に
なってくれているんだとちょっと感じた。
2020年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルから科学の話が多いのかと思いきや、精神的・心理的な語り口で、私のようなど素人にも入りやすかった。ジャンルを横断して分かりやすく話が出来るのも松岡さんの魅力なので、他巻も引き続き読んでみたい。
2018年10月19日に日本でレビュー済み
「詳しいことを言わないほうがいいだろうから省いておくが、まずはノアの洪水がおこる(あっ、書いちゃった)」(386頁)
この本は、こんな調子です。
著者の松岡正剛さんの巧妙な語り口には、いつもやられっぱなし。
ネタバレ書評大好きな読者は、この調子でついズルズルと松岡さんの本に引き込まれてしまいます。
「ちょっとだけよ」がいつの間にか、松岡さんの書評を通して、読書の森の奥深くに迷い込んで行ってしまいます。
「ハキム・ベイは正体をあきらかにしていない」(367頁)
来たーっ。へそ曲がりの読者は、ハマります。この言葉だけで、正体をあきらかにしたくなってきます。
「だから、正体を詮索(せんさく)するのはやめておいたほうがいい。少しヒントを言っておくが(笑)」(367頁)とダメ押しが続きます。ますます正体を詮索したくなる。
周辺情報を二つ三つ、ヒントとして言ってくれます。あげくの果てに「これじゃ、調べがつくね」(367頁)
読者は、たまらなくなって、インターネットで調べます。
一秒も経たないで、正体は「ピーター・ランボーン・ウィルソン」と判明します。
現代は、こんな超スピードの時代です。ネタバレもXXもない、サイバー・ヴェロシティの世の中です。
松岡さんが、ハキム・ベイの『T. A. Z.』の書評を最初に書いたのが「2006年」。今から12年も前のこと。
そして、「大幅に加筆修正」された、この本『情報生命』が発行されたのが、今年、平成30年(2018年)。
読者は、松岡正剛のブックナビゲーションサイト「千夜千冊」にもアクセスしています。
ほんとだ、この本は、大幅に加筆修正されているわ。
「このエディション『情報生命』で採り上げた二九冊の本」(390頁)のうち、
この本の裏表紙に掲げられたのは、たったの一〇冊。
残念、読者が個人的に好きなハキム・ベイの『T. A. Z.』も、マーク・デリーの『エスケープ・ヴェロシティ』も落ちてしもた。二冊共、とってもいい松岡さんの書評だったと思うたんやけどな。
「そもそもスティーヴ・ジョブズがインドに行き、LSDに耽(ふけ)っていた。そこに人間機械共生系とウルトラヒューマニティと電子アシッド系とカウンターサイバネティクスとが加わった。ようするに情報生命オタクだ」(375頁)
「それよりなにより考えこまざるをえないのは、いったいわれわれはいったい何者と連れ立ってきた情報生命系だったのかということだ。ぼくはかねがね感じてきたのだが、世界にとって一番きわどい問題は、何と何とが『ぐる』なのかということなのである」(388頁)
情報生命、うーん、と考えこんでしまいました。もう一度、読み直すしかないな、と思い直しました。
「生命は熱力学の原理に抵抗するかのように情報生命体としての秩序をつくり、これを維持させたり代謝させたりしているのだから、無秩序すなわちエントロピーの増大を拒否しているようなのだ」(83頁)
「言ってみれば二一世紀とは、『未知の世界』(テラ・インコグニタ)をもたないでスタートを切った最初の世紀なのである。何でもアリの二一世紀は『フロンティアを失った世紀』なのである。
そのような二一世紀に向けて、TAZはいくつかの新しい見方を提供していた。ひとつは (中略) もうひとつは、ネットワーク社会のなかに『もうひとつのカウンター・ネットワーク』を作りなさいというものだ」(371頁)
うーん。生(せい)のシステムのなかに、カウンター・システムとして死のシステムが既に包含されていることについて、考えこみました。誕生の瞬間から、死のカウントダウンが始まっているのですから。カウンターがカウント中。
松岡さんの「前口上」をもう一度、読み返してみました。
「生命は情報である。機能高分子から生体が創発(エマージェント)した。
地球も遺伝子も、そもそもは物質で構成されているのだが、
そのどこかから生 ― 情報系がふいに躍り出た。
だったら、まだ躍り出ていない情報生命があっても、おかしくない。
フクザツな地球生命圏の中に、いっぱいのザツが爆(は)ぜている」(5頁)
二一世紀の未知のフロンティアは、「フクザツな地球生命圏」ではないかと、松岡さんは言っているように感じます。
「ザツ」ソウという名の草は無い、名前が付けられていないだけだ、と偉い人が言ってます。
複数のザツ生命が、人間が未だ知らない環境の中で爆発しているなんて、ワクワクしてきます。
宇宙からではなく、今、我々が生きている、この地球生命圏の内側から未知の情報生命が躍り出てくるなんて、
考えただけで、SFの物語を読みたくなってきました。
松岡さんの「編集工学」から生まれる、次の新しいエディションを読みたいです。
この本は、こんな調子です。
著者の松岡正剛さんの巧妙な語り口には、いつもやられっぱなし。
ネタバレ書評大好きな読者は、この調子でついズルズルと松岡さんの本に引き込まれてしまいます。
「ちょっとだけよ」がいつの間にか、松岡さんの書評を通して、読書の森の奥深くに迷い込んで行ってしまいます。
「ハキム・ベイは正体をあきらかにしていない」(367頁)
来たーっ。へそ曲がりの読者は、ハマります。この言葉だけで、正体をあきらかにしたくなってきます。
「だから、正体を詮索(せんさく)するのはやめておいたほうがいい。少しヒントを言っておくが(笑)」(367頁)とダメ押しが続きます。ますます正体を詮索したくなる。
周辺情報を二つ三つ、ヒントとして言ってくれます。あげくの果てに「これじゃ、調べがつくね」(367頁)
読者は、たまらなくなって、インターネットで調べます。
一秒も経たないで、正体は「ピーター・ランボーン・ウィルソン」と判明します。
現代は、こんな超スピードの時代です。ネタバレもXXもない、サイバー・ヴェロシティの世の中です。
松岡さんが、ハキム・ベイの『T. A. Z.』の書評を最初に書いたのが「2006年」。今から12年も前のこと。
そして、「大幅に加筆修正」された、この本『情報生命』が発行されたのが、今年、平成30年(2018年)。
読者は、松岡正剛のブックナビゲーションサイト「千夜千冊」にもアクセスしています。
ほんとだ、この本は、大幅に加筆修正されているわ。
「このエディション『情報生命』で採り上げた二九冊の本」(390頁)のうち、
この本の裏表紙に掲げられたのは、たったの一〇冊。
残念、読者が個人的に好きなハキム・ベイの『T. A. Z.』も、マーク・デリーの『エスケープ・ヴェロシティ』も落ちてしもた。二冊共、とってもいい松岡さんの書評だったと思うたんやけどな。
「そもそもスティーヴ・ジョブズがインドに行き、LSDに耽(ふけ)っていた。そこに人間機械共生系とウルトラヒューマニティと電子アシッド系とカウンターサイバネティクスとが加わった。ようするに情報生命オタクだ」(375頁)
「それよりなにより考えこまざるをえないのは、いったいわれわれはいったい何者と連れ立ってきた情報生命系だったのかということだ。ぼくはかねがね感じてきたのだが、世界にとって一番きわどい問題は、何と何とが『ぐる』なのかということなのである」(388頁)
情報生命、うーん、と考えこんでしまいました。もう一度、読み直すしかないな、と思い直しました。
「生命は熱力学の原理に抵抗するかのように情報生命体としての秩序をつくり、これを維持させたり代謝させたりしているのだから、無秩序すなわちエントロピーの増大を拒否しているようなのだ」(83頁)
「言ってみれば二一世紀とは、『未知の世界』(テラ・インコグニタ)をもたないでスタートを切った最初の世紀なのである。何でもアリの二一世紀は『フロンティアを失った世紀』なのである。
そのような二一世紀に向けて、TAZはいくつかの新しい見方を提供していた。ひとつは (中略) もうひとつは、ネットワーク社会のなかに『もうひとつのカウンター・ネットワーク』を作りなさいというものだ」(371頁)
うーん。生(せい)のシステムのなかに、カウンター・システムとして死のシステムが既に包含されていることについて、考えこみました。誕生の瞬間から、死のカウントダウンが始まっているのですから。カウンターがカウント中。
松岡さんの「前口上」をもう一度、読み返してみました。
「生命は情報である。機能高分子から生体が創発(エマージェント)した。
地球も遺伝子も、そもそもは物質で構成されているのだが、
そのどこかから生 ― 情報系がふいに躍り出た。
だったら、まだ躍り出ていない情報生命があっても、おかしくない。
フクザツな地球生命圏の中に、いっぱいのザツが爆(は)ぜている」(5頁)
二一世紀の未知のフロンティアは、「フクザツな地球生命圏」ではないかと、松岡さんは言っているように感じます。
「ザツ」ソウという名の草は無い、名前が付けられていないだけだ、と偉い人が言ってます。
複数のザツ生命が、人間が未だ知らない環境の中で爆発しているなんて、ワクワクしてきます。
宇宙からではなく、今、我々が生きている、この地球生命圏の内側から未知の情報生命が躍り出てくるなんて、
考えただけで、SFの物語を読みたくなってきました。
松岡さんの「編集工学」から生まれる、次の新しいエディションを読みたいです。
2018年9月26日に日本でレビュー済み
角川はウェブ版千夜千冊の文庫化を図ろうとしているのだろうか。千夜千冊エディションは、『本から本へ』『デザイン知』『文明の奥と底』に続き、本書が4冊目である。ほぼ1か月に1冊のペースだ。本書には28話入っているので、1,000冊紹介するのには、約36か月、つまり3年で終了することになる。文庫本の売れ行き次第では、やりそうな気配である。是非やって頂きたいので、本カスタマーレビューを書くことにした。
松岡正剛ほど博識で慧眼な読書人はいない。密かに読書の道案内人になってもらっている。本書は今までに案内をしてもらった話がいくつも入っていたので、自分の関心分野の本だと決め込んで購入した。ところが、SF小説が5冊も入っている。
アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終わり』428夜
J・G・バ ラード『時の声』80夜
ブライア ン・W・オールディス『地球の長い午後』538夜
フィリップ・K・ディック『ヴァリス』883夜
ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』62夜
以上だが、これらが入ったお陰で他の科学書もSFに見えてくる。あの科学書としてのベストセラーであるリチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』1069夜ですら、SFっぽいと記述されている。
これが松岡正剛の編集のマジックなのだろう。どうやら私は科学書というSF小説を読んでいたようだ。
松岡正剛ほど博識で慧眼な読書人はいない。密かに読書の道案内人になってもらっている。本書は今までに案内をしてもらった話がいくつも入っていたので、自分の関心分野の本だと決め込んで購入した。ところが、SF小説が5冊も入っている。
アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終わり』428夜
J・G・バ ラード『時の声』80夜
ブライア ン・W・オールディス『地球の長い午後』538夜
フィリップ・K・ディック『ヴァリス』883夜
ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』62夜
以上だが、これらが入ったお陰で他の科学書もSFに見えてくる。あの科学書としてのベストセラーであるリチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』1069夜ですら、SFっぽいと記述されている。
これが松岡正剛の編集のマジックなのだろう。どうやら私は科学書というSF小説を読んでいたようだ。
2019年4月6日に日本でレビュー済み
書店で偶然巡り会って購入した1冊。この「情報生命」は、一番自分が好きな分野の本についてたくさん書かれていたので手に取った。中には読んだ本も数冊あった。第三章の「創発するシステム」だけは自分には難しくてよくわからなかったが、他の章はどの本についてもとても興味深く読めた。
全体を通して、松岡氏は忙しい中でどうしてこれだけひとつひとつの本をじっくりと読み込み、考察できるのだろうとうらやましくなった。自分も本が大好きでいろいろな分野の本を読むが、こんなに深く読み込むことはできない。
いい本だった。他のシリーズも読んでみたいと思う。
全体を通して、松岡氏は忙しい中でどうしてこれだけひとつひとつの本をじっくりと読み込み、考察できるのだろうとうらやましくなった。自分も本が大好きでいろいろな分野の本を読むが、こんなに深く読み込むことはできない。
いい本だった。他のシリーズも読んでみたいと思う。